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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 8

目の見えぬ、一平の物の覚え方に感心する喜太郎です。

一平は、言います。

「気配を、もっと感じ取れるようになりたいですめ」

「気配・・・ですか・・、何ですかそれは」

「つまり、何処に、誰がいるか、何をしているかですね」

「この家には、オレと、犬のコロンと猫のソラに、一平の

お父さんと、お母さんだね」

「えーー、それぞれ、何処にいて何をしているかを、

知る事です」

「目に見ぬのに・・・そりゃ~無理ですよ」

「ですから、その気配を感じとるのを磨くのです」

「ふーん、分からない」

ワンワン

ニャーン

「何言ってんだよ」
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 14
お父さんが、思い出したように言いました。

「そうだ、一平、庄屋の嘉田家の旦那に、修行から帰ったと、

挨拶に行ってこい」

「そうですね、分かりました」

一平は、按摩の修行に行く際、嘉田家の旦那の紹介で、

行ったのでした。

【続く】

物語が少し動くなと・・・。

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本日は日常を

25日(月) 田植え前の田にカモが2匹
カモ
のんびりと、したもんである。

カモにとって、山間に憩いの場が出現と云う所かな。

JAの育苗センターから苗を受領して、運ぶ。
IMG_3475.jpg
いよいよ、今年の米作り、八十八やの戦いだね。

月下美人
月下美人
一夜だけ咲くらしい。

女房Sの作です。


26日(火)

田植え機械
田植機械
一年に一度の仕事機会ですからね。

始動が、まず心配になります。

エンジンのかけ方が、独時なのです。

燃料コックと云うかその上にある丸いボッチを20秒程

押すってのがすっかり忘れてしまっているのです。

無事エンジンがかかり、動いてくれてありがとうという気持ちになります。


田植え終了
田植え終了
田の中に入って、自撮りは無理ですからね。

1枚の田んぼに植える時間は凡そ1時間半、2枚だから3時間でした。

真っすぐに植えるのが案外難しいのです。

汗だくになりますが、これも無事終了。


27日(水)

畑の側に咲くフジの花。
フジの花

Kさんの猫
Kさんの猫

Kさんの側に行きました。
憲さんと猫

サツマイモの苗植え
サツマイモ苗植え2
今年も、同じ場所に植えました。

本数は50本です。品種は紅あずま。


29日(金)

アツモリソウ
アツモリ草
今年もYさん家に行って、撮ってきました。

なんかしら、本数が減って来たような気がしますね。

頑張って繁殖してくださいね。


30日(土)

いい天気になりました、岩手山です。
岩手山


午後は、ピーマン苗を運びました。
ピーマン苗運び
大苗を500本、昨年と同じです。


こちらは、じゃが芋畑になります。
じゃが芋畑
じゃが芋の植え付けが、まだなので、急がないといけません。

明日には種芋を用意して、植えようかと思います。

5月は明日の一日しかなくなりました。

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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 7

一平は、按摩の修行を、終えて、きたのでした。

お父さんと、お母さんに按摩をほどこし、

腕の確かさを、つたえました。

凝りをほごし、体が楽になります。

「ああ・・生き返ったようだ」

喜太郎は、こんな事を見るのは初めてなので、

妙に感心します。

「一平さん、体を触って、何て言いますか、その、

凝っているとか、具合とかが分かるのですか」

「ええ、まあ、教えられました、何度も何度も人様の体に触り、

自分の体で確かめてですね」
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 13
「しかし・・・、よく覚えれる・・と云うか覚えたもんですね」

「百聞は一見に如かずと言います、私は目が見えません、

師は、一回しか言いません、ですから、聞いた事は、

自分で自分に百回言い聞かせて覚えるのです」

「えーー、百回自分に言い聞かせる・・・、

それで、覚えて行く・・・・」

喜太郎は、もう言葉が出ません。

オレは、そんな事一切考えたことなどない。

喜太郎は、過ごしてきた日々を反省するのでした。

【続く】

そうか、物事を覚えるには、目に見えない努力ってのがあるんだな。


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コロントソラの嫁っ子捜し その3 6

一平は、お父さんに按摩で凝った体をほごしてやりました。

今度は、お母さんです。

「ワタシは、いいよ、何処も痛くないし」

「まあ、そう言わずに・・ほれ」

首に手をやって、ゴキッ・・・。

「あーれー・・痛い・・イティティ・・・ヒユー・・・」
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 12
「はい・・そのまま・・そのまま、ほらね、

楽になったでしょう」

「ああ・・・本当だ・・・、実はね首から肩が痛くて、

頭がズキズキしてたんだ」

一平は、目が見えなくても、按摩の技術を身に着ける事によって、

何とか食べていけるようにと、修行に行っていたのでした。

喜太郎は、このような事を、見るのは初めてで、

それはもう、驚きです。


【続く】

うーん、肩もみとかはね、やったかもしれないな。

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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 5

一平は、お父さんを、横にすると、

背中に手をやり、さすったり、押したりします。

時に、親指でグイッと、押します。
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 11
「ウィッ・・痛えてて・・・」

「一寸、ここが凝って、堅くなってますね、

少し我慢をしてくださいよ」

一平の、按摩の指圧は続きます。

お父さんの声です。

「ああ・・大分楽になった・・気持ちいいな、

ありがとう・・一平」

コロンとソラが側で、見つめます。

一平は、

「じゃ、お母さんにも、按摩をしてあげましょう」

「えーー、あたしは、いいよ、そんな、凝ってないし」

「ま、そう言わずに・・・」

【続く】

マッサージだね、いいな・・・、オレも一平のマッサージを

受けてみたくなった。

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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 5

一平のお父さんとお母さんが、家に帰ってきました。

一平の姿を見ると、もう嬉しさで一杯です。

「一平、修行を終えて、ただいま戻ってまいりました」

「よう、帰ってきたのう」

「辛かったろうねぇ・・」
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 10
「いや~・・色々教わりました」

「そうか、一人前になったのか」

「はい、これからは自分で、歩けと言われました」

「うん、良かった、良かった」

「お父さん、お母さん、それでは、早速ですが、

私の腕を、試さしていただきます、こちらに横になってください」

「え、そうかい・・・、じゃ腕を確かめさせてもらうとするか」


【続く】

あれ・・・何をするんだろう。


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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 4

雨宿りした家に住む一平は、

目が見えないのでした。

コロンとソラは、一平手により、

良く確かめられました。

「コロンちゃん、耳が独特ですね、ソラちゃん爪伸びてますよ」

ワンワン

ニャーン

「コロンちゃん、ソラちゃん、これから友達ですね」

「そうだよ、みんなそうだよ」

「みんなと遊べれば楽しいからね」

「そうだ、喜太郎・・、お前も一平さんの手に触れて、

知って貰えよ」

喜太郎、急に声をかけられて戸惑います。

「触れられるって・・何を」

「一平さんは、目が見えないんだからさ、

手でさあ、姿・形を見るんだよ」

「手で、見る・・はぁ~・・」

一平さんです。

「喜太郎さん、一寸触らせてください」

「えへぇーー・・なんか恥ずかしいな」
コロンととソラの嫁っ子捜し その3 8
「ほーー・・随分、ご立派な体をしてますね」

「いや・・・まあ・・・、それほどでも」

「有り難うございます、これで、喜太郎さんを知ることができました

喜太郎は、何故かホッとするのでした。


外の方から何やら話し声がします。

「やれやれ、着いたか」

「あれ、誰かいるね・・・・」

「おーー、一平・・帰って来たかーーー」

「あれぇーー、本当に一平だーー」
コロンとソラの嫁っ子捜し その3 9
「どうやら、一平のお父さんお母さんのようです。

「おやまあ、友達を連れて来たのかい」

「こりゃまた・・、犬と猫もいるじゃねえかい」

【続く】

賑やかに、なってきましたね。

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五月も終わる

本日は、小話をお休みし、日常を紹介します。

伐採作業の整理
伐採処理
冬季に、間伐などで、伐採した所が数か所あって、優先順位で、

順次片付けています。

ここは、元は田でしたけどね。


地エビネの花が咲いた。
エビネ
山林内に植えてる山野草が幾つかありますが、

このエビネは、順調に育ち、少しづつですが増えています。


静かに、近づいて来る猫。
Kさんとこの猫
畑の近くでの事。

Kさん家の猫です。

Kさんは御年90歳になります。

以前飼っていた猫が、死んだと思ったら、今度はこの猫を

飼ってるようです。

兄弟2匹のようですが、この猫は活発なようで、

よく、外へ出て冒険し歩くので、もう一匹とKさんが、

捜しに歩く姿を見ます。

多分この後、Kさんがやって来るでしょう。


S医院の解体工事
坂井医院解体作業
産婦人科医院でした。私の子もここで生まれましたね。

S先生は、「男女を産み分ける法」とかの本を書いたりして、

ちと、有名な人でしたね。

当地に伝わる伝説を英語に訳して、外国で出版するとかも、

したような・・、まあ詳しく分かりませんが、

色々活動した方でしたけど、亡くなりそして、建物自体も無くなってしまう。

時の流れですかね。


さて、我が家の田です。
田んぼの水
代かきを終えて、水を入れてる所です。

この土日に、田植えを終えた所が多いですね。

私も、明日か明後日には田植えを済ませたいなと思ってます。

この周囲に、電気柵を張り巡らす作業も、ありますしね。

それに、気温が上がって、雑草が伸びてきました。

この田んぼは、夜に入ると、カエルの合唱になります。

静まってるなかで、一匹がゲコゲコ鳴くと、

別方向から反応してゲコゲコと鳴き、やがて全方向から

ゲコゲコゲコゲコゲコゲコ・・・・・・・・・・

「ああ~、ボリュームを下げてくれーーー」

と、叫びたくなるほどの鳴き声と云うか叫び声になります。

兎に角、まあ・・、皆それぞれに生きてます。

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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 4

喜太郎とコロンとソラは、雨が降って雨宿りをしていました。

家の中から、「家の中でお休みください」との、

声があり、中で休ませてもらう事にしました。

中には、若い男の人が座っています。

喜太郎が、挨拶をします。

「すみません、突然の雨だったので、こちらの軒下で、

雨宿りをしてました・・、お邪魔します」

コロンとソラも、一緒に中へ入ります。

「あの、ボク達もいいですか」

「ああ、ワンちゃんと猫ちゃんか、どうぞ遠慮なく」

「ああ、よかった、濡れるのイヤなんだ」

喜太郎は、若い男が同じような年代だなと、

少し安心しました。

「ボク喜太郎と言います、これは、犬のコロン、こっちは猫のソラです」

「喜太郎さんですか、それにコロンちゃんとソラちゃんね、

散歩でしたか」
コロンととソラの嫁っ子捜し その3 6
コロンが、言います。
「ボク達は、喜太郎の嫁っ子を捜して旅をしてるんだよ」

「え! それはそれは、随分とまあ、ご立派な事で」

若い男の人は、目を閉じたまま前を見て、話しをします。

「私は、一平と申します・・・・ごらんの通り目が見えません」

喜太郎、コロン、ソラはびっくりです。

「えーー、目が見えないの」

「生まれてすぐに、失明しました、でもまあ、何とかお役に立てるようにと、

努力をしています」

コロンが、一平に飛びつきます。

「ボク、分かるよね」
コロンととソラの嫁っ子捜し その3 7
「ああ、分かりますよ、元気がいいワンちゃん・・・いやコロンちゃん

触らせてください」

「いや~・・・あはっは・・・くすぐったい」

ソラも、一平の所へ行きます。

「ボクもスリスリします」

「ああ・・ソラちゃんね、いい毛並みしてますね」

一平は、コロンとソラを相手にするのでした。

【続く】

そうか、一平は目が見えない人だったのか、

でも、コロンとソラは、仲良くなれたな。


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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 3

喜太郎にコロンとソラのご一行が歩いていると、雨が降ってきました。

雨には、弱いコロンとソラです。

慌てて、何処か雨を除けるとこは無いかと見たらば、

丁度近くに、家があります。

「お! あそこの軒下で、雨宿りをしようぜ」

急いで、その家の軒下に行きました。
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 4
「やーや、この雨は何時まで降るかな」

「通り雨なら、いいんだけどな」

などと、言いながら降る雨を見つめます。

すると、家の中から声がします。

「どなたかな・・・、そこだと雨に濡れますからね・・、どうぞ中へ

おはいりなさいな」

「え! 中へ入りなさいだってよ」

「確か、そう聞こえたな」

喜太郎は、戸を少しづつ開けて、中を見ました。

「あの~・・すみません、雨宿りをさせてもらってます」

中に居る人の声です。

「雨に濡れたでしょう、どうぞ中へ入って

休んでください」
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 5
コロンとソラは、中の人に言います。

「あのボク達も入っていいですか」

「ああ、犬ちゃんと猫ちゃんね、どうぞ遠慮せずに」

「本当・・、ああよかった、お邪魔します」

ワンワン

ニャーン

喜太郎達は、家へ入ります。


【続く】

ああ、よかった・・。雨に濡れるのはイヤですからね。

さて、物語は、ここから急展開になるんですね。

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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 2

喜太郎と、コロンとソラは、嫁っ子を捜しに再び歩き出しました。

喜太郎も、随分気持ちが強くなりました。

「おい、コロンとソラ、オレは、本当にイケメンかい」

「え! ・・ まあ そりゃ~いい男だぜ・・なあ、ソラ」

「ふぁ~・・まあ、鏡は、見ない方がいいかもな」

「どう云う意味だ・・それは」

「自分に自信を持てば、男ぶりってのはよ、自然と上がるもんだぜ」

「そうか・・・・ありがとう」

そんな、会話をしながら行くと、母子の親子連れと出会いました。

喜太郎が、声をかけます。

「こんにちは・・」

「あら・・どうも、こんにちは、どちら様でしたか」
コロンとソラの嫁っこ捜し その3 2
「喜太郎と申します、娘さん年は幾つですか」

「えーー、この子は12になりましたけど」

「あ、そうですか、じゃま又、何時かお会いしましょう」

「まあ――、どう意味でしょう・・・、あらまあ可愛いワンちゃんとニャンちゃんだこと」

ワンワン

ニャーン

「へへっへ・・ボク達ね、嫁っ子を捜して歩いてんだよ」

「あらまあ、そうでしたか、で・・この子は、まだ嫁には早いと・・・」

「どうも、失礼いたしました」

「それにしても、随分面白そうね、ワンちゃんとニャンちゃんを連れて、

お嫁さんを探して歩くなんて」

「いや~・・どうも、又ご縁がありましたらお会いしましょう、さようならーー」

喜太郎は、手を振ってその場を離れるのでした。

ワンワン

「喜太郎・・、話しぶりが堂々としてきたな」

ニャーン

「ちゃんと、挨拶もするし、これまでの喜太郎とは思えないよな」

「そうかい・・うっはっはっは・・・・」

自信が、みなぎってきて、一段と逞しさが増して来る喜太郎です。


空の様子が、変わってきました。

明るい空が暗くなって来たのです。

そして、ポツポツと落ちてきました。
無題コロンとソラの嫁っこ捜し その3 3
「れれっれ・・、雨かい」

「「ワーーオレ、雨は苦手だよ」

「オレも、強くならなければいいけどな」

雨が降って来たか、こりゃ、まずいなコロンとソラも雨は苦手のようだし。

【続く】

雨か・・、まあ天気は晴れの日ばっかりってのは無いからな。

で、どうなるんだろう。


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コロンとソラの嫁っこ捜し その3 1

コロンとソラの嫁っこ捜しその3です。

喜太郎に嫁っ子を捜してやろうとする、コロンとソラでした。

喜太郎は、これまで、家で我がままし放題で、さっぱり、家の手伝いもせずに

過ごしてきたので、行った先々や出会った娘にも、圧倒されてしまいます。

「オレなんかに、嫁など貰うよな資格なんてないな」

などと、自信を失うのでした。

そんな喜太郎をコロンと、ソラが、励まします。

「なーに言ってんだ喜太郎、大丈夫だって・・、きっといい嫁さんが見つかるよ

「そうだよ、立派な体してるじゃん、顔もイケメンだし」
コロンとソラの嫁っこ捜し その3
ちょいと、褒め過ぎのような気がしますけどね。

そんな訳で、気を取り直した喜太郎でした。

「そうだな、オレは、嫁を貰って今度はしっかり働くんだ」
コロンとソラの嫁っこ捜し その3 1
ニャーン

ワンワン

「お!  喜太郎・・かっこいい、

今度は、きっといい嫁っ子が見つかるぜ」

喜太郎は、胸を張って歩き始めました。

コロンもソラも、一緒に行きます。

【続く】




さて、嫁っ子捜し、その3です。

今度は、どんな娘と出会うんでしょう。



物語・・、毎日の更新は無理かもしれませんが、

再び、始めます。



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公民館に人工芝のマット敷き

17日(日)のこと

前日に地域の会長(O氏)から公民館の駐車場に人工芝を張る作業をやるからと、

メールがきた。
公民館駐車場
地域が使用する公民館の駐車場。

我が集落は、横長で範囲が広いので、集会があると車で来る人が多い。

この駐車場も、狭くなって手前の道路にズラッと並んでしまう。

夏の盆踊りは、ここが会場だ。

作業を開始する。
人工芝敷き1 ペ
人工芝は、町のホッケー競技場で使用していたものである。

新しく更新するとかで、古い方を譲り受けた。

まあ各地域の施設等に分配をしたのだろう。
人工芝敷き2 ペ
これが、かなり重い。

やはり、重機があると、助かる。
人工芝敷き3 ペ

少しづつ、敷き詰めていく。
人工芝敷き4 ペ

角とかの細部も、端数を切り裂いたりして、見栄えをよくする。
人工芝敷き5  ペ
この辺の作業は、手慣れた人もいて、用具もあって、

助かる。

作業終了。
人工芝敷き6 ペ
地面より、やはり良いかな。

使用済みの人工芝なので、キズついてるけど、

草も生えなくなるし・・・。

などと、会話をしながらの一服、休憩。

新型コロナウイルスの影響で、地域の年度行事などが中止となり、

集まる機会が無くなっていたので、久しぶりの人数が集まっての作業となった。

まあ、役員主体だったですけど。


人工芝を敷いたので、再び人が集まる公民館になって欲しいですね。



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岩手町川柳会5月秀句の紹介

岩手町川柳会、5月の秀句を紹介します。

今月も、新型コロナウイルスにより、投句形式としました。

安心して、句会を楽しめる日が来るまで、我慢の日々が続きます。

83歳の某俳優が言ってました。

我々が子供の時の非常時は戦争で、田舎に疎開させられた。

親元を離れ、生きて行くのが大変だった。

その事を思えば、この自粛や我慢など、たやすい事だ。と。

戦後生まれの、私などは、彼らから見れば、順風満帆の人生で、

苦労知らずに見えるだろう。

実際、そうかもしれない。

我慢します。辛抱します。耐えます。

さて、今月の我が川柳会の秀句を紹介します。

席題  「マスク」     選者    満子

日々マスク かかぁの顔を 忘れそう         正和

終息を 願い続けているマスク             小草

恐い顔 マスクを着けて 目で笑う           はつお

表現の 自由も狭くするマスク               草

高齢者 マスクの口に 耳寄せて             國男

世界中 マスク頼りに 命死守              るみこ

口マスク 鼻を出してる アンポンタン          自句


題詠  「愛」          選者          國男

握る手に言葉はいらない 愛をこめ             はつお

愛あれば 子の尻たたく 親心                正和

離れてて 幸せ祈る 愛もある                満子

やさしくて 強くてもろい 愛の道               るみこ

子に送る 荷物の中に 母の愛                小草

愛という 絆が重くなる介護                   草

逃げ道を 作っておいて 叱る母                草

愛長けて 在せば母の いとおしく              自句


雑詠   (自由)         選者     はつお

本当の事を知っている 重い口                 草

始末にも 昭和の心は 母の声                 るみこ

山菜も 人も惚けて 薹が立ち                 國男

間に合っていることにする 電話口               小草

飲み干すと 急に重たい 大ジョッキ              草

晴天の 連休ごもり 天あおぐ                  正和
 
人生は 速度を上げたり ゆるめたり              満子


感染を 世界に広げ 知らん顔                  自句


ブログコメントからの投句を紹介します。

「マスク」

安倍総理 意地でも続ける 布マスク       愛新覚羅

「愛」

捨て犬に 愛情あれど 飼えぬ我が身      愛新覚羅

絵になる川柳は、これです。

川柳 2年5月 マスク はつお
恐い顔も、マスクをすれば分からない。あとは、目が笑えば
良いおじさんになる。こりゃ・・いいや。


川柳 2年5月 愛 愛 ペ
飼いたいんだけどね。俺が死んだら面倒を見る事が出来なくなるんだ。
元気でな・・・、いい人に出会ってくれ。



川柳 2年5月 雑詠 重い口 草 ペ
誰をかばうのか。かたくなに、口を結ぶ人。
それでいいのかい。


本日も、当ブログの訪問、ありがとうございます。

今後とも、よろしくお願いいたします。

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ソrラのパンチ

ネコのソラは、暇を持て余している。

まあ、大概何処かで、寝ているわけだが、

時折、体を動かさないといけないらしい。

で、走り回ったり高い所に上がったりする。

一番は、紐とかいわゆる猫じゃらしで相手をしてくれる人がいると、いい。

午前中の仕事を終えて、昼飯時に帰って来ると、

「おおーー、帰って来たか・・・」

と、おもむろに背中を丸く上がてあ大きな欠伸をする。

続いて、両の手を一杯に伸ばしてストレッチである。

運動前の準備運動であろう。

で、昼食を終えて、昼休みをするので、ソファとかへ行って、

横になる。

そこへ、ソラがやって来るのである。

「おい、こら・・起きろ」
ソラのパンチ
オレが寝ている所へ来て、ニャー ニャーと鳴く。

こっちは、疲れを取らなければいけないので、必死になって眠気を呼ぶのだ。

起きいないと見ると、体をさすってりする。


それでも、起きない、反応しない。

ソラは、

「おい、起きろ。オレの遊び相手をしろってんだ・・」

てな感じで、鳴く。

「うるさいな・・・静かにしてくれ・・・」

で、ソラがトサカに来るのだろう、パンチである。

後頭部を、思いっきり叩く・・・。


「痛い・・・何すんだよ」

それでも、寝ていると、再度パンチが飛ぶのである。

あ~あ・・昼寝もロクにできやしない。

しょうがねえ・・、遊びの相手をするか。


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夕暮れの散歩

今時の農家は忙しい。

日没がだんだん長くなってきて、夕方7時ぐらいまでは、

働けるようになった。

で、まあ、家に帰ると、待ってましたと吠えるのがコロンですね。

女房のSが、散歩に連れていけば、満足しておとなしくしているのですが、

用事とかがあって、散歩に行かなかったら、次の相手はこのオレなのです。

今日は、もう、

「早くーー早くーー、何をもたもたしているーー」

てな調子で、吠えまくるのでした。

「ありゃ~・・Sの野郎・・、散歩に行かなかったのか・・・

全く・・、しょうがないな」

で、まあ、準備をして出発をするのです。
夕暮れの散歩
準備は、夜光タスキ、懐中電灯、携行ショベルですね。

夕暮れの薄明かりが、たちまち暗くなりますからね。

田舎道は、国道を外れると街灯も無くなりますし。

しかしながら、犬達は夜行性何でしょうね、全く気にせず走って行きます。

こっちはそうはいきません。

老眼で、足も上がらなくなってますからヨタヨタで追いかけて行きます。

兎に角まあ・・、往復1km、約20分位の散歩をするのです。

新型コロナウイルスのない、平和な一日でした。

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コロンとソラの素顔

コロンです。
コロン
この家に来て3年になります。

すっかり、この家の一員になってます。

散歩は一日2回が基本です。

昨年の夏に、散歩中にマムシ?に噛みつかれてしまいました。

いや~・・びっくりですよ。

顔が半分膨れて、犬の顔ではなくなってしまったのです。

家人がたまげて、病院へ行って点滴だ、薬だと言って治療してくれました。

おかげで、元の紅顔に戻りました。

今年の夏も、何かひと暴れしそうだね、ウッヒヒヒ・・・・



ウ! おれ! ソラだよ。
ソラ
ボクは、オス猫です、去勢してるから、割とおとなしい・・・です。

この家に来て3年を過ぎました。コロンよりは半年程、早くやって来ました。

年齢も、コロンよりは1年以上は早いはずです。

実はね、ボクの生まれは岩泉町なのです。

台風の被害にあって、住まいが無くなって譲渡会の所へ回されてきて、

この家の奥様に好かれて、貰われてきたのです。

何か、昔の恋人に似ていたらしいです・・・えーーまあーーふっふん。

でまあ、気ままに暮らしてます。

そうですね、大きな事件はもう2年まえになりますか、

夜中に外へ出て行って、車に轢かれてしまい、足がブラブラになってしまいました。

血を出しながらも、痛みをこらえていたら、家人が気がついて、

そりゃ~・・もうもう・・・大騒ぎでしたよ。

急いで、病院へ行って手術でした。

「3本の足になるかもしれません」

などと、先生に言われて必死に治してくれました。

足の骨に針金を巻いて、なんとか普通に歩けるようになりました。

今でも針金は、そのままになっています。

でもまあ、生活に支障はありません。

良かったです。

で、不自由なのは、あまり外ヘは出してはくれないからです。

この家は、道路(国道)に沿って建ってるから、危ないからだってさ。

そういう事で、よろしくね。


我が家のコロンとソラの概要紹介でした。

時折、小話の主人公になりますので宜しくねーーー。


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岩手町川柳会、5月句会

岩手町川柳会、5月の句会は、前回と同じく投句によりました。

緊急事態が解除に向けて動いてますので、

来月辺りから、通常開催ができるのかもしれません。

まあ、兎に角今は辛抱ですね。

さて、今月のお題です。

席題  「マスク」      選者    満子

題詠  「愛」         選者    國男

雑詠  (自由)        選者   はつお

各自3句を投句箱に投入し、選者に渡して選ぶという方式です。

編集が終わりましたら、秀句を紹介します。

ブログ訪問者からの、参加もを歓迎します。

投句はコメント欄にてお願いします。

秀句紹介時に合わせて、紹介をさせていただきます。

どうぞ、よろしくお願いします。
コロンとソラ 2
おなじみ、我が友のコロンとソラです。


本日は、雨上がりの天気で空気が澄んで岩手山が近くに感じました。
岩手山

さらにアップするとこんな感じでした。
岩手山大
頂上には、もう雪がほとんどなくなってるようですね。

本日も当ブログの訪問ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。


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コロンとソラ、今後ともよろしくね

本日の岩手日報(新聞)の県北地域版に、私の記事ブログが人気上昇中と

言う事で掲載された。

有り難い事です。

これも、我が家に犬と猫がやって来たからです。
コロンとソラの挨拶
何せね、この年になると相手にしてくれる人は少なくなりますから。

寝食を共にする・・仲になってます?

で、まあ話題とか、小話のアイデアとかが、出て助かります。
コロンとソラの旅は続く 
ブログ村の岩手情報で第1位となり、次なる目標は、東北第1位とかで、

大きくなってますけど、まあ、無理でしょう。


さて、我が里の春です。

山菜「ウド」が芽を出してました。
ウドが芽を出した
日当たりの良い所だから、伸びも良いようです。

ただ、例年と比べると遅い気がしますね。

ウルイです。
ウルイが芽を出す
産直には、ハウス等での栽培で早出しする人が多くなりました。

ハウス等の栽培したウルイは、色の緑が薄いです。

まあ、柔らかくなって美味しくもなります。

この様な天然ウルイは、色濃く味もいかにもウルイだな、という感じなります。


さて、この赤い花は何でしょう。
ボケの花が満開
ボケの花ですね。

この時期の。真っ赤な花びら、しびれます。
ボケの花
枝にはトゲがあって、不用意に触ろうものなら、痛い思いをします。

まるでコトちゃんのようです。とかなんとか。


田んぼの上に行って、ため池に注水です。
池に注水

そして、池に水が溜まったら、田んぼに注水です。
田んぼに注水
うーん、景色がだんだん変わってきます。

これを自らが、演出し楽しめる。

やっぱり、田舎暮らしは贅沢だな・・・・。

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5月は、躍動だね

今朝も、早起きで山へ行きます。

ワラビが出ていました。
ワラビ
「ひょー・・・久しぶりーー」

と、云うような感じです。

コゴミです。
コゴミ

この2~3日、急に気温が上がってきましたから、

次々と芽吹いて来ます。
コゴミ2

道路沿いに、咲いているのが山吹です。
山吹
雪解けの山で、早く咲くのが、こぶしの白、次に山桜でほんのりと、

ピンク色の花、そして山吹の黄色です。

この山吹は、幼い頃は、学校への通学路には、びっしりと生えて咲いてましたね。
山吹花びら
今は、通学路などは整備されて沿道には花などありません。

山吹の花も、この様な山道ににしか見えなくなりました。

畑に来て、「にら」です。
にら

アスパラです。
アスパラ

産直です。
産直施設
10時半頃の様子。

休業からの再開5日目、営業時間は9時から15時までになっています。

外の苗売り場
産直苗売り場
ここも、密集は避けて広くコンテナを置いてます。


私のコンテナ上
コンテナ上
今時分は山菜が主になります。

ボウ菜と、コゴミを、今日は初出荷しました。

下のコンテナ
コンテナ下
行者ニンニクは、大きく成りましたが健在です。

にらは、一番刈りです。

上手に栽培管理をすれば、年間4~5回くらいは出荷できるらしい。

毎年そう思って取り組んでいるのだが、大体くらいで終わっている。

今年は、4回まで収穫できるよう頑張りたいです。

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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 最終回

コトちゃんの家で食事を終えた喜太郎は、

御礼を述べて、立ち去る事としました。

コトちゃんは、

「あら~・・残念ね、ずっといればいいのに、

馬のユーザも、慣れて来たのにね・・」

と、言ってくれたのですが、喜太郎は意を決して、立ち去る事としたのでした。

「喜太郎ーーー、また来いよーーー」
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 60
コロンとソラも、一緒です。

「喜太郎・・、いいのかい、コトちゃん美人だぜ」

「明るいしね、もう少しいたら」

「いや、もう・・いい・・・、うーむ・・他をあたる」

「嫁っこかい、そうだな・・、喜太郎にコトちゃんは、

無理そうだね」

「いや、その、嫁っこと、いうより、婿になる・・・夫婦になるって事の方が、

・・・重いんだな、まだあんまり深くかは考えが出来ないんだけど」

「そうかい、もっと単純で良いと思うけどな」

などと、話しながらコトちゃんとおさらばをするのでした。


ヒッヒーン ヒッヒーン
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 61
「おーい、喜太郎ーーーー、何だい・・行くのかい」

牧柵に、馬が集まってきて、喜太郎に声をかけます。

「また、こいよーーー、今度はオレが乗せてやっからよー」

「ありがとーーー、元気でなーーー」

「コローン・・ソラーー、また何時か遊ぼうぜーーー」

ワンワン

ニャーン

手を振って別れの挨拶をするのでした。

ドンと晴れ    お終い


どうも、この小話、長きにわたりお付き合い有り難うございました。

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日常です

本日は、日常を発信します。

田んぼの作業ですね。

散らしてなかった、裁断した稲わらを散布します。
散らす
この後、肥料の散布でした。(これは、2~3日前の作業)

県南では、このゴールデンウイーク期間に田植えが始まりますからね。

我が地の田植えは18日ごろからですか、

それまでに、色々な準備が必要です。


これは、3日前の朝の撮影です。

我が家から見える岩手山と月です。
岩手山と月
非常に珍しい光景が撮れました。


姫神さんです。
姫神山
裏山に登っての撮影ですね。

姫神山は、なだらかな山で美しいです。

伝説で岩手山と姫神山夫婦だったと、

ある事情で分かれると云うか、岩手山が追い出しと伝えられていまs。

まあ、勝手な話ですけど、面白おかしくなっています。


で、まあその姫神山を見ながら、山菜の「コシアブラ」を採ります。
コシアブラ
これが、近年山菜の中で人気が急上昇してます。

私が幼い時は、この辺の人達は食べなかったけどね、

非常にもったいない事をしましたね。


本日の午後、田にトラクターを入れて耕運を開始しました。
田耕運
我が田は、水はけの良いとこと、悪いとこがあって、非常にやりずらいのです。

まあ、感謝の部分を言えば、このような山間の地を開梱して、

畑から田にした父親等の努力に敬意を表しないといけません。

文句は言うべからず、改良は自分ですべき、

出来なければ現状を打破の工夫をしなくてはいけない。

などと、非常に利口そうなことをつぶやきながら、作業をしました。


本日も当ブログを訪問、ありがとうございます。


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コロントソラの嫁っこ捜し その2 31

コトちゃん達と一緒に食事をする事になったのですが、

喜太郎は、お米のご飯をみて、もう嬉しくて、箸を手に食べようとしたその瞬間に、

ヤリと、棒が飛んで来たのでした。

喜太郎をめがけて飛んできたヤリはソラが、パンチ一発で、

方向をずらして、頭をめがけた棒は、コロンが、真剣白刃取りの要領で、

両手で押さえたのでした。

喜太郎は、間一髪コロンとソラによって、助けられたのでした。

なにゆえに、飛んできたヤリと棒なのかというと、

それは、コトちゃんのお母さんとお婆さんが、投げつけたのでした。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 58
二人とも、瞬時の早業です。

相当の腕前ですね。

お婆さんが言います。

「コロン・・、見事であったね、その棒はワシのツエじゃ・・、返して遅れ」

お母さんが言います。

「ソラちゃん、よく受けたね、いい技だった、今度はそうはいかないからね」

ニャーン

「おお・・コワ・・・、こんな事は止めて下さい」

「そうだそうだ、肝心な事です、いいですか喜太郎殿、貴方は食事をする前に、

感謝もせず、食べようとしましたね、そういう事は、絶対に許せません、ねえお婆さん」

お婆さんです。

「全くその通りですよ、いいですか、食べ物の全ては数々の苦労の末にあるのです。

お米の白いご飯となるためには、田を耕し、種を蒔き、手入れをして、成長を見守り、

収穫して、脱穀をし、精米とその都度手間暇をかけている居るのです、

さらに、米を研ぎ、火を起こして炊き上げる、

他の食べ物も同じ事です、感謝を忘れてはいけません、いいですか喜太郎さん」

喜太郎は、うなづきます。


「はい・・、何も考えてませんでした。もう目の前のご飯しか、

頭にありませんでした」
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 59
喜太郎は、これまで、食べものにいちいち、感謝するなどと思ったこともありませんでした。

今改めて、思い反省するのでした。

「これまで、お父、お母が、汗水流して作ったものをオレは、

何も考えず当たり前に思い、時にまずい、こんなもの食えるかなどと、

文句まで行っていた・・・」

コロンとソラが喜太郎を諭します。

「喜太郎・・・いい事教えてもらったな、

何事も、感謝・・・感謝だよ」


お母さんが、言います。

「それでは、改めて感謝を込めてお食事をいただきます」

みんな一斉に、手を合わせ、

「いただきます」

食事が始まりました。

ようやく、食べれる。ああよかった。



【続く】

そうだよね、食べ物に感謝しないといけないよ。

実は、オレもさ、米作り野菜作り、手間暇かけて苦労してるんです・・・、なんてね。

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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 30

喜太郎にコロン、ソラはコトちゃん達家族と食事を共に

する事になりました。

コトちゃんのお母さんがやってきて、お婆さんもきました。

食事の支度も整い、さあ食事と云う時です。

喜太郎が、お膳に米のご飯が、あるのに驚きます。

米のご飯などは、盆・正月くらいしか、お目にかからないからです。

もう、米のご飯が食べれるのがうれしくて、つい箸とご飯の椀を手にしました。

その途端です。

喜太郎めがけて、槍と棒が向かってきたのでした。

あ! 危ない・・・喜太郎

ビシッ  バシッ

と云う音が響きます。

コトちゃんが、

「コロン、ソラお見事ですね」

と、言い手を叩きます。
56コロンとソラの嫁っこ捜し その2 
喜太郎に向って来た槍と棒は、どうなったのでしょう。

それは、もうコロンとソラの早業で対処したのです。

コロンは、天井から降りかかって来る棒を真剣白羽取りの要領で、

喜太郎の頭上すれすれで押さえたのでした。

ソラは、喜太郎に向かう槍を猫パンチの要領で槍の先っちょを、

ちょいと、打ってやって、方向をずらしたのでした。

コロンとソラの嫁っこ捜し その2 57
喜太郎は、間一髪で命拾いをしたのでした。





【続く】

ふむ・・・そうであったか。良かったね―喜太郎。

しかし、何ゆえにこんな危ない事を。


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産直施設再開

新型コロナウイルスによる為に、休業していた、岩手町の道の駅産直施設が、

本日から営業を再開しました。
産直再開
凡そ2週間ぶりになります。


苗の販売も開始ですね。
産直再開 2
何せこの時期は、苗が主力ですから・・。

苗を栽培していた生産者も、ホッとしている事でしょう。

タラの芽
タラの芽
山菜の一番人気のタラの芽、

今朝、採りにいきました。ちと小さめでした。

例年よりも、おそいのかな。

4月に入ってから、気温の低い日が続いたからね。


田んぼのクロ(アゼ)塗り
田んぼのアゼ塗り2
今年は、機械での作業を頼みました。

やはり、違います。
田のあぜ塗り
田んぼの稲作りを再開してから、手作業でやってきましたが、

寄る年波にはかてません。腰の塩梅もよくないしね。


こちらは、畑の畝作りにマルチ張りです。
マルチ張り
畑の方も、逐次進めています。


無人販売所
無人販売
産直が休業となり、急遽立てた無人販場所です。

この時期、山菜が生えますからね。

何とかしないとの思い出の作成です。

撤収が用意なようにと、アングルパイプで作ってます。

売れ行きですね・・。

あまり芳しくないですね、何せ急遽の作成ですから、

通る車も、素通りしますし、走ってる車も用事のある車ばかり、

なのか止まりません。


ホダ木の栽培しいたけ
しいたけが生えたぜ
昨年は、春秋共に不作でしたが、今年は何故か豊作です。

形の良いのが生えてました。

以上本日は、小話をお休みして、

日常をお伝えしました。

なにより、道の駅石神の丘の再開営業が嬉しいです。

皆さま、どうぞいらしてください。



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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 29

お婆さんが嫁に来た当初は、毎日忙しくて、大変だったが、

当時居た次郎丸と云う犬に慰められて、頑張った思い出を語りました。

自分の亭主は、怠け者であまり働かなかったから、孫のコトの婿には、

しっかり働く人と一緒になって欲しいと云う。

喜太郎には、耳が痛い事です。

お膳が用意されて、お婆さんも席に着きました。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 53
喜太郎は、お膳での食事は初めてでした。

「へーー、ご飯とかが乗っているんだ、なんか偉くなったような気がするな」

「わーー、ご飯が白いな、もしかして米か・・・」

席では、お母さんが、本日の会食について、口上を述べています。

「それでは、喜太郎殿が、我が娘コトの友達となり、

馬の世話をして頂いたという事で、少しばかりの御礼として、

食事をご一緒させていただきます・・・」

お母さんの口上は、喜太郎には入りません。

白いお米のご飯ときたので、もう手が出て茶碗を持ち上げてしまいました。
55コロンとソラの嫁っこ捜し その2 
すると、その時です。

槍が、喜太郎をめがけて飛んできました。

同じく棒も、喜太郎の頭の方へと向かってきます。

ウワーーッッ

喜太郎の身が凍り付きました。

【続く】

え! な なんだーー。 

喜太郎・・危うし・・・・。

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コロントソラの嫁っこ捜し その2 28

お婆ちゃんは、コロンを抱きしめて、大きな涙をボロボロ、流します。

「おーー、あの時はありがとう・・・」

「お婆ちゃん、どうしたの」

抱きつかれたコロンがいいます。

「次郎丸や・・次郎丸や・・、お前があの時にいてくれたから、

こんにち、こうして幸せに暮らしていられたのだよ、・・・ああ、ありがとう」

「・・・、あのボクは次郎丸ではなく、コロンだよ」

「ああ、そうか・・・、次郎丸に見えてしまったよ・・ごめんね」

ソラも、喜太郎も、その様子をじっとみています。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 51
お婆さんが、語ります。

あのね、コロン、ワシがこの家の嫁に来たのは、3代目の人だった。

それが、怠け者と云うか、あまり仕事をしない人でな、

いつも、先代に怒られて逃げてばっかりだった。

おかげで、ワシは、朝から晩まで働き通しでな、

毎晩、1人寂しく泣いてたものだ。

そこへ、次郎丸がやってきてな、ワシを慰めてくれたんだ。

ワシは、次郎丸に励まされて、床に就いたものじゃった。

だから、次郎丸がいなかったら、ワシは、この家を逃げたか、

川に身を投げて死んでたかもしれないのじゃ。

ああ・・・次郎丸・・・ワシは、月夜を眺めると、思い出すんじゃ。

コロン・・お前は・・次郎丸と同じじゃ。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 52
コロン達は、お婆さんが涙を流した訳を知る事が出来ました。

「お婆さん、苦労したんだね」

「ああ・・必死になって働いたさ、次郎丸がいたから、頑張れた」

「ボクもさ、次郎丸みたいに、人の役に立つような犬になりたいな」

「コロン、コロンは・・・なれるよ、きっとなれるよ」

「そうー、ああよかった」

「だからね、孫のコトは、しっかりと働く婿を見つけてやらないといけないのじゃ」

「ええーー、コトちゃんの婿さんですか」

「ああ、ワシのような苦労は、コトにはさせないようにな」

【続く】

ありゃ~・・コトちゃんの婿の話になっちゃたね。

良く働く婿さんか? まあ当然といや当然だよね。


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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 27

食事を、コトちゃんの家で捕る事になった、喜太郎達でした。

ハナちゃんが、食膳を運んできましたが、一緒に来たのが、

お婆ちゃんです。

何時もは、別なとこで、食事をしていたようですが、

お客さんが来ていると言う事で、やって来たのです。


「あらあら・・・、犬と猫もいるのね、名前は何と言うのだい」

コロンとソラは、早速飛びつきます。

「ボクの名は、コロンです・・宜しくねーーー」

「ソラでーす・・・」
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 49
飛びついて来たコロンを見て、

お婆さんは、ギュっと抱きしめました。

50コロンとソラの嫁っこ捜し その2 
「・・・・、あの時は、ありがとうね」

と、言って涙をボロボロと、流すのでした。



【続く】

あれ、お婆さん・・どうしたんだろう、コロンにありがとうだなんて。




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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 26

コトちゃんと食事をする事になった、喜太郎にコロン、ソラでした。

部屋で待っていると、コトちゃんとお母さんが、やって来ました。

喜太郎が、馬の世話をしている事に礼を言い、

コロンとソラにも、優しく声をかけてくれます。

少し緊張していた喜太郎も少し和みます。

「喜太郎殿は、コロンちゃんとソラちゃんを友にして、

いいですね」

「え!  はい・・、実は、何時も教えられています」

「あらまあ~・・っそうですか、そういう考え方は、いいですね、

何事も、他所から学ぶ事が多いですから」

「私がこうして出歩いてるのも、コロンとソラがいるからでして」

コトちゃんが言います。

「喜太郎はね、嫁っこを捜してんだよ」

「嫁っこ・・、そう・・そりゃ~たいそうな事ですね、

ここにも、嫁っこになれそうなのが一人いますけど」

「あらぁお母さんったら、いや~ねぇーー」

喜太郎が慌てます。

「いや~・・とんでもないです、オラ・・いや私は、

コトちゃんにそのような考えはありません」

「あら、そうなの、残念なことねーー」

コロンとソラもはやし立てます。

「へへっへ、コトちゃんが、あんな事いってるぜ」

「そうだよ、喜太郎、遠慮するなよ」

「ほっほほ・・、面白いわね」
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 47
話が盛り上がります。

「お食事を、お持ちしましたー」

ハナさんの声です。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 48
「お婆さんも、お連れしました」

「あら、お婆ちゃん、今日はこちらで食事ですか」

お婆ちゃんが、ゆっくりと、見渡しながら言います。

「ええ、なにかね・・お客さんが来てるっての聞いたから、

ご一緒したいなと思って…邪魔だったかしらね」

「いやいや、そんな事を言ってませんよ・・・どうぞこちらえ」

お婆さんも、やって来ましたね。

【続く】

こりゃこりゃですね。女性陣に囲まれての食事なりますか喜太郎・・。


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コロンとソラの嫁っこ捜し その2 25

馬のユーヘーの世話をしていた喜太郎とコロンにソラでした。

ユーヘーは、勝手気ままな性格で、喜太郎達を容赦なく、

世話の大変さを教え込みました。

驚きの連続でしたが、喜太郎達は馬の飼育について、

その重要性を知る事が出来たのでした。

そこへ、ハナさんがやって来て、一緒に食事をと、

誘いました。

どうやら、コトちゃんが呼んだようです。

それで、コトちゃんと一緒に食事ができると、

コロンとソラは大喜びです。

ハナさんについて行き、部屋で待ちます。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 45
喜太郎は、どうもコトちゃんが苦手なのです。

何せね、油断が出来ませんから。

「スキあり!」

て、パンチを一発貰ってますから。

コトちゃんがやって来ました。

お母さんと一緒のようです。
コロンとソラの嫁っこ捜し その2 46
「あらあら・・、あなたが喜太郎さん、

馬の世話をしていただいてるとか、どうもお世話になりますね」

「側にいるのが、コロンちゃんにソラちゃんよ、かわいいでしょう」

「まあ、お利口さんだこと」

【続く】

ふーん・・そうか、コトちゃんのお母さんがきたか。

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Appendix

プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から日常を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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