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新年のご挨拶申し上げます。

令和6年挨拶

令和6年ですね。73歳になります。

何かしら還暦を過ぎてから、月日の経つのが早くなってきたような気がします。

あれ! もうこんな年なのかい。

と、いうような感じですね。

本業の農業は、米作りを止め、

昨年は、さらに豆類が鹿を主とした獣による食害で、

ほぼ全滅した。

今年に向けての、意欲とか気力などは湧いてこない。

だけど・・だね。

辰年のドラゴン、飛竜ならば困難も乗り越える事ができる。

きっと、持ち上げてくれる。

ワハッハハ・・・・と笑えるだろう。

下を向かず上を向いて歩こうぜ。

大空に舞い上がろう。

ワハッハハ・・・・皆様、本年も宜しくお願い致します。

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花子の一人旅 17

花子は背後から、何者かに腕を回して体にまとわりつかれて、

びっくり仰天思わず、叫び声をあげてしましました。

青葉が、それを見て慌てて、止めさせます。

「こら!いたづらをするな、大事な客人だぞ」

「え!・・さいですか・・・・コーン」
キツネ2
「まったく、しょうがない奴らだな」

キツネたちは、青葉の言う事を聞いて、おとなしくなりました。

「花子さん、もう大丈夫です」

「ああ、驚いた・・・、本当にキツネなの」

「ええ、なついてはいるんですけど、いたづらもするんですよ」

「そうなんだ」

「じゃ、もうすぐドーレンです、急ぎましょう」

【続く】

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花子の一人旅 16

花子は、狐憑きだなんて、とても信じられません。

何せキツネは、絵本の中の動物で、どちらかと言えば可愛いい、

イメージがあります。

しかしながら、憑いたキツネを追い払うために、お祓いをしている

男の人の顔は、キツネ顔になっていた。

と、その時、背中に何かがのしかかるような気がしました。

「え!  何・・・・何」

「そんなに、あっし達の事を、信じないいんですか・・コンコン」
キツネが
突然、背中越しの異様な声に、花子は仰天です。

「ギャーー・・・」

【続く】
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花子の一人旅 15

座っている男を、笹の葉や杉の葉で、叩いて、

「出てイケー・・・」

と、叫んでいます。

花子は、何事かと青葉に尋ねます。

「青葉さん、一体何をやってんですか」

「ああ、あれは取り憑いたキツネを追い出しているのです」

「キツネが取り憑いた?」

「ええ、突然大きな声をだして走り回ったりします、

顔も変形して、キツネ顔になったら、もう手が付けられなくなります」
キツネ搗き 2
「それで、憑いたキツネを追い出すのですか」

「すぐに、出て行くキツネもいれば、なかなかしつこいのもいます」

「そうですか、キツネ以外にも、憑かれるってのはあるのですか」

「ありますよ、タヌキとかもね。しかしキツネが一番たちが悪いんですよ」

花子は、動物に憑かれるという事に、不思議な思いをするのだった。

果して、そんな事があるのだろうかと。

【続く】

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花子の一人旅 14

小鳥と、話しが出来る早奈はの前世は鳥だったという。

そして、鳥だった時は、隣の国にいて、その様子を伝えたのだ。

「どんな事を、伝えたんですか」

花子は、青葉に尋ねます。

「そうだな、川を船と言う物で移動するとか、

人が馬に乗って走って行くとかだな」

「船・・・馬ですか」

「皆、見たことが無いから分からないんだ、それで出かけて、

見に行ったよ、」

「ふーん、そうなんだ」

花子は、ここはそういう時代なんだと、思った。

青葉が、さらに花子を案内して行くと、何やら人がいて、

座る男を、何かで叩いていた。
キツネ搗き
「えーーい、こら! 出ていけー」

「もういいじゃろぅ・・・山に帰りなされーー」

花子はびっくり仰天して、見つめます。

一体、何をやってんだろう。

【続く】
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花子の一人旅 13

鳥と遊ぶ早奈(サナ)を、不思議に思う花子は、

青葉に尋ねました。

「それは、ですね。早奈の前世は鳥だったんですよ」

「前世が・・・鳥ですか?」

「そうです、赤子の時に鳥と話たりしているのを不思議に思い、

親が火実子様の元へ連れて来たのです」

「火実子様への元へですか」

「そうです、早奈は、神様から我らに与えられた子なのです」

「・・・・」

「前世の記憶は、放っておくと消えてしまいますから、

早いうちに、能力を引き出さなければなりません」

「能力を引き出すとは、どういうことですか」

「前世の能力、すなわち記憶ですね、

早奈が、鳥だったころ何処を飛び回っていたのか、

何を見たのかですね」

「どこにいて、何を見たかですか、それで何か

知っていたのですか」

「ええ、早奈は、隣の国の都に居ました、

そこの暮らす人たちの事を我々に教えてくれました」

【続く】

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花子の一人旅 12

青葉は、火実子様から、ドーレンへ案内するように

言われました。

「はい、花子様を、ご案内いたします」

花子は、青葉のあとに、着いて行きます。

「青葉さん、ドーレンとはどういう所ですか」

「それは秘密です」

秘密か、そんなところに案内するなんて、ヤッターと思う、花子です。

「そこは、遠いんですか」

「いや、もう少しで着きますよ」

そんな、会話をしながら歩いていると、鳥の声が聞こえてきます。

チッチッチッ・・・

近づくと、女の人が鳥と遊んでいるようでした。
小鳥と遊ぶ人
「青葉さん、あの人は何をしているんですか」

「ああ・・、あの娘は、早奈(サナ)と言います

鳥と話をしています」

「鳥と話ですか・・、へーーどんな事を話すんですか」

「うーん、まあ、いいでしょう、教えましょう。あの鳥達は見張りです、

この村に、入って来る人とかを見張っていて、異常があれば教えに来るのです」

「本当?そんなことが出来るんですか」

「花子さんもですね、あの神社に近づいた時から、知ってましたよ」

私は、監視されていたんだと、花子は思いました。

「あの・・、早奈(サナ)さんは、どうして鳥とお話が出来るんですか」

【続く】

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花子の一人旅 11

花子は、火実子様と会い、その姿にも興味を持ちました。

「もしかして、カミ・・神様か」

オーラを感じるのです。

もしも、その様な人と会ってるのなら、恐れ多い事だ。

胸がドキドキ高鳴ってきます。

火実子様は、面白い所を見せるからと、

案内人を呼ぶように言いました。

「これ、青葉よ・・・・この御方をドーレンに案内して、

見せてあげなさい」

「はい、分かりました。案内いたします」
青葉です
青葉と呼ばれた屈強な若者が、来て花子に声をかけます。

「さあ、それではご一緒にどうぞ」

「あぁ・・、そ、そうですか、おねがいします」

なんとまあ、逞しい人なのだろう、花子は見惚れてしまいました。

【続く】

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Appendix

プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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