星浩に思う |
↓記事は長いので、全部読むのが面倒という人は、下の青の文字=記 事の引用と私のコメントだけでもよろしいかと、、、。
(日曜に想う)野党よ、再編ゲームより論戦を 特別編集委員・星浩 2014年7月13日05時00分
講演やシンポジウムで、アベノミクスや集団的自衛権などについて 話し終えると、最近は、こんな質問がよく出る。「それにしても、野 党はいったい何をしているのか」
そんな疑問を抱くのは当然だ。重要な課題が山ほどあるのに、これ ほど野党の影が薄い政局は珍しいからだ。質問に答えるため、私はホ ワイトボードに数字を書くことにしている。
自民党 1881万→1662万 民主党 2984万→962万 維新の会 0→1226万 みんなの党 300万→524万
これは、2009年8月と12年12月の総選挙の比例区で、各党 が得た票数だ。09年は自民党から民主党に政権が交代し、12年は 自民党が政権に復帰した。12年総選挙の直後、自民党の石破茂幹事 長は「自民党が勝ったのではない。民主党が負けたのだ」と語った。 確かに、自民党は得票を1割ほど減らしながら、低投票率という事情 もあって1位になり、政権を奪還した。
民主党は、3年3カ月の政権運営があまりにも未熟で、有権者から こっぴどく叱られた。驚くべきことは、初挑戦の維新の会が、比例区 では民主党を大きく上回ったことだ。
もともと、維新とみんなには、自民党が半数に届かなければ連立に 応じて政権入りしたいという思惑があった。だから「野党として政権 と厳しく対決してほしい」と期待しても、しょせん無理なのだ。講演 終了後に駆け寄ってきた初老の男性が「民主党の激減も、維新の躍進 も、有権者が判断したのだから、責任がありますね」と話していた。 私の言いたかったことを、ちゃんと理解してくれていた。 * その野党が、得意げに「再編をめざす」という。ちょっと待って欲 しい。維新とみんなは野党としての役割を果たせず、党内対立のあげ くに分裂。支持者の期待にこたえられなかったのだから、まずはおわ びして、何が欠けていたかを検証すべきだろう。
ところで、政界再編騒ぎのたびにメディアの報道ぶりを考えさせら れる。あまりも大げさに取り上げる傾向があるからだ。みんなの党の 山内康一国会対策委員長からこんな体験を聞いた。
民主党や維新の若手議員と安全保障問題の勉強会を続けている。毎 回5人から10人が参加。取材する記者はほとんどいなかった。とこ ろが昨年秋、突然、36人の野党議員が顔をそろえた。多くのテレビ カメラや取材記者が殺到した。どうやら、維新の議員が「野党再編に 向けた会合が開かれる」とメディアにささやいたことで、騒ぎになっ たらしい。
「野党議員の政策勉強だと関心は持たれないが、再編となると、が ぜん注目される。メディアの体質がよく見えました」と山内氏は苦笑 いする。メディア側は、純粋な勉強会だと分かった後は取材に来てい ないそうだ。
野党の政策は実現する可能性も小さいし、政策の中身についての地 味な話題にメディアは食いつかない。それが再編となると、単純で分 かりやすい。政治家同士の言い争いも「絵になる」ニュースだ。こう して、再編問題は過剰に報じられるようになる。 * 選挙で新勢力が追い風に乗って実力以上に得票する→国会での活動 はうまくいかず、支持者は失望する→政党の分裂、合併を重ねるが、 支持者は戻らない――。そんな空しい再編ゲームはそろそろ、終わり にすべきだ。
次の総選挙で自民党に対抗する野党候補が乱立すれば不利になるの は当然だから、いずれは候補者調整が必要となる。だが、それは各野 党がきちんとした政策を練り上げ、アピールする力をつけてからの話 だ。この夏は、野党の政治家が有権者の声をじっくり聞いて政権与党 に論争を挑む準備を進める良い機会だ。空しい再編騒ぎを繰り返すの か、与野党のまっとうな論戦の舞台を作り直すのか。野党だけでなく、 有権者やメディアも熟考の時だ。 朝日新聞
ブログのタイトルを「星浩に思う」にしたのは、「(日曜に想う)」を もじったものです。(^_-) それはともかく、、、。
>もともと、維新とみんなには、自民党が半数に届かなければ連立に >応じて政権入りしたいという思惑があった。だから「野党として政 >権と厳しく対決してほしい」と期待しても、しょせん無理なのだ (中略) >その野党が、得意げに「再編をめざす」という。ちょっと待って欲 >しい。維新とみんなは野党としての役割を果たせず、党内対立のあ >げくに分裂。支持者の期待にこたえられなかったのだから、まずは >おわびして、何が欠けていたかを検証すべきだろう と星浩氏は書いてますが。
上の引用部分、何か胸のすく思いといいますか、やっぱりそうだっ たか!?という感じですねぇ~。 去年の特定秘密保護法案のときも、日本維新の会は、賛成なのか反 対なのか、よくわからない態度でしたからねぇ~。(>_<)
今の集団的自衛権についても、結の党は消極的という感じだけど、 日本維新の会はイケイケ!という感じだし。 政権与党との距離がよくわからないですよねぇ。(T_T)
それから、すぐ上の下から2段落目、 >選挙で新勢力が追い風に乗って実力以上に得票する→国会での活動 >はうまくいかず、支持者は失望する→政党の分裂、合併を重ねるが、 >支持者は戻らない――。そんな空しい再編ゲームはそろそろ、終わ >りにすべきだ だそうで。
「支持者は戻らない」のところ、むしろ、日本維新の会やみんなの党 に支持者が戻った方がおかしなことになるのでは、、、。 まっ、戻らないからいいですか。(*^_^*)
日本維新の会やみんなの党が、このようにぶった斬られてますが、 そんな中、「再編ゲームはそろそろ、終わりにすべきだ」と言われて るのに、「党首は再編に消極的だ。党首交代だ!」と叫んでる人がい るのには困ったものです、↓下の記事です。
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代表選前倒し重ねて要求 民主・玄葉氏 2014/7/12 23:22
民主党の玄葉光一郎前外相は12日、福島県石川町での会合で、海江 田万里代表の来年9月の任期満了を待たずに、代表選を前倒しで実施 するよう重ねて要求した。「もっと民主党がしっかりする必要がある。 党員やサポーターによる投票を含めた代表選を秋にでも行い、再スタ ートを切るべきだ」と述べた。
会合後、記者団に「代表選が遅くなる分だけ、党の再生も遅れる」 と主張した。民主党内では、党勢を回復できない不満から代表交代論 がくすぶっており、玄葉氏は5月にも代表選前倒しに言及していた。
海江田氏は昨年7月の参院選惨敗後、1年間で「目に見える成果」 を挙げると約束し、代表を続投。党執行部は31日、その成果を総括す る両院議員懇談会を開催する。〔共同〕 Copyright(C) 2014 Nikkei Inc. All rights reserved.
>党勢を回復できない不満から代表交代論がくすぶっており、玄葉氏 >は5月にも代表選前倒しに言及していた だそうですが。
「代表交代論がくすぶっており」と言われてますが、くすぶらせてい るのが、玄葉光一郎先生なのでは。 だけど、党勢が回復できないのは党首だダメダメだからじゃなくて、 自民党に対抗し国民から支持される政策を出すこともできないのに、 「党首交代だぁ~!」と党内権力闘争に明け暮れている人たちのせい なのでは、、、?
「路線変更」として聞こえてくるのは、野党再編に積極的になるべき という野党再編に与することくらいでしょう? 前原誠司なんか、集団的自衛権に賛成で、そのために民主党が、集 団的自衛権反対!にまとまることができず、海江田万里代表が苦戦 してるんじゃないですか、、、。
自分たちが党代表の足を引っ張っておいて、党勢が回復しないのは 代表のせいだ。代表選前倒しだぁ~!と騒いでるから、ますます党 勢が落ちていくんですよ~。(T_T)
だいたい、代表選をやって、誰を新代表にしたいんですかねぇ? そして、その人(新代表)に、どんな政策を打ち出してほしいと言う んでしょう?
今は誰が代表となっても、自民党には勝てないのでは、、、? もしも、これなら自民党に勝てる!という政策があるなら、それを 海江田万里代表に教えてあげたらどうですかねぇ~?
こんな風に、「代表選前倒しだぁ~!」などと騒いでいて、民主党は 大丈夫なのかなぁ?と心配になってましたが、案外大丈夫なようで すよ。(?) ↓下の記事にあるように、「悪いのは代表じゃなく、それを支える 人たちなのでは!?」という声もあるようです。
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「6人衆がふがいないからだ」海江田おろし失速
民主党の玄葉光一郎前外相は12日、福島県石川町での会合で講演 し、今秋に党代表選を前倒しで行うべきだとの考えを表明した。
海江田代表の体制では党勢回復が見込めないとの考えからだが、党 内の「海江田おろし」の機運はしぼんでいる。執行部と距離を置く玄 葉氏や前原誠司元外相らは党内で「6人衆」と呼ばれ、党再生に不可 欠な人材と目されてきたが、「海江田氏が辞めずに済んでいるのは、 6人衆がふがいないからだ」(中堅議員)との指摘も出ている。
6人衆は、玄葉、前原両氏の他、民主党政権を支えた野田前首相、 岡田克也前副総理、安住淳元財務相、枝野幸男前経済産業相だ。
玄葉氏はこの日の講演で「今の執行部に1年前の約束をしっかり守 ってもらい、党員・サポーターを含めた代表選を秋にでもやって、党 の再スタートを切るのが一番手っ取り早い」と述べた。海江田氏が昨 年7月の参院選後、1年後に「目に見える成果」を出すと約束したこ とを踏まえたものだ。その後、玄葉氏は記者団に「秋に代表選が出来 なければ、その分だけ民主党の再生が遅れる」とも語った。 2014年07月13日 13時40分 Copyright (C) The Yomiuri Shimbun
>党内の「海江田おろし」の機運はしぼんでいる と読売新聞は報じてますが。 これが本当なら、ちょっと安心できますよねぇ。(?)
>「海江田氏が辞めずに済んでいるのは、6人衆がふがいないからだ」 と言ってる人もいるとか、、、。
「6人衆」とは、 >玄葉光一郎前外相 >前原誠司元外相 >野田佳彦前総理 >岡田克也前副総理 >安住淳元財務相 >枝野幸男前経済産業相 の6人ですか。
菅直人先生は、数えられてないんですか、、、。 あれっ、代表選にも出たことのある、え~と、誰でしたか、あの人。 樽床伸二氏。 あ~、↑落選中ですか、、、。(@_@)
いやいや、「6人衆がふがいないからだ」と言っても、岡田克也先生 なんか、「海江田おろし」に参加というか加担してもないのでは、、、? いやっ、裏でやってるのかなぁ~?
う~ん、亀井静香先生を思い出しますなぁ~。(T_T) 亀井静香先生、自民党時代、何かと言っては、時の政権に反旗を翻し 騒動を引き起こすんですが、尻すぼみとなっていくという人物でした が。
最後の死闘? 純ちゃん(小泉純一郎元首相)に挑んだときは、「勝った勝った。これ で小泉首相は辞任だ!」と喜んでいたら、「浮かれてる場合じゃない ぞ。あの男はやる気だ」と森喜朗・元首相から忠告されたのに、、、。
そのまま浮かれていると、純ちゃんに衆議院を解散され、郵政民営 化選挙を始められ、自分たちは、自民党から追い出されたと、、、。 その後、野党暮らし。
あっ、話が行ったり来たりしますが、原口一博先生は、「○人衆」に は入れないんですかねぇ~?
まぁ~、成功しない「海江田おろし」なんかに関与するよりも、今は おとなしくしておいて、ここぞというときに走りだす方が賢明です かねぇ~。\(^o^)/
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