村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

長い間、ブログランキングのボタンを置いておくだけで、「押してください」と積極的にお願いしてはきませんでした。しかし、これから、日本の一般国民にとって自民党政治や維新府政や小池都政の腐敗や不透明化や無責任化や国家優先主義がますますきびしいものなるだろうと予測します。ブログランキングのボタンを押していただけると、自民党式の利権腐敗政治に対する反対意見と政治改善要求の意志の見える化ができます。現在ランキングボタンを押していただいている皆さんに深く感謝いたします。

アベノマスク問題。まず、記憶を新たにするために、当時のうちの記事を一つ引きます。そこに、アベノマスクの悪5点を記録しておきました。

■アベノマスクについてのメモ
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-7806.html
2020/06/08 08:00

（前略）
(1) アベノマスク配布をめぐる、利益誘導も濃厚な不透明な決定プロセス、かかった予算のあまりに多さ、不透明なカネの流れ
（中略）
(2) サイズの小ささ、空気の漏れ率の高さなど、マスクとしての役立たずぶり
（中略）
(3) 配布の遅さ（安倍政権の行政の無能ぶり）
（中略）
(4) 品質の不潔さ
（中略）
(5) これらの問題が露見しても中止せずになお予算の無駄遣いを強行する無反省ぶり
（後略）

（引用ここまで）

このようなアベノマスクをめぐる安倍晋三・自民党政権下での行政の不透明さを問う裁判が起こされています。その裁判での官僚の言い訳が注目されます。

●朝日新聞デジタル
アベノマスク調達経緯、官僚「文書残してない」　法廷ではどう説明？
https://www.asahi.com/articles/ASS8P1312S8PPTIL004M.html
大滝哲彰
2024年8月22日 6時00分

　400億円もの税金が投入された「アベノマスク」はどのように調達されたのか。

　憲法学者が業者との契約過程を示す文書を公開するよう国に求めた裁判で、大阪地裁（徳地淳裁判長）で22日から、省庁職員による「合同マスクチーム」のメンバーら5人の証人尋問が始まる。現職官僚が次々と出廷する訴訟は珍しく、国の意思決定の一端がどこまで明かされるかが注目される。

　問題になっているのは2020年4月、安倍晋三首相（当時）が新型コロナウイルス対策の一つとして「各戸配布」を表明した布マスクだ。

　400億円超をかけて複数の業者と随意契約を結び、約2億9千万枚のマスクを調達。自ら率先して着用し、「アベノマスク」と呼ばれた。

　だが不良品が相次いだり、性能が上回る不織布（ふしょくふ）のマスクが出回ったりして需要がなくなり、約8300万枚は配られず倉庫に残った。保管や希望者への配送などにも億単位の経費がかかった。

メールや面談記録は「不存在」としたが……
　情報公開に取り組んできた神戸学院大学の上脇博之（ひろし）教授は、「巨額の税金が使われた契約だ。国にはその過程を国民に説明する義務がある」として、情報公開請求をした。

　契約書や見積書などは開示されたが、業者とのやりとりなど契約の経過を示すメールや面談記録は「不存在」とされたため、21年2月に提訴した。

　国側は訴訟で「長期間の保存を要しないと判断されるものは保存期間を1年未満にできる」という行政文書管理規則に基づき、メールは「その都度廃棄した」などと説明した。

　これに対し教授側は、業者側から国とやりとりしたメールを裁判手続きで入手し、証拠として提出。裁判所も国に対し、「廃棄」した事実を証明するよう求めた結果、100通以上のメールが残っていたことが明らかになった。

　だが国は「開示対象の行政文書ではない」と公開しなかったため、証人尋問に至った。

■職員「過労死ラインを超える…

この記事は有料記事です。残り704文字

（引用ここまで）

これ以上は有料記事ですが、要するに、たくさんのメールを業者とやり取りしたが、政府・官僚側はメールの記録は残していないとのこと。あまりにもずさんな官僚の仕事ぶりですが、このような官僚仕事が正当であるというのなら、自民党と官僚はいくらでも税金をごまかして自分たちだけの利益にしても罪に問われないということにほかなりません。素晴らしい自民党天国、官僚天国です。この一件だけで自民党政府は国民の信頼をすべて失うべきところです。

不織布マスクではなく、コロナウィルス感染予防には役に立たない性能不十分の小さすぎる布マスク（ガーゼマスク）を高い価格で調達し、汚れもひどく、配布も遅れ、後になって倉庫代もかかるという、良いところが一つもない官僚の仕事ぶり。官僚は東大はじめ難関大学を通ってきているはずですが、それでいて良いところが一つもない仕事しかできないのです。そして、さらに、その仕事ぶりの検証を拒否する態度に出ているのですから、このような官僚の仕事ぶりの改善や進歩も望めないというひどさ。

記事の前半に、「400億円超をかけて複数の業者と随意契約を結び、約2億9千万枚のマスクを調達」とありますが、アベノマスクと呼ばれたガーゼマスク1枚当たり138円ほどという計算になります。これを常識的に考えて高すぎると思えない官僚の生活感覚の無さは壊滅的です。こんな物価感覚のない官僚には国民生活に関する仕事は一切できないことを証明しているとすら言えます。東大を卒業した者ばかり高級官僚として雇うからこういう浮世離れしたずさんな金遣い、税金の浪費をするのだとすら言いたいです。

あるいは、官僚は、自民党の中抜き仕事の手伝いをしたが、それを隠し通そうと嘘をついているということでしょう。

こんな「行政」は先進国のものではありません。腐敗後進国そのものです。

「メールはその都度廃棄した」
→「業者側から国とやりとりしたメールを裁判手続きで入手、裁判所も廃棄した事実を証明するよう求めた結果100通以上のメールが残っていた」

国はまた嘘を付いた。

アベノマスク調達経緯、官僚「文書残してない」法廷ではどう説明？ https://t.co/MQn6OvJGvh

— 岡本宏史（外科医 Hiroshi Okamoto） (@hiroshiok531) August 21, 2024

アベノマスクに関わらず何が問題かを書いておくと
公文書というのは「自分達の政治決定のプロセスはこういうものです」というもので、それを後世、検証したり、自分達の公平や正しさを証明するもんなんです

だから本来無いのは「悪魔の証明」ではなくて「無いと駄目なもの」なんです https://t.co/VFWB4vGTrw

— Watergate213617(こんな人) (@watergate213617) August 22, 2024

400億円もの税金が投入された「アベノマスク」はどのように調達されたのか。調達経緯の公開を求める裁判、官僚は「経緯を記録した文書残してない」

証拠隠滅罪じゃん！ https://t.co/1t5ke5SAv2

— 町山智浩 (@TomoMachi) August 22, 2024

こんな粗雑な税金の使い方をして、検証も反省もしないのが官僚と自民党であるなら、日本はいずれ官僚と自民党に食い尽くされて衰退し滅んでいくことになることは確実です。

これが他国でのことであったなら、国民の怒りと良心的な官僚の内部告発でたちまち自民党は倒れて政権から追いやられるはずです。政権政党や官僚がどれだけ政治を私物化しても政権が倒れない国を、まともな国であるとは言えないのです。当たり前すぎるほど当たり前です。

こんな税金の浪費をしておいて、国民生活に必要な予算をちまちまと削減し、国民に増税や社会保障負担増を要求し続ける自民党と官僚は一般国民の敵だとしか言いようがありません。誰が自民党総裁になろうが、高市だろうが石破だろうが河野だろうが小泉だろうが、誰が自民党から首相になろうが、この結論は変わりません。

神戸学院大学の上脇博之（ひろし）教授が取り組んでいるこの裁判の今後に注目です。

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これからしばらく、あるいは折に触れて、各記事の中にこのリンクを置きます。
■パレスチナ支援運動、ガザ人道危機緊急支援のリスト
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9547.html
2023/12/30 21:00

　　
●日本を再び大日本帝国にしたいかのような自民と同様に危険な維新。→維新ペディアーあなたの知らない維新の事実　維新の会が何をしてきているのか、その事実をまとめるサイト→https://ishinpedia.com/
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