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創作小話:でんでん虫のでん助とツッチー

でんでん虫のでん助とツッチー

ツッチーは、キューリの収穫をしていました。
そうすると、誰かしらにカジられてました。
キューリの収穫
側の葉っぱを除くと、でんでん虫のでん助が休んでます。

「何だでん助か、困るな勝手に食っては」
「ありゃ、ツッチー。御馳走になりやんした」
でん助
それから、でん助はツッチーのキューリ畑に居つく事になりました。

次の日、
「今日は、午後に雨が降るよ」
と、でん助が教えてくれました。

「本当かい、それはいいな。最近日照りが続いてるからな」

午後になると、でん助の言う通り雨が降ったのです。
雨の予報
「なるほど、いい雨だな」

でん助の角はアンテナになっていて、色んな情報をキャッチするのでした。
でん助のアンテナ
雨の量や時間も教えてくれるのです。

「いやーっ、助かるな」
でん助に感謝をしました。

御礼に、極上のキューリを上げて、でん助も大満足です。

「今日の気温は30℃を超えるよ」
「午前中は風は強いよ」
「夜は冷え込むよ」

でん助とツッチーは大の仲良しになりました。

ある日、でん助が山に住む仲間達が、鳥に食われて困っている。
と言うので、助けに行く事にしました。

葉っぱのジュウタンに乗って鳥退治に向かいました。
戦い 1
早速鳥が襲ってきます。

ツッチーは、カマキリのカマ太から教わったカマキリ剣法を振るいます。
戦い 2
鳥達をメッタ切りにして退治しました。

でん助の仲間達もこれで安心と大喜びです。
ぞくそくと、ツッチーの家にやって来ました。
かたつむりの集合
「やーっ、結構賑やかだね。家の引っ越しでニュータウンだね」

ツッチーは、やって来たカタツムリ達に家を作ってやりました。
カタツムリの家
カタツムリ達も大喜びです。

今度はカタツムリ達が、
ツッチーにカタツムリの家をプレゼントしてくれました。
カタツムリの家 2
「そうか、これがカタツムリの家か、割と頑丈だね」

「風は入らないし雨風はしのげるし、結構結構」

ツッチーは、時折この家でのんびり過ごすのでした。


                       どんと晴れ

Appendix

プロフィール

大坊峠のツッチー

Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から地域の情報を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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