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方言小話:スイカ泥棒
この話は、昭和30年頃の事です。
方言小話:スイカ泥棒
「セツ子や、スイカが大っちくなってるから、
畑さ取りに、あべ・・・」
「スイカー、ワー本当か、行く行く、爺ちゃん」
爺ちゃんと、セツ子は、スイカを植えている畑えと、
行ったのでがんすよ。
「ありゃ~・・・、一番デッカイ、スイカが・・・・」
「お爺ちゃん、どうした」
続く
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方言小話:スイカ泥棒
「セツ子や、スイカが大っちくなってるから、
畑さ取りに、あべ・・・」
「スイカー、ワー本当か、行く行く、爺ちゃん」
爺ちゃんと、セツ子は、スイカを植えている畑えと、
行ったのでがんすよ。
「ありゃ~・・・、一番デッカイ、スイカが・・・・」
「お爺ちゃん、どうした」
続く
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方言小話:スイカ泥棒
この話は、昭和30年頃の事です。
方言小話:スイカ泥棒 その2
「お爺ちゃん、どうした」
「ここさ、大っちくなったスイカがあったんだけどよ・・・無くなってるじゃ」
「大っちいスイカが」
「ううんだー、たたくとなゴッゴッと音っこがしてな、
丁度いいあんべぇになっていたはずだ」
「うだら、誰か、取ったのか」
「泥棒だぁ・・、コン畜生」
お爺ちゃんは、大事に育てて、皆さ食わせるのを楽しみにしていたから、
もう、がっかりと、肩を落としたのでがんすな。
続く
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方言小話:スイカ泥棒 その2
「お爺ちゃん、どうした」
「ここさ、大っちくなったスイカがあったんだけどよ・・・無くなってるじゃ」
「大っちいスイカが」
「ううんだー、たたくとなゴッゴッと音っこがしてな、
丁度いいあんべぇになっていたはずだ」
「うだら、誰か、取ったのか」
「泥棒だぁ・・、コン畜生」
お爺ちゃんは、大事に育てて、皆さ食わせるのを楽しみにしていたから、
もう、がっかりと、肩を落としたのでがんすな。
続く
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方言小話:スイカ泥棒その3
方言小話:スイカ泥棒 その3
もう食べれると思ったスイカを泥棒に取られた爺さんは、がっかりだった。
「こん畜生」
セツ子が、スイカ畑を見ると、他に沢山のスイカがあった。
「うだら、爺ちゃん別なスイカを取って食うべ」
「いや、まだ早いんだよ・・・、ほれ、そのスイカをたたいてみろ」
「うん、分かった」
セツ子は、大きめのスイカをたたいた。
「これ!いいんじゃ無えか、音っこする」
「どれどれ、・・、駄目だ・・、まだ、音が鈍いな」
「じゃ、これは」
「うーん、これもまだだ・・」
「じゃ食えるスイカが、無えじゃ」
「うんだ、あともう少しまたねばならねな」
「うんだかー・・、折角来たのにあ」
「スイカを取り奴がいるんだ、本にチマやけるな」
「そしたらばさ、又スイカ取られるかもしれねえな、爺ちゃん」
「うんだな、又来るrかもしれねえな」
お爺ちゃんとセツ子は考え込んだのでがんしたよ。
続く
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もう食べれると思ったスイカを泥棒に取られた爺さんは、がっかりだった。
「こん畜生」
セツ子が、スイカ畑を見ると、他に沢山のスイカがあった。
「うだら、爺ちゃん別なスイカを取って食うべ」
「いや、まだ早いんだよ・・・、ほれ、そのスイカをたたいてみろ」
「うん、分かった」
セツ子は、大きめのスイカをたたいた。
「これ!いいんじゃ無えか、音っこする」
「どれどれ、・・、駄目だ・・、まだ、音が鈍いな」
「じゃ、これは」
「うーん、これもまだだ・・」
「じゃ食えるスイカが、無えじゃ」
「うんだ、あともう少しまたねばならねな」
「うんだかー・・、折角来たのにあ」
「スイカを取り奴がいるんだ、本にチマやけるな」
「そしたらばさ、又スイカ取られるかもしれねえな、爺ちゃん」
「うんだな、又来るrかもしれねえな」
お爺ちゃんとセツ子は考え込んだのでがんしたよ。
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方言小話:スイカ泥棒その4
方言小話:スイカ泥棒 その4
スイカ泥棒が又やってくるんじゃないかと、爺ちゃんとセツ子は、
心配になるのだった。
「そうだ、セツ子、墨と筆を持ってこい」
「墨と筆・・・? 何するんだ」
「スイカさ、ほれ・・、名前を書いておくんだ」
「スイカに名前を書くってか」
「そうだ、泥棒もよ、スイカに名前があったら取らねえべよ」
「そうか、オラ、墨と筆、持ってくる」
セツ子は、家さ走って戻って行ったのでがんした。
「爺ちゃん、墨と筆がなかったからさ、黒のマジックを持ってきた・・、いかべ」
「マジック? あん・・それでもいいな」
爺ちゃんは、スイカに名前を書くのだった。
続く
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スイカ泥棒が又やってくるんじゃないかと、爺ちゃんとセツ子は、
心配になるのだった。
「そうだ、セツ子、墨と筆を持ってこい」
「墨と筆・・・? 何するんだ」
「スイカさ、ほれ・・、名前を書いておくんだ」
「スイカに名前を書くってか」
「そうだ、泥棒もよ、スイカに名前があったら取らねえべよ」
「そうか、オラ、墨と筆、持ってくる」
セツ子は、家さ走って戻って行ったのでがんした。
「爺ちゃん、墨と筆がなかったからさ、黒のマジックを持ってきた・・、いかべ」
「マジック? あん・・それでもいいな」
爺ちゃんは、スイカに名前を書くのだった。
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方言小話:スイカ泥棒その5
方言小話:スイカ泥棒 その5
お爺ちゃんは、マジックでスイカに名前を書くのだった。
「森野か・・・、いやひらがながいいな・・・もりの1 とな」
「爺ちゃん、もっと太く書いたら・・・」
「う、・・そうだな、よしよし」
お爺ちゃんは、字を重ねて書いて一目でわかるようにしたのでがんす。
「もりの8・・号・・と、これは、もりの9号・・だな」
「爺ちゃん、いっぱい書いたな」
「ああ・・、あとはまだ小さいから、いいか」
爺ちゃんとセツ子は、畑から帰って行ったのだった。
続く
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お爺ちゃんは、マジックでスイカに名前を書くのだった。
「森野か・・・、いやひらがながいいな・・・もりの1 とな」
「爺ちゃん、もっと太く書いたら・・・」
「う、・・そうだな、よしよし」
お爺ちゃんは、字を重ねて書いて一目でわかるようにしたのでがんす。
「もりの8・・号・・と、これは、もりの9号・・だな」
「爺ちゃん、いっぱい書いたな」
「ああ・・、あとはまだ小さいから、いいか」
爺ちゃんとセツ子は、畑から帰って行ったのだった。
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