いわて町はドンと晴れ

沼宮内伝説をあなたに

岩手町の沼宮内小学校で行った劇「沼宮内伝説」を紹介します。


今から千二百年ほどの昔、お大尽正次様の奥方が大蛇の姿となったことから始まります。

正次様は、情け深く村人を慈しみ心にかけてくれました。


ところが、正次様の奥方は欲が深く、皆を叱り飛ばしていました。

ある日、奥方は神仏の罰があたり恐ろしい大蛇へとなったのです。

大蛇は沼に住みつき、村人を苦しめました。

そして、美しき娘を差し出せと要求したのです。

村人たちは困り果てました。

長老は、考えたあげくクジを作り引かせたのでした。

クジを引いたのは、地主の家次というお方でした。

我が娘を、生贄などとは嘆き悲しみました。


家次は、財産を売り払い娘買いに方々を歩くのだった。

「なに！　娘を売れだと・・・とっとと帰れ　」
何処にも、そのような事はありません。

寄寿姫は決心するのだった。

「私は、人身御供としてこの身を捧げます」

寄寿姫は、大蛇の前に捧げられました。
寄寿姫は、ありがたいお経を一心に唱えるのであった。

大蛇が近づくと、五巻のお経を頭めがけてバシッと投げつけました。

そうすると、そこに大蛇の姿はなく、奥方が現れました。

ありがたい、お経の力で夢から覚めたのです。

寄寿姫の信心深さが、大蛇を静めたのでした。

村に平穏が戻り大喜びです。

正次様は、寄寿姫と村人に感謝をし、
この地を「沼宮内」と改めたのでした。

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このような、あらすじです。
いかがだったでしょうか。


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