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方言小話:歴史ミステリー「大蛇」その2

方言小話:歴史ミステリー「大蛇」その2

大助は、村に伝わる沼や大蛇を調べようとして、
丘に登って眺めていたところ、突然大蛇が現れたのでがんした。

「た・・た・・助けてくれーーー」
大助は、急いで逃げた、逃げた。
村の歴史 5
丘を下って、そりゃもう必死だったなや。

後ろを振り向くと、まだその恐ろしい大蛇が追ってくるでねぇか。
走る走る。息を切らして走る。
村の歴史 6
ようやく、民家のある所までたどり着いた。

そこに、大きなカメがあるのを見つけたのでがんすよ。

「おお、いいのがある。助かった。ここさ入るべ」
カメ
大助は、急いでカメの中に入り蓋をしたんだなや。

「よしこれであんしだべな」
大助は、カメの中でじっとしていたのさ。
カメ 2
大蛇は追っかけて来てな、
「ふん、なんだこのカメは・・」
ってな、真っ赤な舌をぺろぺろ出してなや。

「なむさん・・なむさん」
大助は、拝んだと。

【続く】

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コメント

[C2013] 大助君あやうし

ツッチーさん
おはようございます。

いよいよ佳境ですね。つぼというと酒が入っているかも。
大蛇は酒が大好き。とくればいよいよ危ないですね。

愛新覚羅

[C2014] Re: 大助君あやうし

> 愛新覚羅 さんへ
えーっ・・・、そうか。
大蛇は酒が好きだったんだ。なるほどね。
参考になります。
さて、この小話はどうなりますか。
単純明快が一番ですけどね。
楽しみながら描いてみます。

  • 2014-02-26 20:18
  • 大坊峠のツッチー
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Author:大坊峠のツッチー
岩手県は北緯40°に位置する岩手町から日常を発信します。山里で農業を営み、昭和26年生まれの人生と、方言による創作小話・童話を綴ります。尚、作品は著作権とし、無断使用はお断りします。

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