村野瀬玲奈の秘書課広報室

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村野瀬：　2007年、テレビで言われていることを全部信じていらっしゃる視聴者のみなさん、前回に引き続き、長いD通タイムの後は、再びアベシインタビューでお楽しみください。さて、次は、前半のインタビューをきれいにまとめてくださった水葉さんからです。

水葉（超音波ボイスのアナウンサー）：　アベ首相、私もたくさん質問がございます。

アベシ：　あなたを次の選挙の候補者にできるかどうかはご質問をいただいてから考えましょう。

水葉：　えっ？私は自分のブログで自民党にけっこうきびしいことも書いていますが、そんな私でも自民党から立候補させていただけるかもしれないのですか？

アベシ：　もちろんです。私の自民党は常に私の人材を探しています。私の自民党には私のマルタマさんを当選させた私の実績があります。私の自民党に批判的であるかどうかはそれほど問題ではないのです。私の票をとってくればいいのです。

水葉：　私の実績ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ｯ!! はいはい。立候補のお誘いは、お気持ちだけいただいておきます。（独り言：　あんたの気持ちなんていらへんって。）
ところで、アベ首相はブッシュ大統領お気に入りのボンバージャケットはプレゼントされていませんよね？今後、プレゼントされることがあったら、どうされますか？

アベシ：　先日従軍慰安婦の件でブッシュ大統領に私の謝罪土下座外交をおこなってきた時には、まだ時期尚早だということで私のご褒美はいただけませんでした。でも、できるだけ早く私のご褒美がいただけるように努力してまいる所存でしゅ。

水葉：　（独り言：あんたの退陣が先か、褒美が先か、これは見ものやわ。）イギリスの首相は「プードル」・ブレアから「ブルドッグ」・ブラウンになったそうですが、日本では「ポチ」から何へ愛称変更してほしいですか？

アベシ：　私が「ポチ」という愛称であるという証拠はございません。

水葉：　ご自分の評判を気になさらないのですね。では、「美しい国」を標榜されてきたアベ首相ですが、ご自身のカメラ目線が国民から「キモイ」と言われているのはご存じですか？

アベシ：　私の美しいアッキーは私のこの目線をセクシーと言ってくれますよ。（はぁと）

水葉：　はいはい、そうでしょうとも。夫婦仲がよくてよろしいことで。（独り言：うちだって夫婦仲はいいんだからね。最近は私の娘が私のライバルなんだけど。）
では、そろそろ真面目な質問にいきます。「美しい国」のアイデア募集はその後どうなりましたか？

アベシ：　ああ、あれは、「透明な情報公開をもとに強行採決なしで国会審議をする国」とか、「脱原発で自然エネルギーにシフトする努力をする国」とか、「キヤノンが安定雇用で労働者の生活を守る国」とか、「与党の国会議員が自殺しない国」とか、「閣僚が事務所費をごまかさない国」とか、「自衛隊が辺野古で自然保護派に圧力をかけない国」とか、「政府与党が憲法を守る国」とか、「アメリカから危険な牛肉を輸入しない国」とか、「国民に年金をきちんと払う国」とか、私の趣味に合わない、美しくない回答が多くて没にいたしました。

水葉：　ということは税金の無駄遣いだったと。

アベシ：　いえ、無駄遣いではありません。税金を使うことによって内需が拡大し、景気がよくなり、経済活動が盛んになるのです。

水葉：　首相の趣味のためにやったアイデア募集だったら、ポケットマネーで穴埋めしたらどうですか。

アベシ：　ええ、もちろんです。国家予算はまさに私のポケットマネーなのですから、もちろん私がかせいだお金で穴埋めしますよ。お金をかせぐための仕事としては、増税とか社会保障費削減とか年金流用とか、いろいろあるわけですね。これから私の自民党の私のD通と私の税務調査会がどうやったら国民に気付かれないようにお金を取れるか検討いたします。国民のものは私のもの、私のものは私のものなのです...　あ、水葉さん、なんか言いたそうですね。でも、理屈付けはいくらでもごじゃますから、何を言っても無駄ですよ。

水葉：　（独り言：うっ、先手を打たれた）ところで、首相が行ったゴミ拾いの前に、ゴミが撒かれていたことはご存じですか？

アベシ：　いえ、そういう報告は私の塩崎官房長官からは受けておりません。私はあのゴミ拾いは私の日本を確実に美しくしたという私の実績だと思っております。

水葉：　また私の実績ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ｯ!!
実績といえば、戦後レジームからの脱却も目標として掲げてましたが、こちらはどうですか。そもそも、レジームなんて一般にはなじみのない言葉を使うのはだいたい政府が国民をごまかすための印象操作でしたよね。「レジーム（régime）とはフランス語で『体制、政体』の意味である。あ、ちなみに『レジューム』じゃないよ～ん」といちいち説明しなければいけないのは、真実を知らせないようにしながらアベ政権へのばくぜんとした共感だけ調達して何か改革がおこなわれているように見せかけるアッキーのD通仕込みの方法だと思うのですが。

アベシ：　いえ、そんなことはありませんよ。戦後レジームから脱却することによって新たな私の日本の未来を切り拓くのです。

水葉：　でも、選挙に負けた後、「戦後レジーム」という言葉を口にすることもなくなりましたよね。

アベシ：　あれ、そうですか？私は今までと同じように発言していますが、たぶん、「今はその言葉が広まるのはまずい」ということで、私のチームアベの私のセコー君が私のマスメディアでその言葉が流れないように私のD通に手を回して差し止めているのではないでしょうか。

水葉：　戦後体制の一つは日米安保体制でもあるわけですが、日米安保からも脱却するということでよろしいですか。

アベシ：　いえ、日米安保は戦後レジームではありません。これから確立すべき21世紀の輝ける日本の未来レジームです。

水葉：　はあ。では、戦後レジームとはなんですか。

アベシ：　戦後レジームとは、日本国憲法という押し付けられた国辱憲法のことでごじゃましゅ。

水葉：　（独り言：やっとホンネを言ったよ）なるほど。では日本国憲法の特色はなんでしょうか。

アベシ：　（再びマスゾエのカンニングペーパーに目を落として）国民主権、基本的人権の尊重、平和主義です。（棒読み

水葉：　では、「押しつけ憲法」はどこから押しつけられたものだと認識されていますか？

アベシ：　反日勢力に押し付けられたに決まっているではありましぇんか。（独り言：　ああ、反日勢力と戦うフリをしてるボクちゃんってなんて健気なんだろう。）

水葉：　国民主権、基本的人権の尊重、平和主義というのは、国民のためになる原則ですよね。この原則から脱却しようというのは国民なんかどうでもいいということでしょうかね。それとも国民を反日勢力だと思っているということでしょうか？

アベシ：　国民のことがどうでもいいとか、国民が反日勢力だとか、そうは少なくとも表では言っておりませんよ。私の権利や私の政府与党の権力にくらべたら、国民は権利を主張しすぎだというだけで、それを私の美しい国づくりのために少しだけ抑えていただこうというだけでごじゃます。

水葉：　国民の権利を犠牲にしてあなたの権利や国家の権利を謳歌しようと、そういうことですね。

アベシ：　そう言っては実もふたもありませんが...（独り言：　結局そういうことなんだよな。ははは、ばれたか。）

水葉：　つまり、「国民は義務を果たさずに権利ばかり主張している」と国民に説いてやまない方々や政党が自分の権利ばかり確保しようとしていると。

アベシ：　ですから、私が権力の頂点としての私の特権をしっかりと確保してその権力を私の取り巻きとともに行使すれば、その恩恵が徐々に私の国民に滴り落ちていくわけです。これをトリクルダウン理論と言います。トリクルダウン(trickle down)とは徐々に流れ落ちるという意味で、トリクルダウン理論(trickle-down theory)とは、富める者が富めば貧しい者にも自然に富が浸透（トリクルダウン）するという経済理論あるいは経済思想でごじゃます。（独り言：これもウィキペディアの丸写しだけどこれはカンニングペーパーを見ないでも暗唱できるんだよね、えへへ。）これ、低所得者増税・高所得者減税政策をごまかすときに使われるネオコンの理論としては基本中の基本でしゅね。えへん。（独り言：　そんなこともわからないのかよ、このキャスターは。これじゃ、マルタマとはちがって自民党から立候補させるのは無理だな）

水葉：　（独り言：やれやれ...）「失言内閣」と言われていますが、最も焦った失言はどれですか？

アベシ：　（声が1オクターブ高くなる）失言なんてありませんよ。あれは、私の国民が私の真意や私の大臣たちの真意を誤解したのがいけないのです。私のセコー君と私のアッキーのD通にマスメディア対策をしっかりするように指示しました。

水葉：　（独り言：　セコーとD通に指示の話ばかりだよ）ですが、国民から失言とみなされれば大臣だって権威に傷がつくわけですから...。失言をした大臣に、キティちゃんの腕章をさせてはいかがですか？

アベシ：　マンガ好きの私の麻生君に検討させておるところです。私の内閣改造については、そのためのポストを麻生君のために考えております。

村野瀬：　水葉さん、ありがとうございます。水葉さんの質問はまだまだありますし、碧猫さんとハムニダ薫さんの質問も残っていますし、私の質問も残っておりますので、この辺でコマーシャルにいきたいと思います。続きはコマーシャルの後で！（独り言：　こんなに長くなるとは思わなかったなあ。特別参加の三人のキャスターのノリがよすぎるから。(^^;;）

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