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昨日は結婚後75回目のひな祭り

DSCF0793.jpg私ども夫婦は1948年秋に結婚した。

翌年以降の我が家のひな祭りでは、毎年、簡素な男雛と女雛とを飾り、偕老同穴の契りをより深め合う。

今年は75回目のひな祭りとなり、飾ったのは私で、これを観賞したのも私一人だ。

理由は、妻が3ヶ月ほど前に骨折で緊急手術後、現在、回復治療のため入院しているからだ。

3ヶ月を入院期間の限度とする慣習があるため、早晩退院をすることになる。

そこでこの際、妻を介護施設に転居させることに、妻も私も、子供たちも同意したので、退院後は施設に入る予定だ。

色々物色したところ、廊下を隔てて、入り口が向かい合っている二つの個室が空いている施設が見つかったので、とりあえずこの二つの部屋を抑えた。。

二つとも抑えた理由は、私も、いずれ介護施設の世話になることを考えると、同一施設内の同階で向かい合う居室に巡り合うチャンスは、宝くじに当たるより確率が低いと考え、妻の入居と同時に私もこの介護施設に入居しようと思ったからだ。

施設に入居後の物理的な介護は、プロが行うとして、75年間連れ添った妻に、私は心理的な介護をしようと思ったからだ。

この介護施設では、ネット回線が無いので、ブログを続けるとすればデザリングを使うしか方法はないので、ブログをあきらめざるを得ない。 施設入居は四月一日頃と勝手に見込んでいるものの、施設入居日、前後一ヶ月くらいは、ブログはお休みを頂く。

施設との再交渉で、ネット回線が利用できれば4月下旬ころから再度ブログを続けられるかも。 その時は、センテナリアンの詰まらない愚痴を目当てにご訪問くださることを、お願いいたします。

折り紙の久寿玉を貰った

DSCN3494.jpg2月28日に出席したディケアで、通所者の一人から折り紙の久寿玉を貰った。

頂戴した理由は、私が百歳を超えたことを最近知った送り主が、私が一日でも長く生きてと言う意味で、閏年の今年のように1日でも長く生きてね、という意味で送ってくれたようだ。

私が通うこの施設では、通所者間での金品の授受は、何かと問題になることが多いので控えるようにと通所者に要請している。

折り紙の久寿玉は、62枚の折り紙から成り、それを糸で繋ぐと言う二つの工程を経て作られると言う。

折り紙1枚を1年と考えると、折と言う工程が62年繋ぎの工程が62年で合計124年となり、それまで健康寿命を続けなさいと言う意味を籠めての贈り物であろうかと思ったことと、送り主が正常な認知能力をお持ちになる方からの好意なので、有難く頂戴した。

何処に飾ろうかと思案の末、私の寝室に吊るし、お昼寝の時も、眠るときも、病で伏せる時もこの久寿玉を見続けようと考えた。

温かい思い遣りに感謝しながら、このブログを書いた。

雛飾り

RIMG0024-9901.jpg 先日、私が通うディサービスセンターのロビーに、4年ぶりに雛飾りが置かれた。

11年ほどこのディサービスセンターにお世話になっているが、ここ3年ほど雛飾りが置かれず寂しい思いをした。 

先日、デイサービスセンターのロビーの飾ってある七段飾りのひな人形を見て、やっと普通の生活に戻ったような気がした。

コロナが第5類に指定されてからもなお暴れたが、心配した第十波も収まってきたようで、安心できる日常が戻ったことは嬉しい。

未だ、インフルエンザが蠢いているのは心配だが、今年は、まぁ、心地よく雛祭りを家族で祝うことが出来たようだ。

雛祭りに食べる雛あられは、ピンク、白、緑の三色があり、この色には諸説があるものの、大方は、ピンクが生命を、白が雪の大地を、緑が木々の芽吹きを、それぞれ表してい居ると言う。

江戸時代までは、旧暦で行われていた雛祭りも、徐々に新暦の3月3日に変わりつつあるのは、大正生まれの私には嬉しい慣習だ。

でも、百歳祭りと称し、9月9日の重陽の節句に雛人形をもう一度飾る「後(のち)の節供」という習慣も未だ残っているのは、文化と言うものは隠れキリシタンのように庶民の心から中々消えづらいものだと言うことも教えてくれる。

ヴィーガン仕様の菓子とプラントベースのぶりの缶詰と

RIMG0025.jpg札幌の今日は、夜来の降雪量が今朝までに約45cmとなり、今期一番の降雪量だった。

でも、今日予約していた医療施設への往復には、息子が四輪駆動の車でホワイトナイトのように、男の私をその施設連れ、且つ、無事戻してくれた。

真冬日にもなった今日の午後は口が寂しくなり、家の中を物色したところ、孫2人から貰った猫の絵が印刷されたプラントベースのヴィーガンクッキーッキーと、脳の栄養にもなる魚肉系のあるぶりのあら炊きの缶つまとがあったので、お菓子はおやつに、缶詰は早い夕食時にそれぞれ戴いた。

ヴィーガンクッキーは糖蜜でも入っているのかとても甘味が強く、缶つまのぶりのあらはアルコールを併用しなかったので、塩味がやゃ強かった。

このもらい物は、最近まで医療関係の総合職に従事していた孫からは、ヴィーガンクッキーを、缶つまは今もアルコール飲料関係の役職についている孫から、それそれ、贈られた物で、贈り物も自身が従事している職業に関係があるもの選択する人間になったような気がしたので並べて見たものだ。

大丈夫かなぁ

DSCN3486.jpg五月上旬にも匹敵するような、2月としては観測史上最高の気温ともに晴れて明けた札幌の今日は、二十四節季の雨水の季節にぴったりの日だ。

雨水とは雪が雨へと変わって降り注ぎ、積雪や氷がとけて水になる頃という意味だ。 そんなから本深夜から明日未明にかけて雨の予報が出されている。

そんなぽかぽか天気の今朝は、足慣らしのため近くを少し歩いて見た。

生活道路の両側には、排雪作業でできた雪山の垂直な壁が溶け乍ら残っていたものの、に幹線道路はその壁も日差しに崩れ、アスファルト舗装の道路が見えるようになった。

幹線道路を横切り、住宅地に足を向けたら、とある住宅で解体工事をしていた。

耐寒仕様のコンクリートが開発されて以来、冬でも建設が出来るようになった北海道の建設業界は、冬でも解体新築の工事が出来るようになった。

この住宅も、解体し5月までに新築をするとかで、今解体作業の立て札が立てられ、まず解体工事が始まったようだ。

でも、足場の組み方を見ると、殆ど斜めのポールが見当たらず、左右に変形または崩れる可能性が高いと、素人目にもわかる。 今日は札幌近郊の市街地でも、解体中の建物が崩れ死亡者が発生した。

日本の建築業界は、中堅業者では第5次の下請けもあると言うから、この足場は第五次下請け業者が請負ったものだろう推察し、転落直が無いことを祈りながら、歩き疲れ重くなった足を引きずりながら、折り返しの道をよろけるような姿で帰宅した。

年金生活者のささやかな抵抗

DSCN3493.jpg一週間ほど前、近くの生協で、ほんの僅か葉が付いている大根を求めた。

何時も思うのだが、栄養豊富な葉の部分は、輸送や時間のコスパで、ばっさり切り落とされている。

ところでこの30年の間に、日本の経済力は低下し、その日本の実質賃金は2,5%ほど減少していると報じられている。 だが、イギリスでの賃金は4倍ほどに増えていると仄聞する。

また、2023暦年の日本のGDPがドイツに追い越されて世界四位転落したと昨日報じられ、為替相場も対ドル、150円台と円安となり、物価上昇のけん引力になるなど、年金生活者の生活は益々苦しくなってきた。

このままだと、今五位になっているインドにも抜かれ、年金額アップの根拠となる物価上昇率に、調整処理として当該物価上昇率に0.9の数値が更に乗算される今の年金制度もガタガタになるのではと心配している。

そんなことで、みそ汁の具材として利用できる大根の葉の部分は、貧乏人の年金生活者にとて、貴重な栄養源を無駄にしていると思われるので、大根の葉をもう少し長めに残すサービスがあっても良いのではと思っている。

悔しいから、買った大根の葉の部分から出ている茎を、根の青い部分を僅かにつけて切断し、水栽培をしてみそ汁にて見ようと、政府に対しささやかな抵抗を試みた。

結果、大根の葉は細くて痛々し姿、なんだかこれからの私を象徴しているかのように恐る恐る伸びてきたので一寸記録させて貰った。 アァ、今日もまた老翁が、老鶯のようにボヤキ鳴く一日になってしまった。

バレンタインデーの贈り物を貰った

DSCN3492.jpgこの週央はバレンタインデーの日がある。

今年も嫁たちから、私が食べやすい量のチョコレートを、それぞれ、頂戴した。

センテナリアンになったのだから、もう、遠慮しようと思っていたが言い遅れて今年も頂戴してしまった。

折角のご好意を無にするのも大人げないとの忖度が働いたためだ。

最近のバレンタインデーの贈り物の約44%は自分の親族への思い遣り、21%ほどが自分へのご褒美と言うから、親族の絆を保つためには頂戴した方が良いのかもしれない。

けれど、この行事の沿革を考えると、若くはない年寄りがバレンタインデーに贈り物を頂戴するのは気が引ける。 私の中にはそんな葛藤がある。

3月14日のお返しの時期には、それとなく2025年からはこの行事の贈り物はご辞退申し上げると、少し寂しいと言う未練は残るが、きっぱり、言おうと思っている。

今年も叉、私の病気のため、家族には色々とお世話になった。 二人の嫁の惻隠の情とも言うべき見えない心遣いには心から感謝している。

私は、今まで今どきの若い者はと言ったことが無い。 これは、社会の進歩について行けない老人が言う言葉だと考えているからだ。 年を取るほど人より余計に社会勉強をしなければ、若者の進歩には相対的に遅れてしまうからだ。 

まぁ、出来もしないのに死ぬまで勉強などと強がりを言っている可愛い子供が、大人の真似をしていると思い、もう少しの間、見守っていて下さい。
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プロフィール

無陀仏(ムダブツ)

Author:無陀仏(ムダブツ)


  • 生年  1923年・癸亥
  • 生地  旭川市の中心部
  • 住所  札幌市の北東部
  • 家庭  糟糠の妻と二人
  • 晴天  老妻と巷を徘徊
  • 雨天  陋屋で専ら転寝
  • 通所  水曜日ディケア
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