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コロンとソラの相談所 その1 1
コロンとソラが、相談所を開設して、
声掛けをした所、早速やってきました。
ご老人です。
「いや~・・、何でも相談所かい・・、
良かった良かった、一つお願い事があるんだけど、いいかな」
ワンワン
「いいですとも、どうぞどうぞ」
ニャーン
「何でもいいんですよ」
おじいちゃんは、コロンとソラに言われて、
安心したようです。
ワンワン
「さあ、おじいちゃん・・・相談事は何でしょう」
ニャーン
「どうぞ、お話してください」
「そうかそうか・・それじゃ頼むとするか
実はな、ワシは大切な物を、何処に埋めたのか
忘れてしまったんじゃよ」
ワンワン
「大切な物を何処に埋めたか、忘れた・・・」
ニャーン
「その大切な物って、何ですか・・・」
「うーん・・・・それはな」
【続く】
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声掛けをした所、早速やってきました。
ご老人です。
「いや~・・、何でも相談所かい・・、
良かった良かった、一つお願い事があるんだけど、いいかな」
ワンワン
「いいですとも、どうぞどうぞ」
ニャーン
「何でもいいんですよ」
おじいちゃんは、コロンとソラに言われて、
安心したようです。
ワンワン
「さあ、おじいちゃん・・・相談事は何でしょう」
ニャーン
「どうぞ、お話してください」
「そうかそうか・・それじゃ頼むとするか
実はな、ワシは大切な物を、何処に埋めたのか
忘れてしまったんじゃよ」
ワンワン
「大切な物を何処に埋めたか、忘れた・・・」
ニャーン
「その大切な物って、何ですか・・・」
「うーん・・・・それはな」
【続く】
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コロンとソラの相談所 その1 2
コロンとソラは、おじいちゃんの話を聞きます。
何でしょう。
大事な物を何処に埋めたか忘れてしまったらしい。
その大事な物とは、一体なんだろう。
興味が湧いてきます。
ニャーン
「ねえねえ・・、その大事な物ってなあに」
「それは・・・、えーと・・・えーと、一寸言えねえな」
ワンワン
「それじゃ、探しようがないじゃないの」
「それもそうだな、君たちは犬と猫だから、信用できるから、
話すとするか」
ニャーン
「そうよ、オレ達は、嘘つかない真実一路だよ」
おじいちゃんの名は平吉さんです。
ワンワン
「ねえ、平吉おじいちゃん、大事な物ってどんなもの」
「大きなカバン、バックだな・・・、お金がさ、ぎっしり詰まってんのさ」
ニャーン
「えーー! お金・・・が、入ってんの」
「そうなんだよ、そうなんだよ、それを何処に埋めたのか、
思い出せんのじゃよ」
【続く】
そうか、バックに入ったお金か。
何処に埋めたか分からないんだから、これはしょうがないよな。
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何でしょう。
大事な物を何処に埋めたか忘れてしまったらしい。
その大事な物とは、一体なんだろう。
興味が湧いてきます。
ニャーン
「ねえねえ・・、その大事な物ってなあに」
「それは・・・、えーと・・・えーと、一寸言えねえな」
ワンワン
「それじゃ、探しようがないじゃないの」
「それもそうだな、君たちは犬と猫だから、信用できるから、
話すとするか」
ニャーン
「そうよ、オレ達は、嘘つかない真実一路だよ」
おじいちゃんの名は平吉さんです。
ワンワン
「ねえ、平吉おじいちゃん、大事な物ってどんなもの」
「大きなカバン、バックだな・・・、お金がさ、ぎっしり詰まってんのさ」
ニャーン
「えーー! お金・・・が、入ってんの」
「そうなんだよ、そうなんだよ、それを何処に埋めたのか、
思い出せんのじゃよ」
【続く】
そうか、バックに入ったお金か。
何処に埋めたか分からないんだから、これはしょうがないよな。
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コロンとソラの相談所 その1 3
平吉おじいちゃんは、大金の入ったカバンを
埋めたらしい。
しかしながら、その埋めた場所が分からないと云う。
ニャーン
「ねえねえ、平吉おじいちゃん、そのかばんを埋めたのは、
何時の事なの」
「えーと、あれは、そうだな、もう40年程も前になるかな」
ワンワン
「それは、大分昔になるな・・・」
平吉おじいちゃんは、語ります。
ワシが、畑で作業をしていると、オートバイに乗った若者が止まって叫んでいるんだ。
何事かと近寄ると、これを預かっておいてくれと言って、
立ち去ったんだよ。
少し大きめのカバンでな、開けると中にぎっしりと、
お金が入ってるじゃないか。
オレは、びっくりしたよ。
こんな大金、初めて見たからな。
まあ、預かってくれって言うから、しばらくは畑の隅に置いていたんだが、
なかなか取りに来ないしな。
それで、人に取られるのも困ると思い、その辺の埋めたんだよ。
【続く】
そうか、大金の謎は少し解けてきたか。
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埋めたらしい。
しかしながら、その埋めた場所が分からないと云う。
ニャーン
「ねえねえ、平吉おじいちゃん、そのかばんを埋めたのは、
何時の事なの」
「えーと、あれは、そうだな、もう40年程も前になるかな」
ワンワン
「それは、大分昔になるな・・・」
平吉おじいちゃんは、語ります。
ワシが、畑で作業をしていると、オートバイに乗った若者が止まって叫んでいるんだ。
何事かと近寄ると、これを預かっておいてくれと言って、
立ち去ったんだよ。
少し大きめのカバンでな、開けると中にぎっしりと、
お金が入ってるじゃないか。
オレは、びっくりしたよ。
こんな大金、初めて見たからな。
まあ、預かってくれって言うから、しばらくは畑の隅に置いていたんだが、
なかなか取りに来ないしな。
それで、人に取られるのも困ると思い、その辺の埋めたんだよ。
【続く】
そうか、大金の謎は少し解けてきたか。
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コロンとソラの相談所 その1 4
平吉おじいちゃんが、大金の入ったカバンを預かって、
埋めたけど、それが何処だか分らなくなった。
それで、平吉おじいちゃんの相談事は、
埋めた場所を探して欲しいという事なのでした。
ワンワン
「そうか、おじいちゃん、捜しましょう・・・任せてください」
「ああ・・よかった、あのカバンが見つかったら、
色々やりたい事があるんじゃよ」
ニャーン
「色々やりたい事って、なあに」
「色々だよ・・・、オラの人生も、もう残りわずかだからな、
最期に最後に、いい思いをしたいんだよ」
平吉おじいちゃん、カバンを見つけたら、そのお金で、
色々な夢を叶えたいと、語るのでした。
【続く】
人生も残り少なく成れば、そうなるよな。
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埋めたけど、それが何処だか分らなくなった。
それで、平吉おじいちゃんの相談事は、
埋めた場所を探して欲しいという事なのでした。
ワンワン
「そうか、おじいちゃん、捜しましょう・・・任せてください」
「ああ・・よかった、あのカバンが見つかったら、
色々やりたい事があるんじゃよ」
ニャーン
「色々やりたい事って、なあに」
「色々だよ・・・、オラの人生も、もう残りわずかだからな、
最期に最後に、いい思いをしたいんだよ」
平吉おじいちゃん、カバンを見つけたら、そのお金で、
色々な夢を叶えたいと、語るのでした。
【続く】
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コロンとソラの相談所 その1 5
平吉おじいちゃん、、色々やりたい事があるそうです。
あのカバンのお金は、預かってもう、40年以上も経っているから、
もう、取りに来ないだろう。
忘れてしまったか・・・それとも亡くなっているかだ。
あのお金で、残りの人生を楽しく過ごすんだ。
そうだな、まず・・、バナナをたらふく食うか。
バナナをオレは食えんかった。
小学生の遠足で、バナナを持ってきて食べてる子がいた。
羨ましかったな。
オレは、水を飲んで我慢してた。
その後も、ずーっと食べれんかった。
だから・・・だから、一杯・・・一杯食べてやる。
次は、ソバだな。
街には滅多にいけなかった。
玉に用事があって行くと、ソバ屋があるんだ。
いい匂いがしたな。
中で、美味しそうに食べてる人がいるんだ。
しばらく匂いを嗅いで、眺めてたもんだよ。
ああ、食べたいな。
どんなに美味しんだろう。
ずーっと、ずーっと思ってた。
だからさ、オレはソバをたらふく食べてやる。
平吉おじいちゃんのやりたい事は、まだまだ続きます。
【続く】
そりゃそうだよね、バナナとソバだけじゃ終わらないさ。
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あのカバンのお金は、預かってもう、40年以上も経っているから、
もう、取りに来ないだろう。
忘れてしまったか・・・それとも亡くなっているかだ。
あのお金で、残りの人生を楽しく過ごすんだ。
そうだな、まず・・、バナナをたらふく食うか。
バナナをオレは食えんかった。
小学生の遠足で、バナナを持ってきて食べてる子がいた。
羨ましかったな。
オレは、水を飲んで我慢してた。
その後も、ずーっと食べれんかった。
だから・・・だから、一杯・・・一杯食べてやる。
次は、ソバだな。
街には滅多にいけなかった。
玉に用事があって行くと、ソバ屋があるんだ。
いい匂いがしたな。
中で、美味しそうに食べてる人がいるんだ。
しばらく匂いを嗅いで、眺めてたもんだよ。
ああ、食べたいな。
どんなに美味しんだろう。
ずーっと、ずーっと思ってた。
だからさ、オレはソバをたらふく食べてやる。
平吉おじいちゃんのやりたい事は、まだまだ続きます。
【続く】
そりゃそうだよね、バナナとソバだけじゃ終わらないさ。
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