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安藤奈津雄の掲示板
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検証の好きな社説

【社説】「大合併」終結 規模拡大で失ったもの
2009年6月22日

 国の進める「平成の大合併」が来春で終わることになった。この十
年間で市町村数は半数近くに減った。その分、規模は大きくなったが、
失ったものも多い。実態を把握し、新たな政策が必要だ。

 大合併は、合併市町村に財政的な優遇措置を約束する改正合併特例
法が一九九九年に成立して始まった。その後できた現在の合併新法も
来年三月で期限が切れる。

 学識者らでつくる政府の地方制度調査会は、合併促進を今後も続け
るか検討してきたが、打ち切りを麻生太郎首相に答申した。

 九九年当時は東京二十三区を除いて三千二百三十二あった市町村は、
来年三月には千七百六十になる。一市町村あたりの平均人口も約三万
六千人から六万七千人余と大きくなった。

 しかし、国がこれで「成果があった」とするなら大間違いだ。

 近隣市と合併した周辺町村の衰退は各地で深刻である。役場があっ
たかつての中心部は寂れた。役場は支所になり、新しい市役所は遠く
て敷居が高い存在になった。

 調査会の資料でも、合併後の行政サービスが「悪くなった」とする
住民は「よくなった」より多い。今年四月のミニ統一地方選で、落選
した現職市長十七人はすべて平成の大合併を経た新市だったことは、
合併後の住民の不満を浮き彫りにしたといえる。

 大阪府より広い市が誕生したり、隣接しない自治体同士の合併もあ
った。静岡県由比町(現静岡市)や、来年三月に滋賀県近江八幡市と
合併する安土町など由緒ある市町村名が消え、住民の愛着が薄らいで
いる、との指摘もある。

 市町村を合併に駆り立てたのは、国の地方交付税が削られる中で、
合併すれば特例債発行を認めて返済の一部を国が肩代わりする「アメ」
だったのが実情だろう。財政的に恵まれた大都市圏の自治体では進ま
ず、財政難の地方で大胆に進んだことにも表れている。

 規模が大きくなった利点を生かし、福祉や少子化といった専門部署
や専門職員を置くなど行政の質向上に役立てている市町村も確かにあ
る。大合併の功罪を整理して検証する必要がある。

 調査会は「今後、自主的に合併を選択する市町村に必要な支援措置
を」と指摘するが、その通りだろう。次の総選挙では、自民党も民主
党も地方分権をマニフェスト(選挙公約)に盛り込むとみられる。現
地の声に耳を傾けつつ、政策づくりを進めてもらいたい。
Copyright(C) The Chunichi Shimbun, All Rights Reserved.


中日新聞の社説です。上には、著作権が、「The Chunichi Shimbun」
となってますが、東京新聞も、インターネット版では、ページに下に
は、「The Chunichi Shimbun」と同じ文字があるので、私も、そう表
記してますが、、、。
これは、正真正銘(?)中日新聞ですよ~。

>国の進める「平成の大合併」が来春で終わる
というのは、この前、記事を紹介しましたよねぇ~。
そのことに、中日新聞の論説委員?社説を書いてる人、噛み付いてま
す、、、。(?)

5段落目、合併で市町村の数が減ったが、
>しかし、国がこれで「成果があった」とするなら大間違いだ
と吠えてますよ~。

私は、大きな成果があったと思いますけど、、、。
何に文句を言ってるのか、見てみましょう。

まずは、すぐ下の6段落目、え~い面倒くさい、全部引用だぁ~。(?)
>近隣市と合併した周辺町村の衰退は各地で深刻である。役場があっ
>たかつての中心部は寂れた。役場は支所になり、新しい市役所は遠
>くて敷居が高い存在になった
といいますが、、、。

>役場があったかつての中心部は寂れた
といってもねぇ~、考えようによっては、静かに、平穏になって、よ
かったのでは?(そんな楽天的な人間はいませんか、、、)

>役場は支所になり、新しい市役所は遠くて敷居が高い存在になった
というのは、努力不足によるものでは、新しい市の、、、?

たとえば、前は、役場でできた手続きが、支所となりできなくなって
遠くの市役所に行かなければならないというのなら、明日では、きつ
いですか、来週役場に行くから、市役所から担当者を呼んで、役場で
手続きができるように準備しておけ!

そのくらいの要求をしてもいいのでは?
権限を持って、その場で決済、決断できる「巡回課長」さんが、村々
を回ってくればいいのでは、、、?

その下の7段落目から、
>調査会の資料でも、合併後の行政サービスが「悪くなった」とする
>住民は「よくなった」より多い
だそうで。

まぁ~、そういう風に聞くから、そういう風に答えるんですよ。(?)
行政サービスが悪くなったと感じるということですが、それじゃあ、
合併前と同じ行政サービスを受けるには、これだけの増税が必要にな
りますが、それでも、同じ行政サービスを希望しますか?
と聞いてみたらいいですよ。

「いやっ、今のでいい」と答える人が多いのでは、、、?

7段落目の続き、
>今年四月のミニ統一地方選で、落選した現職市長十七人はすべて平成
>の大合併を経た新市だったことは、合併後の住民の不満を浮き彫りに
>したといえる
だとか。

いやぁ~、そうでしょうかねぇ~、、、?
まっ、調べるのは、大変そうなので、ご自分でどうぞ。(?)
読売新聞の「統一地方選2007」
http://www.yomiuri.co.jp/election/local2007/
失礼! ↑これは、「2007年」のでした、、、。

今年は、2009年ですよねぇ~。う~ん、じゃあ、自分で「今年四月の
ミニ統一地方選」の結果も探してください。(?)

9市で現職落選 ミニ統一選、34市長誕生
ミニ統一選スタート さっそく12市長誕生
↑こんな感じですかねぇ~。(?)

>落選した現職市長十七人はすべて平成の大合併を経た新市だった
ということですが、逆は、どうですか?
平成の大合併を経た新市で、現職市長が当選したところはないんでしょ
うか?(ないのかも、、、? まぁ、ないにしても、、、)

住民の不満が、合併によるものかどうかは、検証が必要では!?
そうですねぇ~、たとえば、「アイツは、顔が悪いから彼女に振られ
たんだ」というのは、当たってるかもしれませんが、同時に、性格も
悪かったのかもしれないですし。性格が決めてだったかもわからない
でしょ?

下から2段落目、
>規模が大きくなった利点を生かし、福祉や少子化といった専門部署
>や専門職員を置くなど行政の質向上に役立てている市町村も確かに
>ある
ですと。

ほ~ら、そういうことですよ。(?)
合併を行政の質向上に役立てることに失敗したから、落選したのでは?
そうだとすると、それは、合併のせいではなく、合併後の市の運営に
失敗したからですよ。

そもそも、地方分権だ~、地方の自立だぁ~と叫ぶから、分権するに
は、その受け皿となれる自治体にしないといけませんね、というとこ
から、市町村の合併の話が出たんでしょう。

人口25000人ほどの鹿児島県阿久根市で、労組が議会と結託して市役所
を牛耳ってると、ブログ市長が批判してますが、そんな労組に易々と
牛耳られるのは、市の職員が、250人くらいと少ないからじゃないです
か、、、?

そして、それを改めなきゃいかんと登場したのが、ブログ市長だし。
そんなことになるのも、人口が25000人だからでしょう。
もっと人口が多ければ、もう少し常識が働くのでは、、、?

人口25000人の市を、このまま残しておくのは、大きな問題だと思いま
すけどねぇ~。
このままで分権したら、あのブログ市長が、巨大な権限を持つことに
なるんですよ、、、。
考えたら、恐ろしいでしょう?

同じテーマで、産経新聞の社説、↓。(「社説」というか「主張」?)

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【主張】平成の大合併 成果検証しよりよき姿に
2009.6.21 02:24

 国の主導で進められてきた「平成の大合併」が今年度限りでピリオ
ドを打つ見通しとなった。

 政府の地方制度調査会が、財政支援や都道府県の強い関与で合併を
誘導する今の手法には限界があるとし、現行の合併特例法を延長しな
いよう麻生太郎首相に答申したことによる。

 平成11年度にスタートした「大合併」で、それまで3232あっ
た市町村の数は来年3月には1760へとほぼ半減する予定だ。

 人口減少と少子高齢化は地方ほど深刻である。財政も悪化の一途で、
国も地方を支える余力を失いつつある。地方行政を安定して維持する
には、基礎自治体である市町村の行財政基盤を強化、効率化していく
ほかない。

 地方分権の道筋を確かなものとする上でも、市町村の集約化は避け
て通れない道だろう。その意味で「大合併」が大きな役割を果たした
ことは間違いがない。

 しかし、短期間での合併推進はさまざまなひずみも生んだ。合併後
も地域間に対立が残り、規模拡大で行政に住民の声が届きにくくなっ
たとする批判も聞く。

 拠点都市とその周辺町村の合併は進んだが、財政力に劣る小規模町
村同士の合併は成功例が少なかった現実もある。人口1万人未満の小
規模自治体が471(26・8%)も残ったことは今後への大きな課
題だ。人口減が進めば、その数はさらに増えていく。

 単独での生き残りを模索する小規模自治体の立場は尊重されていい
が、現実の道のりは厳しい。独立独歩の選択が単なる地域のメンツや
エゴによるものであってはなるまい。不利益を被るのは結局、住民だ
からだ。

 合併を選ばない小規模自治体には、行政サービスの一部を周辺自治
体と共同で行う「広域連携」の取り組みや、複数の自治体が役割分担
で生活基盤を維持する「定住自立圏」構想も参考になる。多様な地方
自治の姿があっていい。

 「大合併」の総合的評価については影の部分を含め、さらに多角的
な検証が必要だ。それが今後の市町村合併に生きていく。

 答申は政府に対し、特例法の期限切れ後も自発的な市町村合併には
新法制定を含めて積極的な後押しを惜しまないよう求め、合併後の自
治体についても、運営が軌道に乗るよう引き続き強力な支援を要望し
ている。当然といえる提言であろう。
Copyright 2009 The Sankei Shimbun & Sankei Digital


産経新聞は、平成の大合併には、好意的なようですよ、、、。

5段落目、
>その意味で「大合併」が大きな役割を果たしたことは間違いがない。
だそうですよ。

なんですか、上の中日新聞の記事では、
>これで「成果があった」とするなら大間違いだ
といわれてましたが、産経新聞では、
>大きな役割を果たしたことは間違いがない
だそうで。

どっちなんだ!?という気もしますが、まぁ~、合併してもらわない
と、どうにもならないでしょう、、、。
でも、産経新聞と、私の意見が一致していいのかなぁ~?
ちと、心配。(?)

6段落目から別れますか、、、?
>しかし、短期間での合併推進はさまざまなひずみも生んだ。合併後
>も地域間に対立が残り、規模拡大で行政に住民の声が届きにくくな
>ったとする批判も聞く
だとか。

「行政に住民の声が届きにくくなったとする批判も聞く」と、行政
には届きにくいのに、産経新聞には聞こえるんですかねぇ~?
行政も、産経新聞を購読すれば、住民の不満が聞こえてくるのでは?

つうか、住民の声が届きにくいというのも、合併後の行政の責任で
国がそこまで面倒みる必要はないでしょう。

だいたい、「アメ」というか、金目当てに合併しておいて、合併し
たら、住民の声が届きにくくなったと国に泣きつくんですか、、、?
そんなの自分たちで何とかしろ~!という感じでしょう。

下から2段落目、
>「大合併」の総合的評価については影の部分を含め、さらに多角的
>な検証が必要だ。それが今後の市町村合併に生きていく。
ですと。

「さらに多角的な検証が必要だ」と言ってますが、上の中日新聞も
>大合併の功罪を整理して検証する必要がある
と「検証が必要」といってますよねぇ~?

この検証って、誰がするんでしょう?
新聞社は、「検証しろ~!」と書いてればいいかもしれませんが、
必要なものなら、誰かにやってもらわないと!(?)

「政府の地方制度調査会」でしょうかねぇ~、検証するのは、、、?
いわれなくてもするのでは? それが仕事でしょうから。(?)

しかし、「検証」というのなら、あれを検証してほしいですよねぇ。
橋龍(橋本龍太郎・元総理)の時代に、行政改革だといって、「1府
12省庁」にまとめましたよねぇ。
文科省ができたり、国交省ができたり、そして、ついこの前、分割
かっ?!と問題になった、厚労省ができたりしましたが、、、。

行政改革だといって行なったことなんだから、それで、そのくらい
効率化されたのか、しっかり検証してもらわないと!
ただ、似たようなものをくっつけて、役所の数を減らしただけなの
では、、、?

「1府12省庁にしたことで、行政はウン%効率化した」という数字で
も出してもらえたら、はっきりするんですけど、、、。

まぁ~、調べてみたら、たいして効率化してはいないのでは、、、?
産経新聞も中日新聞も、「検証しろ~!」などと書いてるだけでは
なく、自分たちでとか、共同で、検証したらどうですかねぇ~?

いやっ、「間違いない」という産経新聞と「間違いだ」という中日新
聞では、意見が割れますか。
う~ん、でも、そういう思想に違いのある2社が一緒になるから、客
観的な評価となるかも、、、?

まっ、やらないでしょうけど。(?)



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そのまんま官房長官!

「2200億円抑制せず 社会保障費 財務相明言 小泉路線から転換」
2009年6月23日 朝刊

 与謝野馨財務相は二十二日夕、自民党の細田博之幹事長、保利耕輔
政調会長らと国会内で会談し、政府の経済財政の指針「骨太の方針2
009」をめぐり、社会保障費の毎年度二千二百億円抑制方針につい
て「二〇一〇年度予算の概算要求基準(シーリング)では適用しない」
と明言した。社会保障費の抑制方針は小泉政権以降掲げられてきたが、
担当閣僚が棚上げを明言したのは初めてで、明確な方針転換となる。

 小泉政権下で閣議決定された「骨太06」は別紙で、社会保障費を
五年間で一兆千億円、年換算で二千二百億円抑制する目標を盛り込ん
でいた。

 こうした方針は公共事業費の削減などと並び、歳出削減路線の象徴
と位置付けられ、その後の政権も踏襲してきた。

 政府は当初、「骨太09」でも二千二百億円自然増抑制方針を継続
する一方で、一〇年度予算編成では別枠で、少子化や医師不足対策な
ど必要予算の確保を検討していた。

 しかし、自民党内では「骨太09」をめぐり、「社会保障費削減は
限界」との声が噴出。二十二日の臨時総務会でも、尾辻秀久参院議員
会長らが削減方針の転換を明記すべきだと譲らず、了承が先送りされ
た。このため、与謝野氏は文言修正は拒否する一方、担当閣僚として
二千二百億円の抑制方針棚上げを明確に約束することで事態打開を図
った。
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そうでした、「骨太の方針2009」出てたんでした。

当時は、って、6/22ですから先週のことですが、「解散は?」とか、
「内閣改造するの?」などと毎日注目されてますからねぇ~、ず~と、
昔のことのようですよ、、、。(?)

「経済財政改革の基本方針2009 ~安心・活力・責任~」
↑一応、首相官邸からリンクされてる「骨太の方針2009」です。

ふ~ん、「明確な方針転換となる」といわれてますが、与謝野馨財務
相、だいぶ、抵抗したようですよ。(?)
>尾辻秀久参院議員会長らが削減方針の転換を明記すべきだと譲らず、
>了承が先送りされた
と、自民党の総務会で了承されない事態に、与謝野先生は、それでも、
>このため、与謝野氏は文言修正は拒否する一方…
だそうで。

よっ、男・与謝野馨!
とうとう、「抵抗勢力」になりましたか、、、。(?)
でもまぁ、抵抗しきれず、
>担当閣僚として二千二百億円の抑制方針棚上げを明確に約束すること
>で事態打開を図った。
となりましたか、、、。

尾辻秀久参院議員会長ねぇ~、、、
あれっ、小泉政権で、厚労相をしてた人ですよねぇ~?
津島派ですか。「平成研究会」、旧経世会というか竹下派ですよねぇ。

そうですか、純ちゃん(小泉純一郎元総理)は、「旧竹下派」と戦っ
たりしてましたが(YKKなど、そのための集まりだったとか)、ついに
竹下派の逆襲に、小泉構造改革も、方向転換ですか、、、。

う~ん、これが決まった翌日の6/23くらいには、わぁ~とマスコミも
報じてたかと思いますが、今では、「麻生降ろし」がどうのこうのと
そういう話題ばかりですけどねぇ~、、、。

あっ、「麻生降ろし」の裏に、権力争いに隠れて、「上げ潮派」とい
われる中川秀直先生たちと、財政均衡を図ろうとする「増税派」の?
与謝野先生たちの争いがあるんですかねぇ。

麻生首相、そんな争いの中で、翻弄されてる感じ、、、?
「上げ潮派」VS「増税派」というか「歳出削減派」VS「増税容認派」
ということですかねぇ。

まぁ、50兆円くらいしか収入がないのに、毎年80兆円も使ってたら、
いつかは破たんするぞぉ~!というのは、みんなわかってますから
ねぇ~、早くなんとかしないとね。

毎日新聞は、こう伝えてます、↓。

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骨太の方針:「09」閣議決定 首相、かすむ存在感 社会保障、
財政再建どっちつかず

 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 政府は23日、「骨太の方針09」を臨時閣議で決定したが、土壇
場での自民党の骨抜きに、麻生官邸は目立った動きを見せなかった。
与党の歳出圧力の高まりを抑えようもなく、内閣支持率が低迷する麻
生太郎首相の指導力不足を印象づける結果となった。

 首相は社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制するのは「限界に
来ている」とし、09年度予算では事実上2200億円の歳出抑制は
行わなかった。「中福祉・中負担」「安心社会」が持論の首相にとっ
て、社会保障制度の立て直しは急務。社会保障の現状を踏まえれば、
2200億円の実質的な抑制放棄もやむを得ないと首相は当初から考
えていた。

 一方で首相が懸念したのは、社会保障費の抑制放棄が「アリの一
穴」となり、公共事業費などの歳出圧力が高まること。歳出削減のた
がが緩めば、財政再建は遠のく。歳出抑制は首相がこだわる「将来の
消費増税」の前提条件であり、民主党との違いを打ち出すものだ。自
民党内には中川秀直元幹事長ら財政規律を重視する「歳出改革派」も
おり、「抜本的方針転換をすれば『改革後退』と批判される」(首相
周辺)ことに配慮する必要があった。

 こうした両にらみの状況の中で、官邸は主体的に動けなかったとみ
られる。

 首相は23日、記者団に「(2200億円の抑制は)きちんと修正
しないと、ほころびが大きくならないか。この点は再検討の余地があ
る。一方、財政再建は中期的には政府としての大きな責任だから、こ
の二つはきちんとやる。与謝野(馨財務・金融・経済財政担当相)さ
んには大分前からその話はしてきた」と語った。社会保障か、財政再
建か--。首相のメッセージは最後まで明確でなかった。
毎日新聞 2009年6月24日 東京朝刊


毎日新聞にかかると、麻生首相は、「かすむ存在感」となり、やって
ることは、「社会保障、財政再建どっちつかず」となりますか、、、。
可哀想な麻生首相、、、。(?)

>与党の歳出圧力の高まりを抑えようもなく、内閣支持率が低迷する
>麻生太郎首相の指導力不足を印象づける結果となった。
といわれてますが。

う~ん、麻生首相の支持率が高いとか、もっとうまく立ち回っていれ
ば、「難しい局面で、絶妙なバランスを取った」と報じられたのでは?

つうか、麻生首相自身
>首相は社会保障費の伸びを毎年2200億円抑制するのは「限界に
>来ている」
と言ってるんですから、毎年2200億円削減!という看板は、降ろすし
かなかったのでは、、、?

だったら、もっとうまく降ろせばいいのにねぇ~。(?)
麻生首相を降ろす話じゃないですよ、社会保障費の伸びの抑制の話。

>一方で首相が懸念したのは、社会保障費の抑制放棄が「アリの一
>穴」となり、公共事業費などの歳出圧力が高まること
といわれてますが、補正予算で15兆円をばらまいたのは、麻生首相で
すからねぇ~、「自業自得」? というわけではなく、「100年に一
度」といわれる経済危機に対応したわけでしょう、、、?

まぁ、選挙対策とも思えますけど、、、。(?)

>自民党内には中川秀直元幹事長ら財政規律を重視する「歳出改革派」
>もおり
だそうで。

やっぱり、出てきましたか、中川秀直先生の名前。
「もう、そっちの意見は切り捨てました。中川秀直先生の言ってるこ
とは古い!」とか言えば、おもしろいのに、、、。(?)

まぁ~、そうなれば、自民党内で、いよいよ「闘争」が始まったかと
いう感じですが、相手(中川秀直先生)は、「麻生降ろし」なんかや
ってるんだから、麻生首相も、遠慮しないで、やっちゃえば!?

あ~、でも、小泉チルドレンとか、衆院の3分の2の議席を持ってるの
は、そっちの考えの首相(純ちゃん)のときの選挙ですからねぇ~。

結局そこですか。
解散して、自分の軍隊を集めないから、行き詰まるのでは、、、?
他人(純ちゃん)の集めた軍隊を使って、「自分の指示に従え~!」
と命令しても、国民の支持があるなら別ですが、麻生首相の支持率で
は、なかなか従わないのでは、、、。

最後の段落、
>首相は23日、記者団に「~(略)~」と語った
とありますが、その部分、毎日新聞が伝えてます。
“骨抜きの方針”批判は「難癖の付け方に無理ある」 
6月23日午後6時7分ごろ~


もう少しうまく説明したらどうですかねぇ~、麻生首相?
そんなことだから、
>社会保障か、財政再建か--。首相のメッセージは最後まで明確で
>なかった
などと書かれるんですよ~。

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骨太の方針09 社会保障費抑制取りやめ 高まる歳出圧力
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090624ddm008020011000c.html
<世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>


↑長いので、引用は断念。(?)

う~ん、官房長官を、あの地味~な人(?)から、そのまんま東にで
も代えてみたらどうですかねぇ~?
毎日、官房長官の記者会見で、漫談のような話をしてれば、この麻生
首相の厳しい立場も理解してもらえるようになるかも、、、?

上の記事の最後に、
>財政再建の道は遠いと言わざるを得ない
とあるんですが。

まっ、その通りなんですけど、、、。
それなら、みぞうゆう?の経済危機にも関わらず財政削減を続けろ
というのか!? そんなことをして、恐慌に陥ったら、どう責任を取
るんだ!?
などと、発信できる人物を官房長官に置くべきでは、、、?




シュルツ・ベルガージャパン

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減反見直し先送り

「減反見直し先送り 総選挙控え自民反発強く 農政改革チーム」
2009年6月25日 朝刊

 政府の「農政改革特命チーム」の会合が二十四日開かれ、焦点とな
っているコメの生産調整(減反)見直しの議論が当面先送りされる見
通しになった。総選挙を控え、自民党農林族が「農家が動揺する」と
見直しに反発。二十三日決定した「骨太の方針2009」にも方向性
が明示されなかったことで、身動きが取れなくなった形だ。

 チームは農水、経産、財務、総務の各省、内閣府、内閣官房の幹部
と助言者の有識者三人の計九人で構成。四月に減反見直しを含む農政
改革の大枠を示す「検討方向」を発表し、来年度予算概算要求前の夏
までに具体策を「基本方向」としてとりまとめる予定だった。

 二カ月ぶりに再開したこの日の会合で、委員の一人が「微妙な時期
だが予定は変わらないか」とただしたのに対し、チーム長の針原寿朗
・農水省総括審議官は、議論の進展次第で九月にとりまとめを延ばす
こともあり得るとの考えを表明。

 その上で、今後の会合では、他の項目の議論を優先する方針を示し、
減反見直しについては言及しなかった。

 針原総括審議官は会合後、記者団に対し、六月中に農水省がとりま
とめるとしていた減反見直しの第二次シミュレーションの作業が遅れ
ていることを明らかにした上で、「議論の内容と時期をみてベストな
決定をする。(延期を)決めたわけではない」と話した。

 しかし、減反見直しに対する自民党内の反発は強い。特命チームの
議論と並行して進められた本年度補正予算編成では、農林族の主導で
減反を前提にした転作奨励金の上積みが盛り込まれた。ある有力農林
族は「三、四年は続ける。減反見直しなどもってのほか」と断言して
いる。

 一方、農家への戸別所得補償政策を掲げる民主党が仮に総選挙で勝
てば、チームの議論自体が白紙に戻る可能性が高い。麻生太郎首相と
石破茂農相の肝いりで進めてきた農政改革は、正念場を迎えた。
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上の項目にくっついてた記事(この下の記事も)ですが、長くなるの
で、分割。

最近よく「両党のマニフェストが出たら、比較したい」という話を聞
きますが、減反政策については、何と書くんでしょう、マニフェスト
に、、、?
先送りだそうですよ。

選挙の前に決めると、それで不利益を被る人たちの支援を失うから、
選挙が終わってからにしようということですかねぇ~。
「選挙も終わったことだし、これで、ゆっくり議論できる」という感
じになるんでしょうか、、、。

でも、マニフェストって、「政権を取ったら、こういう政策を行いま
すよ~!」という「政権公約」ですよねぇ。
「選挙の後で決めます」というのが、公約?

う~ん、政府の「農政改革特命チーム」ということだから、総選挙で
自民党が負け、政権交代。次の民主党の掲げる政策をやればいいか!?
と考えてるんでしょうかねぇ~?

なんか、先見の明がある、、、?

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10年度予算 「重点化枠」は3500億円規模
2009年6月27日18時31分

 財務省は、10年度予算の枠組みを示す概算要求基準(シーリング)
で、重要分野に予算を配分するために設ける「重点化枠」を09年度
当初予算より200億円多い3500億円規模にする方向で調整に入
った。国債費などを除いた政策的経費に充てる一般歳出は、過去最大
の52兆7千億円規模とする方針だ。

 重点化枠の財源は、経済対策の原資としてあらかじめ準備しておく
「経済緊急対応予備費」(1兆円)を活用し、予備費を実質的に65
00億円に減額することで最終調整中だ。政府は29日から与党と調
整をはじめ、1日に閣議了解する予定だ。

 一般歳出が過去最大規模に膨らむのは、政府が「骨太の方針09」
で、社会保障費の自然増を年2200億円抑制する方針を撤回したた
めだ。10年度の社会保障費は、高齢化による自然増などで、09年
度当初予算より1兆円以上増えて約26兆円になる見通しだ。

 社会保障以外では、公共事業費を09年度当初予算比で3%減らす
など歳出削減方針を貫く。政府は重点化枠の運用で与党の反発を抑え
たい考えだが、3500億円が総選挙間近の与党の歳出意欲を満たす
規模かどうかは不透明だ。

 そもそも、民主党はいまの政府・与党が決めたシーリングをゼロか
ら見直すことを公言している。総選挙の結果次第では、すべてのシナ
リオが崩れる可能性も残っている。
(朝日新聞 http://www.asahi.com/)


>総選挙の結果次第では、すべてのシナリオが崩れる可能性も残って
>いる
だともいわれてますが。

まぁ~、政権交代を、ほとんど経験してませんからねぇ~、正しい
政権交代の迎え方というのも、決まってないんでしょう、官僚の社
会も、もちろん、政治家の先生方も、、、。(?)

>社会保障以外では、公共事業費を09年度当初予算比で3%減らす
>など歳出削減方針を貫く
だそうで。

これって、与謝野先生ががんばった?
かどうかわかりませんが、おっ、時間だ。(?)
今日は、ここまで。(?)



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