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09年衆院選、1票の格差「違憲状態」 最高裁 上告審判決!

2011-03-23 18:15:15 | æ”¿æ²»
2011年3月23日(水)

 民主党が圧勝し、政治が変わるのでは? と多くの人々が期待した

2009年8月の真夏・熱暑地獄だった衆議院選挙の結果について、

きょう23日判決が言い渡された。 読売新聞Web版などによると

【最高裁判所大法廷(裁判長・竹崎博允最高裁長官)は、
各都道府県に1議席を配分した上で
残りを人口比で割り振る「1人別枠方式」と、
同方式で生じた格差について「違憲状態」と判断し、
同方式を廃止するよう求めた
  
選挙無効の請求は退けた。】(読売新聞Web版) という。

最高裁が、「衆院選小選挙区比例代表並立制」を廃止するよう求めた
  というのは、画期的なことだ。


   (1票の格差、大法廷で弁論 09年衆院選で最高裁)
       共同通信  2011年2月23日(水)11:38

【09年8月の衆院選を巡っては10件の訴訟が起こされ、
各地の高裁の判断が、「違憲」4件、
「違憲状態」3件、「合憲」3件と分かれた。
最高裁は昨年9月、このうち9件の審理を、
15人の裁判官全員で審理する大法廷に回付していた。】(読売新聞Web版)

 というから、この最高裁判決は、「合憲判決」を出した下級審を

無効とするものとなる。

 その面でも積極的かつ画期的な判決だと思う。
 
【1994年に導入された衆院選小選挙区比例代表並立制での格差について、最高裁が違憲状態と判断したのは初めて。「1人別枠方式」という制度自体が違憲状態とされたことから、国会が選挙制度の抜本的な見直しを迫られるのは必至だ。】(読売新聞Web版)


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09年衆院選、1票の格差「違憲状態」…最高裁
 (読売新聞) - 2011年3月23日(水)15:16


09年衆院選は違憲状態=1人別枠方式「平等に反する」―廃止を要望・最高裁大法廷
 (時事通信) - 2011年3月23日(水)16:03


最高裁大法廷、一票の格差は「違憲状態」 09年衆院選
 (朝日新聞) - 2011年3月23日(水)15:25
 

  最大格差が2.30倍だった2009年8月の衆院選小選挙区をめぐる「一票の格差」訴訟の判決で、最高裁大法廷は23日、人口の少ない地方に多めに議席を配分する「1人別枠方式」が憲法の要請する投票価値の平等に反するとして「違憲状態」とする判断を示した。
 しかし是正のための期間が十分でなかったとして結論は合憲とし、選挙無効を求めた原告の請求は棄却した。

 小選挙区制が導入された1994年以降、衆院選での「一票の格差」が最高裁で違憲状態と判断されたのは初めて。
 これまでは「3倍未満」なら合憲とされてきた。
 大法廷は「1人別枠方式」の廃止も含めた制度改正を求めており、国会は抜本的な選挙制度の見直しを迫られる。

 今回の裁判は、二つの弁護士グループが「住所によって1票の価値が異なるのは憲法に反する」などとして、全国8高裁・支部に計9件起こした。高裁段階では合憲が2件にとどまり、違憲4件、違憲状態3件。格差の拡大を招く「1人別枠方式」に対し、「合理性はなくなった」と厳しい判断が相次ぎ、最高裁の判断が注目されていた。

 原告側は「外交や経済政策など全国レベルの課題もあり、人口の少ない県の意見を多く反映させることが公正とは言えない」と主張。被告の選挙管理委員会側は「1人別枠方式によって全国の多様な民意を国会に反映することができ、十分な合理性がある」と反論していた。

 9件の判決のうち8件は竹崎博允長官が裁判長を、残りの1件は長官の兄が被告側の関係者だったため、那須弘平裁判官が裁判長を務めた。 



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