記者団を前に妥協はしないと強調する安倍氏は「完全」という言葉 を繰り返し使った。小泉首相が政局の節目などに多用してきた言い切 り型の表現に近く、強いリーダー像を意識した言葉でもあった。 (2006年7月16日) (C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.
安倍晋三官房長官も同日午前、「わが国が求めていた『制裁を含む 拘束力のある決議』との立場を反映し、国際社会の断固たる意思を示 すことができた」とのコメントを発表。北朝鮮の拉致問題にも触れ 「直ちに生存しているすべての拉致被害者を帰国させるべきだ」と要 求した。〔共同〕 (2006年7月16日) (C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.
小沢氏は「珍しく日本が先頭に立って(制裁を求める)決議案を提 案する事態になったが、強硬論を言う役割をさせられて、裏では米中、 米ロの談合が行われていた。日本は米中、米ロの話し合い、米国の本 音について何も聞かされていなかった」と述べた。〔共同〕 (2006年7月17日) (C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.
政府は北朝鮮に対し、万景峰号の入港禁止などの制裁をすでに発動。 国連安全保障理事会の決議を拒否した北朝鮮の対応次第では、送金や 貿易停止などさらに重い経済制裁も検討する。 (2006年7月19日) (C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.
過去半世紀の自民党政治に一定の評価を与えつつ、「家族の絆(き ずな)や生まれ育った地域への愛着、国への思いが軽視されるように なった」と指摘。集団的自衛権の行使を容認すべきだと主張する一方 で、実際に行使するかどうかは慎重に判断する考えを示した。 (2006年7月19日) (C) 2006 Nihon Keizai Shimbun, Inc. All rights reserved.