Kiyoto Uchidaさんに届くかな? |
昨日は「表現の自由・言論の自由」の話も出たので、今日はその話を しましょう。 と言っても、2年?3年前の話になりますが、、、。 始まりはここ↓。 2019年10月6日のKiyoto Uchidaさんのコメント https://www.facebook.com/HuffPostJapan/posts/1427514750736336?comment_id=1427579730729838 ↑ここから始まって、いろいろあるのですが、↓これで終わって ます。(もう一つ最後に私が長々とすみませんでしたと書いてま すが。)
コメント
安藤奈津雄 様 礼儀に従い、最後に感想をひとこと。
見解や印象というのは人それぞれで、言葉や表現によって理解しあえ ないものだと、改めて実感しました。
天皇コラージュ事件にまきこまれた大浦氏は、今回の展覧会でも作風 を変えること無く、制作活動を続けていられたことを証明しました。
美術館には展示品の芸術的な価値を、保管や展示に要する費用などと の費用対効果などからはかり、海外では展示しながら、個人に売却し て資金を稼ぐ(所有権が無いものを展示して資金を得つつ、入場料も 稼ぐ)ことが一般化されています。
美術館がある作品を購入し、その所有のメリット、デメリット、世間 の評価などを勘案して売却するのは自由です。
所有権が作者から美術館に移っているので、作者に通告が法的義務も ありません。
新たな購入者、つまり所有権を有する人などが、「購入し所有してい ることを他言しないでくれ」と契約時に美術館に伝えた場合、所有権 を有する人物の意思に逆らって名前を開示するのは、プライバシーの 侵害になります。
いったん作者が所有権を手放し、その契約時に「決して他に売却しな いこと」と約束してないなら、美術館に履行義務は無く、新たな所有 者に作品の展示を強いることなどできませんなし、美術館に賠償を求 めることもできないのですよ。
作者への支払いは、購入時点で完了しており、売却後、すでに所蔵し ていない作品が記載されたカタログを処分するのは当たり前。
所蔵品を偽ることこそ問題です。カタログをどのように処分するか、 燃やすかシュレッダーにかけるか、廃品交換に出すかは、美術館の 自由であり、所有権の無い人たちが口を挟む問題ではないのです。
美術館に常時展示を求めても、美術館には他に所蔵品は多く、展示ス ペースは限られていますから、よほどお客を呼べる人気の名作でない 限りは、無理な要求。
賠償せず、自費で美術館のような展示スペースを設けて、ネットでも 公開するなどすればよいだけの話し。
それを禁じる法が日本にあるでしょうか? どんなガラクタでも、表 現の自由を掲げたら、美術館は展示を拒めず、作者の望む展示を100% 叶えなくてはならず、それに反する場合は、作者に賠償しなくては ならないという法もないのです。重ねて言いますが、美術館からの 支払いは作者が売却した際に済んでいます。
賠償云々など論外です。
誰も現在の所有者に公開を強いることができないのはもちろん、鑑賞 の権利を奪われたと美術館に訴えても、美術館に応じる義務などあり ません。
条件に同意できないなら、そもそも売らなければよいだけ。手放した 作者が悔いても、本人が強いられて売却したのではないのですから、 美術館も誰も、賠償に応じる義務などないのです。
私の指摘に疑問があるなら、その根拠となる法を示すべきでしたね。
表現の自由をめぐる問題は、様々な自由や権利のほか、国民の思想、 哲学、嗜好、好悪、感情、肖像権、プライバシー、法的義務などが 対立し合い、互いに理解し合うことなく混在し続けることでしょう。
貴殿の見解も、私の見解もその一つであり、どちらかの意見によっ て国論が統一されることもありません。
暴力や威嚇や強迫に訴える右翼を嫌悪しますが、個人が国家により その思想や信仰や表現などにより弾圧されないことを、私は自由と 権利が尊重されていると解釈し、それを侵害しようとする人物や団 体等による法を逸脱した言動とは区別する主義です。ある作品を制 作するのは表現の自由、その作品に言論で反対するのも言論と表現 の自由です。
大浦氏は才能に恵まれているとは思いませんが、彼が作風を変える こと無く、言葉を変えれば進歩も工夫も無い状態で表現の自由を今 回も行使できたのは、日本社会の自由の証と言えます。
右翼の反対は天皇コラージュ事件を持ち出すまでもなく想定内のは ずですから、いかに世論を味方につけ、展覧会と作品と来場者の安 全を守るか、という工夫や綿密な警備計画が必要でしたが、主催者 はその事前努力を怠ったように思われ残念に思います。
しかし、右翼の相変わらずの妨害もまた、法を逸脱しない限りは個 人の自由、という日本の自由の度合いを物語っていますね。
憲法第1条にある天皇制自体を否定する日本共産党にすら解散命令 が出ず、今日まで地方と国会に議席まであるのも、その思想や言論 によっては誰も罰されない、自由な日本ならではです。
最後に私の最大の疑問ですが、なぜ大浦氏の作品を見たくて見たく てたまらず、裁判までして公開を訴える人たちは、作者である大浦 氏に複製や連作を依頼して、展示スペースを提供しないのでしょう か。世間から無視されて「日本には表現の自由が無い」ことを大声 で唱えられなくなるからでしょうか。
見たい作品の作者に、その複製や連作を頼めば、著作権の侵害とい う問題もありません。作者が拒めば、今度は複製や連作を依頼して も応じない作者を相手取って裁判を起こしたりして。
表現の自由を活かす方法は様々なのに、工夫無さすぎですな。
ここまでお読みになられた辛抱強い方すべてにお願い致します。
最高裁の判決に不服の方は、最高裁に意義を申し立てて下さい。
私は最高裁の裁判官ではありませんので、お役に立てそうもありま せん。無力を恥じるばかりでございます。
お互い、見解の違いは星と星くらいありますので、これにてお開き としましょう。
>私の指摘に疑問があるなら、その根拠となる法を示すべきでしたね。 とおっしゃるのですが、ちゃんと書いてますよ。 Kiyoto Uchidaさんの上のコメントのひとつ上というか直前です↓。 ---------------------------------------------------------------- 読み流してくださいませ。 ホント、ご迷惑をおかけしております。 それはわかってるんですが、まぁ、「粘着クン」のこの性分。何か ひっかかることがあると「これはどうなるんですか?」「これはど うですか?」と突き詰めずにはいられなくなるので、ご容赦ください。 で、ひっかかるのはこれです。昨日も書きましたが。
>現実に起こったこと、事実は自分の作品を美術館が売り飛ばし、図 録を焼却されたわけですよねぇ。 >で、司法の救済を求めようと裁判所に訴えても、損害賠償もないし 原状回復もない。 >Uchidaさんは、それをもって「表現の自由と言論の自由を謳歌」し ているというわけでしょ?
「日本の作家は表現の自由と言論の自由を謳歌してるじゃないか?!」 というのはUchidaさんの意見ですよね。 私は「そんなことはないだろう。だって、美術館から自分の作品が撤 去されてるんだし」と考えるので、ひっかかるのです。
それじゃあ、作家本人はどう考えてるのだろう?と思って探したら、 前に上げたページにありました。 「表現の不自由」騒動、20年前には裁判も…「昭和天皇コラージュ事 件」を振り返る https://www.bengo4.com/c_23/n_9965/ >なお、大浦さんはデジタルメディア『VICE Japan』(2013年4月公開) で「結局、天皇というのは、相当タブーなんだよね」と述べている。 ↑これを「日本の作家は表現の自由と言論の自由を謳歌してるじゃな いか?!」ととるか、「そんなことはないだろう」ととるかで意見が 分かれるということですね。
長時間お付き合い頂いて申し訳なかったです。それはホントにお詫び します。\(^o^)/ ← (T_T)これかな? ---------------------------------------------------------------- Kiyoto Uchidaさんは最初のコメントに >表現の自由と言論の自由を謳歌しながら、他人ばかり責め、補助金 >をねだるのは止めにしませんか? と書いてます。 「人ばかり責め、補助金をねだる」は別にして、「表現の自由と言論 の自由を謳歌しながら」の部分。 私は作家本人が「表現の自由と言論の自由を謳歌してる」と思っては いないのではないか?ということを言ってます。 そのことについて、Kiyoto Uchidaさんは何も答えてないですよ。 私は最高裁判決について解説してほしいと言ってるのではありません。
私の主張は、「自分の作品を美術館が売り飛ばし、図録を焼却された」 それで「司法の救済を求めようと裁判所に訴えても、損害賠償もない し原状回復もない」となったとき、そのような目にあった作家は自分 が表現の自由・言論の自由を謳歌しているとは思わないのでは?とい うことです。
↓前にもちゃんと書いてます。 >謳歌:声をそろえてほめたたえること。転じて、自分の恵まれた境遇 >などを、他人にはばからず言動に表すこと >「おかしな作品は美術館から撤去せよ!」と運動していた人から見た >ら、思うようになって謳歌できるでしょうけど、作家から見たら決し >て表現の自由と言論の自由を謳歌することはできないのでは? >不満があるから裁判に訴えった。訴えたけど認められなかった。それ >で『謳歌』っておかしいですよねぇ? 私が言いたかったのは↑これです。 Kiyoto Uchidaさんは、そのことには何も答えてないですよ。
それで、Kiyoto Uchidaさんのコメントで「最大の疑問」があるとい うことなので、私が答えましょう! >最後に私の最大の疑問ですが、なぜ大浦氏の作品を見たくて見たく >てたまらず、裁判までして公開を訴える人たちは、作者である大浦 >氏に複製や連作を依頼して、展示スペースを提供しないのでしょう >か。世間から無視されて「日本には表現の自由が無い」ことを大声 >で唱えられなくなるからでしょうか。 というのが疑問ですね。
これは、まぁ、たとえが悪いかもしれませんが、たとえば、自分の 子供が殺人事件の被害者となって、殺されてしまったというときに、 また子供を作ればいいんじゃないの?!と言ってるようなものだと 思いますよ。
あの名画「モナリザ」はゴッホ、、、?じゃなくダ・ビンチですか。 まぁ、もう亡くなってるから無理ですが、たとえば、ダ・ビンチの 存命中に「すみません、モナリザの絵を間違って燃やしてしまった ので、もう1枚描いてもらえますか?!」と言われても、「はい、 いいですよ!」とはならないのでは?
「あなたとは話をしたくない!」と言われてるので、話を続けるこ とができなかったのですが、私としては上のような話をしたかった のですが、途中で終わってしまって残念です。
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