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コロンとソラの嫁っこ捜し その3 1
コロンとソラの嫁っこ捜しその3です。
喜太郎に嫁っ子を捜してやろうとする、コロンとソラでした。
喜太郎は、これまで、家で我がままし放題で、さっぱり、家の手伝いもせずに
過ごしてきたので、行った先々や出会った娘にも、圧倒されてしまいます。
「オレなんかに、嫁など貰うよな資格なんてないな」
などと、自信を失うのでした。
そんな喜太郎をコロンと、ソラが、励まします。
「なーに言ってんだ喜太郎、大丈夫だって・・、きっといい嫁さんが見つかるよ
「そうだよ、立派な体してるじゃん、顔もイケメンだし」
ちょいと、褒め過ぎのような気がしますけどね。
そんな訳で、気を取り直した喜太郎でした。
「そうだな、オレは、嫁を貰って今度はしっかり働くんだ」
ニャーン
ワンワン
「お! 喜太郎・・かっこいい、
今度は、きっといい嫁っ子が見つかるぜ」
喜太郎は、胸を張って歩き始めました。
コロンもソラも、一緒に行きます。
【続く】
さて、嫁っ子捜し、その3です。
今度は、どんな娘と出会うんでしょう。
物語・・、毎日の更新は無理かもしれませんが、
再び、始めます。
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喜太郎に嫁っ子を捜してやろうとする、コロンとソラでした。
喜太郎は、これまで、家で我がままし放題で、さっぱり、家の手伝いもせずに
過ごしてきたので、行った先々や出会った娘にも、圧倒されてしまいます。
「オレなんかに、嫁など貰うよな資格なんてないな」
などと、自信を失うのでした。
そんな喜太郎をコロンと、ソラが、励まします。
「なーに言ってんだ喜太郎、大丈夫だって・・、きっといい嫁さんが見つかるよ
「そうだよ、立派な体してるじゃん、顔もイケメンだし」
ちょいと、褒め過ぎのような気がしますけどね。
そんな訳で、気を取り直した喜太郎でした。
「そうだな、オレは、嫁を貰って今度はしっかり働くんだ」
ニャーン
ワンワン
「お! 喜太郎・・かっこいい、
今度は、きっといい嫁っ子が見つかるぜ」
喜太郎は、胸を張って歩き始めました。
コロンもソラも、一緒に行きます。
【続く】
さて、嫁っ子捜し、その3です。
今度は、どんな娘と出会うんでしょう。
物語・・、毎日の更新は無理かもしれませんが、
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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 2
喜太郎と、コロンとソラは、嫁っ子を捜しに再び歩き出しました。
喜太郎も、随分気持ちが強くなりました。
「おい、コロンとソラ、オレは、本当にイケメンかい」
「え! ・・ まあ そりゃ~いい男だぜ・・なあ、ソラ」
「ふぁ~・・まあ、鏡は、見ない方がいいかもな」
「どう云う意味だ・・それは」
「自分に自信を持てば、男ぶりってのはよ、自然と上がるもんだぜ」
「そうか・・・・ありがとう」
そんな、会話をしながら行くと、母子の親子連れと出会いました。
喜太郎が、声をかけます。
「こんにちは・・」
「あら・・どうも、こんにちは、どちら様でしたか」
「喜太郎と申します、娘さん年は幾つですか」
「えーー、この子は12になりましたけど」
「あ、そうですか、じゃま又、何時かお会いしましょう」
「まあ――、どう意味でしょう・・・、あらまあ可愛いワンちゃんとニャンちゃんだこと」
ワンワン
ニャーン
「へへっへ・・ボク達ね、嫁っ子を捜して歩いてんだよ」
「あらまあ、そうでしたか、で・・この子は、まだ嫁には早いと・・・」
「どうも、失礼いたしました」
「それにしても、随分面白そうね、ワンちゃんとニャンちゃんを連れて、
お嫁さんを探して歩くなんて」
「いや~・・どうも、又ご縁がありましたらお会いしましょう、さようならーー」
喜太郎は、手を振ってその場を離れるのでした。
ワンワン
「喜太郎・・、話しぶりが堂々としてきたな」
ニャーン
「ちゃんと、挨拶もするし、これまでの喜太郎とは思えないよな」
「そうかい・・うっはっはっは・・・・」
自信が、みなぎってきて、一段と逞しさが増して来る喜太郎です。
空の様子が、変わってきました。
明るい空が暗くなって来たのです。
そして、ポツポツと落ちてきました。
「れれっれ・・、雨かい」
「「ワーーオレ、雨は苦手だよ」
「オレも、強くならなければいいけどな」
雨が降って来たか、こりゃ、まずいなコロンとソラも雨は苦手のようだし。
【続く】
雨か・・、まあ天気は晴れの日ばっかりってのは無いからな。
で、どうなるんだろう。
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喜太郎も、随分気持ちが強くなりました。
「おい、コロンとソラ、オレは、本当にイケメンかい」
「え! ・・ まあ そりゃ~いい男だぜ・・なあ、ソラ」
「ふぁ~・・まあ、鏡は、見ない方がいいかもな」
「どう云う意味だ・・それは」
「自分に自信を持てば、男ぶりってのはよ、自然と上がるもんだぜ」
「そうか・・・・ありがとう」
そんな、会話をしながら行くと、母子の親子連れと出会いました。
喜太郎が、声をかけます。
「こんにちは・・」
「あら・・どうも、こんにちは、どちら様でしたか」
「喜太郎と申します、娘さん年は幾つですか」
「えーー、この子は12になりましたけど」
「あ、そうですか、じゃま又、何時かお会いしましょう」
「まあ――、どう意味でしょう・・・、あらまあ可愛いワンちゃんとニャンちゃんだこと」
ワンワン
ニャーン
「へへっへ・・ボク達ね、嫁っ子を捜して歩いてんだよ」
「あらまあ、そうでしたか、で・・この子は、まだ嫁には早いと・・・」
「どうも、失礼いたしました」
「それにしても、随分面白そうね、ワンちゃんとニャンちゃんを連れて、
お嫁さんを探して歩くなんて」
「いや~・・どうも、又ご縁がありましたらお会いしましょう、さようならーー」
喜太郎は、手を振ってその場を離れるのでした。
ワンワン
「喜太郎・・、話しぶりが堂々としてきたな」
ニャーン
「ちゃんと、挨拶もするし、これまでの喜太郎とは思えないよな」
「そうかい・・うっはっはっは・・・・」
自信が、みなぎってきて、一段と逞しさが増して来る喜太郎です。
空の様子が、変わってきました。
明るい空が暗くなって来たのです。
そして、ポツポツと落ちてきました。
「れれっれ・・、雨かい」
「「ワーーオレ、雨は苦手だよ」
「オレも、強くならなければいいけどな」
雨が降って来たか、こりゃ、まずいなコロンとソラも雨は苦手のようだし。
【続く】
雨か・・、まあ天気は晴れの日ばっかりってのは無いからな。
で、どうなるんだろう。
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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 3
喜太郎にコロンとソラのご一行が歩いていると、雨が降ってきました。
雨には、弱いコロンとソラです。
慌てて、何処か雨を除けるとこは無いかと見たらば、
丁度近くに、家があります。
「お! あそこの軒下で、雨宿りをしようぜ」
急いで、その家の軒下に行きました。
「やーや、この雨は何時まで降るかな」
「通り雨なら、いいんだけどな」
などと、言いながら降る雨を見つめます。
すると、家の中から声がします。
「どなたかな・・・、そこだと雨に濡れますからね・・、どうぞ中へ
おはいりなさいな」
「え! 中へ入りなさいだってよ」
「確か、そう聞こえたな」
喜太郎は、戸を少しづつ開けて、中を見ました。
「あの~・・すみません、雨宿りをさせてもらってます」
中に居る人の声です。
「雨に濡れたでしょう、どうぞ中へ入って
休んでください」
コロンとソラは、中の人に言います。
「あのボク達も入っていいですか」
「ああ、犬ちゃんと猫ちゃんね、どうぞ遠慮せずに」
「本当・・、ああよかった、お邪魔します」
ワンワン
ニャーン
喜太郎達は、家へ入ります。
【続く】
ああ、よかった・・。雨に濡れるのはイヤですからね。
さて、物語は、ここから急展開になるんですね。
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雨には、弱いコロンとソラです。
慌てて、何処か雨を除けるとこは無いかと見たらば、
丁度近くに、家があります。
「お! あそこの軒下で、雨宿りをしようぜ」
急いで、その家の軒下に行きました。
「やーや、この雨は何時まで降るかな」
「通り雨なら、いいんだけどな」
などと、言いながら降る雨を見つめます。
すると、家の中から声がします。
「どなたかな・・・、そこだと雨に濡れますからね・・、どうぞ中へ
おはいりなさいな」
「え! 中へ入りなさいだってよ」
「確か、そう聞こえたな」
喜太郎は、戸を少しづつ開けて、中を見ました。
「あの~・・すみません、雨宿りをさせてもらってます」
中に居る人の声です。
「雨に濡れたでしょう、どうぞ中へ入って
休んでください」
コロンとソラは、中の人に言います。
「あのボク達も入っていいですか」
「ああ、犬ちゃんと猫ちゃんね、どうぞ遠慮せずに」
「本当・・、ああよかった、お邪魔します」
ワンワン
ニャーン
喜太郎達は、家へ入ります。
【続く】
ああ、よかった・・。雨に濡れるのはイヤですからね。
さて、物語は、ここから急展開になるんですね。
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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 4
喜太郎とコロンとソラは、雨が降って雨宿りをしていました。
家の中から、「家の中でお休みください」との、
声があり、中で休ませてもらう事にしました。
中には、若い男の人が座っています。
喜太郎が、挨拶をします。
「すみません、突然の雨だったので、こちらの軒下で、
雨宿りをしてました・・、お邪魔します」
コロンとソラも、一緒に中へ入ります。
「あの、ボク達もいいですか」
「ああ、ワンちゃんと猫ちゃんか、どうぞ遠慮なく」
「ああ、よかった、濡れるのイヤなんだ」
喜太郎は、若い男が同じような年代だなと、
少し安心しました。
「ボク喜太郎と言います、これは、犬のコロン、こっちは猫のソラです」
「喜太郎さんですか、それにコロンちゃんとソラちゃんね、
散歩でしたか」
コロンが、言います。
「ボク達は、喜太郎の嫁っ子を捜して旅をしてるんだよ」
「え! それはそれは、随分とまあ、ご立派な事で」
若い男の人は、目を閉じたまま前を見て、話しをします。
「私は、一平と申します・・・・ごらんの通り目が見えません」
喜太郎、コロン、ソラはびっくりです。
「えーー、目が見えないの」
「生まれてすぐに、失明しました、でもまあ、何とかお役に立てるようにと、
努力をしています」
コロンが、一平に飛びつきます。
「ボク、分かるよね」
「ああ、分かりますよ、元気がいいワンちゃん・・・いやコロンちゃん
触らせてください」
「いや~・・・あはっは・・・くすぐったい」
ソラも、一平の所へ行きます。
「ボクもスリスリします」
「ああ・・ソラちゃんね、いい毛並みしてますね」
一平は、コロンとソラを相手にするのでした。
【続く】
そうか、一平は目が見えない人だったのか、
でも、コロンとソラは、仲良くなれたな。
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家の中から、「家の中でお休みください」との、
声があり、中で休ませてもらう事にしました。
中には、若い男の人が座っています。
喜太郎が、挨拶をします。
「すみません、突然の雨だったので、こちらの軒下で、
雨宿りをしてました・・、お邪魔します」
コロンとソラも、一緒に中へ入ります。
「あの、ボク達もいいですか」
「ああ、ワンちゃんと猫ちゃんか、どうぞ遠慮なく」
「ああ、よかった、濡れるのイヤなんだ」
喜太郎は、若い男が同じような年代だなと、
少し安心しました。
「ボク喜太郎と言います、これは、犬のコロン、こっちは猫のソラです」
「喜太郎さんですか、それにコロンちゃんとソラちゃんね、
散歩でしたか」
コロンが、言います。
「ボク達は、喜太郎の嫁っ子を捜して旅をしてるんだよ」
「え! それはそれは、随分とまあ、ご立派な事で」
若い男の人は、目を閉じたまま前を見て、話しをします。
「私は、一平と申します・・・・ごらんの通り目が見えません」
喜太郎、コロン、ソラはびっくりです。
「えーー、目が見えないの」
「生まれてすぐに、失明しました、でもまあ、何とかお役に立てるようにと、
努力をしています」
コロンが、一平に飛びつきます。
「ボク、分かるよね」
「ああ、分かりますよ、元気がいいワンちゃん・・・いやコロンちゃん
触らせてください」
「いや~・・・あはっは・・・くすぐったい」
ソラも、一平の所へ行きます。
「ボクもスリスリします」
「ああ・・ソラちゃんね、いい毛並みしてますね」
一平は、コロンとソラを相手にするのでした。
【続く】
そうか、一平は目が見えない人だったのか、
でも、コロンとソラは、仲良くなれたな。
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コロンとソラの嫁っ子捜し その3 4
雨宿りした家に住む一平は、
目が見えないのでした。
コロンとソラは、一平手により、
良く確かめられました。
「コロンちゃん、耳が独特ですね、ソラちゃん爪伸びてますよ」
ワンワン
ニャーン
「コロンちゃん、ソラちゃん、これから友達ですね」
「そうだよ、みんなそうだよ」
「みんなと遊べれば楽しいからね」
「そうだ、喜太郎・・、お前も一平さんの手に触れて、
知って貰えよ」
喜太郎、急に声をかけられて戸惑います。
「触れられるって・・何を」
「一平さんは、目が見えないんだからさ、
手でさあ、姿・形を見るんだよ」
「手で、見る・・はぁ~・・」
一平さんです。
「喜太郎さん、一寸触らせてください」
「えへぇーー・・なんか恥ずかしいな」
「ほーー・・随分、ご立派な体をしてますね」
「いや・・・まあ・・・、それほどでも」
「有り難うございます、これで、喜太郎さんを知ることができました
喜太郎は、何故かホッとするのでした。
外の方から何やら話し声がします。
「やれやれ、着いたか」
「あれ、誰かいるね・・・・」
「おーー、一平・・帰って来たかーーー」
「あれぇーー、本当に一平だーー」
「どうやら、一平のお父さんお母さんのようです。
「おやまあ、友達を連れて来たのかい」
「こりゃまた・・、犬と猫もいるじゃねえかい」
【続く】
賑やかに、なってきましたね。
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目が見えないのでした。
コロンとソラは、一平手により、
良く確かめられました。
「コロンちゃん、耳が独特ですね、ソラちゃん爪伸びてますよ」
ワンワン
ニャーン
「コロンちゃん、ソラちゃん、これから友達ですね」
「そうだよ、みんなそうだよ」
「みんなと遊べれば楽しいからね」
「そうだ、喜太郎・・、お前も一平さんの手に触れて、
知って貰えよ」
喜太郎、急に声をかけられて戸惑います。
「触れられるって・・何を」
「一平さんは、目が見えないんだからさ、
手でさあ、姿・形を見るんだよ」
「手で、見る・・はぁ~・・」
一平さんです。
「喜太郎さん、一寸触らせてください」
「えへぇーー・・なんか恥ずかしいな」
「ほーー・・随分、ご立派な体をしてますね」
「いや・・・まあ・・・、それほどでも」
「有り難うございます、これで、喜太郎さんを知ることができました
喜太郎は、何故かホッとするのでした。
外の方から何やら話し声がします。
「やれやれ、着いたか」
「あれ、誰かいるね・・・・」
「おーー、一平・・帰って来たかーーー」
「あれぇーー、本当に一平だーー」
「どうやら、一平のお父さんお母さんのようです。
「おやまあ、友達を連れて来たのかい」
「こりゃまた・・、犬と猫もいるじゃねえかい」
【続く】
賑やかに、なってきましたね。
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