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方言小話:キツネ山の祭り その2
方言小話:キツネの山の祭り その2
キツネの山は祭りでがんしたな。
人間どもを騙した話をして盛り上がるのですよ。
「さて、次は誰かな」
「はい! キン太でがんす、、まんず聞いてくなんせ」
オラは、山にいたら、登ってくる村人がいたのでがんすよ
何かを捜してるような感じでさ、ゆっくりと四方を眺めながら
歩いてるのがんすな
それで、先回りしてなや
崩れる岩場で、待ってたのでがんす
「ほりゃ、こんなとこでなにしてるでだべ」
「あー・・、金の石を取ってるのでがんすよ」
「えー、金の石ですか」
「あー・・、そうだよ、此処から金が取れるんだ、ほれこんなカタマリが
バンバンとれるよ」
村人はビックリしたなや。
オラは、言ってやっただよ。
「金の石が欲しかった、此処に来て掘ればいいよ」
てなや。
そして、かごの中にある金の石を、くれてやっただよ。
村人は、そりゃ~喜んでなや。
いさんで帰ってさ、叫んで歩いただよ。
「おーい、みんな、見てけろ、山の岩場で金の石を見つけたぞー」
「えー、ホントかい、そりゃすげぇ事だな」
「これで、この村は、裕福になるぞ、みんな喜べー」
「ふんじゃ、金の石を見せてくれー」
で、リックに入れてきた金の石を、みんなに見せたんだよ。
したらばさ、金の石ではなくて、ただの石コロだったのさ。
「あれー・・、おかしいな。あの光る、金の石がない」
袋の中を、どう探しても金の石は無かったんだな。
「なんだ、ただの石コロじゃねえかよ」
「この、おおホラ吹きめが」
おかしいなと、おろおろする村人に、
集まった人は、馬鹿にするのでがんした。
「なー、どうだ。しっかりだましたべ」
「わー・・ハッハハハ」
キツネ達は、大笑いをすのでがんした。
「さあ、次は誰の話かな」
【続く】
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キツネの山は祭りでがんしたな。
人間どもを騙した話をして盛り上がるのですよ。
「さて、次は誰かな」
「はい! キン太でがんす、、まんず聞いてくなんせ」
オラは、山にいたら、登ってくる村人がいたのでがんすよ
何かを捜してるような感じでさ、ゆっくりと四方を眺めながら
歩いてるのがんすな
それで、先回りしてなや
崩れる岩場で、待ってたのでがんす
「ほりゃ、こんなとこでなにしてるでだべ」
「あー・・、金の石を取ってるのでがんすよ」
「えー、金の石ですか」
「あー・・、そうだよ、此処から金が取れるんだ、ほれこんなカタマリが
バンバンとれるよ」
村人はビックリしたなや。
オラは、言ってやっただよ。
「金の石が欲しかった、此処に来て掘ればいいよ」
てなや。
そして、かごの中にある金の石を、くれてやっただよ。
村人は、そりゃ~喜んでなや。
いさんで帰ってさ、叫んで歩いただよ。
「おーい、みんな、見てけろ、山の岩場で金の石を見つけたぞー」
「えー、ホントかい、そりゃすげぇ事だな」
「これで、この村は、裕福になるぞ、みんな喜べー」
「ふんじゃ、金の石を見せてくれー」
で、リックに入れてきた金の石を、みんなに見せたんだよ。
したらばさ、金の石ではなくて、ただの石コロだったのさ。
「あれー・・、おかしいな。あの光る、金の石がない」
袋の中を、どう探しても金の石は無かったんだな。
「なんだ、ただの石コロじゃねえかよ」
「この、おおホラ吹きめが」
おかしいなと、おろおろする村人に、
集まった人は、馬鹿にするのでがんした。
「なー、どうだ。しっかりだましたべ」
「わー・・ハッハハハ」
キツネ達は、大笑いをすのでがんした。
「さあ、次は誰の話かな」
【続く】
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方言小話:キツネ山の祭り その1
方言小話:キツネの森
里山の話だけどな、まんず聞いてけろ。
この先の奥の山には、キツネが沢山いてなや。
今日は、祭りでがんしたよ。
「おー!みんな集まれー」
てなもんで、賑やかになるんだよ。
祭りの盛り上がりは、人間を騙した事を話すのさ。
「それじゃ、みんなー、順番で語ってみろ」
「じゃオレからだな」
「よし、キン坊からだ」
あのさ、オラよ
キノコ取りに来た村人を見つけたんだよ
したらばさ、真っ白いおにぎりを持ってるんでねえか
ふたば、何としても、あの白いおにぎりを貰わねばならねえ、と思ってよ
急いで泥でダンゴを作ったんだ
ふんだー、オハギよ
「もしもし・・キノコ取りの旦那さん、もしよろしかったら
このオハギをどうぞ」
て、近づいたのさ
したらば、喜んでなや
「そりゃ~、あるがてぇことだ、じゃオレのおにぎりと交換すべ」
てなや
オラは、おにぎりを抱いて
「ありがとう」
て、その場を離れたのさ
そして、木の陰で眺めていたんだ
その村人は、泥のオハギを大きな口を開けて、パクッと食ったんだ
「ギャー・・、何だこれは」
て、吐き出していたよ
「ヒャー、ハッハハー」
キツネ達は大笑いをしたんだな。
「よーし、キン坊うまくいったな、じゃ次は誰だ」
話は、次のキツネへと移るのでがんした。
【続く】
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里山の話だけどな、まんず聞いてけろ。
この先の奥の山には、キツネが沢山いてなや。
今日は、祭りでがんしたよ。
「おー!みんな集まれー」
てなもんで、賑やかになるんだよ。
祭りの盛り上がりは、人間を騙した事を話すのさ。
「それじゃ、みんなー、順番で語ってみろ」
「じゃオレからだな」
「よし、キン坊からだ」
あのさ、オラよ
キノコ取りに来た村人を見つけたんだよ
したらばさ、真っ白いおにぎりを持ってるんでねえか
ふたば、何としても、あの白いおにぎりを貰わねばならねえ、と思ってよ
急いで泥でダンゴを作ったんだ
ふんだー、オハギよ
「もしもし・・キノコ取りの旦那さん、もしよろしかったら
このオハギをどうぞ」
て、近づいたのさ
したらば、喜んでなや
「そりゃ~、あるがてぇことだ、じゃオレのおにぎりと交換すべ」
てなや
オラは、おにぎりを抱いて
「ありがとう」
て、その場を離れたのさ
そして、木の陰で眺めていたんだ
その村人は、泥のオハギを大きな口を開けて、パクッと食ったんだ
「ギャー・・、何だこれは」
て、吐き出していたよ
「ヒャー、ハッハハー」
キツネ達は大笑いをしたんだな。
「よーし、キン坊うまくいったな、じゃ次は誰だ」
話は、次のキツネへと移るのでがんした。
【続く】
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3月も半ばが過ぎて、我が畑の日常
産直です。
岩手町道の駅石神の丘の産直にある私のコンテナ。
主は、黒豆と、くらかけ豆です。
絵の方は、時期に合わせて更新をしています。
お越しの際は、ブログと同じパターンの顔ですから、宜しくどうぞ。
畑ですね。今元気なのがこれ。
ニンニクですね。ビニールマルチが外れてましたので、直しました。
こちらはネギです。ヤグラネギとか云うものです。
雑草の方が、勢いを増してきました。負けないで欲しい。
草取りをしてやれば一番いいのですけど。
取る人がいません。参ったね。
今逐次作ってるのが、ボカシです。
EMの有用微生物を増殖し発酵させる有機肥料です。
まあ、これも、かれこれ10年ほどになりますか。
色々な人から教わったりしてね、
何とか、それなりにできるようになってきたとは思ってます。
まあ、健康な野菜を作る。
一応、その辺にこだわって行きたいと。
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岩手町道の駅石神の丘の産直にある私のコンテナ。
主は、黒豆と、くらかけ豆です。
絵の方は、時期に合わせて更新をしています。
お越しの際は、ブログと同じパターンの顔ですから、宜しくどうぞ。
畑ですね。今元気なのがこれ。
ニンニクですね。ビニールマルチが外れてましたので、直しました。
こちらはネギです。ヤグラネギとか云うものです。
雑草の方が、勢いを増してきました。負けないで欲しい。
草取りをしてやれば一番いいのですけど。
取る人がいません。参ったね。
今逐次作ってるのが、ボカシです。
EMの有用微生物を増殖し発酵させる有機肥料です。
まあ、これも、かれこれ10年ほどになりますか。
色々な人から教わったりしてね、
何とか、それなりにできるようになってきたとは思ってます。
まあ、健康な野菜を作る。
一応、その辺にこだわって行きたいと。
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やる事が増えてきた、山ぶどうの剪定作業もしなくちゃ
雪が融けると、やりたい事が一気に増えてくる。
山ぶどうの枝の剪定だ。
これは、暖かくなってからだと、切った枝から汁がボタボタと流れ出す。
だから、気温が上がらないうちに済ましておかなくちゃいけない。
去年は、虫に花芽とか葉っぱを食われて、殆ど収穫できなかった。
今年は、何とか自家製ワイン分は収穫をしたい。
まあ、実の販売が出来れば尚良いけど。
枝の剪定は、見よう見まねでやってる訳でして、あんまりうまくいってなかった。
で、近所のMが、見かねたのか手本で枝の剪定をしてくれたのだ。
おかげで随分捗ったな。
何か、裸になったような感じだけれど。
いいのかな。
枝を、兎に角バッチバッチ切ったからね。
さて、こちらは、ブルーベリー。
これも剪定とか手入れをしなくちゃいけない。
取りあえず、米糠を散布した。
植えてから8年ほどになるからね、それにしては樹が小さいような気がするのだ。
何せ、肥料とかをこれまでやった事がなかったから。
自然任せとかでね。
しかしながら、それでは、やはり成長が遅いし実も小さいような気するんだな。
味の方もね、酸っぱみが強すぎる。
まあ、良いんだけど。
消費者と云うか、お客さんは、実が大きくて甘みが出ている方へ行ってしまう。
それで、少しではあるが考えないとね。
やろうとは思っても、忘れたりして、なかなか進まないけど。
今日は、寒かったからなぁ、明日の天気はどうなんだろう。
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山ぶどうの枝の剪定だ。
これは、暖かくなってからだと、切った枝から汁がボタボタと流れ出す。
だから、気温が上がらないうちに済ましておかなくちゃいけない。
去年は、虫に花芽とか葉っぱを食われて、殆ど収穫できなかった。
今年は、何とか自家製ワイン分は収穫をしたい。
まあ、実の販売が出来れば尚良いけど。
枝の剪定は、見よう見まねでやってる訳でして、あんまりうまくいってなかった。
で、近所のMが、見かねたのか手本で枝の剪定をしてくれたのだ。
おかげで随分捗ったな。
何か、裸になったような感じだけれど。
いいのかな。
枝を、兎に角バッチバッチ切ったからね。
さて、こちらは、ブルーベリー。
これも剪定とか手入れをしなくちゃいけない。
取りあえず、米糠を散布した。
植えてから8年ほどになるからね、それにしては樹が小さいような気がするのだ。
何せ、肥料とかをこれまでやった事がなかったから。
自然任せとかでね。
しかしながら、それでは、やはり成長が遅いし実も小さいような気するんだな。
味の方もね、酸っぱみが強すぎる。
まあ、良いんだけど。
消費者と云うか、お客さんは、実が大きくて甘みが出ている方へ行ってしまう。
それで、少しではあるが考えないとね。
やろうとは思っても、忘れたりして、なかなか進まないけど。
今日は、寒かったからなぁ、明日の天気はどうなんだろう。
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岩手県の護国神社を参拝す
一昨日の事ではあるが、所用で盛岡へ行った。
そして、護国神社へ寄って参拝をしてきた。
静かに佇んでいると云う感じですね。
鎮魂碑
歩兵第31連隊でした。
第31連隊は弘前にあった部隊ですね。
八甲田山の行軍に無事帰還した方です。
岩手県出身の人も数多くいたのだと。
そして、大東亜戦争の最後の地、ルソン・マニラでの戦いですね。
戦後も70年を過ぎて、尚遺骨が戻らない人もいる訳だ。
と、云う事は永久に生まれた故郷に帰れないと云う事になる。
国の為に戦った。
まあ、時には思いをはせる事が必要だと。
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そして、護国神社へ寄って参拝をしてきた。
静かに佇んでいると云う感じですね。
鎮魂碑
歩兵第31連隊でした。
第31連隊は弘前にあった部隊ですね。
八甲田山の行軍に無事帰還した方です。
岩手県出身の人も数多くいたのだと。
そして、大東亜戦争の最後の地、ルソン・マニラでの戦いですね。
戦後も70年を過ぎて、尚遺骨が戻らない人もいる訳だ。
と、云う事は永久に生まれた故郷に帰れないと云う事になる。
国の為に戦った。
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岩手町石神の丘美術館へ行きました
岩手町にある石神の丘美術館は、道の駅にあります。
産直等の施設と連接しているので、利用は便利でいいです。
現在の開催中の催しものは、川口の秋祭りでした。
川口の秋祭りは山車と大名行列が有名ですね。
その名も「どっこい」と云います。良いネーミングです。
館内の展示です。
大名行列に使われる、色々な物をゆっくりと見る事ができます。
同じく併合して、開催しているのが、この歴史埋蔵文化です。
大森地区から出土したものですね。
土器とかお面とか石器などが沢山展示してあります。
特に、このお面ですね。
どのように使われたのだろうか。
どのくらい前の物なのだろうか。
3千年~5千年、もっと古いか。
何か、語ってくれないかな。
などと、考えたりしてしまいます。
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産直等の施設と連接しているので、利用は便利でいいです。
現在の開催中の催しものは、川口の秋祭りでした。
川口の秋祭りは山車と大名行列が有名ですね。
その名も「どっこい」と云います。良いネーミングです。
館内の展示です。
大名行列に使われる、色々な物をゆっくりと見る事ができます。
同じく併合して、開催しているのが、この歴史埋蔵文化です。
大森地区から出土したものですね。
土器とかお面とか石器などが沢山展示してあります。
特に、このお面ですね。
どのように使われたのだろうか。
どのくらい前の物なのだろうか。
3千年~5千年、もっと古いか。
何か、語ってくれないかな。
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逐次、進めてる整備作業
雪融けで、逐次開始しているのが、道路の整備である。
此処の道は、狭くて急で殆ど使ってなかった。
危なくて使えなかったのだ。
それを、拡張して使えるようにと整備を昨年末から始めているのだ。
岩をバックホーで砕いて行くのだが、途中から堅くて止めた。
まあ、取りあえず此処までとした。
そして、ノリ面の補強である。
ただ土砂を均してしまうと、雨水とか出た場合に流れて崩れてしまう。
そこで、石を積む。
土方の専門的な知識はないが。
素人の目で、あちこち見た感じで、何とか作り上げようと。
積み上げるには、大きめの形の良いのが欲しい。
と、なると意外にないのだ。
あんまり大きいと、一人じゃ運べくなるし。
腰痛の持病もあるし。
などと、弱音を吐いてはいられない。
今月中にノリ面の石積みを仕上げたい。
他にやりたい事もあるし。
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此処の道は、狭くて急で殆ど使ってなかった。
危なくて使えなかったのだ。
それを、拡張して使えるようにと整備を昨年末から始めているのだ。
岩をバックホーで砕いて行くのだが、途中から堅くて止めた。
まあ、取りあえず此処までとした。
そして、ノリ面の補強である。
ただ土砂を均してしまうと、雨水とか出た場合に流れて崩れてしまう。
そこで、石を積む。
土方の専門的な知識はないが。
素人の目で、あちこち見た感じで、何とか作り上げようと。
積み上げるには、大きめの形の良いのが欲しい。
と、なると意外にないのだ。
あんまり大きいと、一人じゃ運べくなるし。
腰痛の持病もあるし。
などと、弱音を吐いてはいられない。
今月中にノリ面の石積みを仕上げたい。
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雪融けが進めば、土砂整理
雪融けも大分進んできた。
家の後ろもすっきりとしてきた。
で、土砂整理をする事に。
岩を砕いた崖になってるので、毎年土砂がこぼれ落ちてくる。
時には、大きな物も転がってくるから危険でもある。
ミニバックホーと、軽トラで作業に取り掛かる。
何分にも、機械力がないと作業が捗らない。
軽トラはダンプだから、こういう運搬には便利です。
積んだ土砂は、奥の小屋の方へ運び、道路の補修をします。
春先の道路は、泥が跳ね上がりグシャグシャになりますから。
毎年、少しづつですが、補修をしているので、
良くなってはいるとは思うのだが、補修を要する個所は増えている。
こういう所いると、何事も自力でやらないといけない。
まあ、当たり前だろうけど。
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家の後ろもすっきりとしてきた。
で、土砂整理をする事に。
岩を砕いた崖になってるので、毎年土砂がこぼれ落ちてくる。
時には、大きな物も転がってくるから危険でもある。
ミニバックホーと、軽トラで作業に取り掛かる。
何分にも、機械力がないと作業が捗らない。
軽トラはダンプだから、こういう運搬には便利です。
積んだ土砂は、奥の小屋の方へ運び、道路の補修をします。
春先の道路は、泥が跳ね上がりグシャグシャになりますから。
毎年、少しづつですが、補修をしているので、
良くなってはいるとは思うのだが、補修を要する個所は増えている。
こういう所いると、何事も自力でやらないといけない。
まあ、当たり前だろうけど。
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岩手町川柳会:3月秀句の紹介
岩手町川柳会、3月定例会における秀句を紹介します。
今月の句会は、14日(月)に行われました。
では、紹介します。
席題 「結婚」
祝い金 ハワイで式を 挙げてくる TH
やるせない 父が涙の 結婚式 KM
見合いした 結婚以外に 長続き TH
2月は 猫の結婚式が 盛ん MS
知らぬ間に 結婚してた サルとカニ MS
結婚し 小姑三人 悩まされ NR
孫娘 浴びるチャペルの 安堵花 SM
宿題 「梅」
ひとりごと 言いつつ梅を 落す祖母 KI
白梅を トイレに飾る 祖母の洒落 MS
紫蘇に巻く 梅漬け美味い 母の笑み SM
山車物の 梅の拍子木 さえわたる KM
梅が咲き ウグイス来れば 満点だ YS
梅の花 まぐろもはえる 向こう付け KM
ハチミツを 褥に梅酒 よく眠る NS
母ちゃんの おにぎりは梅 はみ出てる TH
梅の香に 乙女心の 揺れた日が NR
雑詠 「自由」
忍耐が とりえのような 歳を取り SM
百点の 妻にもなれず 米を研ぐ SK
脱がせたり 着せたり孫へ 春の空 SK
人間の 裏と表を 読む会話 NR
銭湯で 子が泣きだして ながめられ KI
小さい幸 抱いてコツコツ 八十地坂 SM
電線に カラスが三羽 気にかかる TH
無礼講 言われて本音 出すおろか YS
顔の無い 戦士が群れる 朝の駅 MS
今月の絵になる川柳はこれです。
①
カラスは、いたづらをする前は、鳴いたり声を出したりはしないのです。
これからこのカラスは、何をするのだろう。
②
可愛い孫です。
これから天気が急変、さあ、大変すぐに着がえをしないと。
③
母ちゃんは、下手のか。
いや急いで作ってくれたんだ。
本日も、当ブログのご訪問、ありがとうございます。
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今月の句会は、14日(月)に行われました。
では、紹介します。
席題 「結婚」
祝い金 ハワイで式を 挙げてくる TH
やるせない 父が涙の 結婚式 KM
見合いした 結婚以外に 長続き TH
2月は 猫の結婚式が 盛ん MS
知らぬ間に 結婚してた サルとカニ MS
結婚し 小姑三人 悩まされ NR
孫娘 浴びるチャペルの 安堵花 SM
宿題 「梅」
ひとりごと 言いつつ梅を 落す祖母 KI
白梅を トイレに飾る 祖母の洒落 MS
紫蘇に巻く 梅漬け美味い 母の笑み SM
山車物の 梅の拍子木 さえわたる KM
梅が咲き ウグイス来れば 満点だ YS
梅の花 まぐろもはえる 向こう付け KM
ハチミツを 褥に梅酒 よく眠る NS
母ちゃんの おにぎりは梅 はみ出てる TH
梅の香に 乙女心の 揺れた日が NR
雑詠 「自由」
忍耐が とりえのような 歳を取り SM
百点の 妻にもなれず 米を研ぐ SK
脱がせたり 着せたり孫へ 春の空 SK
人間の 裏と表を 読む会話 NR
銭湯で 子が泣きだして ながめられ KI
小さい幸 抱いてコツコツ 八十地坂 SM
電線に カラスが三羽 気にかかる TH
無礼講 言われて本音 出すおろか YS
顔の無い 戦士が群れる 朝の駅 MS
今月の絵になる川柳はこれです。
①
カラスは、いたづらをする前は、鳴いたり声を出したりはしないのです。
これからこのカラスは、何をするのだろう。
②
可愛い孫です。
これから天気が急変、さあ、大変すぐに着がえをしないと。
③
母ちゃんは、下手のか。
いや急いで作ってくれたんだ。
本日も、当ブログのご訪問、ありがとうございます。
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3月も半ばとなりました
3月も半ばとなって、大分雪融けが進んできました。
奥の小屋に行く途中です。
この辺りは、山の斜面で日陰になるので、白い方が多いです。
山の中の道路です。
杉林の中に、シイタケの原木があります。
何も生えてませんでした。
こちらは、ハウスの中ですね。
最近、ようやく成長が良くなってきました。
ほうれん草です。
小松菜です。
いずれも、産直へ出荷できる量には、ならないので、
自家消費でいただいてます。
近くの90歳になるY婆さんに持って行ったら喜ばれました。
そろそろ、種まきの準備をしないといけません。
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奥の小屋に行く途中です。
この辺りは、山の斜面で日陰になるので、白い方が多いです。
山の中の道路です。
杉林の中に、シイタケの原木があります。
何も生えてませんでした。
こちらは、ハウスの中ですね。
最近、ようやく成長が良くなってきました。
ほうれん草です。
小松菜です。
いずれも、産直へ出荷できる量には、ならないので、
自家消費でいただいてます。
近くの90歳になるY婆さんに持って行ったら喜ばれました。
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小話:地球の危機だよ三の助 その16
小話:地球の危機だよ三の助 その16
巨大惑星は、北東からの侵入する惑星と交差して、その衝撃波の圧力によって、
進行方向が変わってしまい、太陽系へ直接衝突する事はないと言う。
三の助達は、これからも変わらずに森で生活できると、
安心をして、里山へと帰って来たのだった。
三の助の家の前に来ると、親子連れらしい人達が、
煮炊きをしていた。
焚きつけの薪は、家を壊してるようだった。
「あのー、何をしてるんですか」
「ああ、此処で食事を取るんだよ、君は誰かね」
「いや・・、その、この家の住人だけど」
「え!、空き家じゃなかったのかい」
「まあ、留守にはしていたけど」
「それは失礼をしました。中は壊されて破れていたので、てっきり誰もいないのかと思ってました」
「いやまあ、いいですけど、しかしどうしてこんなとこに来てるんですか」
「もう、街には住めないです。強盗は入るし、物乞いは来る。何も無いのに」
「それで、生きる為に親子で出てきました。すみません・・」
「そうですか」
三の助は、親子に、地球は助かる事を伝えるのだった。
やがて、その事が知れて伝わるだろう。
すれば、元のような生活に戻れると。
親子は、三の助の姿を見て、話を聞き流していた。
どうも、信じてはくれないようだった。
三の助達は、山の奥へと入って行った。
しばらくは、森の中の方が安全のようだな。
「そうだね、オラ達も、襲われそうだな」
そうして、しばらく過ぎたある日の夜でした。
急にあかるくなって、昼のようになったのです。
「お! 何だ」
「どうした」
「眩しくて寝てられないな」
森の仲間達は、小高い丘に集まってきた。
「もう一つのお日様だー」
「大きくなっていくぞー」
「うわー・・・、目がつぶれるー」
夜空の星を押しのけて、もう一つのお日様がやって来たのだった。
異様な光を発している。
光は大きく大きくなって広がっていった。
そして、少しずつ光が弱くなってきて、遠ざかって行った。
そして、元の暗闇となったのだ。
「もう一つのお日様が、去って行ったのかい、三の助?」
「ほら! 空中さんの言う通りだったんだよ」
「良かったー、お日様は一つでいいよね」
「うん、夜はさ、星とお月さんと決まってるんだよ」
森の仲間達は、星と、月に向かって叫んだ。
「何時も、ありがとうー」
夜が明けて真っ赤なお日様が顔を出した。
森の仲間達は、叫んだ。
「今日もありがとうー」
「おーおー」
「コーン、コーン」
【お終い】
約半月に渡る、お付き合いありがとうございました。
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巨大惑星は、北東からの侵入する惑星と交差して、その衝撃波の圧力によって、
進行方向が変わってしまい、太陽系へ直接衝突する事はないと言う。
三の助達は、これからも変わらずに森で生活できると、
安心をして、里山へと帰って来たのだった。
三の助の家の前に来ると、親子連れらしい人達が、
煮炊きをしていた。
焚きつけの薪は、家を壊してるようだった。
「あのー、何をしてるんですか」
「ああ、此処で食事を取るんだよ、君は誰かね」
「いや・・、その、この家の住人だけど」
「え!、空き家じゃなかったのかい」
「まあ、留守にはしていたけど」
「それは失礼をしました。中は壊されて破れていたので、てっきり誰もいないのかと思ってました」
「いやまあ、いいですけど、しかしどうしてこんなとこに来てるんですか」
「もう、街には住めないです。強盗は入るし、物乞いは来る。何も無いのに」
「それで、生きる為に親子で出てきました。すみません・・」
「そうですか」
三の助は、親子に、地球は助かる事を伝えるのだった。
やがて、その事が知れて伝わるだろう。
すれば、元のような生活に戻れると。
親子は、三の助の姿を見て、話を聞き流していた。
どうも、信じてはくれないようだった。
三の助達は、山の奥へと入って行った。
しばらくは、森の中の方が安全のようだな。
「そうだね、オラ達も、襲われそうだな」
そうして、しばらく過ぎたある日の夜でした。
急にあかるくなって、昼のようになったのです。
「お! 何だ」
「どうした」
「眩しくて寝てられないな」
森の仲間達は、小高い丘に集まってきた。
「もう一つのお日様だー」
「大きくなっていくぞー」
「うわー・・・、目がつぶれるー」
夜空の星を押しのけて、もう一つのお日様がやって来たのだった。
異様な光を発している。
光は大きく大きくなって広がっていった。
そして、少しずつ光が弱くなってきて、遠ざかって行った。
そして、元の暗闇となったのだ。
「もう一つのお日様が、去って行ったのかい、三の助?」
「ほら! 空中さんの言う通りだったんだよ」
「良かったー、お日様は一つでいいよね」
「うん、夜はさ、星とお月さんと決まってるんだよ」
森の仲間達は、星と、月に向かって叫んだ。
「何時も、ありがとうー」
夜が明けて真っ赤なお日様が顔を出した。
森の仲間達は、叫んだ。
「今日もありがとうー」
「おーおー」
「コーン、コーン」
【お終い】
約半月に渡る、お付き合いありがとうございました。
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小話:地球の危機だよ三の助 その15
小話:地球の危機だよ三の助 その15
M国のサンダーからの発信メールを翻訳した空中さんは、
三の助達にその内容を伝えた。
「えーと、新たに北東から侵入する小惑星は、巨大惑星と交差する、
この際、お互いが圧力を受けて、進行の方向がずれて、太陽系を外れて通過する」
「え・・、では我々の、太陽系にはぶつからないのかい」
「M国のサンダーの解析であれば、ほぼ間違いないだろう」
「やったー、みんなが助かるんだね」
みんな、手を取り合って喜んだ。
「バンザーイ、バンザーイ」
何度も、声を出して叫ぶのでした。
三之助達は、空中さんに礼を言って、帰る事にした。
「良かったね、又元の生活ができるな」
「森に帰ったら、一杯遊ぼうぜ」
「そうだ、そうだ、ヒョッホー」
三の助達は、気持ちを弾ませて、里へと向かうのだった。
【続く】
次会(明日)は最終回です。
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M国のサンダーからの発信メールを翻訳した空中さんは、
三の助達にその内容を伝えた。
「えーと、新たに北東から侵入する小惑星は、巨大惑星と交差する、
この際、お互いが圧力を受けて、進行の方向がずれて、太陽系を外れて通過する」
「え・・、では我々の、太陽系にはぶつからないのかい」
「M国のサンダーの解析であれば、ほぼ間違いないだろう」
「やったー、みんなが助かるんだね」
みんな、手を取り合って喜んだ。
「バンザーイ、バンザーイ」
何度も、声を出して叫ぶのでした。
三之助達は、空中さんに礼を言って、帰る事にした。
「良かったね、又元の生活ができるな」
「森に帰ったら、一杯遊ぼうぜ」
「そうだ、そうだ、ヒョッホー」
三の助達は、気持ちを弾ませて、里へと向かうのだった。
【続く】
次会(明日)は最終回です。
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小話:地球の危機だよ三の助 その14
小話:地球の危機だよ三の助 その14
太陽系に接近する巨大惑星を見た三の助達は、
夜空の不思議を感じるのだった。
「何時もと変わらない星空だけどな」
「宇宙ってか」
その時、空中さんが、
「ちょ・・ちょ・・、気になる送信が入ってきたよ」
「どうかしたんですか」
「うん、I国のジョージからだけど、北西に新たな惑星を確認したそうだ」
「へー、他にも天体観測をしている人がいるんだ」
「まあね、天体マニアとかオタクとか世界にいるんだよ」
「誰か、この惑星について、進路とか速度を計算して欲しいって」
「空中さん、できるんですか」
「いや、僕はできないよ」
「どれ、探してみようか」
空中さんは、望遠鏡の方向をセットして、新たに確認されたと言う惑星を捜すのだった。
「あ!・・これだな。意外に大きいな、何で気が付かなかったんだろう」
三の助達も、覗いて見た。
「これもこっちへ来るの?」
「いや分からない」
パソコンに送信のメールが入った。
ՁՂՃՄգդձղճՠՠԱ֓גהױرللځڄڄڰڲے
「何これ・・・」
「M国のサンダーからだ、今訳すから」
【続く】
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太陽系に接近する巨大惑星を見た三の助達は、
夜空の不思議を感じるのだった。
「何時もと変わらない星空だけどな」
「宇宙ってか」
その時、空中さんが、
「ちょ・・ちょ・・、気になる送信が入ってきたよ」
「どうかしたんですか」
「うん、I国のジョージからだけど、北西に新たな惑星を確認したそうだ」
「へー、他にも天体観測をしている人がいるんだ」
「まあね、天体マニアとかオタクとか世界にいるんだよ」
「誰か、この惑星について、進路とか速度を計算して欲しいって」
「空中さん、できるんですか」
「いや、僕はできないよ」
「どれ、探してみようか」
空中さんは、望遠鏡の方向をセットして、新たに確認されたと言う惑星を捜すのだった。
「あ!・・これだな。意外に大きいな、何で気が付かなかったんだろう」
三の助達も、覗いて見た。
「これもこっちへ来るの?」
「いや分からない」
パソコンに送信のメールが入った。
ՁՂՃՄգդձղճՠՠԱ֓גהױرللځڄڄڰڲے
「何これ・・・」
「M国のサンダーからだ、今訳すから」
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その13
小話:地球の危機だよ三の助 その13
日が暮れて、夜になった。
三の助達は、天文台の中に入って、空中さんを囲んだ。
「では、今からセットするからね」
「あ!画面が開いた。どうして」
「太陽光の発電と蓄電機が備わってるから、大丈夫なんだよ」
「わー!星が一杯映ってる」
「いろんな星座とかね、銀河とかね星雲とかも分かるよ」
「へー・・星って一杯あるんだ」
三の助達は、改めて宇宙を知るのだった。
「さあ、セットしたから、望遠鏡を覗いてごらん」
三の助達は、順番で覗いたのだった。
「え! これが・・、そうなの」
「ぶきみ・・、大きい」
「真っ赤に燃えてるよ」
「これがね、少しづつ大きくなってるんだ。近づいてるってことだよ」
三の助達は、代わる代わる何度も望遠鏡を覗くのだった。
【続く】
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日が暮れて、夜になった。
三の助達は、天文台の中に入って、空中さんを囲んだ。
「では、今からセットするからね」
「あ!画面が開いた。どうして」
「太陽光の発電と蓄電機が備わってるから、大丈夫なんだよ」
「わー!星が一杯映ってる」
「いろんな星座とかね、銀河とかね星雲とかも分かるよ」
「へー・・星って一杯あるんだ」
三の助達は、改めて宇宙を知るのだった。
「さあ、セットしたから、望遠鏡を覗いてごらん」
三の助達は、順番で覗いたのだった。
「え! これが・・、そうなの」
「ぶきみ・・、大きい」
「真っ赤に燃えてるよ」
「これがね、少しづつ大きくなってるんだ。近づいてるってことだよ」
三の助達は、代わる代わる何度も望遠鏡を覗くのだった。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その12
小話:地球の危機だよ三の助 その12
三の助達は、天文台の観測所の中に入り、望遠鏡などを覗いたりしていたが、
さっぱりわからない。
作動もしない。
そんな時に、一人の男が戸を開けて入ってきた。
「誰かね、君達は」
「あ!はい、三の助と申します、側にいるのは私の仲間達です」
「え! はー、なるほど、ソラナカ、空中と申します、宜しく」
気の合いそうな人だったので三の助達は安心するのだった。
「所で君達は、何をしに此処に来たんだい」
「えー、実はもう一つのお日様を見たくて」
「そうか、あの巨大惑星をね」
「見る事が出来ますか」
「ああ、見れるとも、夜になったら方角をセットしてあげるよ」
「所で、空中さんは此処で何をしているんですか」
「ああ、僕は天文オタクでね、子供の時からずっと、太陽系や流星を眺めてきたんだ、
だからね、見届けたいんだ・・・、この目で」
「天文オタクですか」
「そうだ、ずっとそういう風に言われてきた。でも毎晩楽しかったね、何かの発見があるかもしれないって」
「発見ですか」
「ああ、宇宙は広いと言うか、とてつもなく広く大きく、神秘だ」
三の助達は、夜が来るのを待つ事にした。
観測所の外に出て、風景を眺めるのだった。
「オレ達の森は、あっちだっけ」
「あの山はさ、岩手山だろう、大きく見えるな」
「夕日か、高いとこから見るといいいね」
「あのさ、本当にもう一つのお日様が来てぶつかっちゃうのかい」
「それで、このさ、地球ってのオラ達の住んでる此処がなくなっちゃうのか」
「こんなに美しいのにな」
三の助達は陽が落ちるのを、ゆっくりと見つめるのだった。
【続く】
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三の助達は、天文台の観測所の中に入り、望遠鏡などを覗いたりしていたが、
さっぱりわからない。
作動もしない。
そんな時に、一人の男が戸を開けて入ってきた。
「誰かね、君達は」
「あ!はい、三の助と申します、側にいるのは私の仲間達です」
「え! はー、なるほど、ソラナカ、空中と申します、宜しく」
気の合いそうな人だったので三の助達は安心するのだった。
「所で君達は、何をしに此処に来たんだい」
「えー、実はもう一つのお日様を見たくて」
「そうか、あの巨大惑星をね」
「見る事が出来ますか」
「ああ、見れるとも、夜になったら方角をセットしてあげるよ」
「所で、空中さんは此処で何をしているんですか」
「ああ、僕は天文オタクでね、子供の時からずっと、太陽系や流星を眺めてきたんだ、
だからね、見届けたいんだ・・・、この目で」
「天文オタクですか」
「そうだ、ずっとそういう風に言われてきた。でも毎晩楽しかったね、何かの発見があるかもしれないって」
「発見ですか」
「ああ、宇宙は広いと言うか、とてつもなく広く大きく、神秘だ」
三の助達は、夜が来るのを待つ事にした。
観測所の外に出て、風景を眺めるのだった。
「オレ達の森は、あっちだっけ」
「あの山はさ、岩手山だろう、大きく見えるな」
「夕日か、高いとこから見るといいいね」
「あのさ、本当にもう一つのお日様が来てぶつかっちゃうのかい」
「それで、このさ、地球ってのオラ達の住んでる此処がなくなっちゃうのか」
「こんなに美しいのにな」
三の助達は陽が落ちるのを、ゆっくりと見つめるのだった。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その11
小話:地球の危機だよ三の助 その11
三の助達は、山の頂上にある天文台に到着した。
「よーし、皆、着いたぞー」
「いや~・・、疲れたよー」
「坂道ばっかりだったからな」
「随分高いな、何か天に登ったような気がするよ」
「気分、最高・・、コーンコーン・・てか」
天文台の建物の付近には誰もいない。
三の助は、中学生の時に来た事があり、当時を思い出した。
確か中に大きな望遠鏡があったな。
扉には鍵もなく、中に入る事が出来た。
真ん中に大きな物体があった。
「ふーん、これだったかな」
どうするんだろうかと、中の装置を見るのだった。
「どうすすれば、動くんだろう・・」
折角たどり着いたのにと、途方に暮れるのだった。
と、そこに。
「誰だ・・、君達は」
外から中へ入ってきた者がいたのだった。
【続く】
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三の助達は、山の頂上にある天文台に到着した。
「よーし、皆、着いたぞー」
「いや~・・、疲れたよー」
「坂道ばっかりだったからな」
「随分高いな、何か天に登ったような気がするよ」
「気分、最高・・、コーンコーン・・てか」
天文台の建物の付近には誰もいない。
三の助は、中学生の時に来た事があり、当時を思い出した。
確か中に大きな望遠鏡があったな。
扉には鍵もなく、中に入る事が出来た。
真ん中に大きな物体があった。
「ふーん、これだったかな」
どうするんだろうかと、中の装置を見るのだった。
「どうすすれば、動くんだろう・・」
折角たどり着いたのにと、途方に暮れるのだった。
と、そこに。
「誰だ・・、君達は」
外から中へ入ってきた者がいたのだった。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その10
小話:地球の危機だよ三の助 その10
三の助は、森の仲間達にもう一つのお日様を見に行こうと誘ったんだ。
それは、ずっと先にある天文台に行く事だった。
「ここから20Km位ほどかな、そこに行けば大きな望遠鏡があるんだよ」
「えー・・20Km、それは無理、ムリ・・」
「まあ、いいよ、一緒に行きたい奴だけでいいよ」
「オレ、行く」
「オレも見たいな」
てな事で、タンタンにポンタ、サン太とクマオが行く事となった。
「うーん、賑やかでいいな、途中人間に会ったら、隠れなきゃ危ないからな」
「なんで」
「食われっちまうからさ」
「えー、それは・・やだよ」
三太郎の一行は、天文台を目指して歩くのだった。
20Kmの道のりは長い、ようやく、牧場のある所まで辿りついた。
「ここまで来たら、もうすぐだ」
「そう、何か腹減ってきたよ」
「あれ、牧場なのに牛も馬も全くいないな、どうしたんだろう」
牛舎管理の建物の方へ行くと、人が出てきた。
「あんたがたは、何かね」
「いや今から、天文台へ行こうかと思ってます」
「天文台・・、こんな時に珍しいね、何も無いよ、おりゃ又、食い物荒らしかと思ったよ」
「牧場に牛も馬もいないすね、どうしたんですか」
「ああ、恐ろしい奴らが次々とやって来てな、牛や馬を叩いて殺してしまったよ」
「それで、食われてしまったよ」
「それは・・・、大変だ・・」
「ああ、その食い残しを狙う奴もいてなや、もうどうにもならんかったよ」
「勿論家の中食い物も、持って行かれたさ。危ないから、奥の方へ避難しているのさ」
「今は、牛馬がいなくなったから、人も来なくなったけどな」
三の助は、気の毒に思うがどうにもならない。
この分で行くと、巨大惑星が太陽系に衝突する前に、人間の社会は狂って、
消滅するんじゃないかと心配をしてしまうのだった。
牧場主に分かれを告げて、いよいよ天文台へと向かった。
【続く】
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三の助は、森の仲間達にもう一つのお日様を見に行こうと誘ったんだ。
それは、ずっと先にある天文台に行く事だった。
「ここから20Km位ほどかな、そこに行けば大きな望遠鏡があるんだよ」
「えー・・20Km、それは無理、ムリ・・」
「まあ、いいよ、一緒に行きたい奴だけでいいよ」
「オレ、行く」
「オレも見たいな」
てな事で、タンタンにポンタ、サン太とクマオが行く事となった。
「うーん、賑やかでいいな、途中人間に会ったら、隠れなきゃ危ないからな」
「なんで」
「食われっちまうからさ」
「えー、それは・・やだよ」
三太郎の一行は、天文台を目指して歩くのだった。
20Kmの道のりは長い、ようやく、牧場のある所まで辿りついた。
「ここまで来たら、もうすぐだ」
「そう、何か腹減ってきたよ」
「あれ、牧場なのに牛も馬も全くいないな、どうしたんだろう」
牛舎管理の建物の方へ行くと、人が出てきた。
「あんたがたは、何かね」
「いや今から、天文台へ行こうかと思ってます」
「天文台・・、こんな時に珍しいね、何も無いよ、おりゃ又、食い物荒らしかと思ったよ」
「牧場に牛も馬もいないすね、どうしたんですか」
「ああ、恐ろしい奴らが次々とやって来てな、牛や馬を叩いて殺してしまったよ」
「それで、食われてしまったよ」
「それは・・・、大変だ・・」
「ああ、その食い残しを狙う奴もいてなや、もうどうにもならんかったよ」
「勿論家の中食い物も、持って行かれたさ。危ないから、奥の方へ避難しているのさ」
「今は、牛馬がいなくなったから、人も来なくなったけどな」
三の助は、気の毒に思うがどうにもならない。
この分で行くと、巨大惑星が太陽系に衝突する前に、人間の社会は狂って、
消滅するんじゃないかと心配をしてしまうのだった。
牧場主に分かれを告げて、いよいよ天文台へと向かった。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その9
小話:地球の危機だよ三の助 その9
巨大な惑星が太陽系に衝突する。
三の助は、地球の終わりを考えるのだった。
朝になって、何時もと変わらぬ野菜の汁をすすっていると、
突然戸を開けて入って来た者がいる。
「おい、こら! 」
「何ですか」
「食いもん出せ」
「丁度食ってるじゃねえか、・・どけ!」
「そっちへ、行ってろ」
昨夜とは違うグループである。
三の助は、慌てて外へ出た。
中で三人組は、鍋の汁を食べ始めた。
三の助は、これはもう駄目だなと感じたのであった。
しょうがないなと、山に入り森の方へ行った。
「おーい、皆いるかー、集まってくれー」
三の助は、森の仲間を集めるのだった。
「三の助ー、どうした」
「なんだ、手ぶらじゃないか」
などと、云いながら集まってきた。
「皆に伝えたい事があるんだ」
「伝えたい事・・、ふーん、なんだい」
「この地球、我々の住んでるこの地が無くなるんだよ」
「うーん、どうして」
三の助は、説明をするのだったが、さっぱり伝わらなかった。
「空にはさ、お日様があってさ、夜はお月さんがいるじゃな」
「星も光ってるな」
「あの、お日様が、もう一つ飛んで来るってかや」
「へー、わからなえな」
「まあ、いいじゃねえか」
「そうだ、終わりでもどうにもならないだろう」
「オラ達は、ずーっと同じ暮らしをしてきた、最後も同じさ」
三の助は、森の仲間の言葉にうなづくのだった。
太陽のお日様、夜のお月さまに星か。
そうだな、随分世話になったな。
「よし皆、近づくもう一つのお日様を見に行こう」
三の助は、森の仲間を誘うのだった。
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巨大な惑星が太陽系に衝突する。
三の助は、地球の終わりを考えるのだった。
朝になって、何時もと変わらぬ野菜の汁をすすっていると、
突然戸を開けて入って来た者がいる。
「おい、こら! 」
「何ですか」
「食いもん出せ」
「丁度食ってるじゃねえか、・・どけ!」
「そっちへ、行ってろ」
昨夜とは違うグループである。
三の助は、慌てて外へ出た。
中で三人組は、鍋の汁を食べ始めた。
三の助は、これはもう駄目だなと感じたのであった。
しょうがないなと、山に入り森の方へ行った。
「おーい、皆いるかー、集まってくれー」
三の助は、森の仲間を集めるのだった。
「三の助ー、どうした」
「なんだ、手ぶらじゃないか」
などと、云いながら集まってきた。
「皆に伝えたい事があるんだ」
「伝えたい事・・、ふーん、なんだい」
「この地球、我々の住んでるこの地が無くなるんだよ」
「うーん、どうして」
三の助は、説明をするのだったが、さっぱり伝わらなかった。
「空にはさ、お日様があってさ、夜はお月さんがいるじゃな」
「星も光ってるな」
「あの、お日様が、もう一つ飛んで来るってかや」
「へー、わからなえな」
「まあ、いいじゃねえか」
「そうだ、終わりでもどうにもならないだろう」
「オラ達は、ずーっと同じ暮らしをしてきた、最後も同じさ」
三の助は、森の仲間の言葉にうなづくのだった。
太陽のお日様、夜のお月さまに星か。
そうだな、随分世話になったな。
「よし皆、近づくもう一つのお日様を見に行こう」
三の助は、森の仲間を誘うのだった。
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小話:地球の危機だよ三の助 その8
小話:地球の危機だよ三の助 その8
畑に入り、リックに野菜を詰めている人に近づく三の助。
「もし・・、どうしたんですか」
男は驚いて振り向いた。
「あー・・、これは、この畑の持ち主のお方ですか」
「いや、まあ・・そんな大層なもんでもないですけど、一応耕してるもんで」
「実に申し訳ない、これこの通りです」
「どうしたんですか、欲しければあげますよ」
男は、ヒラにヒラに頭を下げるのだった。
三の助は、男から話を聞いた。
もう、街は生活できる状態でなくなってしまった。
店からは、食料が消えた。
食べものが無いから、周りの農家の野菜を求めるようになった。
それもだんだん、遠くへ行かなければならなくなった。
私の所は両親と5人家族だが、毎日腹を減らしている。
それで、こうして泥棒みたいな事をしているのです。
誠に申し訳ない・・。
三の助は、何故そうなったのかを尋ねた。
そして、地球の危機を知ったのである。
巨大惑星が、太陽系に急接近している事を。
それは、もう5年もない期間であると。
そうか、そう言う事か。
「分かりました、どうぞ持って行って食べてください」
「ありがとうございます」
男は、頭を下げ下げし帰って行った。
三の助は、惑星が太陽系に衝突すると言う事を考えてみるのだった。
巨大な隕石が落ちて、地球の生き物が全滅したとか習ったような気がする事を。
そうか、それはもう、どうにもならないな。
しかし、そんな事があるのだろうか。
あの男、その場をごまかす為に嘘をついてたのかもしれないな。
などとも思うのだった。
夕方近くなって、家に帰ると、物音がする。
誰かいるのかな。
戸をあけると、中で鍋の物を食ってる者達がいた。
「おー!誰だオマエは」
「この家の者だけど・・」
「そうか、悪いな、一寸食わしてもらってるぜ」
「他に食いものはないのか」
「それだけです」
「全くしけてんな、百姓ならもっといいもんあるだろう」
「いや、まあ、そんなもんです」
「まあ、いいや・・、じゃましたな、あばよ」
男達は去って行った。
戸棚とかも開けて物色したようだが、元々ロクな物はなかったので、
影響は少なかった。
どうやら、野菜をリックに詰めて帰った男の話は、本当のようだ。
三の助は、星空を眺めながら、巨大惑星を考えるのだった。
【続く】
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畑に入り、リックに野菜を詰めている人に近づく三の助。
「もし・・、どうしたんですか」
男は驚いて振り向いた。
「あー・・、これは、この畑の持ち主のお方ですか」
「いや、まあ・・そんな大層なもんでもないですけど、一応耕してるもんで」
「実に申し訳ない、これこの通りです」
「どうしたんですか、欲しければあげますよ」
男は、ヒラにヒラに頭を下げるのだった。
三の助は、男から話を聞いた。
もう、街は生活できる状態でなくなってしまった。
店からは、食料が消えた。
食べものが無いから、周りの農家の野菜を求めるようになった。
それもだんだん、遠くへ行かなければならなくなった。
私の所は両親と5人家族だが、毎日腹を減らしている。
それで、こうして泥棒みたいな事をしているのです。
誠に申し訳ない・・。
三の助は、何故そうなったのかを尋ねた。
そして、地球の危機を知ったのである。
巨大惑星が、太陽系に急接近している事を。
それは、もう5年もない期間であると。
そうか、そう言う事か。
「分かりました、どうぞ持って行って食べてください」
「ありがとうございます」
男は、頭を下げ下げし帰って行った。
三の助は、惑星が太陽系に衝突すると言う事を考えてみるのだった。
巨大な隕石が落ちて、地球の生き物が全滅したとか習ったような気がする事を。
そうか、それはもう、どうにもならないな。
しかし、そんな事があるのだろうか。
あの男、その場をごまかす為に嘘をついてたのかもしれないな。
などとも思うのだった。
夕方近くなって、家に帰ると、物音がする。
誰かいるのかな。
戸をあけると、中で鍋の物を食ってる者達がいた。
「おー!誰だオマエは」
「この家の者だけど・・」
「そうか、悪いな、一寸食わしてもらってるぜ」
「他に食いものはないのか」
「それだけです」
「全くしけてんな、百姓ならもっといいもんあるだろう」
「いや、まあ、そんなもんです」
「まあ、いいや・・、じゃましたな、あばよ」
男達は去って行った。
戸棚とかも開けて物色したようだが、元々ロクな物はなかったので、
影響は少なかった。
どうやら、野菜をリックに詰めて帰った男の話は、本当のようだ。
三の助は、星空を眺めながら、巨大惑星を考えるのだった。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その7
小話:地球の危機だよ三の助 その7
都会で生活する人は、郊外へと向かう、その目的は食料の確保である。
スーパー等の食料品は荒らされ食いつくされてしまって、
何も無くなってしまったのである。
畑を見つけると、植えてある野菜を掘って食べる。
しかし、そこも力の世界であった。
「こらー、ここに来るんじゃねー」
凶暴な人間には敵わない。
そして、別なとこを求めてさまようのであった。
人の波は、どんどん離れて行き、遠く離れた山奥の里へと延びて行った。
三の助の畑も、野菜が抜かれている場合があったのだ。
「おかしいな・・」
山の獣は、仲間だからこんな事をするわけがないのだが。
そして、ある時、畑のほとりで休んでいた。
畑に近づいて来る人がいる。
男が畑に入り、急いでリックに野菜を詰め出したのである。
そうか、野菜泥棒か。
珍しいな、こんな事は初めてだな。
三の助は不思議に思うのだった。
そして、畑の男の方に向かって行った。
【続く】
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都会で生活する人は、郊外へと向かう、その目的は食料の確保である。
スーパー等の食料品は荒らされ食いつくされてしまって、
何も無くなってしまったのである。
畑を見つけると、植えてある野菜を掘って食べる。
しかし、そこも力の世界であった。
「こらー、ここに来るんじゃねー」
凶暴な人間には敵わない。
そして、別なとこを求めてさまようのであった。
人の波は、どんどん離れて行き、遠く離れた山奥の里へと延びて行った。
三の助の畑も、野菜が抜かれている場合があったのだ。
「おかしいな・・」
山の獣は、仲間だからこんな事をするわけがないのだが。
そして、ある時、畑のほとりで休んでいた。
畑に近づいて来る人がいる。
男が畑に入り、急いでリックに野菜を詰め出したのである。
そうか、野菜泥棒か。
珍しいな、こんな事は初めてだな。
三の助は不思議に思うのだった。
そして、畑の男の方に向かって行った。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その6
小話:地球の危機だよ三の助 その6
電気、ガスが止まり、ついに水道も止まってしまった。
水道水も、電気がないと、供給できないのです。
自家発電とか、太陽光の発電も限界があります。
何より、操作する人が、もう職務をはなれていますから、どうにもならない。
電話は勿論通じない。
水道事業所に行ったとしても、対応する人がいないのだ。
消防署も、自衛隊も出動しない。
動いたしても燃料切れで、やがて止まってしまう。
水がないと、生活するには、どうにもならない。
食事はできない、洗濯はできない、排水はできない。
ああ、どうしよう・・。
叫んでも、誰も援助にはこない。
街中ではスーパーとか食料品店の略奪が始まった。
もう、我先にと食品の奪い合いである。
食べれる物は、何でも持って行ってしまう。
それも、できない人は郊外へと、出て行くようになった。
水を求めて、食料を求めてだ。
その人数は次第に大きくなっていくのだった。
【続く】
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電気、ガスが止まり、ついに水道も止まってしまった。
水道水も、電気がないと、供給できないのです。
自家発電とか、太陽光の発電も限界があります。
何より、操作する人が、もう職務をはなれていますから、どうにもならない。
電話は勿論通じない。
水道事業所に行ったとしても、対応する人がいないのだ。
消防署も、自衛隊も出動しない。
動いたしても燃料切れで、やがて止まってしまう。
水がないと、生活するには、どうにもならない。
食事はできない、洗濯はできない、排水はできない。
ああ、どうしよう・・。
叫んでも、誰も援助にはこない。
街中ではスーパーとか食料品店の略奪が始まった。
もう、我先にと食品の奪い合いである。
食べれる物は、何でも持って行ってしまう。
それも、できない人は郊外へと、出て行くようになった。
水を求めて、食料を求めてだ。
その人数は次第に大きくなっていくのだった。
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小話:地球の危機だよ三の助 その5
小話:地球の危機だよ三の助 その5
地球に危機が迫ってる事など知らない三の助だった。
「さて、今日は、川にしかけたワナでも、見て来るか」
そうなんです、川魚を取る仕掛けをこしらえていたのです。
「お! 入ってる。今晩のおかずはこれで、決まりだぜ」
川魚を2匹捕まえて、ルンルン気分で引き上げて行くのだった。
さて、世の中は、日々急展開して行くのだった。
総理大臣が、新指揮所を宇宙ステーションに開設すると言って、飛んで行ったのだ。
他の国も、同じように国家の中枢が宇宙へと移動して行った。
「国民の皆様、我々は一刻も早く安全な場所に移動し、新たな惑星を発見しなければならない。
そして、一人でも多くの人を迎えなければならない」
総理の国民向けメッセージは、もっともらしいが、そう簡単に惑星が発見できるものではない。
迎えに来るとか言ったって、ロケットの数もないだろう。
国民の不満は、増大して行ったのだ。
国の指導者もいなくなり、労働もしなくなったので、日常の機能がストップして行った。
テレビ等の放送が停止した。
局にはもはや誰もいなくなった。
電気の供給もなくなり、ガスも止まった。
もはや、誰もスイッチを操作する者が会社に、現場にいないのだ。
電波は、個人で操作する分の情報が流れていたが、限定的であった。
当然、銀行も、キャッシュコーナーも機能はしない。
金を引き出そうにも、引き出せない。
通信の伝達機能も、無くなったので、何処がどうなってるのか、
分からないようになってしまったのだ。
【続く】
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地球に危機が迫ってる事など知らない三の助だった。
「さて、今日は、川にしかけたワナでも、見て来るか」
そうなんです、川魚を取る仕掛けをこしらえていたのです。
「お! 入ってる。今晩のおかずはこれで、決まりだぜ」
川魚を2匹捕まえて、ルンルン気分で引き上げて行くのだった。
さて、世の中は、日々急展開して行くのだった。
総理大臣が、新指揮所を宇宙ステーションに開設すると言って、飛んで行ったのだ。
他の国も、同じように国家の中枢が宇宙へと移動して行った。
「国民の皆様、我々は一刻も早く安全な場所に移動し、新たな惑星を発見しなければならない。
そして、一人でも多くの人を迎えなければならない」
総理の国民向けメッセージは、もっともらしいが、そう簡単に惑星が発見できるものではない。
迎えに来るとか言ったって、ロケットの数もないだろう。
国民の不満は、増大して行ったのだ。
国の指導者もいなくなり、労働もしなくなったので、日常の機能がストップして行った。
テレビ等の放送が停止した。
局にはもはや誰もいなくなった。
電気の供給もなくなり、ガスも止まった。
もはや、誰もスイッチを操作する者が会社に、現場にいないのだ。
電波は、個人で操作する分の情報が流れていたが、限定的であった。
当然、銀行も、キャッシュコーナーも機能はしない。
金を引き出そうにも、引き出せない。
通信の伝達機能も、無くなったので、何処がどうなってるのか、
分からないようになってしまったのだ。
【続く】
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小話:地球の危機だよ三の助 その4
サッカー女子、なでしこジャパンが負けてしまいましたね。
残念でした。
さて、気を取り直して、小話といきますか。
小話:地球の危機だよ三の助 その4
人工衛星や宇宙ロケットで地球の脱出を図る人は、ほんの一握りである。
量産できるものでもない、おのずと、大半の人は見ているだけである。
「おい!、オレも乗せてくれー」
「何で載せないのだー」
人工衛星の発射場には大勢の人が押し掛けるようになった。
「乗せろー」
「載せてちょうだいー」
その数は増える一方であった。
さて、巨大惑星が太陽系に衝突する時期があと、5年と解き明かされたのだった。
これは早まる事があっても、遅くなる事はないと。
さあ、大変だ。
人々は生活意欲、勤労意欲を無くしてしまった。
働いている現場を、次々と離れて行ったのだった。
働いたって、どうにもならない。
この先にあるのは、死のみ・・、ああ・・。
世界各国の労働者は、職場を放棄したのだった。
それにより、物の生産は止まり、流れも止まってしまった。
ああ・・、これはいよいよ、日々の生活に影響が出てきたよ。
【続く】
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残念でした。
さて、気を取り直して、小話といきますか。
小話:地球の危機だよ三の助 その4
人工衛星や宇宙ロケットで地球の脱出を図る人は、ほんの一握りである。
量産できるものでもない、おのずと、大半の人は見ているだけである。
「おい!、オレも乗せてくれー」
「何で載せないのだー」
人工衛星の発射場には大勢の人が押し掛けるようになった。
「乗せろー」
「載せてちょうだいー」
その数は増える一方であった。
さて、巨大惑星が太陽系に衝突する時期があと、5年と解き明かされたのだった。
これは早まる事があっても、遅くなる事はないと。
さあ、大変だ。
人々は生活意欲、勤労意欲を無くしてしまった。
働いている現場を、次々と離れて行ったのだった。
働いたって、どうにもならない。
この先にあるのは、死のみ・・、ああ・・。
世界各国の労働者は、職場を放棄したのだった。
それにより、物の生産は止まり、流れも止まってしまった。
ああ・・、これはいよいよ、日々の生活に影響が出てきたよ。
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小話:地球の危機だよ三の助 その3
小話:地球の危機だよ三の助 その3
巨大な惑星が、太陽系に接近している。
もはや間違いない真実となって、
惑星が太陽系に衝突したら、地球に衝突したら、
どうなるかを、シュミレーションで画像を放映する。
それはもう、完全なる消滅である。
太陽系の惑星は、宇宙のチリとなるのだった。
世界各国は対応に乗り出した。
「日本国の皆さん、大変な事態となりました、
しかしながら、落ち着いてください、今、何ができるかを検討中です」
「合衆国の諸君、我々の英知を絞って、助かる道を考えましょう」
あと何年で、巨大惑星は衝突するのだろうか。
人々は、その事で頭が一杯になるのだった。
「何処へ逃げたらいいのだ」
「穴を掘っても駄目か」
「高い山に登っても駄目かい」
各国は、それぞれに、威信をかけて地球脱出への模索をするのだった。
あらゆる技術を人工衛星の開発に費やして、できるだけ多くの国民を
地球からの脱出をさせる。
と、云う事で研究者や技術者は人工衛星の開発へと邁進するのであった。
とりわけ、世界の金持ちは財力を持って、研究者を雇い、人口衛星を自ら開発し、
あるいは買い占めて早々と、宇宙へと飛んで行くのであった。
中には、不良品などで故障し途中で爆発したりして、悲惨な事故も発生をした。
しかしながら、このまま地球に残っていても、いずれ死ななけれならない。
そうであれば、一類の望みをかけてと、脱出を試みるのであった。
さて、その頃里山の三の助は、山に出かけていた。
「今日はいい天気だな~」
竹で作った笛を吹きながら、仲間を呼ぶのであった。
「ありゃ、三の助さんや、いいもん作ったな」
「ああ、笛って奴だよ」
「ふーん、鳥の鳴き声みたいだな、間違っちゃうよ」
「どりゃ、オラにも吹かしてくれないか」
小高い丘に登って、タヌキのタンタンと、キツネのポンタと、
のんびりと、過すのであった。
なにせね、三の助の家では、電気が通ってないからな。
止められてから、そのままにしていたし、暮らしてみると必要性も無かったからね。
だから、世間に何が起ころうと、知らないんだよね。
【続く】
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巨大な惑星が、太陽系に接近している。
もはや間違いない真実となって、
惑星が太陽系に衝突したら、地球に衝突したら、
どうなるかを、シュミレーションで画像を放映する。
それはもう、完全なる消滅である。
太陽系の惑星は、宇宙のチリとなるのだった。
世界各国は対応に乗り出した。
「日本国の皆さん、大変な事態となりました、
しかしながら、落ち着いてください、今、何ができるかを検討中です」
「合衆国の諸君、我々の英知を絞って、助かる道を考えましょう」
あと何年で、巨大惑星は衝突するのだろうか。
人々は、その事で頭が一杯になるのだった。
「何処へ逃げたらいいのだ」
「穴を掘っても駄目か」
「高い山に登っても駄目かい」
各国は、それぞれに、威信をかけて地球脱出への模索をするのだった。
あらゆる技術を人工衛星の開発に費やして、できるだけ多くの国民を
地球からの脱出をさせる。
と、云う事で研究者や技術者は人工衛星の開発へと邁進するのであった。
とりわけ、世界の金持ちは財力を持って、研究者を雇い、人口衛星を自ら開発し、
あるいは買い占めて早々と、宇宙へと飛んで行くのであった。
中には、不良品などで故障し途中で爆発したりして、悲惨な事故も発生をした。
しかしながら、このまま地球に残っていても、いずれ死ななけれならない。
そうであれば、一類の望みをかけてと、脱出を試みるのであった。
さて、その頃里山の三の助は、山に出かけていた。
「今日はいい天気だな~」
竹で作った笛を吹きながら、仲間を呼ぶのであった。
「ありゃ、三の助さんや、いいもん作ったな」
「ああ、笛って奴だよ」
「ふーん、鳥の鳴き声みたいだな、間違っちゃうよ」
「どりゃ、オラにも吹かしてくれないか」
小高い丘に登って、タヌキのタンタンと、キツネのポンタと、
のんびりと、過すのであった。
なにせね、三の助の家では、電気が通ってないからな。
止められてから、そのままにしていたし、暮らしてみると必要性も無かったからね。
だから、世間に何が起ころうと、知らないんだよね。
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小話:地球の危機だよ三の助 その2
小話:地球の危機だよ三の助 その2
宇宙は、果てしなく未知の世界である。
そうなのです。この先何が起きるか分からない。
今まさに、太陽系に近づく惑星があったのです。
各国の観測衛星が、太陽系に近づく惑星を発見し、確認をしていた。
そして、それが徐々に明らかになってきた。
夜のニュースに流れた。
「宇宙観測所からの重大な発表です」
「なんだろう、重大な事って」
太陽系に近づく惑星の大きさは巨大で、その速度も予想を超えている。
このままの進路で行けば、太陽系にまともに衝突します。
その時期をシミレーションしていますが、5~6年後に早ければ到達するかもしれない。
これには、皆飛び上がって驚いてしまった。
「何だよ、いきなり。太陽系に衝突って・・、それは消滅するってことかい」
「地球は、地球はどうなるの」
「当然、木っ端みじんだよ」
「えー・・・、私の人生は、お終いなのー」
このニュースは、世界に流された。
当然、世界各国の人びとは、騒然となったのでした。
【続く】
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そうなのです。この先何が起きるか分からない。
今まさに、太陽系に近づく惑星があったのです。
各国の観測衛星が、太陽系に近づく惑星を発見し、確認をしていた。
そして、それが徐々に明らかになってきた。
夜のニュースに流れた。
「宇宙観測所からの重大な発表です」
「なんだろう、重大な事って」
太陽系に近づく惑星の大きさは巨大で、その速度も予想を超えている。
このままの進路で行けば、太陽系にまともに衝突します。
その時期をシミレーションしていますが、5~6年後に早ければ到達するかもしれない。
これには、皆飛び上がって驚いてしまった。
「何だよ、いきなり。太陽系に衝突って・・、それは消滅するってことかい」
「地球は、地球はどうなるの」
「当然、木っ端みじんだよ」
「えー・・・、私の人生は、お終いなのー」
このニュースは、世界に流された。
当然、世界各国の人びとは、騒然となったのでした。
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小話:地球の危機だよ三の助 その1
小話:地球の危機だよ三の助 その1
西暦も2000年を過ぎて、21世紀なって久しい。
人類の科学の進歩も目覚ましい。
地球の外へも出て行こうとしているのだ。
観測衛星からの、新たな情報とか発見とかが、
ニュースで流れるようになった。
そんな中、三の助も、少しづつ希望を持って作業をするようになった。
相変わらず、貧乏ではあるが、人並みの生活を取り戻しつつあった。
ただね、未だ金銭的な収入は少なく、電気とかガスとかを入れるまでは、
いたってなかった。
しかし三の助はそんな事は、全く気にしない。
暇ができると、山に入って森の仲間たちと過したりするのだった。
【続く】
今回は、小話として方言は抜きとしました。
お気軽に楽しんでいただければと思います。
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西暦も2000年を過ぎて、21世紀なって久しい。
人類の科学の進歩も目覚ましい。
地球の外へも出て行こうとしているのだ。
観測衛星からの、新たな情報とか発見とかが、
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そんな中、三の助も、少しづつ希望を持って作業をするようになった。
相変わらず、貧乏ではあるが、人並みの生活を取り戻しつつあった。
ただね、未だ金銭的な収入は少なく、電気とかガスとかを入れるまでは、
いたってなかった。
しかし三の助はそんな事は、全く気にしない。
暇ができると、山に入って森の仲間たちと過したりするのだった。
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