TARITARI 第13話(最終回)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
田中はきっと、聞いてるこっちがこっ恥ずかしくなるような言葉を吐いたに違いない(何
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今回は様々な苦難を乗り越え色んな人に助けてもらい、合唱時々バドミントン部がついに音楽劇を開く話。
午後には止むという予報にはなっているものの、決戦当日の朝になっても雨はまだ続いていて…
校門どころか体育館も施錠されていて、駐車場の方には警備員が配置されているという徹底っぷり。
校門には「今日は工事の予定なので立ち入り禁止」なんて書かれてましたけど、前日からあんな雨だったんだからあんな張り紙がある事自体ありえないわけで。
そこまでして白祭を、それもたった数時間の生徒たちの輝きさえも摘み取りたいのかと、理事長には怒りを通り越して呆れかえってしまいましたよ…
何なんでしょうね?あの方は。世の中の現実をただ教えるだけが大人の仕事ではないでしょうに。
高校最後の文化祭ですよ?一生に一度しかやってくる事のない、高校最後の文化祭なんです。
長い工事期間と比べればずっとずっと短い時間でしかないのに、どうしてそれすら許そうとしないんでしょうか。
普通だったら、普通の人間だったらそれぐらい許したっていいじゃないですか。
もう信じられない、ただただ信じられません…
でも、理事長のそんな薄汚い陰謀にも来夏たちは全くめげず、むしろ全力で立ち向かってくれて。
来夏たちが色んな問題や困難を乗り越えて今までがんばってこれたから、周りの人も白祭当日というこの大事な一瞬にみな立ち上がって支えてくれたんだと思います。
「集まって歌ぐらい歌ったっていいじゃねぇか!」
理事長に涙ながらに訴えかける校長のあの言葉を聞いたらね、もう私の目がウルウルですよ…
自分の地位をかなぐり捨ててまで生徒のために、子供のために尽くせる校長ってスゴいと思います。
自分にとって正しいか正しくないかと言われれば、おそらく後者。
誰だって人より自分の方が大事ですもの、そりゃあ当然です。
でも、校長という地位を捨ててまで来夏たちの白祭を後押ししてくれた校長は、間違いなく人として「いい大人」なんだと思います。
…まぁ、どちらにせよ廃校になるからあんまり意味ないんだけどね、と身も蓋もない事をぼそぼそと(ぇ
他にも教頭さんをはじめ声楽部と吹奏楽部が伴奏・コーラスおよびサポートを裏でしっかりとやっててくれて、来夏たちと関わりのあった人々を中心にわずかながらもそれなりに観に来てくれる人たちがいて。
それもこれも、来夏たちが今まで諦めずにがんばってこれたからなんだと思います。
どんな事があっても諦めなくていい事まで諦めず、最後までがんばり抜く事。
ちっぽけな数なのかもしれないけど、そのがんばりをちゃんと見てくれている人は確かにいるんですよね…
うん、来夏たちの音楽劇は本当に素晴らしかったです。
5人の歌う姿を観ている観客さんの姿を観ていたら、もう涙がぽろぽろぽろぽろですよ…!
和奏のお父さんが仏壇に飾ってあるまひるさんの写真を持ってきてたり、校長が在りし日の合唱部の記念写真を持ってきてたり……あーもう、泣かせる気満々ですよね!?
娘の姿を熱心に写真に収めてる紗羽ちゃんのお父さんも、ホントにステキでした!
もうここまで来ると、来夏たちだけの力で音楽劇を作り上げたとは到底言えませんよね。
教頭さんや声楽部吹奏楽部、観に来てくれた観客の人々も含めて「みんなで作った音楽劇」という気がしてなりませんでしたよ。
素晴らしかった、ただその一言に尽きると思います。
来夏たちが大いに輝いた青春の一ページを終えた後は、ほんの小さな後日談。
田中が無事スポーツ特待?の推薦をもらったのを皮切りに、紗羽ちゃんは騎手になるわずかな道を目指して外国へ行ったり和奏は音楽系の大学を目指そうとしたり。
みんながみんなそれぞれの「夢」に向かってそれぞれの道を歩んでいこうとしてる姿が、とっても印象的でした(´∇`)
来夏は無難に一般大学に入ったみたいだけど……それぞれが全然違う道を歩もうとしてるからこそ、その無難さが映えてくると思うんですよね!
と、ちょっと擁護してみます(何
教頭さんは……確かに教頭さん自身が言っていたように、音楽の才能はなかったのかもしれません。
少なくとも、まひるさんのように音楽に愛されてはいなかったんだと思います。
でも、才能があった方がいいってわけじゃ必ずしもないような気がするんですよね。
才能がないからこそ、音楽に愛されてないからこそ出来る事だってあるんだと思う。
それが出来ていたから、教頭さんは和奏を教え導く事が出来たんじゃないでしょうか。
ひたむきに努力する事って、やっぱり大切ですよねっ!
そして、卒業式。
語学留学の都合上紗羽ちゃんは卒業式には出席できなかったけど、代わりに来夏たちがビデオレターを送ってきてくれて…
物語の最後を締めくくる歌は、やっぱり『潮風のハーモニー』。
来夏たちの歌ってる様子に合わせて紗羽ちゃんが歌うところも、これまたやっぱり素晴らしい。
もうなんか素晴らしい事づくしですが、そう思っちゃってるんだから仕方ないじゃないですか(何
今はそれぞれ別の道を歩んでる5人だけど、いつかきっとまた再会する時がくるよね…
そう思わせてくれる雲一つない青空がラストシーンになっていて、とってもよかったです!
そんなわけで、第13話でした。
…うん、最終回です。この作品も、ついに終了です。
なんだろうなー、終わった瞬間にこんな清々しい気分になれたのも久々なのかもしれません。
大抵の作品の場合は最終回が終わった後に「あぁ、おわっちゃったなぁ…」ってちょっと悲しいような寂しいような、そんな気分になるのですけど…
この作品の場合は、全然そんな気分にならなかったんですよね。
むしろ、胸を張って「おつかれさまでした」って言葉をかけてあげられるような、そんな気分。
P.A.WORKSさんの手がけるオリジナルアニメーション作品と聞いてまずハズレはないと思ってましたが、予想以上にずっと素晴らしい作品でした。
歌をメインテーマにしながら、来夏たち5人の最後の高校生活を描いた青春作品。
笑うべきところではしっかりと笑わせてくれたり、感動的なシーンでは何度も泣かせてくれたり…
全然平坦な道のりじゃなくて、むしろゴツゴツした岩道の連続でしたけど……そういった日々の連続が思い出の1ページとなっていくんでしょうね、きっと。
あーうん、この作品は個人的にはDVDやらBDを買って保存しても後悔しないレベルの作品だと思います。
とは言っても、資金的な問題でFate/ZeroのBDBOXすらまだ買えてないからなぁ…
でも、いつか必ず買いたい。そんな気持ちにさせてくれる作品でした!
それでは、スタッフならびに出演者の皆様、本当にお疲れ様でしたっ!
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は様々な苦難を乗り越え色んな人に助けてもらい、合唱時々バドミントン部がついに音楽劇を開く話。
午後には止むという予報にはなっているものの、決戦当日の朝になっても雨はまだ続いていて…
校門どころか体育館も施錠されていて、駐車場の方には警備員が配置されているという徹底っぷり。
校門には「今日は工事の予定なので立ち入り禁止」なんて書かれてましたけど、前日からあんな雨だったんだからあんな張り紙がある事自体ありえないわけで。
そこまでして白祭を、それもたった数時間の生徒たちの輝きさえも摘み取りたいのかと、理事長には怒りを通り越して呆れかえってしまいましたよ…
何なんでしょうね?あの方は。世の中の現実をただ教えるだけが大人の仕事ではないでしょうに。
高校最後の文化祭ですよ?一生に一度しかやってくる事のない、高校最後の文化祭なんです。
長い工事期間と比べればずっとずっと短い時間でしかないのに、どうしてそれすら許そうとしないんでしょうか。
普通だったら、普通の人間だったらそれぐらい許したっていいじゃないですか。
もう信じられない、ただただ信じられません…
でも、理事長のそんな薄汚い陰謀にも来夏たちは全くめげず、むしろ全力で立ち向かってくれて。
来夏たちが色んな問題や困難を乗り越えて今までがんばってこれたから、周りの人も白祭当日というこの大事な一瞬にみな立ち上がって支えてくれたんだと思います。
「集まって歌ぐらい歌ったっていいじゃねぇか!」
理事長に涙ながらに訴えかける校長のあの言葉を聞いたらね、もう私の目がウルウルですよ…
自分の地位をかなぐり捨ててまで生徒のために、子供のために尽くせる校長ってスゴいと思います。
自分にとって正しいか正しくないかと言われれば、おそらく後者。
誰だって人より自分の方が大事ですもの、そりゃあ当然です。
でも、校長という地位を捨ててまで来夏たちの白祭を後押ししてくれた校長は、間違いなく人として「いい大人」なんだと思います。
…まぁ、どちらにせよ廃校になるからあんまり意味ないんだけどね、と身も蓋もない事をぼそぼそと(ぇ
他にも教頭さんをはじめ声楽部と吹奏楽部が伴奏・コーラスおよびサポートを裏でしっかりとやっててくれて、来夏たちと関わりのあった人々を中心にわずかながらもそれなりに観に来てくれる人たちがいて。
それもこれも、来夏たちが今まで諦めずにがんばってこれたからなんだと思います。
どんな事があっても諦めなくていい事まで諦めず、最後までがんばり抜く事。
ちっぽけな数なのかもしれないけど、そのがんばりをちゃんと見てくれている人は確かにいるんですよね…
うん、来夏たちの音楽劇は本当に素晴らしかったです。
5人の歌う姿を観ている観客さんの姿を観ていたら、もう涙がぽろぽろぽろぽろですよ…!
和奏のお父さんが仏壇に飾ってあるまひるさんの写真を持ってきてたり、校長が在りし日の合唱部の記念写真を持ってきてたり……あーもう、泣かせる気満々ですよね!?
娘の姿を熱心に写真に収めてる紗羽ちゃんのお父さんも、ホントにステキでした!
もうここまで来ると、来夏たちだけの力で音楽劇を作り上げたとは到底言えませんよね。
教頭さんや声楽部吹奏楽部、観に来てくれた観客の人々も含めて「みんなで作った音楽劇」という気がしてなりませんでしたよ。
素晴らしかった、ただその一言に尽きると思います。
来夏たちが大いに輝いた青春の一ページを終えた後は、ほんの小さな後日談。
田中が無事スポーツ特待?の推薦をもらったのを皮切りに、紗羽ちゃんは騎手になるわずかな道を目指して外国へ行ったり和奏は音楽系の大学を目指そうとしたり。
みんながみんなそれぞれの「夢」に向かってそれぞれの道を歩んでいこうとしてる姿が、とっても印象的でした(´∇`)
来夏は無難に一般大学に入ったみたいだけど……それぞれが全然違う道を歩もうとしてるからこそ、その無難さが映えてくると思うんですよね!
と、ちょっと擁護してみます(何
教頭さんは……確かに教頭さん自身が言っていたように、音楽の才能はなかったのかもしれません。
少なくとも、まひるさんのように音楽に愛されてはいなかったんだと思います。
でも、才能があった方がいいってわけじゃ必ずしもないような気がするんですよね。
才能がないからこそ、音楽に愛されてないからこそ出来る事だってあるんだと思う。
それが出来ていたから、教頭さんは和奏を教え導く事が出来たんじゃないでしょうか。
ひたむきに努力する事って、やっぱり大切ですよねっ!
そして、卒業式。
語学留学の都合上紗羽ちゃんは卒業式には出席できなかったけど、代わりに来夏たちがビデオレターを送ってきてくれて…
物語の最後を締めくくる歌は、やっぱり『潮風のハーモニー』。
来夏たちの歌ってる様子に合わせて紗羽ちゃんが歌うところも、これまたやっぱり素晴らしい。
もうなんか素晴らしい事づくしですが、そう思っちゃってるんだから仕方ないじゃないですか(何
今はそれぞれ別の道を歩んでる5人だけど、いつかきっとまた再会する時がくるよね…
そう思わせてくれる雲一つない青空がラストシーンになっていて、とってもよかったです!
そんなわけで、第13話でした。
…うん、最終回です。この作品も、ついに終了です。
なんだろうなー、終わった瞬間にこんな清々しい気分になれたのも久々なのかもしれません。
大抵の作品の場合は最終回が終わった後に「あぁ、おわっちゃったなぁ…」ってちょっと悲しいような寂しいような、そんな気分になるのですけど…
この作品の場合は、全然そんな気分にならなかったんですよね。
むしろ、胸を張って「おつかれさまでした」って言葉をかけてあげられるような、そんな気分。
P.A.WORKSさんの手がけるオリジナルアニメーション作品と聞いてまずハズレはないと思ってましたが、予想以上にずっと素晴らしい作品でした。
歌をメインテーマにしながら、来夏たち5人の最後の高校生活を描いた青春作品。
笑うべきところではしっかりと笑わせてくれたり、感動的なシーンでは何度も泣かせてくれたり…
全然平坦な道のりじゃなくて、むしろゴツゴツした岩道の連続でしたけど……そういった日々の連続が思い出の1ページとなっていくんでしょうね、きっと。
あーうん、この作品は個人的にはDVDやらBDを買って保存しても後悔しないレベルの作品だと思います。
とは言っても、資金的な問題でFate/ZeroのBDBOXすらまだ買えてないからなぁ…
でも、いつか必ず買いたい。そんな気持ちにさせてくれる作品でした!
それでは、スタッフならびに出演者の皆様、本当にお疲れ様でしたっ!
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2012/09/27 Thu. 12:10 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第12話「重ねたり 響いたり」
何だかんだで紗羽ちゃんのベストショットは自分だけのものにしちゃう田中にニヤニヤです(何
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今回は白祭中止の方向で依然として進む一方で、来夏たちはそれでも諦めず準備を進める話。
うん、普通にいい話です。
「普通に」って言うと何だか語弊があるかもしれないけど、いたって普通にとっても感動できる話でした(´ω`)
「今回の話の中でどこが1番よかった?」って聞かれたら、迷わず「全部!」って答えちゃうような、そんな普通のいい話でした。
いやね、もうね、スゴイですよね、来夏たちって。
普通の生徒なら諦めて当然なレベルの白祭中止なのに、生徒会の方から白祭中止の中止を理事会に提案する案さえも多数決で否決されてしまったのに、それでも諦めない気持ちでいっぱいで。
声楽部の……何だっけ、広なんとかさんから言わせてみれば、来夏たちのやってる事は確かに自分勝手な行動なのかもしれないけど。
来夏たちからすれば、いつぞやの話でもあったように「諦めなくていい事まで諦めたくない!」って気持ちなんだろうなぁ。
たとえ自分勝手だと思われても、それでも自分たちが積み重ねてきた歌を……想いを、皆に発表して少しでも楽しんでもらいたい。
3年生になってから合唱時々バドミントン部を設立して、色んな出来事があって衝突して、それをみんなで一緒にがんばって解決してきたからこそ今の来夏たちがいる。
そんな自分たちの軌跡を、想いを「歌」という形にして披露してみんなの前で発表する。
それがどれだけ自分たちにとって大切な大切な思い出になるのかは分かりませんが、きっと生涯忘れられないような思い出になるんだと思います。
「みんなで一緒に歌ったら、多分卒業してバラバラになってもこの歌を聴く度にみんなの事を思い出すよね」
「もしこの歌をたくさんの人が聴きに来てくれて、楽しいを想いを共有できたら、いつかまた苦しい事に出会った時、たくさんの人に応援してもらった事を思い出して諦めずにがんばれるような気がする」
今回の序盤に来夏たちの前で和奏が言ってくれたこの二言の中に、今の5人の気持ちが集約されてるんでしょうね……きっと。
うん、確かに自分勝手ではあると思います。
でもそれは、逆に言えばそれだけみんなの前で伝えたい想いを胸に抱いているという事。
いいじゃないですか、自分勝手でも。
それをする事で自分たちが後悔なく先に進めて、周りの人が拍手を送ってくれるのなら、それはそれでステキな事だと思います。
「後悔するなら、やらずに後悔するよりやって後悔しろ」
その意気でガンガン行っちゃえ!って気分ですな、えぇw
いいんですよ、自分の発表の時ぐらいは自分勝手でも!
諦めて後でずっと後悔するなんかより、よっぽどマシってやつですわ!
そんなこんなで、決して諦めずに準備を進めていく来夏たち。
ウィーンが丹精込めて作り上げたあの美しい小道具たちが業者さんたちによってゴミ集積所に運ばれてしまって、何とか取り返せたけど作り直す他ないぐらいに破損してしまって。
それで一旦は来夏たちの絆が崩れかけそうになってましたが、そんな中「また作り直せばいいんだよ」って言ってくれたウィーンがとっても印象的でしたよ。
ホントなら、ウィーンが誰よりも悔しいし悲しい立場なんですよね。
自分が作った物なんだから、そう感じるのも当然です。
でも、物は作りなおせばまた元に戻るんですよね。
この世の中には、一度壊れてしまったらもう元には戻せないものだってたくさんあるわけで……そっちの方をウィーンは優先したんだろうな、きっと。
あーうん、やっぱりウィーンは男性版主人公にしか見えません(ぁ
田中も田中で、みんなの見えないところでがんばってる姿を見せてくれていましたね~。
手先が不器用で絵もあまり上手じゃない田中だけど、彼の取り柄はその交友関係の広さにあるんだと思う。
クラスに誰だって1人、何もしてないのに自然と周りに輪が広がっちゃうような人っていますよね?
田中って多分、そういうタイプだと思うんだよねw
彼の不器用さも反って放っておけない気持ちにさせる要因の1つになっていて、裁縫を代わりにやってくれる事になった子みたいに何だかんだで助けになってあげたくなっちゃうんだろうな。
人の助けを甘んじて受け入れられるところも、田中のいいところの1つなんじゃないでしょうか。
うん、田中の姿を見てるとつくづく人と人とが助け合う事の大切さを感じちゃいますね。
まさか、現時点で大きな課題になっていた衣装云々を田中が解決してしまうなんて…!
田中、さすがです!
和奏の方は母・まひるさんのお墓参りに行って……そこで、同じく墓参りに来ていた教頭さんと出くわして。
「音楽に愛されていたのは、やっぱりあなただった」なんて言葉を聞いてしまうと、ちょっと悲しくなっちゃいますよね。
白浜坂で声楽部の顧問として弁を振るう事で、教頭さんは少しでもまひるさんに近づきたかったんでしょう……音楽に愛され、1人で合唱部を引っ張っていたあのまひるさんに。
でも、多分そうやって1人で何でも出来ちゃう人って、一種の才能だと思うんですよね。
限られた数少ない人間にしか手にすることの出来ない、特権。
教頭さんとよく似たタイプの和奏と教頭さんの何が違うのかと言えば……それは陳腐な言葉なのかもしれませんけど、傍にいて一緒に苦楽を共にしてくれる仲間がいるかいないかだったんだと思う。
1人で出来ない事ならば、みんなで協力すればいい。
言ってみれば簡単な事ですが、それがなかなか実際には難しいんです。
1人で何でも出来てるように見えたまひるさんにも、自分という一緒になって意見を言い合えたりするような友人がいた……和奏の言葉からそれに気付けた教頭さんは、今後どう変わっていくんでしょうね?
何となく、それがちょっと楽しみだったりします(´∇`)
来夏が伴奏を頼んでる子が例の楽譜を持ってても何も言わなかったってところが既に、教頭さんに変化が見られる証拠だよね!
はてさて、明日は白祭が開催される日……天気は土砂降りの雨模様。
はたしてどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せませんね!
そんなわけで、第12話でした。
次回が最終回ですね、3ヶ月があっという間だったような気がしてきます。
もうここまで来れば、あとは何も言わず最後まで見届けるのみ…
がんばれ、来夏たち!
次回(最終回)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は白祭中止の方向で依然として進む一方で、来夏たちはそれでも諦めず準備を進める話。
うん、普通にいい話です。
「普通に」って言うと何だか語弊があるかもしれないけど、いたって普通にとっても感動できる話でした(´ω`)
「今回の話の中でどこが1番よかった?」って聞かれたら、迷わず「全部!」って答えちゃうような、そんな普通のいい話でした。
いやね、もうね、スゴイですよね、来夏たちって。
普通の生徒なら諦めて当然なレベルの白祭中止なのに、生徒会の方から白祭中止の中止を理事会に提案する案さえも多数決で否決されてしまったのに、それでも諦めない気持ちでいっぱいで。
声楽部の……何だっけ、広なんとかさんから言わせてみれば、来夏たちのやってる事は確かに自分勝手な行動なのかもしれないけど。
来夏たちからすれば、いつぞやの話でもあったように「諦めなくていい事まで諦めたくない!」って気持ちなんだろうなぁ。
たとえ自分勝手だと思われても、それでも自分たちが積み重ねてきた歌を……想いを、皆に発表して少しでも楽しんでもらいたい。
3年生になってから合唱時々バドミントン部を設立して、色んな出来事があって衝突して、それをみんなで一緒にがんばって解決してきたからこそ今の来夏たちがいる。
そんな自分たちの軌跡を、想いを「歌」という形にして披露してみんなの前で発表する。
それがどれだけ自分たちにとって大切な大切な思い出になるのかは分かりませんが、きっと生涯忘れられないような思い出になるんだと思います。
「みんなで一緒に歌ったら、多分卒業してバラバラになってもこの歌を聴く度にみんなの事を思い出すよね」
「もしこの歌をたくさんの人が聴きに来てくれて、楽しいを想いを共有できたら、いつかまた苦しい事に出会った時、たくさんの人に応援してもらった事を思い出して諦めずにがんばれるような気がする」
今回の序盤に来夏たちの前で和奏が言ってくれたこの二言の中に、今の5人の気持ちが集約されてるんでしょうね……きっと。
うん、確かに自分勝手ではあると思います。
でもそれは、逆に言えばそれだけみんなの前で伝えたい想いを胸に抱いているという事。
いいじゃないですか、自分勝手でも。
それをする事で自分たちが後悔なく先に進めて、周りの人が拍手を送ってくれるのなら、それはそれでステキな事だと思います。
「後悔するなら、やらずに後悔するよりやって後悔しろ」
その意気でガンガン行っちゃえ!って気分ですな、えぇw
いいんですよ、自分の発表の時ぐらいは自分勝手でも!
諦めて後でずっと後悔するなんかより、よっぽどマシってやつですわ!
そんなこんなで、決して諦めずに準備を進めていく来夏たち。
ウィーンが丹精込めて作り上げたあの美しい小道具たちが業者さんたちによってゴミ集積所に運ばれてしまって、何とか取り返せたけど作り直す他ないぐらいに破損してしまって。
それで一旦は来夏たちの絆が崩れかけそうになってましたが、そんな中「また作り直せばいいんだよ」って言ってくれたウィーンがとっても印象的でしたよ。
ホントなら、ウィーンが誰よりも悔しいし悲しい立場なんですよね。
自分が作った物なんだから、そう感じるのも当然です。
でも、物は作りなおせばまた元に戻るんですよね。
この世の中には、一度壊れてしまったらもう元には戻せないものだってたくさんあるわけで……そっちの方をウィーンは優先したんだろうな、きっと。
あーうん、やっぱりウィーンは男性版主人公にしか見えません(ぁ
田中も田中で、みんなの見えないところでがんばってる姿を見せてくれていましたね~。
手先が不器用で絵もあまり上手じゃない田中だけど、彼の取り柄はその交友関係の広さにあるんだと思う。
クラスに誰だって1人、何もしてないのに自然と周りに輪が広がっちゃうような人っていますよね?
田中って多分、そういうタイプだと思うんだよねw
彼の不器用さも反って放っておけない気持ちにさせる要因の1つになっていて、裁縫を代わりにやってくれる事になった子みたいに何だかんだで助けになってあげたくなっちゃうんだろうな。
人の助けを甘んじて受け入れられるところも、田中のいいところの1つなんじゃないでしょうか。
うん、田中の姿を見てるとつくづく人と人とが助け合う事の大切さを感じちゃいますね。
まさか、現時点で大きな課題になっていた衣装云々を田中が解決してしまうなんて…!
田中、さすがです!
和奏の方は母・まひるさんのお墓参りに行って……そこで、同じく墓参りに来ていた教頭さんと出くわして。
「音楽に愛されていたのは、やっぱりあなただった」なんて言葉を聞いてしまうと、ちょっと悲しくなっちゃいますよね。
白浜坂で声楽部の顧問として弁を振るう事で、教頭さんは少しでもまひるさんに近づきたかったんでしょう……音楽に愛され、1人で合唱部を引っ張っていたあのまひるさんに。
でも、多分そうやって1人で何でも出来ちゃう人って、一種の才能だと思うんですよね。
限られた数少ない人間にしか手にすることの出来ない、特権。
教頭さんとよく似たタイプの和奏と教頭さんの何が違うのかと言えば……それは陳腐な言葉なのかもしれませんけど、傍にいて一緒に苦楽を共にしてくれる仲間がいるかいないかだったんだと思う。
1人で出来ない事ならば、みんなで協力すればいい。
言ってみれば簡単な事ですが、それがなかなか実際には難しいんです。
1人で何でも出来てるように見えたまひるさんにも、自分という一緒になって意見を言い合えたりするような友人がいた……和奏の言葉からそれに気付けた教頭さんは、今後どう変わっていくんでしょうね?
何となく、それがちょっと楽しみだったりします(´∇`)
来夏が伴奏を頼んでる子が例の楽譜を持ってても何も言わなかったってところが既に、教頭さんに変化が見られる証拠だよね!
はてさて、明日は白祭が開催される日……天気は土砂降りの雨模様。
はたしてどんな結末を迎えるのか、最後まで目が離せませんね!
そんなわけで、第12話でした。
次回が最終回ですね、3ヶ月があっという間だったような気がしてきます。
もうここまで来れば、あとは何も言わず最後まで見届けるのみ…
がんばれ、来夏たち!
次回(最終回)「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/09/18 Tue. 04:33 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第11話「満ちたり 欠けたり」
なるほどなるほど、被写体的な意味でって事ね(何
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今回は白祭に向けて合唱時々バドミントン部ががんばってる最中、学校側から衝撃の告白を受ける話。
がんばる姿は、観ていてとっても気持ちがいいですよね。
教頭さんの言葉を受けて「曲を作る」のではなく、「自然に生まれたものを曲にする」行為に没頭し始めた和奏を皮切りに、皆が皆来たる白祭に向けて心を1つにしてがんばってる姿が印象的でした(´∇`)
紗羽ちゃんは和奏の作りかけの曲を元に観ていて非常に美しい振り付けを考えてましたし、ウィーンは「小さなプラモデルつくってました!」レベルとは思えないぐらい精巧な小道具を作ってましたし。
田中も、あなたは漫画家にでもなりたいんですかってぐらい本格的に城やら木々やらの絵を描きあげようとがんばってたみたい。
まぁ、結果的には昔に言われたと同様に「もう絵描かなくていいから」って来夏に言われちゃいましたが…w
いやでも、肝心なのは上手さじゃなくて気持ちですよね!
ウィーンに上下逆さまなんじゃないかって思われるぐらいのひどい絵だったみたいだけど、気持ちって大事よね!(ぁ
自分じゃ描けないからと美術部の部長さんに下書きを頼んだはいいけど、絵を軽んじる発言ばかりで「ならあんたが描け」と門前払いされたのには笑ってちゃいましたよw
相手は美術部ですよ?「小学生が描いたような絵でもいい」なんて言ったらね、そりゃあ怒りますってw
うん……田中って、やっぱりおバカさんだなぁ(何
来夏は音楽劇の台本を考えたり、和奏とも一緒に歌を歌いたいからと伴奏を声楽部の比較的仲の良い子に頼んでました。
相変わらず和奏には「もう曲できた?」と急かしてばかりでしたが、和奏としてはそれぐらいされる方が反ってやり遂げないとって思いにさせられてよかったみたいですね~。
作曲担当をそう急かすなよ、なんて私は思ってましたがw
音楽劇に和奏の作った曲を使うと聞いてバカにした声楽部の部長さんに対し、来夏が言った「教頭がいないと自分たちが歌う曲も決められない方がよっぽどだよ!」って一言は実に最もな意見でしたよねぇ。
現に声楽部の皆さん、教頭さんがいなかったら緊張感のカケラもありませんでしたもの。
「教頭が見てるから、怒られるからやる」なんて姿勢では、いつまで経ってもいい合唱は生まれませんよね。
来夏たちみたいに、自分から率先して動いて何でも自分たちでやるからこそ、何事につけても素晴らしいものが生まれるんだと思います。
あの声楽部が教頭さんの作り出した声楽部なのかと思うと、どうしても彼女がまひるさんと一緒に合唱部で活躍していた頃と比較しちゃいますよねぇ。
合唱部のシーンなんてほとんどありませんけど、まひるさんの事だからきっとあの天真爛漫な明るさで自発的に皆に働きかけていってたんだろうな。
前回の話の回想シーンで教頭さんが言ってた、「合唱部はあなたが作ったようなものじゃない」って言葉はそういう意味も含まれてるんだと思います。
生まれながらにして持っている曲の才能だけでなく、人を導いていく能力でさえもまひるさんに遠く及ばないわけか…
教頭さんなりに全力を尽くしてるんだろうなぁと感じるだけに、ちょっぴり物悲しいですよね。。。
来夏たちに限らず、どの生徒も白祭に向けて一生懸命だし、白祭時の学校のデザインだって整えられつつあって。
さぁ白祭だ!って時に、開発計画によって来年度から新入生の受け入れをしないどころか白祭も中止ですよーなんて言われたらなぁ…
校長は「生徒のためを思って」とか何とか言ってましたが、まさしくそんなの詭弁ですよね…
ホントに生徒のためを想うんだったら、せめて白祭ぐらいは開催してあげればいいのに。
前回の話で学校内の測量をしてるシーンがあったから、まさかなぁとは薄々感じてたんですがねぇ…
新たな学校建設どころか、学校そのものが消滅してマンションと化すとはさすがに想像してなかったです。
教頭さんがあれだけ校長に対し激を飛ばしていたのも、声楽科が無くなるんじゃなくて学校そのものが無くなってしまうレベルの話だったからなんですね…
教頭さんにとっては、この学校は自分の母校なわけで。
それが無くなってしまうと聞いたら、誰だってふざけるなの一言ぐらい言ってやりたくなりますよ。
どうにかして食い止められないんでしょうかね…?
って思ってたんだけど、アッサリと開発が受け入れられて白祭も中止になってーって展開になっててちょっぴりポカーンとしちゃいましたよ。
でも、ようやく完成した曲を片手に皆の前に現れた和奏が「学校がなくなっちゃうのは私たちの力だけではどうしようもないけど、それで私たちが終わっちゃうわけじゃないでしょ!?」と言ってきたのを聞いて妙に納得できたんですよね。
あぁ、この作品はそういうスタンスで話を進めていくんだな……って。
開発計画に対し、反対運動を推し進めてどうにかこうにか開発中止に追い込む!って流れよりも、学校がなくなるのは仕方ないけどそれでも自分たちががんばって何かをやり遂げる……って流れの方がリアリティがあるんじゃないかなぁと。
そう思うんですよね、私は。
超常的な力を使ったり天文学的な確率を乗り越えて事態を乗り越えちゃうより、ずっと好感が持てる展開です!
しかしながら、中止になった白祭を開催できるようにするまで持って行くのは至難のわざ。
間違いなく、来夏たちだけの力ではどうにもならない事だと思います。
でも、学校が無くなる云々とは違って、皆の働きかけ次第では何とかなるレベルなんですよね。
教師を味方につければ、何とかできるかも…?
まぁ、その教師は他ならぬ教頭さんの事なんですがね(ぁ
とにもかくにも、次回で来夏たちがどんな行動を起こして白祭を再び開催できるようにするか楽しみですね!
そんなわけで、第11話でした。
もう11話なんだなと、この話の感想を書きあげた瞬間に漠然と感じちゃいましたね…
開発云々の話を受け入れた上で白祭開催に向けてがんばる!って流れになるとは思いもよりませんでしたが、いざ見せられたらその方がいいように思えてきました(´∇`)
高校最後の文化祭、是非とも一生の思い出にして欲しいなぁ…
何事も後悔なく、後悔するにしても諦めるんじゃなくてやるだけやってみる!
次回も楽しみです!
次回「重ねたり 響いたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は白祭に向けて合唱時々バドミントン部ががんばってる最中、学校側から衝撃の告白を受ける話。
がんばる姿は、観ていてとっても気持ちがいいですよね。
教頭さんの言葉を受けて「曲を作る」のではなく、「自然に生まれたものを曲にする」行為に没頭し始めた和奏を皮切りに、皆が皆来たる白祭に向けて心を1つにしてがんばってる姿が印象的でした(´∇`)
紗羽ちゃんは和奏の作りかけの曲を元に観ていて非常に美しい振り付けを考えてましたし、ウィーンは「小さなプラモデルつくってました!」レベルとは思えないぐらい精巧な小道具を作ってましたし。
田中も、あなたは漫画家にでもなりたいんですかってぐらい本格的に城やら木々やらの絵を描きあげようとがんばってたみたい。
まぁ、結果的には昔に言われたと同様に「もう絵描かなくていいから」って来夏に言われちゃいましたが…w
いやでも、肝心なのは上手さじゃなくて気持ちですよね!
ウィーンに上下逆さまなんじゃないかって思われるぐらいのひどい絵だったみたいだけど、気持ちって大事よね!(ぁ
自分じゃ描けないからと美術部の部長さんに下書きを頼んだはいいけど、絵を軽んじる発言ばかりで「ならあんたが描け」と門前払いされたのには笑ってちゃいましたよw
相手は美術部ですよ?「小学生が描いたような絵でもいい」なんて言ったらね、そりゃあ怒りますってw
うん……田中って、やっぱりおバカさんだなぁ(何
来夏は音楽劇の台本を考えたり、和奏とも一緒に歌を歌いたいからと伴奏を声楽部の比較的仲の良い子に頼んでました。
相変わらず和奏には「もう曲できた?」と急かしてばかりでしたが、和奏としてはそれぐらいされる方が反ってやり遂げないとって思いにさせられてよかったみたいですね~。
作曲担当をそう急かすなよ、なんて私は思ってましたがw
音楽劇に和奏の作った曲を使うと聞いてバカにした声楽部の部長さんに対し、来夏が言った「教頭がいないと自分たちが歌う曲も決められない方がよっぽどだよ!」って一言は実に最もな意見でしたよねぇ。
現に声楽部の皆さん、教頭さんがいなかったら緊張感のカケラもありませんでしたもの。
「教頭が見てるから、怒られるからやる」なんて姿勢では、いつまで経ってもいい合唱は生まれませんよね。
来夏たちみたいに、自分から率先して動いて何でも自分たちでやるからこそ、何事につけても素晴らしいものが生まれるんだと思います。
あの声楽部が教頭さんの作り出した声楽部なのかと思うと、どうしても彼女がまひるさんと一緒に合唱部で活躍していた頃と比較しちゃいますよねぇ。
合唱部のシーンなんてほとんどありませんけど、まひるさんの事だからきっとあの天真爛漫な明るさで自発的に皆に働きかけていってたんだろうな。
前回の話の回想シーンで教頭さんが言ってた、「合唱部はあなたが作ったようなものじゃない」って言葉はそういう意味も含まれてるんだと思います。
生まれながらにして持っている曲の才能だけでなく、人を導いていく能力でさえもまひるさんに遠く及ばないわけか…
教頭さんなりに全力を尽くしてるんだろうなぁと感じるだけに、ちょっぴり物悲しいですよね。。。
来夏たちに限らず、どの生徒も白祭に向けて一生懸命だし、白祭時の学校のデザインだって整えられつつあって。
さぁ白祭だ!って時に、開発計画によって来年度から新入生の受け入れをしないどころか白祭も中止ですよーなんて言われたらなぁ…
校長は「生徒のためを思って」とか何とか言ってましたが、まさしくそんなの詭弁ですよね…
ホントに生徒のためを想うんだったら、せめて白祭ぐらいは開催してあげればいいのに。
前回の話で学校内の測量をしてるシーンがあったから、まさかなぁとは薄々感じてたんですがねぇ…
新たな学校建設どころか、学校そのものが消滅してマンションと化すとはさすがに想像してなかったです。
教頭さんがあれだけ校長に対し激を飛ばしていたのも、声楽科が無くなるんじゃなくて学校そのものが無くなってしまうレベルの話だったからなんですね…
教頭さんにとっては、この学校は自分の母校なわけで。
それが無くなってしまうと聞いたら、誰だってふざけるなの一言ぐらい言ってやりたくなりますよ。
どうにかして食い止められないんでしょうかね…?
って思ってたんだけど、アッサリと開発が受け入れられて白祭も中止になってーって展開になっててちょっぴりポカーンとしちゃいましたよ。
でも、ようやく完成した曲を片手に皆の前に現れた和奏が「学校がなくなっちゃうのは私たちの力だけではどうしようもないけど、それで私たちが終わっちゃうわけじゃないでしょ!?」と言ってきたのを聞いて妙に納得できたんですよね。
あぁ、この作品はそういうスタンスで話を進めていくんだな……って。
開発計画に対し、反対運動を推し進めてどうにかこうにか開発中止に追い込む!って流れよりも、学校がなくなるのは仕方ないけどそれでも自分たちががんばって何かをやり遂げる……って流れの方がリアリティがあるんじゃないかなぁと。
そう思うんですよね、私は。
超常的な力を使ったり天文学的な確率を乗り越えて事態を乗り越えちゃうより、ずっと好感が持てる展開です!
しかしながら、中止になった白祭を開催できるようにするまで持って行くのは至難のわざ。
間違いなく、来夏たちだけの力ではどうにもならない事だと思います。
でも、学校が無くなる云々とは違って、皆の働きかけ次第では何とかなるレベルなんですよね。
教師を味方につければ、何とかできるかも…?
まぁ、その教師は他ならぬ教頭さんの事なんですがね(ぁ
とにもかくにも、次回で来夏たちがどんな行動を起こして白祭を再び開催できるようにするか楽しみですね!
そんなわけで、第11話でした。
もう11話なんだなと、この話の感想を書きあげた瞬間に漠然と感じちゃいましたね…
開発云々の話を受け入れた上で白祭開催に向けてがんばる!って流れになるとは思いもよりませんでしたが、いざ見せられたらその方がいいように思えてきました(´∇`)
高校最後の文化祭、是非とも一生の思い出にして欲しいなぁ…
何事も後悔なく、後悔するにしても諦めるんじゃなくてやるだけやってみる!
次回も楽しみです!
次回「重ねたり 響いたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/09/11 Tue. 12:24 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第10話「萌えたり 燃えたり」
何事も、バカになることは大切な事です(何
-- 続きを読む --
今回は来夏たちが西ノ端ヒーロー「ショウテンジャー」として何度もヒーローショーをしたり、和奏が教頭さんから歌を作る上で大切な事を学んだりする話。
教頭さんって、1度だけまひるさんの病室へお見舞いに行った事があったんですね~。
合唱部が金賞を取った事を喜ぶまひるさんに、「今は合唱部ではなく声楽部」だと強めの語調で言ってくる教頭さんの胸中はいったいどんなものだったんでしょうね…?
何と言うか、ただ修正を求めるために発しただけの一言じゃない気がするのよね。
ぼんやりとしたものだけど、教頭さんから何かメッセージめいたものをどことなく感じるのです。
「合唱部も曲もほとんどあなたが作ったようなものじゃない」
同じ合唱部として所属していた頃のまひるさんとの回想シーンで、浜辺を歩きながらそう言う教頭さん。
フィーリング的な部分はまひるさんが考え、実際の作曲部分は教頭さんが書いていた事には驚かされましたが、それだけまひるさんが教頭さんの事を信頼していたから任せていたんでしょうね(´ω`)
教頭さんも、直感によって生まれたものを形にするのってスゴく大変なのに、最終的にはあんな素晴らしい曲に仕上げる事ができていて…
まひるさんと教頭さんって、仲がホントにいいというかお互いに深い部分でつながっていたんだろうなぁって改めて実感しましたよ。
親友といっても過言ではない間柄だったまひるさんから「私もうダメみたい」って言われた時、教頭さんはいったい何を想ったんだろう。
もしかしたら、教頭さんは亡き親友が作り上げたと言ってもおかしくないあの合唱部を、今は名前が変わってしまったけど守り続けようとしてるのかもしれませんね?
在りし日の思い出がたくさん詰まった、あの場所を。
…まぁ、ぼんやりと考えただけの大したことない推測にすぎないのですが(ぁ
羽奏がお母さんから色々と教えられたように、教頭さんもまひるさんから教えられた事がたくさんあったんでしょうね。
お母さんとの曲を作るために2人でどうやって曲を作ったのか聞いてくる和奏に対し、
「楽しんでいないからです。作らねばならないと思ってるうちは無理です。それは作業です。歌というものは、心の奥から自然と溢れてくるものでしょう?」
なんて優しく諭してくれた教頭さんがとてもステキでしたよ(´∇`)
教頭さんは和奏と同じタイプで、まひるさんから「難しく考え過ぎだよ」なんて言われてたみたい。
でも、教頭さんは「音楽は音を楽しむもの」だって事をまひるさんに気付かされたようで…
まひるさんから教えられた事を、今度はまひるさんの娘である和奏に教えているところが何ともまぁ感慨深いですよねぇ。
生前まひるさんが受験に合格したら一緒に曲を作りたいって言って書いていた楽譜を、娘の和奏が今まさに曲にしようとしている。
教頭さんは内心、その事を喜んでるような気がするんですよね。
大切な人の娘だから、周りの生徒と区別して接してしまうかもしれない。
自分自身そう思ってるから、和奏に必要以上に甘くする事も厳しく接する事もしないと言って自分に釘を差してたんじゃないかなぁ。
こうしてしげしげと考えてみると、教頭さんって実に人間的な部分を持った方ですよねw
最初の頃は「なんて冷たい人なんだ!」って思いながら観ていたけど、話が進んでいくにつれて厳しいだけで冷たい人なんじゃないんだなって事が分かってきましたよ。
生徒の事を大切に想ってるからこそ、厳しくあたるんしょうね……ホント、いい先生だと思います。
ショウテンジャーの話の方は、もう何というかスゴイスゴイw(何
リーダーを務めるウィーン、事前にスーツを着込んでやってくるとかやる気満々です!
初陣でも来夏たちが恥ずかしがって沿道になかなか出ない中、ウィーンは1人全力でレッドをお勤め中!
ウィーンに最も早く追従したのが来夏、ってところがまた乙なものだと思いますw
さすが来夏、主人公らしいというか切り込み隊長的というか(ぁ
ああやって先陣を切ってくれる子がいると、周りも人もじゃあ私も僕もって続きやすいですよね!
ヒーローショーを声楽部のリーダー格さんがチラッと見てて、結果的にそれが教頭さんに告げ口されてアルバイトは云々って話に発展していく事になりましたが、きっと声楽部の2人は来夏たちの姿を見てバカにしてたんだろうなって思う。
ひそひそ話してる雰囲気が、モロにそんな感じだったんですものw
バカにされても仕方ないぐらい確かに観てて笑っちゃいましたが、合唱部の皆さんがヒーローショーをやってくれなんて頼まれたら、絶対に出来ないと思うんですよね。
あんなに大勢の人々が観る中、ヒーローとしてショーを全力で勤めあげる来夏たちは本当にスゴいと思います!
バカになってキャラになりきれてる分、来夏たちの方がある意味大人ですよね。
みんな輝いてたけど、その中でもとりわけよかったのはやっぱりウィーン。
来夏の大切な大切なコンドルクインズのサイン入りレコードが入ったひったくりを、相手が自転車なのに全力で走って追いかけるウィーンの姿を観た時は笑わざるをえませんでしたけども
ヤンに自分がヒーローをやって商店街のみんなを守ってる事や自分には大切な仲間たちがいるんだーって事を伝えるウィーンの独白を、ひったくりを追いかける彼の姿を観ながら耳にしていたら何だか泣けてきてしまって…
うん、紗羽ちゃんのお父さんが一喝する回に引き続き、またもや涙を流してしまいました・゚・(ノД`;)・゚・
ひったくりと揉みあいへし合いになって吹き飛ばされても、決してへこたれず立ち上がってガンバライジャーのテーマソングを歌い始めるところなんてね、もうね…
「ヒーローに諦めという選択はないんだ!」
何があっても決して諦めたくないというウィーンの気持ちが乗った、実にいい一言でしたよ…!
ヤンに書いた手紙をそのまま机の中に仕舞っちゃうシーンがちょっと切なかったけど、いつかきっとヤンに読んでもらえる時がくるから。
決して諦めず、一つの事を全力でやり抜く事の大切さを学ばされたような気がします。
今回の話も、とってもとってもステキな話でございました!
そんなわけで、第10話でした。
今回も感動的な話、感動はしてもほとんど泣かない私が涙を流すんだからかなりのものだと思います(何
いやぁ、うん……すばらしい、この一言に尽きますね。
残り数話でしょうから、残すところは白祭と何やら不穏な影を残す計画をどうにかするのみでしょうね。
ウィーンのリーダーっぷりも素晴らしかった、ガンバライジャーのテーマソングを歌う彩陽さんのソプラノにはビビッときた。
白祭での合唱ときどきバドミントン部がどんな活躍を見せてくれるか、楽しみで楽しみで仕方がありません!
次回「満ちたり 欠けたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は来夏たちが西ノ端ヒーロー「ショウテンジャー」として何度もヒーローショーをしたり、和奏が教頭さんから歌を作る上で大切な事を学んだりする話。
教頭さんって、1度だけまひるさんの病室へお見舞いに行った事があったんですね~。
合唱部が金賞を取った事を喜ぶまひるさんに、「今は合唱部ではなく声楽部」だと強めの語調で言ってくる教頭さんの胸中はいったいどんなものだったんでしょうね…?
何と言うか、ただ修正を求めるために発しただけの一言じゃない気がするのよね。
ぼんやりとしたものだけど、教頭さんから何かメッセージめいたものをどことなく感じるのです。
「合唱部も曲もほとんどあなたが作ったようなものじゃない」
同じ合唱部として所属していた頃のまひるさんとの回想シーンで、浜辺を歩きながらそう言う教頭さん。
フィーリング的な部分はまひるさんが考え、実際の作曲部分は教頭さんが書いていた事には驚かされましたが、それだけまひるさんが教頭さんの事を信頼していたから任せていたんでしょうね(´ω`)
教頭さんも、直感によって生まれたものを形にするのってスゴく大変なのに、最終的にはあんな素晴らしい曲に仕上げる事ができていて…
まひるさんと教頭さんって、仲がホントにいいというかお互いに深い部分でつながっていたんだろうなぁって改めて実感しましたよ。
親友といっても過言ではない間柄だったまひるさんから「私もうダメみたい」って言われた時、教頭さんはいったい何を想ったんだろう。
もしかしたら、教頭さんは亡き親友が作り上げたと言ってもおかしくないあの合唱部を、今は名前が変わってしまったけど守り続けようとしてるのかもしれませんね?
在りし日の思い出がたくさん詰まった、あの場所を。
…まぁ、ぼんやりと考えただけの大したことない推測にすぎないのですが(ぁ
羽奏がお母さんから色々と教えられたように、教頭さんもまひるさんから教えられた事がたくさんあったんでしょうね。
お母さんとの曲を作るために2人でどうやって曲を作ったのか聞いてくる和奏に対し、
「楽しんでいないからです。作らねばならないと思ってるうちは無理です。それは作業です。歌というものは、心の奥から自然と溢れてくるものでしょう?」
なんて優しく諭してくれた教頭さんがとてもステキでしたよ(´∇`)
教頭さんは和奏と同じタイプで、まひるさんから「難しく考え過ぎだよ」なんて言われてたみたい。
でも、教頭さんは「音楽は音を楽しむもの」だって事をまひるさんに気付かされたようで…
まひるさんから教えられた事を、今度はまひるさんの娘である和奏に教えているところが何ともまぁ感慨深いですよねぇ。
生前まひるさんが受験に合格したら一緒に曲を作りたいって言って書いていた楽譜を、娘の和奏が今まさに曲にしようとしている。
教頭さんは内心、その事を喜んでるような気がするんですよね。
大切な人の娘だから、周りの生徒と区別して接してしまうかもしれない。
自分自身そう思ってるから、和奏に必要以上に甘くする事も厳しく接する事もしないと言って自分に釘を差してたんじゃないかなぁ。
こうしてしげしげと考えてみると、教頭さんって実に人間的な部分を持った方ですよねw
最初の頃は「なんて冷たい人なんだ!」って思いながら観ていたけど、話が進んでいくにつれて厳しいだけで冷たい人なんじゃないんだなって事が分かってきましたよ。
生徒の事を大切に想ってるからこそ、厳しくあたるんしょうね……ホント、いい先生だと思います。
ショウテンジャーの話の方は、もう何というかスゴイスゴイw(何
リーダーを務めるウィーン、事前にスーツを着込んでやってくるとかやる気満々です!
初陣でも来夏たちが恥ずかしがって沿道になかなか出ない中、ウィーンは1人全力でレッドをお勤め中!
ウィーンに最も早く追従したのが来夏、ってところがまた乙なものだと思いますw
さすが来夏、主人公らしいというか切り込み隊長的というか(ぁ
ああやって先陣を切ってくれる子がいると、周りも人もじゃあ私も僕もって続きやすいですよね!
ヒーローショーを声楽部のリーダー格さんがチラッと見てて、結果的にそれが教頭さんに告げ口されてアルバイトは云々って話に発展していく事になりましたが、きっと声楽部の2人は来夏たちの姿を見てバカにしてたんだろうなって思う。
ひそひそ話してる雰囲気が、モロにそんな感じだったんですものw
バカにされても仕方ないぐらい確かに観てて笑っちゃいましたが、合唱部の皆さんがヒーローショーをやってくれなんて頼まれたら、絶対に出来ないと思うんですよね。
あんなに大勢の人々が観る中、ヒーローとしてショーを全力で勤めあげる来夏たちは本当にスゴいと思います!
バカになってキャラになりきれてる分、来夏たちの方がある意味大人ですよね。
みんな輝いてたけど、その中でもとりわけよかったのはやっぱりウィーン。
来夏の大切な大切なコンドルクインズのサイン入りレコードが入ったひったくりを、相手が自転車なのに全力で走って追いかけるウィーンの姿を観た時は笑わざるをえませんでしたけども
ヤンに自分がヒーローをやって商店街のみんなを守ってる事や自分には大切な仲間たちがいるんだーって事を伝えるウィーンの独白を、ひったくりを追いかける彼の姿を観ながら耳にしていたら何だか泣けてきてしまって…
うん、紗羽ちゃんのお父さんが一喝する回に引き続き、またもや涙を流してしまいました・゚・(ノД`;)・゚・
ひったくりと揉みあいへし合いになって吹き飛ばされても、決してへこたれず立ち上がってガンバライジャーのテーマソングを歌い始めるところなんてね、もうね…
「ヒーローに諦めという選択はないんだ!」
何があっても決して諦めたくないというウィーンの気持ちが乗った、実にいい一言でしたよ…!
ヤンに書いた手紙をそのまま机の中に仕舞っちゃうシーンがちょっと切なかったけど、いつかきっとヤンに読んでもらえる時がくるから。
決して諦めず、一つの事を全力でやり抜く事の大切さを学ばされたような気がします。
今回の話も、とってもとってもステキな話でございました!
そんなわけで、第10話でした。
今回も感動的な話、感動はしてもほとんど泣かない私が涙を流すんだからかなりのものだと思います(何
いやぁ、うん……すばらしい、この一言に尽きますね。
残り数話でしょうから、残すところは白祭と何やら不穏な影を残す計画をどうにかするのみでしょうね。
ウィーンのリーダーっぷりも素晴らしかった、ガンバライジャーのテーマソングを歌う彩陽さんのソプラノにはビビッときた。
白祭での合唱ときどきバドミントン部がどんな活躍を見せてくれるか、楽しみで楽しみで仕方がありません!
次回「満ちたり 欠けたり」
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2012/09/06 Thu. 14:11 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第9話「白くなったり 赤くなったり」
ほえー!オーストリアってドイツ語が公用語だったんですね!(何
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今回は白祭に向けた出し物の費用を捻出するため、来夏たちが志保さんの頼みで西ノ端商店街のご当地ヒーローを引き受ける話。
えっと、今回の話ってギャグ回だったんですかね?w
アバンでウィーンがオーストリアの友人に宛てて出していた手紙が返送されてきたシーンを観た時はちょっぴり切なくなって、今回からウィーンの抱える問題に入っていくんだなぁって思っていましたのに…
ご当地ヒーローをする事になって俄然燃えるウィーンとか「ヒーローは遊びじゃない!子供たちのヒーローになるって事は重要な使命を託されたって事なんだ!」とやっぱり無駄に熱いウィーンとか恥ずかしげもなくガンバレッドの決め台詞&決めポーズをやっちゃうウィーンとか。
いい歳したいっぱしの高校3年生が何してるんですか……って言っちゃいたいぐらい、ウィーンはガンバライジャーが大好きで「ヒーロー」に憧れてるんだなって事がよく分かりましたよw
ここまでやる気になったウィーンの姿って、もしかしたら初めてなのかも?
おそらく赤が1番好きな色だったからレッドになろうとした紗羽ちゃんに対し、「レッドはリーダーだ。レッドになる覚悟があるか聞かせて欲しい」とか言っちゃうウィーンがホントに面白くて思わずくっくと笑ってしまいましたw
いやースゴイですね、何かをこよなく愛してる人がその「何か」に関係した事をやるとなるとあんなにも熱がこもってしまうんですね…w
というかウィーンってば、後になって気づいたけど志保さんから物置小屋にあった衣装をもらった時からレッドをやる気満々だったじゃないですかー!
「イベント用ヒーロー衣装」って書かれた箱の中に収められてましたけど、志保さんも昔衣装に身を包んでヒーローになった経験があるんでしょうかね…?
まひるさんとか教頭さんとかと一緒にやってたらもっと面白いよね、とあり得ない話を夢想して1人でムフフと笑ってました(ぇ
ウィーンの抱える問題も、まさかの自己完結。
ウィーンの友達とはヤンという名の子で、今年で7歳を迎える少年だった事が発覚するわけですが、一緒にガンバライジャーを何度も観ながらヒーローに……ガンバレッドに憧れを持っていて。
だからウィーンは日本に帰国する際に、あのガンバレッドをヤンくんに渡したんですね~。
でもそのヤンくんはもうウィーンが書いた宛先にはいなくって、もうここにはいないから送ってこないでくれって言われていくつもの手紙を送り返されて…
来夏たちとやり取りする時に彼が事あるごとにメモを取ってるのは知ってましたが、それも手紙に書き留めるためのものだったんだなぁと思うと手紙が返送されてきたって事実がより悲しいものに思えてしまうんですよね…
でも、ウィーンは和奏や紗羽ちゃんと違ってあれこれ考えて塞ぎ込む事なんてなかった。
「大事な事を忘れていた。僕が希望をなくしてどうするんだ…」なんて言って、ウィーンは再びメモを取るようになるわけで…
「ヤンにはまた会える気がするから、それまでヤンががんばっている事を信じて僕もがんばる」
そう言って前を向くウィーンの表情が、何ともまぁ達観したというかふっ切れたものを感じさせるんですよね。
田中も田中で自己完結した感はありましたし、この作品って男女でハッキリと物の考え方が分かれるよう描かれてますよね。
みんなで一緒に悩んだり周りの人の力もあって立ち直る女性陣と、ほぼ自分1人の力で解決に導いてしまう男性陣。
どちらも違和感なくスーッと心の中に入ってくる感じがして納得しちゃう自分がいるんですよね。
くよくよ思い悩まずに希望をもって歩いて行こうとする様が、観てて心地よい気分にさせてくれました!
和奏の方はと言うと、なかなか思うように曲が作れず作曲は停滞気味。
机の上にある楽譜がボールペンか何かでガシャガシャ線を引かれてるのを観ただけで、けっこー悩んでるんだなぁとハッキリわかっちゃいますね~。
多分お父さんの言っていたように、和奏は根詰めて考え過ぎてるんだと思います。
あれこれ悩んで考えた歌って、聴いてても楽しくないと思うんですよね。
歌ってのは作った人の気持ちが知らず知らずのうちに盛り込まれてしまうもの……らしいから、楽しい気分にさせてくれる曲はやっぱり作った人も楽しみながら、聴く人に楽しんでもらおうと思いながら作ったんじゃないかな。
和奏はもうお母さんから話を聞く事は出来ないけれど、志保さんや教頭さん・お父さんなどからお母さんがどんな様子だったか聞く事は出来ます。
まひるさんが一生の思い出になる事を願って和奏と一緒に作ろうとした歌だから、和奏もその想いを受け継いで幸せな気分にさせてくれる曲に仕上げて欲しいなぁ……という思いではいます。
まぁまひるさんはどう見たってひらめきタイプだったから、和奏も同じようにとはいかないんでしょうけどw
それにしても、あの「心の旋律」が教頭さんも一緒になってまひるさんと2人で作った曲だったなんてなぁ。
志保さんの言う通り教頭さんが真面目だったから、ってのもあるんでしょうけど、合唱部の中でまひるさんと1番仲がよかったのは教頭さんだったからなのかもしれませんね~。
だって、とりわけ仲がよくないと「一緒に曲を作りたい!」なんて思いませんよね?
多分、教頭さんは他の誰も知らないまひるさんの顔を知ってるんだと思います。
和奏が教頭さんからそれを聞けば、曲作りが進行するのかも…?
とは言っても、校長から何らかの改革案を見せられてかなり悩んでるみたいですが…
アレだよね、少し前の話で大ボスっぽい理事長が言ってた話の事だよね。
どんな内容なのかは知りませんけど、教頭さんが悩んでる辺り相当な計画なんだろうなぁ。
誰にも厳しく接する教頭さんだって、思い悩む事はある。
メガネを外して頭を唸らせる教頭さんの姿を見て、誰だって悩むんだなぁとちょっぴり安心しました(ぁ
でもまぁ、とりあえずはヒーローショーですね!
そんなわけで、第9話でした。
ウィーンがアツい!アツい!アツい!そんな話だったような気がします(何
和奏は曲の事で悩んでるし、教頭さんだって悩んでる。
そういう色んな人の悩みが、最終的に「歌」によって解決されるんでしょうかね…?
残り話数的に、白祭が最後の大一番って感じがしてきました。
はてさてどうなるやら、次回も楽しみですね!
次回「萌えたり 燃えたり」
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今回は白祭に向けた出し物の費用を捻出するため、来夏たちが志保さんの頼みで西ノ端商店街のご当地ヒーローを引き受ける話。
えっと、今回の話ってギャグ回だったんですかね?w
アバンでウィーンがオーストリアの友人に宛てて出していた手紙が返送されてきたシーンを観た時はちょっぴり切なくなって、今回からウィーンの抱える問題に入っていくんだなぁって思っていましたのに…
ご当地ヒーローをする事になって俄然燃えるウィーンとか「ヒーローは遊びじゃない!子供たちのヒーローになるって事は重要な使命を託されたって事なんだ!」とやっぱり無駄に熱いウィーンとか恥ずかしげもなくガンバレッドの決め台詞&決めポーズをやっちゃうウィーンとか。
いい歳したいっぱしの高校3年生が何してるんですか……って言っちゃいたいぐらい、ウィーンはガンバライジャーが大好きで「ヒーロー」に憧れてるんだなって事がよく分かりましたよw
ここまでやる気になったウィーンの姿って、もしかしたら初めてなのかも?
おそらく赤が1番好きな色だったからレッドになろうとした紗羽ちゃんに対し、「レッドはリーダーだ。レッドになる覚悟があるか聞かせて欲しい」とか言っちゃうウィーンがホントに面白くて思わずくっくと笑ってしまいましたw
いやースゴイですね、何かをこよなく愛してる人がその「何か」に関係した事をやるとなるとあんなにも熱がこもってしまうんですね…w
というかウィーンってば、後になって気づいたけど志保さんから物置小屋にあった衣装をもらった時からレッドをやる気満々だったじゃないですかー!
「イベント用ヒーロー衣装」って書かれた箱の中に収められてましたけど、志保さんも昔衣装に身を包んでヒーローになった経験があるんでしょうかね…?
まひるさんとか教頭さんとかと一緒にやってたらもっと面白いよね、とあり得ない話を夢想して1人でムフフと笑ってました(ぇ
ウィーンの抱える問題も、まさかの自己完結。
ウィーンの友達とはヤンという名の子で、今年で7歳を迎える少年だった事が発覚するわけですが、一緒にガンバライジャーを何度も観ながらヒーローに……ガンバレッドに憧れを持っていて。
だからウィーンは日本に帰国する際に、あのガンバレッドをヤンくんに渡したんですね~。
でもそのヤンくんはもうウィーンが書いた宛先にはいなくって、もうここにはいないから送ってこないでくれって言われていくつもの手紙を送り返されて…
来夏たちとやり取りする時に彼が事あるごとにメモを取ってるのは知ってましたが、それも手紙に書き留めるためのものだったんだなぁと思うと手紙が返送されてきたって事実がより悲しいものに思えてしまうんですよね…
でも、ウィーンは和奏や紗羽ちゃんと違ってあれこれ考えて塞ぎ込む事なんてなかった。
「大事な事を忘れていた。僕が希望をなくしてどうするんだ…」なんて言って、ウィーンは再びメモを取るようになるわけで…
「ヤンにはまた会える気がするから、それまでヤンががんばっている事を信じて僕もがんばる」
そう言って前を向くウィーンの表情が、何ともまぁ達観したというかふっ切れたものを感じさせるんですよね。
田中も田中で自己完結した感はありましたし、この作品って男女でハッキリと物の考え方が分かれるよう描かれてますよね。
みんなで一緒に悩んだり周りの人の力もあって立ち直る女性陣と、ほぼ自分1人の力で解決に導いてしまう男性陣。
どちらも違和感なくスーッと心の中に入ってくる感じがして納得しちゃう自分がいるんですよね。
くよくよ思い悩まずに希望をもって歩いて行こうとする様が、観てて心地よい気分にさせてくれました!
和奏の方はと言うと、なかなか思うように曲が作れず作曲は停滞気味。
机の上にある楽譜がボールペンか何かでガシャガシャ線を引かれてるのを観ただけで、けっこー悩んでるんだなぁとハッキリわかっちゃいますね~。
多分お父さんの言っていたように、和奏は根詰めて考え過ぎてるんだと思います。
あれこれ悩んで考えた歌って、聴いてても楽しくないと思うんですよね。
歌ってのは作った人の気持ちが知らず知らずのうちに盛り込まれてしまうもの……らしいから、楽しい気分にさせてくれる曲はやっぱり作った人も楽しみながら、聴く人に楽しんでもらおうと思いながら作ったんじゃないかな。
和奏はもうお母さんから話を聞く事は出来ないけれど、志保さんや教頭さん・お父さんなどからお母さんがどんな様子だったか聞く事は出来ます。
まひるさんが一生の思い出になる事を願って和奏と一緒に作ろうとした歌だから、和奏もその想いを受け継いで幸せな気分にさせてくれる曲に仕上げて欲しいなぁ……という思いではいます。
まぁまひるさんはどう見たってひらめきタイプだったから、和奏も同じようにとはいかないんでしょうけどw
それにしても、あの「心の旋律」が教頭さんも一緒になってまひるさんと2人で作った曲だったなんてなぁ。
志保さんの言う通り教頭さんが真面目だったから、ってのもあるんでしょうけど、合唱部の中でまひるさんと1番仲がよかったのは教頭さんだったからなのかもしれませんね~。
だって、とりわけ仲がよくないと「一緒に曲を作りたい!」なんて思いませんよね?
多分、教頭さんは他の誰も知らないまひるさんの顔を知ってるんだと思います。
和奏が教頭さんからそれを聞けば、曲作りが進行するのかも…?
とは言っても、校長から何らかの改革案を見せられてかなり悩んでるみたいですが…
アレだよね、少し前の話で大ボスっぽい理事長が言ってた話の事だよね。
どんな内容なのかは知りませんけど、教頭さんが悩んでる辺り相当な計画なんだろうなぁ。
誰にも厳しく接する教頭さんだって、思い悩む事はある。
メガネを外して頭を唸らせる教頭さんの姿を見て、誰だって悩むんだなぁとちょっぴり安心しました(ぁ
でもまぁ、とりあえずはヒーローショーですね!
そんなわけで、第9話でした。
ウィーンがアツい!アツい!アツい!そんな話だったような気がします(何
和奏は曲の事で悩んでるし、教頭さんだって悩んでる。
そういう色んな人の悩みが、最終的に「歌」によって解決されるんでしょうかね…?
残り話数的に、白祭が最後の大一番って感じがしてきました。
はてさてどうなるやら、次回も楽しみですね!
次回「萌えたり 燃えたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/08/28 Tue. 11:19 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第8話「気にしたり 思いっきり駆け出したり」
馬に跨って学校に登校、斬新ですわぁ(何
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今回は紗羽ちゃんが騎手になる夢の事でひどく思い悩んでる中、ステージに上がれる団体の選考会がすぐ目の前に迫っている事を教頭さんの口から知らされる話。
前回のラストで紗羽ちゃんの流鏑馬の練習中に落馬した時は一体どうなるのかとヒヤヒヤしていましたが、脳の精密検査をしたところ命の危機に晒されるような事は特にないみたいで。
予告の内容からして、大変な事にはならないだろう……とは思ってましたけども、目に見える形で無事だったって事が分かるとやっぱりホッと一安心しちゃいますよねぇ。
でも、落馬の影響で未成年にはケガさせられないからと流鏑馬の大会の運営さん側から出場を事態するよう言い渡されたとお父さんが言ってきて…
あれだけお父さんに対して言い返してきた紗羽ちゃんも、今回ばかりは相当こたえたんだと思います。
その後の自室での里保さんとの会話によると、やはり体重制限が騎手になるためのネックになっていたみたいで…
少しでもオーバーしてたら騎手になるための養成学校への受験すら叶わないわけで、だからあんなにも健康なのに食べる量を減らしていて。
その末路が、前からあれだけ頑張っていた流鏑馬の大会の欠場ですよ。
「絶対に騎手になる」という紗羽ちゃんの夢が揺らいで、不安になって気持ちが沈みこんじゃうのも仕方ないですよね。
身長なんて私にはどうしようもない、全くもってその通りですよね(>_<)
今の紗羽ちゃん、頭の中がグチャグチャでどうしたらいいのか分からない状態なんだろうなぁ。
そんな状態の紗羽ちゃんに投げかけたお父さんの言葉は、至極もっともな言葉だと思います。
自分の好きな事・ずっと思い描いてきた夢がそのまま現実のものになって食っていける日となんて、ごく一握りの人。
だいたいの人が自分の夢を諦めたり、その夢と関わりのある他の仕事を見つけて生きていってるんですよね。
だから、紗羽ちゃんのお父さんが言うとおりきちんと勉強して大学に進学して、乗馬の方は趣味の範囲で続けていくといい。
確かに正論、まごう事なき正論。
でもね、正論ってね、つまらない事なんですよ。
それに紗羽ちゃんもね、普通に勉強して進学した方がいいって事は百も承知だと思うんですよ。
騎手になる道がとんでもなく険しいものだって事も分かってて、それでも諦められない・諦めたくないからあぁやって自分の身体にムチを打って養成学校に受験しようとしてるです。
それなのに、落ち込んだ紗羽ちゃんの傷に泥を塗りたくるような事を言いおって…!
なんてひどいお父さんなんだ!少しは娘の気持ちも考えてあげてよ!
そう思ってました、この時までは……あの時のお父さん、すごかったなぁ。
根本的な解決が見出せないまま、翌日になって。
声楽部が教頭さんの許可をもらって音楽室を練習に独占利用するとか言い出して合唱部は追い出されてしまって、その上合唱部をバカにするような言葉の数々を投げかけて。
それに対して紗羽ちゃんがボロックソにこき下す様が正直、観ていて気持ちよかったです(ぁ
「教頭に敷いてもらってるレールの上をただ走ってるだけの人」だの
「知らないからって何もできないと思ってるそのおめでたい頭でものを考えるのもいい加減にしたら?」だの、売り言葉に買い言葉って言っちゃいたいぐらいひどいひどいw
将来の夢が消し炭になりかかっていて、それでも何としてでも夢を諦めたくないって気持ちが言葉の節々から表れていたような気がしますね~。
衝動的にあんな言葉が出てきてしまうって事は、やっぱり今の紗羽ちゃんは騎手の夢の事で頭がいっぱいなんでしょうな…
そんな紗羽ちゃんに対して、和奏は「少し離れてみたら?」と優しくアドバイスしてくれて。
夢から離れる事とは、それを諦めるという事。
紗羽ちゃんはそう考えてしまって和奏の言葉に反発しちゃったわけなんですが、和奏にとっての「離れる事」ってのはそういう事ではないと思うんですよね。
和奏は大好きな音楽から離れる事でまひるさんの想いを、「やっぱり自分は音楽が好きなんだ」って事を知る事が出来た。
離れるという事は、一度冷静になって本当に好きなのか、本当になりたいのかをよく考えるって事を指してるんだと思います。
「もしもう一回お母さんに会えるんだったら、私音楽をやめてもいい。けど、それはもう叶わないから…」
だから和奏はまひるさんの意志を引きついで曲を作り、音楽を通してお母さんとつながろうとしているんですね…一時期音楽から離れていた和奏だから分かる「離れる」という事の意味、いつか紗羽ちゃんも理解してくれたらいいなぁ。
…ぁ、来夏は紗羽ちゃんが悩みを打ち明けてくれるまでずっと恋で悩んでると思ってたみたいですw
紗羽ちゃんを心配してるって気持ちは伝わったよ、うん。
和奏は教頭さんが合唱部の白祭辞退を迫ってきた時も「合唱部に入る事で独りで孤独に技術を磨くだけではダメだと分かった」言って出場を認めさせてましたし、自分の心の問題と決着を着けてからの和奏って周りの人に色んな影響を与える存在になりつつありますよねぇ。
「本当に綺麗なハーモニーを奏でるのは1人じゃ出来ない」、そんな一言は教頭さんにまひるさんとのやり取りを思い起こすきっかけにもなって。
やっぱり、子は親に似るものなんですねぇ……ここ最近の和奏って、特に自分の気持ちを言葉にする時はまひるさんと雰囲気がスゴくよく似てきてるんですよね。
お母さんとの一件が解決してふっ切れた事で、心に余裕が持てるようになったんだろうね(´ω`)
和奏の微笑みがすっごく可愛らしいですね!(何
で、白祭出場をかけた選考会がまさかの本日!しかも紗羽ちゃんは塞ぎ込んでて学校を休み中!
というわけで、主に来夏が何とか出番が来る前に紗羽ちゃんを学校に来させようとアタフタアタフタ。
それに対し、男子メンバーは「来ないんなら仕方ない」とドライな反応でした(ぁ
男子と女子のこの反応の違いがやけにリアリティあって、ちょっと面白かったですw
その後は来夏らしく紗羽ちゃんを気にしてる事をアピールしてくれたり、「紗羽がいてくれたら心強いです」と和奏がメールを送ってくれたり、4人で紗羽ちゃんのための歌を歌ってくれたり…
どれも感動的な雰囲気は十分にあったんですけど、やっぱり私としては紗羽ちゃんのお父さんの変貌ぶりに1番感動しちゃいましたよ。
事あるごとにお前の乗馬は遊びだのちゃんと勉強して公務員にでもなれだのと言っていたあのお父さんが、紗羽ちゃんが受験しようとしている学校の方に電話をして「うちの娘は本気なんだ!誰よりも馬の気持ちが分かる優しい子なんだ!」なんて言ってくれてるわけですよ?
あのような言葉の数々を聞いていたらね、さすがに耐え切れませんでしたわ、うん。
ちょびちょびっとね、ポロッと涙がこぼれてしまいましたよ…w
アニメを観ていて涙したのって、実は久々なんですよ?
今もこうやって感想を書こうとして見直してたら、またウルウルってきちゃいましたし……お父さんスゴイよ、あんた最高だよ!(ぇ
紗羽ちゃんに対してキツイ一言を浴びせてきたお父さんだったけど、やっぱり娘の事を第一に考えていた優しい優しいお父さんだったんですね…
「坊主なめんな!地獄に落とすぞ!」って一言はまさに紗羽ちゃんとそっくりだったなぁw
自分の気持ちをなかなか正直に話せないところも含めて、紗羽ちゃんもやっぱりお父さんの娘なんだなぁとほっこりほっこりしました(´∇`)
…それにしても、和奏は一体どんな手を使って選考会の進行を遅らせ続けたんでしょうね?w
素直に携帯電話から学校に何度も電話をかけたと見ていいんでしょうか。
どちらにせよ、和奏はやると決めた事にはとことん全力だって事が分かったからそれでいいです(何
選考会の結果は考えるまでもなく通過してるから、別にいいや(待
合唱部の5人が歌う様子を結局見せずにEDに入ったのは、きっと白祭本番で初めて5人の合唱によるハーモニーを聴かせるためなんでしょうね。
正直に言うと聴けなくて残念だったけど……まぁ、楽しみは後にとっておきたい派ですからね!
そんなわけで、第7話でした。
和奏グッジョブ!紗羽ちゃんのお父さんはもっとグッジョブ!
そんな話だった気がしないでもありません(何
特に紗羽ちゃんのお父さんは、ホントに感動しちゃったよ…!
和奏のお父さんにしろ紗羽ちゃんのお父さんにしろ、この作品のお父さんってみんないい人ばかりですよね。
というか、親世代がみんなステキな人ばかり。
誰かに大切に想われてるって、やっぱりいい事だなぁ…
ウィーンの家の様子も明らかになりましたし、そろそろ彼の登板回がやってきますかね?
だだっ広い家に住んでいて、昼間は両親がいないという家庭。
家でのウィーンの様子って、とっても寂しそうです…・゚・(ノД`;)・゚・
次回はどんな話になるのかなぁ、楽しみです!
次回「白くなったり 赤くなったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は紗羽ちゃんが騎手になる夢の事でひどく思い悩んでる中、ステージに上がれる団体の選考会がすぐ目の前に迫っている事を教頭さんの口から知らされる話。
前回のラストで紗羽ちゃんの流鏑馬の練習中に落馬した時は一体どうなるのかとヒヤヒヤしていましたが、脳の精密検査をしたところ命の危機に晒されるような事は特にないみたいで。
予告の内容からして、大変な事にはならないだろう……とは思ってましたけども、目に見える形で無事だったって事が分かるとやっぱりホッと一安心しちゃいますよねぇ。
でも、落馬の影響で未成年にはケガさせられないからと流鏑馬の大会の運営さん側から出場を事態するよう言い渡されたとお父さんが言ってきて…
あれだけお父さんに対して言い返してきた紗羽ちゃんも、今回ばかりは相当こたえたんだと思います。
その後の自室での里保さんとの会話によると、やはり体重制限が騎手になるためのネックになっていたみたいで…
少しでもオーバーしてたら騎手になるための養成学校への受験すら叶わないわけで、だからあんなにも健康なのに食べる量を減らしていて。
その末路が、前からあれだけ頑張っていた流鏑馬の大会の欠場ですよ。
「絶対に騎手になる」という紗羽ちゃんの夢が揺らいで、不安になって気持ちが沈みこんじゃうのも仕方ないですよね。
身長なんて私にはどうしようもない、全くもってその通りですよね(>_<)
今の紗羽ちゃん、頭の中がグチャグチャでどうしたらいいのか分からない状態なんだろうなぁ。
そんな状態の紗羽ちゃんに投げかけたお父さんの言葉は、至極もっともな言葉だと思います。
自分の好きな事・ずっと思い描いてきた夢がそのまま現実のものになって食っていける日となんて、ごく一握りの人。
だいたいの人が自分の夢を諦めたり、その夢と関わりのある他の仕事を見つけて生きていってるんですよね。
だから、紗羽ちゃんのお父さんが言うとおりきちんと勉強して大学に進学して、乗馬の方は趣味の範囲で続けていくといい。
確かに正論、まごう事なき正論。
でもね、正論ってね、つまらない事なんですよ。
それに紗羽ちゃんもね、普通に勉強して進学した方がいいって事は百も承知だと思うんですよ。
騎手になる道がとんでもなく険しいものだって事も分かってて、それでも諦められない・諦めたくないからあぁやって自分の身体にムチを打って養成学校に受験しようとしてるです。
それなのに、落ち込んだ紗羽ちゃんの傷に泥を塗りたくるような事を言いおって…!
なんてひどいお父さんなんだ!少しは娘の気持ちも考えてあげてよ!
そう思ってました、この時までは……あの時のお父さん、すごかったなぁ。
根本的な解決が見出せないまま、翌日になって。
声楽部が教頭さんの許可をもらって音楽室を練習に独占利用するとか言い出して合唱部は追い出されてしまって、その上合唱部をバカにするような言葉の数々を投げかけて。
それに対して紗羽ちゃんがボロックソにこき下す様が正直、観ていて気持ちよかったです(ぁ
「教頭に敷いてもらってるレールの上をただ走ってるだけの人」だの
「知らないからって何もできないと思ってるそのおめでたい頭でものを考えるのもいい加減にしたら?」だの、売り言葉に買い言葉って言っちゃいたいぐらいひどいひどいw
将来の夢が消し炭になりかかっていて、それでも何としてでも夢を諦めたくないって気持ちが言葉の節々から表れていたような気がしますね~。
衝動的にあんな言葉が出てきてしまうって事は、やっぱり今の紗羽ちゃんは騎手の夢の事で頭がいっぱいなんでしょうな…
そんな紗羽ちゃんに対して、和奏は「少し離れてみたら?」と優しくアドバイスしてくれて。
夢から離れる事とは、それを諦めるという事。
紗羽ちゃんはそう考えてしまって和奏の言葉に反発しちゃったわけなんですが、和奏にとっての「離れる事」ってのはそういう事ではないと思うんですよね。
和奏は大好きな音楽から離れる事でまひるさんの想いを、「やっぱり自分は音楽が好きなんだ」って事を知る事が出来た。
離れるという事は、一度冷静になって本当に好きなのか、本当になりたいのかをよく考えるって事を指してるんだと思います。
「もしもう一回お母さんに会えるんだったら、私音楽をやめてもいい。けど、それはもう叶わないから…」
だから和奏はまひるさんの意志を引きついで曲を作り、音楽を通してお母さんとつながろうとしているんですね…一時期音楽から離れていた和奏だから分かる「離れる」という事の意味、いつか紗羽ちゃんも理解してくれたらいいなぁ。
…ぁ、来夏は紗羽ちゃんが悩みを打ち明けてくれるまでずっと恋で悩んでると思ってたみたいですw
紗羽ちゃんを心配してるって気持ちは伝わったよ、うん。
和奏は教頭さんが合唱部の白祭辞退を迫ってきた時も「合唱部に入る事で独りで孤独に技術を磨くだけではダメだと分かった」言って出場を認めさせてましたし、自分の心の問題と決着を着けてからの和奏って周りの人に色んな影響を与える存在になりつつありますよねぇ。
「本当に綺麗なハーモニーを奏でるのは1人じゃ出来ない」、そんな一言は教頭さんにまひるさんとのやり取りを思い起こすきっかけにもなって。
やっぱり、子は親に似るものなんですねぇ……ここ最近の和奏って、特に自分の気持ちを言葉にする時はまひるさんと雰囲気がスゴくよく似てきてるんですよね。
お母さんとの一件が解決してふっ切れた事で、心に余裕が持てるようになったんだろうね(´ω`)
和奏の微笑みがすっごく可愛らしいですね!(何
で、白祭出場をかけた選考会がまさかの本日!しかも紗羽ちゃんは塞ぎ込んでて学校を休み中!
というわけで、主に来夏が何とか出番が来る前に紗羽ちゃんを学校に来させようとアタフタアタフタ。
それに対し、男子メンバーは「来ないんなら仕方ない」とドライな反応でした(ぁ
男子と女子のこの反応の違いがやけにリアリティあって、ちょっと面白かったですw
その後は来夏らしく紗羽ちゃんを気にしてる事をアピールしてくれたり、「紗羽がいてくれたら心強いです」と和奏がメールを送ってくれたり、4人で紗羽ちゃんのための歌を歌ってくれたり…
どれも感動的な雰囲気は十分にあったんですけど、やっぱり私としては紗羽ちゃんのお父さんの変貌ぶりに1番感動しちゃいましたよ。
事あるごとにお前の乗馬は遊びだのちゃんと勉強して公務員にでもなれだのと言っていたあのお父さんが、紗羽ちゃんが受験しようとしている学校の方に電話をして「うちの娘は本気なんだ!誰よりも馬の気持ちが分かる優しい子なんだ!」なんて言ってくれてるわけですよ?
あのような言葉の数々を聞いていたらね、さすがに耐え切れませんでしたわ、うん。
ちょびちょびっとね、ポロッと涙がこぼれてしまいましたよ…w
アニメを観ていて涙したのって、実は久々なんですよ?
今もこうやって感想を書こうとして見直してたら、またウルウルってきちゃいましたし……お父さんスゴイよ、あんた最高だよ!(ぇ
紗羽ちゃんに対してキツイ一言を浴びせてきたお父さんだったけど、やっぱり娘の事を第一に考えていた優しい優しいお父さんだったんですね…
「坊主なめんな!地獄に落とすぞ!」って一言はまさに紗羽ちゃんとそっくりだったなぁw
自分の気持ちをなかなか正直に話せないところも含めて、紗羽ちゃんもやっぱりお父さんの娘なんだなぁとほっこりほっこりしました(´∇`)
…それにしても、和奏は一体どんな手を使って選考会の進行を遅らせ続けたんでしょうね?w
素直に携帯電話から学校に何度も電話をかけたと見ていいんでしょうか。
どちらにせよ、和奏はやると決めた事にはとことん全力だって事が分かったからそれでいいです(何
選考会の結果は考えるまでもなく通過してるから、別にいいや(待
合唱部の5人が歌う様子を結局見せずにEDに入ったのは、きっと白祭本番で初めて5人の合唱によるハーモニーを聴かせるためなんでしょうね。
正直に言うと聴けなくて残念だったけど……まぁ、楽しみは後にとっておきたい派ですからね!
そんなわけで、第7話でした。
和奏グッジョブ!紗羽ちゃんのお父さんはもっとグッジョブ!
そんな話だった気がしないでもありません(何
特に紗羽ちゃんのお父さんは、ホントに感動しちゃったよ…!
和奏のお父さんにしろ紗羽ちゃんのお父さんにしろ、この作品のお父さんってみんないい人ばかりですよね。
というか、親世代がみんなステキな人ばかり。
誰かに大切に想われてるって、やっぱりいい事だなぁ…
ウィーンの家の様子も明らかになりましたし、そろそろ彼の登板回がやってきますかね?
だだっ広い家に住んでいて、昼間は両親がいないという家庭。
家でのウィーンの様子って、とっても寂しそうです…・゚・(ノД`;)・゚・
次回はどんな話になるのかなぁ、楽しみです!
次回「白くなったり 赤くなったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/08/21 Tue. 15:39 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第7話「空回ったり 見失ったり」
女子ってこわい、本当にこわい(何
-- 続きを読む --
今回は和奏が加わった事で5人となった合唱時々バドミントン部が「白祭」なる学園祭に向けて再出発していこうとする最中、紗羽ちゃんが将来の事で悩む話。
和奏が合唱時々バドミントン部に正式加入して、これで部員は5人!やったね!
というわけで部活動の様子もちょこちょこっと描写されていたんですが、皆さんのハモりっぷりが凄まじくスゴイですよねぇw
さすが「歌」に力を入れているだけあって、メインキャラクターにはお上手な方を揃えてるんだなぁと改めて再認識してしまいましたよ~。
女子3人男子2人と女子の数が多い事もあって、男子の肩身が狭いってのもご愛嬌ですよね(ぁ
ウィーンは純粋な気持ちで「白祭」の事を聞いたってのに、女性人3人で結託して白祭=体育館の地下に眠ってる白いサイを年に1回外に出してワイワイ騒ぐお祭り、って事にしてしまうなんて…!
最初はまともに答えてた紗羽ちゃんもすぐに来夏と口裏合わせちゃうし、和奏も和奏で体育館の地下に白いサイがいるってのを何のよどみもなく認めちゃうし…
こ、これが女子の力ってやつか……というのをまざまざと見せつけられた気がしましたw
ウィーンってばすっかり信じ込んじゃってオーストリアの友達に手紙書いちゃってるよ!どうすんの!?
文化祭では体育館のステージを借りるつもりだから、出し物は何にしようかと考える来夏たち。
でも声楽部の部長さんなどに仲良しごっこだからとバカにされ、絶対に負けたくないと打倒声楽部を再び胸に誓う面々なわけなんですけども…
何てったって高校3年の夏、今後の将来がかかった大事な時期なんですよね。
来夏は白祭で合唱部が成功を収めるために色々と尽力していて、紗羽ちゃんは騎手になる夢を胸に抱きながら流鏑馬の練習。
田中はスポーツ推薦が落ちた場合の事を考えて塾に行って勉強しているし、和奏は母・まひるさんの残した楽譜を受け継いで曲を作り上げようとがんばっているわけですね。
みんながみんな、将来に向かって、夢に向かって「未来」を歩んでいってるんです。
そんな中、ウィーンはただ1人明確な目標を持てないでいて、ちょっぴりざわざわとした心持ちになっていて…
正直、私もこれと言った目標もなく今の今まで生きてきた人間だから、ウィーンの気持ちは何となく分かったり分からなかったりするんですよね。
将来や未来ってものが大事な事だってのは、分かってるんですよ。
でもそれがなかなか形にならなくって、不安に感じてしまう自分がいて……多分こういう気持ちって、学生時代だからこそ味わえるものなんですよね。
「今」を生きるのか、「未来」を見据えて行動するのか。これもまた、難しい問題なんですよね…
今を楽しまずしていつ楽しむんだ!って言いたくなる時もあるけど、将来の事も考えずに怠惰に過ごすってのはそれはそれで危険な事なんだよね(>_<)
ウィーンがどんな答えを出すのか、ちょっぴり楽しみです。
はてさて、今回のメインとなる人物はやっぱり紗羽ちゃん。
騎手になるための大事な大会なのか選考なのかはちょっとよく分かりませんでしたが、そういう類の書類を父親が無断で封を開けて見てしまった事で口論に発展するわけなんですね。
お前のはただの馬乗りなんだから、公務員になってちゃんと働けと。誰のおかげで学校にも通えるし生活できてるんだと、紗羽ちゃんはお叱りを受けるわけで。
父親ほど全否定ではないけど、「そんなに甘い世界じゃない」って志保さんも紗羽ちゃんには反対気味。
それらに対する紗羽ちゃんの返し文句が「ハゲろ!」には思わず笑っちゃったけど、よくよく考えてみると父親の言い分も分かるような気がする。
和奏のお父さんが夜遅くまで曲の事を考えてた事で寝坊しちゃった和奏のために朝食を作ってくれたり、LOVEマークの入った痛々しいお弁当(待)を用意してくれたりしてましたけど、アレが和奏のお父さんにとっての娘を愛してるって証になってるんだと思うんですよ。
2人のやり取りにはすっかり和んで微笑ましく感じちゃいましたけど、多分紗羽ちゃんの父親の方も本質的には和奏でるのお父さんとそんなに変わらないと思うんですよね…
愛の形が違うだけで、紗羽ちゃんの父親も娘の事を一生懸命考えてより良い将来の道を歩んでいって欲しいから、あんな厳しい言葉を浴びせてくるんだと思うんです。
紗羽ちゃんにその事を気付け、なんて言っても無理な話なんですけどね…
紗羽ちゃんだって、騎手への道が遠く険しいものだって事は百も承知なわけで。
それでも成りたいって気持ちが強くあるから、あんなに健康的な身体をしてるのに無理なダイエットをしているわけで…
騎手になるには服や馬具合わせて50数キロでないとダメらしいから、恨むべくは彼女の発育の良さにあるんだろうなぁ。
騎手になりたい夢を叶えたくて焦ってるのは分かりますが、食事を徹底的に抜くタイプのダイエットは最もやってはいけない事なんですよね。
1日の活動を保つ最低限のエネルギーが確保できないと、今回の話の中でも見せてくれたように貧血を起こしちゃいますし。
適度な運動や規則正しい生活があってこその、食事療法なんですよね……ダイエットって。
話の後半の紗羽ちゃんはずっと上の空で、サブレに乗っての流鏑馬の練習でとうとう落馬してしまって。。。
予告を見る限り大丈夫そうだけど、ホントに大丈夫なのかちょっと心配です(>_<)
でも、将来の夢のためにそこまで頑張れる人って、心の底から尊敬しちゃうなぁ…
そんなわけで、第7話でした。
理事長が何やら金と欲にまみれてそうな計画云々の話をちょっぴりしてましたが、正直その話を盛り込む余裕がありませんでした(何
次回で紗羽ちゃん編は終了……なのかな?
文化祭の話も後には待ってるだろうし、ウィーンが主役の話がちゃんと用意されてるのか少し心配になってきましたw
イヤ、でもP.A.WORKSさんならちゃんとやってくれると信じてるよ!
不吉な空気の流れる計画がちょっぴり気になるけど、今は気にしないでおきます(ぁ
次回「気にしたり 思いっきり駆け出したり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は和奏が加わった事で5人となった合唱時々バドミントン部が「白祭」なる学園祭に向けて再出発していこうとする最中、紗羽ちゃんが将来の事で悩む話。
和奏が合唱時々バドミントン部に正式加入して、これで部員は5人!やったね!
というわけで部活動の様子もちょこちょこっと描写されていたんですが、皆さんのハモりっぷりが凄まじくスゴイですよねぇw
さすが「歌」に力を入れているだけあって、メインキャラクターにはお上手な方を揃えてるんだなぁと改めて再認識してしまいましたよ~。
女子3人男子2人と女子の数が多い事もあって、男子の肩身が狭いってのもご愛嬌ですよね(ぁ
ウィーンは純粋な気持ちで「白祭」の事を聞いたってのに、女性人3人で結託して白祭=体育館の地下に眠ってる白いサイを年に1回外に出してワイワイ騒ぐお祭り、って事にしてしまうなんて…!
最初はまともに答えてた紗羽ちゃんもすぐに来夏と口裏合わせちゃうし、和奏も和奏で体育館の地下に白いサイがいるってのを何のよどみもなく認めちゃうし…
こ、これが女子の力ってやつか……というのをまざまざと見せつけられた気がしましたw
ウィーンってばすっかり信じ込んじゃってオーストリアの友達に手紙書いちゃってるよ!どうすんの!?
文化祭では体育館のステージを借りるつもりだから、出し物は何にしようかと考える来夏たち。
でも声楽部の部長さんなどに仲良しごっこだからとバカにされ、絶対に負けたくないと打倒声楽部を再び胸に誓う面々なわけなんですけども…
何てったって高校3年の夏、今後の将来がかかった大事な時期なんですよね。
来夏は白祭で合唱部が成功を収めるために色々と尽力していて、紗羽ちゃんは騎手になる夢を胸に抱きながら流鏑馬の練習。
田中はスポーツ推薦が落ちた場合の事を考えて塾に行って勉強しているし、和奏は母・まひるさんの残した楽譜を受け継いで曲を作り上げようとがんばっているわけですね。
みんながみんな、将来に向かって、夢に向かって「未来」を歩んでいってるんです。
そんな中、ウィーンはただ1人明確な目標を持てないでいて、ちょっぴりざわざわとした心持ちになっていて…
正直、私もこれと言った目標もなく今の今まで生きてきた人間だから、ウィーンの気持ちは何となく分かったり分からなかったりするんですよね。
将来や未来ってものが大事な事だってのは、分かってるんですよ。
でもそれがなかなか形にならなくって、不安に感じてしまう自分がいて……多分こういう気持ちって、学生時代だからこそ味わえるものなんですよね。
「今」を生きるのか、「未来」を見据えて行動するのか。これもまた、難しい問題なんですよね…
今を楽しまずしていつ楽しむんだ!って言いたくなる時もあるけど、将来の事も考えずに怠惰に過ごすってのはそれはそれで危険な事なんだよね(>_<)
ウィーンがどんな答えを出すのか、ちょっぴり楽しみです。
はてさて、今回のメインとなる人物はやっぱり紗羽ちゃん。
騎手になるための大事な大会なのか選考なのかはちょっとよく分かりませんでしたが、そういう類の書類を父親が無断で封を開けて見てしまった事で口論に発展するわけなんですね。
お前のはただの馬乗りなんだから、公務員になってちゃんと働けと。誰のおかげで学校にも通えるし生活できてるんだと、紗羽ちゃんはお叱りを受けるわけで。
父親ほど全否定ではないけど、「そんなに甘い世界じゃない」って志保さんも紗羽ちゃんには反対気味。
それらに対する紗羽ちゃんの返し文句が「ハゲろ!」には思わず笑っちゃったけど、よくよく考えてみると父親の言い分も分かるような気がする。
和奏のお父さんが夜遅くまで曲の事を考えてた事で寝坊しちゃった和奏のために朝食を作ってくれたり、LOVEマークの入った痛々しいお弁当(待)を用意してくれたりしてましたけど、アレが和奏のお父さんにとっての娘を愛してるって証になってるんだと思うんですよ。
2人のやり取りにはすっかり和んで微笑ましく感じちゃいましたけど、多分紗羽ちゃんの父親の方も本質的には和奏でるのお父さんとそんなに変わらないと思うんですよね…
愛の形が違うだけで、紗羽ちゃんの父親も娘の事を一生懸命考えてより良い将来の道を歩んでいって欲しいから、あんな厳しい言葉を浴びせてくるんだと思うんです。
紗羽ちゃんにその事を気付け、なんて言っても無理な話なんですけどね…
紗羽ちゃんだって、騎手への道が遠く険しいものだって事は百も承知なわけで。
それでも成りたいって気持ちが強くあるから、あんなに健康的な身体をしてるのに無理なダイエットをしているわけで…
騎手になるには服や馬具合わせて50数キロでないとダメらしいから、恨むべくは彼女の発育の良さにあるんだろうなぁ。
騎手になりたい夢を叶えたくて焦ってるのは分かりますが、食事を徹底的に抜くタイプのダイエットは最もやってはいけない事なんですよね。
1日の活動を保つ最低限のエネルギーが確保できないと、今回の話の中でも見せてくれたように貧血を起こしちゃいますし。
適度な運動や規則正しい生活があってこその、食事療法なんですよね……ダイエットって。
話の後半の紗羽ちゃんはずっと上の空で、サブレに乗っての流鏑馬の練習でとうとう落馬してしまって。。。
予告を見る限り大丈夫そうだけど、ホントに大丈夫なのかちょっと心配です(>_<)
でも、将来の夢のためにそこまで頑張れる人って、心の底から尊敬しちゃうなぁ…
そんなわけで、第7話でした。
理事長が何やら金と欲にまみれてそうな計画云々の話をちょっぴりしてましたが、正直その話を盛り込む余裕がありませんでした(何
次回で紗羽ちゃん編は終了……なのかな?
文化祭の話も後には待ってるだろうし、ウィーンが主役の話がちゃんと用意されてるのか少し心配になってきましたw
イヤ、でもP.A.WORKSさんならちゃんとやってくれると信じてるよ!
不吉な空気の流れる計画がちょっぴり気になるけど、今は気にしないでおきます(ぁ
次回「気にしたり 思いっきり駆け出したり」
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2012/08/15 Wed. 20:53 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第6話「笑ったり 想ったり」
正しい姿勢って確かに大事だけど、なんか違う気がするぞ?(何
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今回は和奏に対する母・まひるさんの秘めたる想いを知り、再び前を向いて歩けるようになる話。
バタンと和奏が倒れこんでいて、お父さんが急いで家に帰ってきて……って、和奏大丈夫なの!?とちょっぴりハラハラしちゃいましたが、あの激しい雨の中ドラを探し回った事によるただの発熱で一安心でした(´ω`)
びしょ濡れになりながらもドラがいつも通りの姿で帰ってきた時はね、多分和奏は大丈夫なんだろうなぁって直感的に感じましたよ。
和奏の部屋の中はやっぱり殺風景だけど、多分大丈夫なんだろうなぁって。
和奏とまひるさんの回想シーンの中にもけっこーな頻度で登場してたドラがこうして戻って来てくれるってのは、ただのワンシーンじゃなくて何らかの「希望」を意味してるんだと思うんですよね。
うん、違ったらごめんなさい(何
そんなわけで夏休みも終わって新学期が始まったわけですが、和奏はすっかり風邪をひいちゃったため始業式の日に学校には来られず。
その事について、来夏に「やっぱりウザがられてる」みたいな事を言って茶化す紗羽ちゃんは相変わらずですよね~w
私の目から見ても、来夏の行為にはウザったさは決してないと思いますよ?
ちょっとおせっかいなところが垣間見えるだけですよ、うん(ぇ
でもまぁ、来夏にしろ紗羽ちゃんにしろウィーンと田中にしろ、まぁ最後の2人は極めて微妙なラインではあるけれど、それぞれが自分のやり方で和奏を元気づけようとしてたんだろうなってのは観てて何となく感じましたね~。
来夏はケーキを持って和奏のお見舞いに行く事で、紗羽ちゃんはサブレの上に乗せて馬に乗った景色や気持ちよさを楽しんでもらう事で。
ウィーンと田中はおバカな姿を見せる事でw
いつもコンドルクインズのライブ話をしてもらってはライブに連れてってもらう約束をおじいちゃんとして、結局連れてってもらえずじまいになってしまった来夏に対して「約束は守らなきゃダメだよ」と言う和奏の言葉は確かにもっともだと思います。
約束が果たされなかった時、破られてしまった時の悲しみや辛さはかなりのものでしょうし…
約束を破るか破らないかで言えば、当然のごとく後者が正しい行い。
でも、来夏の言うように「叶ったら終わっちゃう」ってのも確かにその通りなんですよねぇ。
叶わなかったからこそ、果たされなかったからこそ強く心に残る事。
悲しい思いはしたけど、それが大事な思い出になるという事。
そういうものも確かに存在するんだよって事を、来夏はそれとなく和奏に伝えたかったんだろうなぁ。
和奏の身の上話の事なんてほとんど知らないはずなのに、凄まじいファインプレーですよね…w
とことん前向きな来夏らしい、いい励まし方だったと思います(´∇`)
紗羽ちゃんについては、やっぱり騎手になる事をお父さんは反対しているようで…
子供は娘1人だもんね、お寺の住職としてはそりゃあ継いで欲しいよね。
紗羽ちゃんの話は今後問題になっていくんでしょうけど、これもまた難しい話になっていきそうですよ(>_<)
「そんなの子供の好きにしてやったらええやん!」で済まないところがちょっぴり悲しいところ。
志保さんのお言葉でサクッと丸く収まりそうだけど、どうなるんでしょうね?
基本放任ですオーラがぷんぷんするからなぁ、志保さんw
今日は結婚記念日だからといつもとは比べものにならないぐらい豪勢な晩ご飯を和奏のお父さんは作ってくれていて。
基本的にぐーたらな方だと初回の頃から思ってたので、こんな素晴らしい料理が作れるなんて驚きでしたよw
ど、どうしてこの父親から電子レンジに食パンまるごとイントゥーしちゃうような子が生まれるんや…!
と一瞬感じましたが、あぁそっか母親に似たのかとまた一瞬で悟りました(何
さすがに電子レンジに食パンそのままはないやろ……どんだけ手抜きなんですかw
でもまぁ、ふと考えてみると、亡くなった後も結婚記念日をああやって忘れず祝ってくれるってのはとっても幸せな事なんだろうなぁ。
お父さんの中では、まひるさんは今も大切な思い出として生き続けてるんでしょうね、きっと…
そして、お父さんの口からどうして病気の事をまひるさんが和奏に伝えなかったかを教えられるんですよねぇ。
それがそれが、もうホント切なくて切なくて…
まひるさんは1分1秒、自分が命を落とすその一瞬まで決して生きる事を諦めなかったんだと思う。
幼き日の和奏とした約束、「いつか一緒に歌を作る」って約束をずっと胸の中に秘めて辛い日々を懸命に生き抜いてきたんでしょうね…
まひるさん、見た目通りの本当にステキなお母さんでした!
お父さんもお父さんで、まひるさんの想いをずっと和奏に言わないでいてさぞや辛かっただろうなぁ…
思い出のストラップもピアノも捨ててしまったと深く悲しむ和奏の前にササッと現れて「捨てるわけないじゃないか」なんて言ってくれるところがまた憎いね~!
お父さん、まさしくファインプレーでした!O(≧▽≦)o
初回のほんの一瞬だけ姿を観て「ダメな父親なんだな…」なんて思っちゃってごめんなさい!(何
ところで、まひるさんからプロポーズされた時の言葉がどんな内容だったのかちょっと聞きたいんですが…w
志保さんから受け取った、まひるさんたちがいた当時の合唱部の合唱コンクール自由曲は、やっぱり「心の旋律」で。
これをかけながら和奏が1人で歌い始めて、すると来夏や紗羽ちゃんとかがやって来てみんなで合唱して……って流れに実に感慨深いものを感じますよ~。
和奏、ついに前を向いて音楽と向き合えるようになったんですね…
あのままEDに入っちゃうってところがまた素晴らしかったです!
心の旋律、やっぱりいい曲ですね~。
本格始動した合唱ときどきバドミントン部(ぇ)が一体どんな姿を見せてくれるのか、とっても楽しみ楽しみ!
そんなわけで、第6話でした。
話数的には、ちょうど折り返し地点といったところでしょうか?
ウィーンや紗羽ちゃんの問題、というかウィーンに至っては問題が浮上してすらいなかったりするので何とも言えないんですが、初回の頃から影を落としていた和奏の問題が無事に解決してよかったです(´∇`)
娘と作ろうとしていたまひるさんの書きかけの楽譜から和奏が一体どんな曲を作り上げるのか、ワクワクしてきますよ!
もちろん自由曲なんですよね!?そうなんですよね!?(何
次回は5人そろった合唱ときどきバドミントン部の様子を見せつつ、再び来夏が教頭さんと激突する事になる……のかな?
正直、来夏よりも馬にまたがって弓を放つ紗羽ちゃんの方が気になる…(ぇ
次回も楽しみですね!
次回「空回ったり 見失ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は和奏に対する母・まひるさんの秘めたる想いを知り、再び前を向いて歩けるようになる話。
バタンと和奏が倒れこんでいて、お父さんが急いで家に帰ってきて……って、和奏大丈夫なの!?とちょっぴりハラハラしちゃいましたが、あの激しい雨の中ドラを探し回った事によるただの発熱で一安心でした(´ω`)
びしょ濡れになりながらもドラがいつも通りの姿で帰ってきた時はね、多分和奏は大丈夫なんだろうなぁって直感的に感じましたよ。
和奏の部屋の中はやっぱり殺風景だけど、多分大丈夫なんだろうなぁって。
和奏とまひるさんの回想シーンの中にもけっこーな頻度で登場してたドラがこうして戻って来てくれるってのは、ただのワンシーンじゃなくて何らかの「希望」を意味してるんだと思うんですよね。
うん、違ったらごめんなさい(何
そんなわけで夏休みも終わって新学期が始まったわけですが、和奏はすっかり風邪をひいちゃったため始業式の日に学校には来られず。
その事について、来夏に「やっぱりウザがられてる」みたいな事を言って茶化す紗羽ちゃんは相変わらずですよね~w
私の目から見ても、来夏の行為にはウザったさは決してないと思いますよ?
ちょっとおせっかいなところが垣間見えるだけですよ、うん(ぇ
でもまぁ、来夏にしろ紗羽ちゃんにしろウィーンと田中にしろ、まぁ最後の2人は極めて微妙なラインではあるけれど、それぞれが自分のやり方で和奏を元気づけようとしてたんだろうなってのは観てて何となく感じましたね~。
来夏はケーキを持って和奏のお見舞いに行く事で、紗羽ちゃんはサブレの上に乗せて馬に乗った景色や気持ちよさを楽しんでもらう事で。
ウィーンと田中はおバカな姿を見せる事でw
いつもコンドルクインズのライブ話をしてもらってはライブに連れてってもらう約束をおじいちゃんとして、結局連れてってもらえずじまいになってしまった来夏に対して「約束は守らなきゃダメだよ」と言う和奏の言葉は確かにもっともだと思います。
約束が果たされなかった時、破られてしまった時の悲しみや辛さはかなりのものでしょうし…
約束を破るか破らないかで言えば、当然のごとく後者が正しい行い。
でも、来夏の言うように「叶ったら終わっちゃう」ってのも確かにその通りなんですよねぇ。
叶わなかったからこそ、果たされなかったからこそ強く心に残る事。
悲しい思いはしたけど、それが大事な思い出になるという事。
そういうものも確かに存在するんだよって事を、来夏はそれとなく和奏に伝えたかったんだろうなぁ。
和奏の身の上話の事なんてほとんど知らないはずなのに、凄まじいファインプレーですよね…w
とことん前向きな来夏らしい、いい励まし方だったと思います(´∇`)
紗羽ちゃんについては、やっぱり騎手になる事をお父さんは反対しているようで…
子供は娘1人だもんね、お寺の住職としてはそりゃあ継いで欲しいよね。
紗羽ちゃんの話は今後問題になっていくんでしょうけど、これもまた難しい話になっていきそうですよ(>_<)
「そんなの子供の好きにしてやったらええやん!」で済まないところがちょっぴり悲しいところ。
志保さんのお言葉でサクッと丸く収まりそうだけど、どうなるんでしょうね?
基本放任ですオーラがぷんぷんするからなぁ、志保さんw
今日は結婚記念日だからといつもとは比べものにならないぐらい豪勢な晩ご飯を和奏のお父さんは作ってくれていて。
基本的にぐーたらな方だと初回の頃から思ってたので、こんな素晴らしい料理が作れるなんて驚きでしたよw
ど、どうしてこの父親から電子レンジに食パンまるごとイントゥーしちゃうような子が生まれるんや…!
と一瞬感じましたが、あぁそっか母親に似たのかとまた一瞬で悟りました(何
さすがに電子レンジに食パンそのままはないやろ……どんだけ手抜きなんですかw
でもまぁ、ふと考えてみると、亡くなった後も結婚記念日をああやって忘れず祝ってくれるってのはとっても幸せな事なんだろうなぁ。
お父さんの中では、まひるさんは今も大切な思い出として生き続けてるんでしょうね、きっと…
そして、お父さんの口からどうして病気の事をまひるさんが和奏に伝えなかったかを教えられるんですよねぇ。
それがそれが、もうホント切なくて切なくて…
まひるさんは1分1秒、自分が命を落とすその一瞬まで決して生きる事を諦めなかったんだと思う。
幼き日の和奏とした約束、「いつか一緒に歌を作る」って約束をずっと胸の中に秘めて辛い日々を懸命に生き抜いてきたんでしょうね…
まひるさん、見た目通りの本当にステキなお母さんでした!
お父さんもお父さんで、まひるさんの想いをずっと和奏に言わないでいてさぞや辛かっただろうなぁ…
思い出のストラップもピアノも捨ててしまったと深く悲しむ和奏の前にササッと現れて「捨てるわけないじゃないか」なんて言ってくれるところがまた憎いね~!
お父さん、まさしくファインプレーでした!O(≧▽≦)o
初回のほんの一瞬だけ姿を観て「ダメな父親なんだな…」なんて思っちゃってごめんなさい!(何
ところで、まひるさんからプロポーズされた時の言葉がどんな内容だったのかちょっと聞きたいんですが…w
志保さんから受け取った、まひるさんたちがいた当時の合唱部の合唱コンクール自由曲は、やっぱり「心の旋律」で。
これをかけながら和奏が1人で歌い始めて、すると来夏や紗羽ちゃんとかがやって来てみんなで合唱して……って流れに実に感慨深いものを感じますよ~。
和奏、ついに前を向いて音楽と向き合えるようになったんですね…
あのままEDに入っちゃうってところがまた素晴らしかったです!
心の旋律、やっぱりいい曲ですね~。
本格始動した合唱ときどきバドミントン部(ぇ)が一体どんな姿を見せてくれるのか、とっても楽しみ楽しみ!
そんなわけで、第6話でした。
話数的には、ちょうど折り返し地点といったところでしょうか?
ウィーンや紗羽ちゃんの問題、というかウィーンに至っては問題が浮上してすらいなかったりするので何とも言えないんですが、初回の頃から影を落としていた和奏の問題が無事に解決してよかったです(´∇`)
娘と作ろうとしていたまひるさんの書きかけの楽譜から和奏が一体どんな曲を作り上げるのか、ワクワクしてきますよ!
もちろん自由曲なんですよね!?そうなんですよね!?(何
次回は5人そろった合唱ときどきバドミントン部の様子を見せつつ、再び来夏が教頭さんと激突する事になる……のかな?
正直、来夏よりも馬にまたがって弓を放つ紗羽ちゃんの方が気になる…(ぇ
次回も楽しみですね!
次回「空回ったり 見失ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/08/07 Tue. 06:03 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第5話「捨てたり 捨てられなかったり」
いやいや、そこは「ウザがられてない」って否定してあげようよ紗羽ちゃん!(何
-- 続きを読む --
今回は田中がバドミントンの公式大会にいよいよ出場したり、和奏と彼女のお母さん・まひるさんとのやり取りがまざまざと思い起こされる話。
特に後半部分、大変考えさせられる内容だったような気がしました。
捨てていいもの、捨てられないもの、捨ててはいけないもの。
失ってしまってから後悔したってもう遅いのは確かなのだけど、何が大切で何が大切じゃないかをその場その時で判断するのって本当に難しい…
前半部分は田中が出るバドミントンの大会に来夏たちが応援しに行って……なんていう話でしたね~。
正直、田中より来夏とウィーンの方が注目浴びてたような気がしないでもないのですが?w
応援のメッセージが書かれた垂れ幕を見たら、既に「全国優勝!」とか書かれてたなぁ(ぁ
さすがに気が早い、気が早いw
あのお2人さん、ホント元気ありすぎでしたよ…w
というか、実際に田中が試合に出たら紗羽ちゃんまで来夏と息ピッタリで踊ってたし!
しかも踊ってる姿、やけにヌメヌメしてたし!
何だかアレですよね、うん。スタッフさん、無駄なところに力注いでたよね←
田中の大会成績は、終わってみればベスト8。
姉の晴香さんいわくベスト4なら全日本、つまり全国大会に出られたとの事ですから、要するに全国大会の切符を逃したわけですよね。
来夏はベスト8でも十分スゴイって言ってましたけど、田中にとっては高校生活最後の夏。
なかなか来夏たちのところにやって来ないって事は、やっぱり1人で……と思っていたんですが、紗羽ちゃんが見つけた田中の姿は案外そこまで悲しそうじゃなかったので一安心でした(´ω`)
もちろん、スゴく悔しそうではありましたけどね!
だってあと1つ勝てれば全国だったんですもん、そうなるのは当然ですよ。
「次は絶対負けたくないから」
自然とその言葉が口に出来るんなら、田中はきっと大丈夫なんだと思います。
長椅子にちょこっと間を空けて座ってる紗羽ちゃんと田中の姿がけっこーお似合いだなぁと何となく感じてましたが、まぁそんなのは別にどうでもいいでしょう(何
ちなみに、田中は小学3年生の頃からバドミントンをやってた「野球少年」ならぬ「バドミントン少年」だったそうで。
それでも何でバドミントンの強い高校に行かなかったのかと言えば、白浜坂が家から近いってのもあるし憧れの選手がその高校にいたからなんだと…
うん、どう考えても姉の事ですね、すっごく分かりやすいですw
でも、姉とか兄とかに憧れて何かを始めたり、その人を追っかけて自分もこの高校を選びました!っていうのって、なんかいいなぁって思う。
うんうん、とっても微笑ましかったです(´∇`)
あぁ、皆で会場を後にする夕日に輝く空が観てて惚れ惚れしちゃうぐらいキレイだったなぁ…
話の後半は和奏の回想シーンを通じて彼女のお母さんであるまひるさんがどんな人間だったのかついにお披露目される話でした。
紗羽ちゃんのお母さん・志保さんが、自分やまひるさん・教頭さんが同じ合唱部員として映っていた合唱部の優勝記念写真を見せてくれたのを皮切りに、淡く切ない思い出のようにまひるさんとの日々が映し出されていくのですよね…
どうやらまひるさんが亡くなったのは和奏が高校受験を控えた大事な中学3年生の時期だったみたいで、事あるごとにお母さんにキツくあたっていたようで。
受験の時期って、だいたいの人はああやってピリピリした状態になりますよね。
受験までの日数が少なくなれば少なくなるほど、どんどん焦りの色だって見えてきます。
そういう事を全て分かった上で、まひるさんはあれこれ言葉をかけたり歌を一緒に歌おうとしたりして少しでも娘との時間を作ろうとしたんじゃないかなぁ。
自分がもう長くない、って分かってたから…
本来ならその事を和奏に明かすべきだったんでしょうけど、明かすに明かせなかったんだろうな。
だって言ってしまえば、確実に受験に影響して失敗しかねないんですもの。
だからまひるさんには娘の成功を祈って見守る事しか出来なかったし、受験よりも大切なもの・勉強よりも大切なものを暗に教えてあげようとする事しか出来なかったんだと思う。
はっきり言って垂れ流してるのはどれもこれも個人的な見解に過ぎないですけど、最後の最後まで娘の事を想うまひるさんの事を考えてると、もう辛い辛い…
そして、自分の部屋にあるあの大きなピアノを、カバンにいつも付けてたヘンテコリンだけどどこか可愛らしいストラップを。
お母さんとの想い出がたくさん詰まった物をいっさいがっさい捨ててしまおうと、和奏は決心するわけで…
お父さんはきっと、「本当にそれでいいのか?」って言いたかったんじゃないかなぁ。
でも、思い出ってのは何もいいものばかりじゃなくて、それがある事でいつまでも心を傷つけてしまうものだってあるんですよね。
だから、お母さんの死を知った時の和奏の姿を知ってるお父さんには、そんな事口が裂けても言えなかったんだと思う。
知らないならば、言えると思います。ひどく残酷な一言で切り裂く事が出来ます。
でも、もし知っていたのであれば、私にだって言えなかったと思う。
多分、今の和奏を救えるのは決してお父さんなんかじゃなくって、当時の事を深く知らない来夏たちなんだろうなぁ…
で、冒頭にちょこっと書いた事に話を戻すのですけど、何を捨ててよくて何を捨てていけないかを判断するのって本当に難しいですよね。
今回の和奏みたいに、これ以上見ているのが辛くて捨てた事によってかえって悲しみを生んでしまう場合だってあるわけで。
でも、何も捨てず全てを残しておけばいいのかと言えば、それもちょっと違う気がする。
難しい問いだからこそ、答えのない問いだからこそ、悩んで悩んで最終的に決断するんでしょうね、きっと。
再び志保さんから例の合唱部の優勝記念写真をもらった時、和奏の気持ちにどんな変化が生まれるのでしょうか……とっても楽しみです。
そんなわけで、第5話でした。
途中から、けっこー本編そっちのけで書き殴ってた気がしないでもないですね(何
うん、私この手の話が大好物なので、こういう話がくると無性に書き殴りたくなるんですよw
その結果はご覧の通り、ひどく長い感想記事になっております。てへぺろっ!(待
いやでも、今回はホントにいい話でしたね~。
初回からどの話も興味深く観させてもらってるこの作品ですけど、今回はいつも以上に気合い入れて感想記事を書いてた気がします。
さすがP.A.WORKSさん……なんて恐ろしい子!
次回はどんな話になるのかな?
とっても楽しみです!
次回「笑ったり 想ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は田中がバドミントンの公式大会にいよいよ出場したり、和奏と彼女のお母さん・まひるさんとのやり取りがまざまざと思い起こされる話。
特に後半部分、大変考えさせられる内容だったような気がしました。
捨てていいもの、捨てられないもの、捨ててはいけないもの。
失ってしまってから後悔したってもう遅いのは確かなのだけど、何が大切で何が大切じゃないかをその場その時で判断するのって本当に難しい…
前半部分は田中が出るバドミントンの大会に来夏たちが応援しに行って……なんていう話でしたね~。
正直、田中より来夏とウィーンの方が注目浴びてたような気がしないでもないのですが?w
応援のメッセージが書かれた垂れ幕を見たら、既に「全国優勝!」とか書かれてたなぁ(ぁ
さすがに気が早い、気が早いw
あのお2人さん、ホント元気ありすぎでしたよ…w
というか、実際に田中が試合に出たら紗羽ちゃんまで来夏と息ピッタリで踊ってたし!
しかも踊ってる姿、やけにヌメヌメしてたし!
何だかアレですよね、うん。スタッフさん、無駄なところに力注いでたよね←
田中の大会成績は、終わってみればベスト8。
姉の晴香さんいわくベスト4なら全日本、つまり全国大会に出られたとの事ですから、要するに全国大会の切符を逃したわけですよね。
来夏はベスト8でも十分スゴイって言ってましたけど、田中にとっては高校生活最後の夏。
なかなか来夏たちのところにやって来ないって事は、やっぱり1人で……と思っていたんですが、紗羽ちゃんが見つけた田中の姿は案外そこまで悲しそうじゃなかったので一安心でした(´ω`)
もちろん、スゴく悔しそうではありましたけどね!
だってあと1つ勝てれば全国だったんですもん、そうなるのは当然ですよ。
「次は絶対負けたくないから」
自然とその言葉が口に出来るんなら、田中はきっと大丈夫なんだと思います。
長椅子にちょこっと間を空けて座ってる紗羽ちゃんと田中の姿がけっこーお似合いだなぁと何となく感じてましたが、まぁそんなのは別にどうでもいいでしょう(何
ちなみに、田中は小学3年生の頃からバドミントンをやってた「野球少年」ならぬ「バドミントン少年」だったそうで。
それでも何でバドミントンの強い高校に行かなかったのかと言えば、白浜坂が家から近いってのもあるし憧れの選手がその高校にいたからなんだと…
うん、どう考えても姉の事ですね、すっごく分かりやすいですw
でも、姉とか兄とかに憧れて何かを始めたり、その人を追っかけて自分もこの高校を選びました!っていうのって、なんかいいなぁって思う。
うんうん、とっても微笑ましかったです(´∇`)
あぁ、皆で会場を後にする夕日に輝く空が観てて惚れ惚れしちゃうぐらいキレイだったなぁ…
話の後半は和奏の回想シーンを通じて彼女のお母さんであるまひるさんがどんな人間だったのかついにお披露目される話でした。
紗羽ちゃんのお母さん・志保さんが、自分やまひるさん・教頭さんが同じ合唱部員として映っていた合唱部の優勝記念写真を見せてくれたのを皮切りに、淡く切ない思い出のようにまひるさんとの日々が映し出されていくのですよね…
どうやらまひるさんが亡くなったのは和奏が高校受験を控えた大事な中学3年生の時期だったみたいで、事あるごとにお母さんにキツくあたっていたようで。
受験の時期って、だいたいの人はああやってピリピリした状態になりますよね。
受験までの日数が少なくなれば少なくなるほど、どんどん焦りの色だって見えてきます。
そういう事を全て分かった上で、まひるさんはあれこれ言葉をかけたり歌を一緒に歌おうとしたりして少しでも娘との時間を作ろうとしたんじゃないかなぁ。
自分がもう長くない、って分かってたから…
本来ならその事を和奏に明かすべきだったんでしょうけど、明かすに明かせなかったんだろうな。
だって言ってしまえば、確実に受験に影響して失敗しかねないんですもの。
だからまひるさんには娘の成功を祈って見守る事しか出来なかったし、受験よりも大切なもの・勉強よりも大切なものを暗に教えてあげようとする事しか出来なかったんだと思う。
はっきり言って垂れ流してるのはどれもこれも個人的な見解に過ぎないですけど、最後の最後まで娘の事を想うまひるさんの事を考えてると、もう辛い辛い…
そして、自分の部屋にあるあの大きなピアノを、カバンにいつも付けてたヘンテコリンだけどどこか可愛らしいストラップを。
お母さんとの想い出がたくさん詰まった物をいっさいがっさい捨ててしまおうと、和奏は決心するわけで…
お父さんはきっと、「本当にそれでいいのか?」って言いたかったんじゃないかなぁ。
でも、思い出ってのは何もいいものばかりじゃなくて、それがある事でいつまでも心を傷つけてしまうものだってあるんですよね。
だから、お母さんの死を知った時の和奏の姿を知ってるお父さんには、そんな事口が裂けても言えなかったんだと思う。
知らないならば、言えると思います。ひどく残酷な一言で切り裂く事が出来ます。
でも、もし知っていたのであれば、私にだって言えなかったと思う。
多分、今の和奏を救えるのは決してお父さんなんかじゃなくって、当時の事を深く知らない来夏たちなんだろうなぁ…
で、冒頭にちょこっと書いた事に話を戻すのですけど、何を捨ててよくて何を捨てていけないかを判断するのって本当に難しいですよね。
今回の和奏みたいに、これ以上見ているのが辛くて捨てた事によってかえって悲しみを生んでしまう場合だってあるわけで。
でも、何も捨てず全てを残しておけばいいのかと言えば、それもちょっと違う気がする。
難しい問いだからこそ、答えのない問いだからこそ、悩んで悩んで最終的に決断するんでしょうね、きっと。
再び志保さんから例の合唱部の優勝記念写真をもらった時、和奏の気持ちにどんな変化が生まれるのでしょうか……とっても楽しみです。
そんなわけで、第5話でした。
途中から、けっこー本編そっちのけで書き殴ってた気がしないでもないですね(何
うん、私この手の話が大好物なので、こういう話がくると無性に書き殴りたくなるんですよw
その結果はご覧の通り、ひどく長い感想記事になっております。てへぺろっ!(待
いやでも、今回はホントにいい話でしたね~。
初回からどの話も興味深く観させてもらってるこの作品ですけど、今回はいつも以上に気合い入れて感想記事を書いてた気がします。
さすがP.A.WORKSさん……なんて恐ろしい子!
次回はどんな話になるのかな?
とっても楽しみです!
次回「笑ったり 想ったり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/08/01 Wed. 15:29 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】
TARITARI 第4話「怒ったり 踊ったり」
メキシコ民謡VSフラダンスの音楽、栄光はどちらの手に…!?(何
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今回は2人組のおじいさんと和奏を追いかけるマッチョなおじさんの正体が明かされると共に、来夏たちが彼らとワールドフェスティバルで対決する話。
あの2人組のおじいさんたちと何やら外国語を話すムキムキマッチョなおじさんが同じグループの人だって事は前回の話で明らかでしたが、まさか「コンドルクインズ」の名でかつて大人気を博したプロのグループだったとは!
しかも、彼らの大ヒット曲が和奏の母親であるまひると一緒に作った事で生まれた曲だったなんて…!
世の中って案外狭いなぁと、ついつい痛感してしまいますね~(ぁ
それにしても、せっかくオーディションまで受けたってのに彼らにお店代表の権利をアッサリと来夏が明け渡すとは思いませんでしたよw
「だって勝てるわけないもん!」
そんな理由で渡しちゃうんですよね、うん。
そりゃあね、紗羽ちゃんじゃなくっても「遊びだったの!?」って怒りたくなりますよw
自分自身彼らの大ファンでどれだけスゴイ人たちか知ってるから、勝てないから戦う事もせず明け渡す。
何だかそれって、違う気がするんですよねぇ。
和奏だったらやっぱり「やるからには全力でやる」って言うだろうし、乗馬の事を例に挙げて「一緒に走るんだったら絶対負けたくない!」と言う紗羽ちゃんもまた然り。
この2人と来夏との間にどんな違いがあるかと言えば、やっぱりどれだけ本気なのか、好きでやっている事に対して真剣に向き合っているのかの違いに他ならないのよね…
この辺りの自覚がまだ来夏には足りないというか、「好きだからやってる」止まりなんだろうなぁと何となく感じましたよ。
…うん、回を重ねるごとにどんどんと来夏の足りない部分が浮き彫りになっていきますねw
コンドルクインズの皆さんも来夏を決して甘やかさず、中学3年の「今」のメンバーと共に「今」の気持ちを乗せた歌は「今」しか歌う事ができないと来夏に諭した上でキッパリと譲る気はないって言ったところがステキでした(何
そうですよね、当然ですよね。
だって、彼らはまごう事無き「プロ」なのですから。
彼らだってプロとしての意地とプライドがあるし、何よりも音楽を愛しているわけで。
その愛するものをみすみす誰かに譲り渡すなんて、決して出来るわけがないですよねぇ。
夕日をバックに彼らが奏でたまひる対する弔いと共に安らぎを与えてくれるような雰囲気でとってもステキでしたし
さすが長い年月を積み重ねて生きてきただけの事はあるなぁと思える言葉の数々を吐き出してくれたような気がしますね~(´∇`)
平たく言ってしまえば彼らは所謂「いい大人」ってやつなんだと思います。
こういう大人と接する事で、来夏はまた1つ成長するのですね!
何がどう成長したのかはちょっとよく分からなかったけど!(ぇ
でもまぁ、強いて言えば「負けると分かっていても挑む事」を来夏は今回学んだのかもしれないですね。
紗羽ちゃんのお母さんが教えてくれた事で来夏が見つけた、というか先に和奏が店の人と交渉してくれてたのだけど、そのお店って花屋なんですよね…w
案の定、来夏たちのステージは海の家なんかではなくって狭い敷地の中でした(ぁ
ステージは最悪、聴衆もごく僅か。でも不思議と、フラダンスを踊りながら歌ってる来夏たちは楽しそうに観えたのですよね(´ω`)
人が集まるから歌うのではなく、歌うから人が集まる。
路上ライブ時代からやってきたコンドルクインズの皆さんだったからこそ、実感できた事なんだと思います。
彼らの出会いが来夏にとってどれほど劇的な変化を生んだかは分かりませんが、何かしら成長してくれたらいいなぁと思える今回の話でしたっ。
やったね来夏、サインもらえたよ!(何
そんなわけで、第4話でした。
最速の地域では今日の深夜に5話がやってしまうそうですが、そんなの気にしません(ぇ
というか、和奏を追っかけてたムキムキさんはイタリアンじゃなくてメキシカンだったんやな…
イタリアンとか言ってた自分が、ちょっと恥ずかしいんやな…(ぁ
という事は、あの聞きなれない外国語はポルトガル語だったって事なんですかね?
…と思って調べてみたら、メキシコの公用語はポルトガルじゃなくてスペイン語だった。
ポルトガル語はメキシコじゃなくてブラジルの公用語だったっけか……くそぅ、死にたい。
次回はいよいよ和奏をフィーチャーした話?
次回もたのしみですね~!
次回「捨てたり 捨てられたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
今回は2人組のおじいさんと和奏を追いかけるマッチョなおじさんの正体が明かされると共に、来夏たちが彼らとワールドフェスティバルで対決する話。
あの2人組のおじいさんたちと何やら外国語を話すムキムキマッチョなおじさんが同じグループの人だって事は前回の話で明らかでしたが、まさか「コンドルクインズ」の名でかつて大人気を博したプロのグループだったとは!
しかも、彼らの大ヒット曲が和奏の母親であるまひると一緒に作った事で生まれた曲だったなんて…!
世の中って案外狭いなぁと、ついつい痛感してしまいますね~(ぁ
それにしても、せっかくオーディションまで受けたってのに彼らにお店代表の権利をアッサリと来夏が明け渡すとは思いませんでしたよw
「だって勝てるわけないもん!」
そんな理由で渡しちゃうんですよね、うん。
そりゃあね、紗羽ちゃんじゃなくっても「遊びだったの!?」って怒りたくなりますよw
自分自身彼らの大ファンでどれだけスゴイ人たちか知ってるから、勝てないから戦う事もせず明け渡す。
何だかそれって、違う気がするんですよねぇ。
和奏だったらやっぱり「やるからには全力でやる」って言うだろうし、乗馬の事を例に挙げて「一緒に走るんだったら絶対負けたくない!」と言う紗羽ちゃんもまた然り。
この2人と来夏との間にどんな違いがあるかと言えば、やっぱりどれだけ本気なのか、好きでやっている事に対して真剣に向き合っているのかの違いに他ならないのよね…
この辺りの自覚がまだ来夏には足りないというか、「好きだからやってる」止まりなんだろうなぁと何となく感じましたよ。
…うん、回を重ねるごとにどんどんと来夏の足りない部分が浮き彫りになっていきますねw
コンドルクインズの皆さんも来夏を決して甘やかさず、中学3年の「今」のメンバーと共に「今」の気持ちを乗せた歌は「今」しか歌う事ができないと来夏に諭した上でキッパリと譲る気はないって言ったところがステキでした(何
そうですよね、当然ですよね。
だって、彼らはまごう事無き「プロ」なのですから。
彼らだってプロとしての意地とプライドがあるし、何よりも音楽を愛しているわけで。
その愛するものをみすみす誰かに譲り渡すなんて、決して出来るわけがないですよねぇ。
夕日をバックに彼らが奏でたまひる対する弔いと共に安らぎを与えてくれるような雰囲気でとってもステキでしたし
さすが長い年月を積み重ねて生きてきただけの事はあるなぁと思える言葉の数々を吐き出してくれたような気がしますね~(´∇`)
平たく言ってしまえば彼らは所謂「いい大人」ってやつなんだと思います。
こういう大人と接する事で、来夏はまた1つ成長するのですね!
何がどう成長したのかはちょっとよく分からなかったけど!(ぇ
でもまぁ、強いて言えば「負けると分かっていても挑む事」を来夏は今回学んだのかもしれないですね。
紗羽ちゃんのお母さんが教えてくれた事で来夏が見つけた、というか先に和奏が店の人と交渉してくれてたのだけど、そのお店って花屋なんですよね…w
案の定、来夏たちのステージは海の家なんかではなくって狭い敷地の中でした(ぁ
ステージは最悪、聴衆もごく僅か。でも不思議と、フラダンスを踊りながら歌ってる来夏たちは楽しそうに観えたのですよね(´ω`)
人が集まるから歌うのではなく、歌うから人が集まる。
路上ライブ時代からやってきたコンドルクインズの皆さんだったからこそ、実感できた事なんだと思います。
彼らの出会いが来夏にとってどれほど劇的な変化を生んだかは分かりませんが、何かしら成長してくれたらいいなぁと思える今回の話でしたっ。
やったね来夏、サインもらえたよ!(何
そんなわけで、第4話でした。
最速の地域では今日の深夜に5話がやってしまうそうですが、そんなの気にしません(ぇ
というか、和奏を追っかけてたムキムキさんはイタリアンじゃなくてメキシカンだったんやな…
イタリアンとか言ってた自分が、ちょっと恥ずかしいんやな…(ぁ
という事は、あの聞きなれない外国語はポルトガル語だったって事なんですかね?
…と思って調べてみたら、メキシコの公用語はポルトガルじゃなくてスペイン語だった。
ポルトガル語はメキシコじゃなくてブラジルの公用語だったっけか……くそぅ、死にたい。
次回はいよいよ和奏をフィーチャーした話?
次回もたのしみですね~!
次回「捨てたり 捨てられたり」
クリックしていただけたら、管理人は大喜びすると思います(何
2012/07/29 Sun. 03:09 edit
Category: .2012年の作品 TARITARI【終】