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はてなキーワード: ハイエナとは

2025-12-06

予測

どうすれば他人の行動を予測できるか? 論文学術一般書籍を読めばいくらでも知見はあるのに、わざわざ私に訊く必要があるのか?

佐藤優も「重要なのは知識の欠損を補うことだ」と言っている。魔法科学の違いは、手続きの秘匿性にある。結果に到達するまでの過程が見えないかエスパーに見える。

単に勉強不足ということじゃないですか、前職の皆様。基礎をすっ飛ばして応用を手に入れようなんて、うまくいくわけないでしょ。

集団個人の成果だけを横取りしようとしてるカス。群れで狩りを行うハイエナにも劣る所業品位がない。気高く飢えろ。あんたら年長者だろうが、後ろからカッコよく見える生き様を貫け。

2025-11-15

高島屋での割引事件

高島屋デパ地下で遭遇した修羅場について書き残しておく。

自分の中では過去最高に珍しい事件だった。ここが高島屋であることを一瞬忘れるくらいに。帰りの地下鉄の中でも何度も思い出した。

昨日の夕方デパ地下惣菜コーナーでの出来事だ。

閉店間際の値引きタイムだった。店員さんが来て、「まもなく○%オフシールを貼ります」とはアナウンスしてないけど、常連の人はわかってる雰囲気だった。

試しにひとつ割引シールを貼ってある商品博多から揚げ?)は相当お得だった。20オフとかじゃない。もっともっとさらなる割引だった。

みんな、獲物を狙うハイエナみたいな目つきになってた。惣菜はけっこう残ってる。十年前のアニメで、半額弁当だっけ?を肉弾戦で争うコンテンツを思い出した。

その時さ、20代と思われるが、くたびれた雰囲気青年がいたのだ。

彼はなんと……カゴの中に、「白身魚カレー」(追記白身魚フライが乗ったカレーです)を3パックもキープしていた。あれは、完全に「割引シール貼り付け待ち」の確信犯的な作戦だった。

俺はこういうのが苦手であるいかにもさもしいというか。

そして、店員さんが元々カレーがあったと思しき位置に来ると、彼は勝ち誇ったようにカゴを差し出し、「貼ってください」とばかりに促した。

しかし、その店のベテランっぽい女性店員さんは……こんなことを言ってた。全部は聞き取れてないけど。

申し訳ございません。割引シールは、一度に多くのお客様がお買い求めるため、このスペースに、一度完全に戻してください。それから商品ごとの順番で貼らせていただいております。カゴの中の商品には対応できません」

奴が凍りついたよ。キー作戦を明確に拒否されたのだ。

おかしいやろ!こっちは待ってたのに」

って、奴は言った。威圧されてはいたけど、店員さんは毅然としてた。「当店のルールですのでご理解ください」って。

その奴はさ、「ひどい商売するなよ」とか言ってた。この時点で、周囲は凍り付いていた。誰もが関わりたくないと思っていた。もちろん自分もそうである

そしたら、別の場所から、また別の男性客がスッと歩み寄ってきたのだ。

これも全部は聞き取れなかったが、記憶の限りで要約する。

店員さん、それはルールなのですか?ルールで決まってないんなら、間違ってますよ。そのお客様が先に選んでいたんだから、融通を利かせてもいいのでは。ここ百貨店でしょう。マネージャーさん呼んだら?」

そのリーマン風のおじさん客は、割引をねだった青年擁護した。

それからまた悶着あって、なんだか混沌としていた。そしたらさ、女性店員さんが、割引シール貼りをやめてどっかに行こうとした。

そしたら、リーマン風のおじさんが食品売り場で叫んだのだ。

店員さん、マネージャーさん来てください!!お客の意見無視して逃げられてます!!来て!!!

って、すごくうるさかったよ。本当に迷惑だった。

最終的に、この事件がどうなったのかはわからない。正社員と思しき人がダッシュでこっちに来てるのを見たところで、バカバカしくなってその場を立ち去った。ほかのお客さんは、暇な人だと最後まで観てたんだろうな。

デパ地下ではあったけどさ、ここが高島屋だったのは間違いない。都会の方だからお金持ちが多いんだろ。最低でも中流以上のはずだ。

でも人間って、値段のことで揉めると、場所格式なんて関係なくなるんだな。お金持ちでも、半額シールはやはり気になるのだろう。

ほかのお客さんも、割引シールが貼られてない商品を眺めながら、この事態解決するまで待っていたのかもしれない。

ちなみに俺が買ったのは、定価の白身魚カレーだった。だから、この日記を書こうと決意できたのかもしれない。

2025-10-11

anond:20251011192055

それはナイーブじゃない?

万人に好かれてる人なんていない

ただ隙を見せたらハイエナに食われるだけ

2025-09-29

見てるテレビ番組(25/09)

欠かさず見てる番組だけ。見たり見なかったりは省いた。気付いたらNHK番組が増えてた。

月曜日

100分de名著ETVアニメーションを交えながら分かりやすくやってくれる反面、これを見て読んだ気にならず、自分の考えは持っておかなければいけない。プロデューサーの思惑がサイトリニューアルで見れなくなったのがクソ。

火曜日

無い。昔から火曜日は見る物無い印象。

水曜日

ヴィランの言い分(ETV:知らない事が多くてタメになる。水曜19時半から再放送で見てるが、本放送は土曜の朝でティーン向けにしてもちょっと時間間違えてる気がする。

アナザーストーリーズ(BS1最近だとモナリザの回が面白かった。出来れば21時からにしてほしい。

水曜日のダウンタウン(TBS面白い回は飛び抜けて面白い。でも、つまらない回はマジでまらん。企画の時点でダメな物は演者が頑張っても限界がある。結局企画が全て。

木曜日

・X年後の関係者たち(BS-TBSMCカズレーザーに合わせてるのか、スタッフ趣味なのか分からないけどサブカル回が異様に多い。タツノコプロの後にクリィミーマミはコア過ぎる。

・あの本、読みました?(BS-TX:新たな一冊を手に取りたくなる番組となっているが、基本的な内容は作者を呼び、その本を読んだ上で話していくから本当のターゲットはかなり狭いんじゃないかな。

カンブリア宮殿TX:やってる内容は単なるサクセスストーリーから面白いっちゃ面白いけどだからなんだと言われたら特に無い。まあ、上手く行ってる時は何を言っても持ち上げられるもん。

金曜日

ガイアの夜明けTX:現状の課題社会問題を取り上げたり視聴者に訴えかける内容が多くカンブリア宮殿より断然有意義

土曜日

ドラえもんEX:優れた原作の味をしっかりアニメに落とし込んでる。今放送されてるアニメで一番面白い。映画も近年はオリジナル勝負出来てるし地味にドラえもん黄金期が来てる。

日曜日

サザエさんCX:一週間で一番楽しみな時間と問われればこの時間かもしれない。でも、このアニメ面白さを説明出来ない。ハイエナノリスケサイコパス堀川が出てくると話が壊れる。

ダーウィンが来た!(NHKヒゲじいのおやじギャグの合間に動物を見る謎の番組

日曜美術館ETVエロゲー美術に興味を持ってから毎週見てる。見てるからと言って教養が身についたとかそういうのは無いけどたまーに刺さる作品出会うことがあるから目を通してる。

乃木坂工事中TX乃木坂ファンではないがバラエティ番組として楽しんでる。多分こういったアイドル系のバラエティ番組視聴者層の中では稀なタイプ。(毎週見てるならもうファンなのでは?)

不定

・100カメNHKカメラの数と労力と尺が見合ってない。

ねほりんぱほりんETV:良いのか悪いのか人形劇だと内容が中和されるから見れる。こういう番組NHKならでは。

・はなしちゃお!(ETV:性の話題は取り上げられにくいかオープンに話すこの番組レア日本人は根っからのドスケベ。

浦沢直樹の漫勉(ETV:この前の大友克洋はとても面白くて、ああい演出技法意図が聞ける回がもっと増えてくれると嬉しい。

最後講義ETV:きちっとした人よりみうらじゅんみたいな変な人の回が面白い。

・球辞苑(BS1オフシーズンの数少ない楽しみの一つ。

フロンティアBS1:この前のサイケデリック療法はインパクトがあった。考古学地理はあまり興味がなくて合わない時が多い。

ダークサイドミステリーBS1:言うほどダークではない。殺人鬼詐欺師の話は大体面白い。新作まだですか?

フランケンシュタインの誘惑(BS1:こっちが本当のダークサイド。新作まだですか?

ヒューマニエンス(BS1NHK科学番組の中では一番驚きに溢れてる。新作まだですか?

伊集院光偏愛博物館BS-TBS最近だと歴史の遍歴を辿れるアクセサリーミュージアム面白かった。10月からの新作も楽しみ。

・漫道コバヤシ(フジONEいくら漫画面白くとも漫画家の喋りは別で当たり外れはある。喋りの上手さだと場慣れしてる浦沢直樹藤田和日郎はやっぱ違った。

2025-09-28

anond:20250928184101

黎明期を越えて、人が集まる時期を迎えると、


何ていうか、冴えない・尖ってない人たち(面白そうだからハイエナみたいに来る感じのイナゴ的な何か)が集まりだして、


尖ってた人たちは「なんかここ空気変わったな」って思って消えるので


あとは有象無象イナゴ的な何かだけが残るのかもですね。



ラズパイのパーツ売ってるショップあたり(秋月電子通商とか)はまだちょっとにおいが残ってる気がする。

タイムスリップして昔の秋葉原に行ってみたい。

2025-09-27

なんでもやり過ぎはヘイト買い過ぎる。

矢面に立つ必要はない。

少なくとも3名いる。1名は言うてマシだが、残る2名はやってることがえげつな過ぎる。

彼らを人柱にすればいい。

問題なさそうなら、俺も参入すればいい。

いつだって漁夫の利を狙って、ハイエナを目指そう。

2025-09-08

IT企業経営者の兄が首を吊って自殺した②

https://anond.hatelabo.jp/20250907140118

残された人たち…善意と優しさが悪意と魑魅魍魎を呼ぶ、この世の地獄がそこにあった

人間善意ややさしさは、ときに逆説的に、魑魅魍魎を呼び寄せる。地獄とは死者の後にあるのではなく、生者の営みのなかにこそ現れる。

残されたIT会社社員の人たちは、現場?に入ってる別のパートナー会社?というところの人たちが引き受けて業務継続することとなったらしい。つまり、吸収のような形のようだ。俺はIT業界で働いたこともなければ、経営なんてしたこともないのでこれ以上の詳細はわからない。

webベンチャーで始まった会社は、兄の無法により傾いた会社をどうにか回すため、客先常駐業?を始めたらしい。それに反発して大量の社員が去っていった。後に残るのはわずか数人、というありさまだったらしい。兄もその「客先常駐」の一人としてよその会社に働きに行っていた、という。

ただ、どうも兄の葬式などの手続きで奔走している間、伝え漏れてくる奥さんや他の人たちの話を聞いていると、兄の会社が傾いた理由は、本業ITのせいではなく、兄が多角経営をしようと株(先物?)だとか、不動産だとかに手を出した結果、凄まじい損が出た結果らしい。

本人は「時代の潮流に乗る」と信じていたのだろう。だが歴史をひもとけば、一発逆転を夢見た者の多くは滅んでいる。兄がかつて憧れた15年前の意識高い系インフルエンサーといった生物たちで、現在でも生存している人間はいるだろうか?彼らは当然の如く時流を見誤り、あえなく路傍に果てた。兄もまた、その群像の一人ではないだろうか?

当人は良かれと思ってやったのだろう。6年か7年前だっただろうか、「ネットを見てみろ、大体みんな投資やっているぞ」、「ある程度不動産も回さなければ安定した経営はできない」、「Xで有名な〇〇さんだって…」と実家帰省した度に兄がよく自慢していた。

俺は口が裂けても言えなかった、「それ」は本当のことなのか?本当に儲かってる奴が儲かってるなどとネット公言するだろうか?アポ強盗さえ流行しているご時世に。

兄が憧れた「キラキラ生活」もそれだ。本当にキラキラした人生キラキラした生活を送っている美男美女は、そんな自慢はしない、そもそもITベンチャー社長などと名乗っている奴らが本当なのであれば、気〇いみたいにXなんかをしている暇なんかないであろう。少なくとも俺はそう思うし、業種は違えどそれほどの責任ある立場の人たちはみんなそうだった。忙しいのだ、単純に、世の中で暇な社長などいるであろうか?いたら見てみたいものである

キラキラした世界」で生きていたルカねえもそうだ、彼女は兄の様に見栄を張らなかった。ありのまま自然世界を見つめていた。それは俺でさえ忘れてしまいそうな人間として当たり前の自然調和した感覚なのではないだろうか?

…だがそんな中でも兄は「キラキラ生活」をやめようとしなかった、「いつか一発逆転ができる」…追い詰められた人間特有のありえない夢想は、かつて子供の頃の俺に「IT世界は変わる」と語っていた夢が首を吊った時にヒリ出した糞と小便とザーメンで混ざり合って変質した思想だ。

当然、現実はそれを許さない。それを粉砕するように冷たく回るこの経済大国社会の前に、心が折れた兄は首を吊って自殺した。

――残された中で一番可哀想なのは、兄の娘だ。

兄の自殺死体第一発見者奥さんだったようだが、学校が終わって帰ってきた娘も居合せたという。

生きている人間には絶対できないトカゲの様に舌をたらし、小便と糞便と精子を漏らし縊死して「てるてる坊主の様に(俺の父が形容するには)」になっている兄の姿を見て、娘はしばらくショックで意識を失っていたという。

俺はそれを聞いて、朴訥だったIT少年だった兄にまとわりついたIT情報化社会の「毒」が抜けて出た汚れが、首を吊っててるてる坊主になった下にたまった糞と小便がブレンドされた汚物なのだろうか、と思った。

兄の魂は天へ昇ったのではない、虚勢と見栄と業でがんじがらめになって、ネットの海と地の底の闇の世界へと、魂は糞と小便にザーメンに溶け混じった汚物と混じって堕ちていったのではないだろうか、その死に様を聞くたびに、そう思わずはいられない。

今も兄の娘はトラウマ精神疾患で、精神科に通院をしている。音楽関係の母(兄の奥さん)を持つだけあって、芸術素養のある血統があったのだろう、絵画コンクールなどで受賞した利する程だった彼女は、とてもではないが形容できない闇の深い滅茶苦茶な絵をかいたり、黒く塗りつぶした様な絵だとかに変わっている、という。

それはまるで、兄が縊死した末に堕ちていった世界の一端を描いているかのようだ。芸術とは本人が意識せずとも、世界の裏側を映すことがある。兄の娘の病んだ絵は、父が堕ちていった闇を娘故に見えてしまったのかもしれない。

それだけのことをいうのにも理由がある。兄が死んでから暫くというもの、ルカねえの「音楽関係時代の知り合い」や「兄のビジネスパートナー会社社長」、「経営友達」などと肩書だけは社長だと名乗る風体からして怪しい連中が押し寄せて、兄の娘を「芸能界デビュー」させようと、「おじさんに何でも相談して」等と明らかに性的搾取をするために下心丸出しで群がる様になった。電話lineSNS、酷いときには登下校中の彼女に対して、性欲にギラついた性獣そのものの目を向けて兄の娘をそのいきり立った股座を隠すこともなくケダモノの様な獣欲でモノにしようと群がっていたという。その光景は、死にかけた草食獣に群がるハゲタカハイエナを想起させた。(当然、即俺やルカねえや父たちは警察相談して事なきを得た)

――兄の娘は、制服を見るだけでもそれを思い出して立てないくらい立ち眩みを起こして何度も吐く様になった、これを心身症という。日本社会底辺沈殿した悪意と欲望が、無垢少女にまとわりついた結果である

俺と父はそれに対処しながら、「本当にこんなエロ漫画エロゲーみたいな種族日本にいるのだな」と内心思っていた。これもまた、兄の見栄と虚勢と業が生み出した禍だ。

「あのルカねえのセンスを受け継いでてカワイイの子がこの業界にこないのは人類の損失ッスよ!俺にプロデュースかませてくださいよッ」、俺たちの前で軽薄にチャラついて兄の娘に獣欲を隠しもせず艶めかしく気持ちの悪い目線を見せている、山師の様な連中、普通人間であればしない臭いが鼻を突いた。後で警察官の知人に聞いたところによると、大〇を吸っている人間はそんな臭いをまとわせるのだという。不思議なことに、獅子舞の様にドレッドヘアーを振り乱して、制服姿の兄の娘をチラチラみながら軽薄と欲望と悪意と性欲を向けて喋る彼の顔が、俺にはかつての兄に重なって見えた。

何の罪もない感受性の強い14歳の娘に、社会底辺からの悪意と性欲の手と邪眼の様ないやらしいマナコが常に体にまとわりついている。残されたルカねえと兄の娘にとって、これほどの地獄があるだろうか?(俺が14歳の頃といえば、こっそり家でネットエロ同人オナニーをして、昼休みクラス遊戯王カードでバトルが開始され、部活で汗を流し、職員室や校長室の掃除教頭校長と話をして大人世界の一端を聞き、校庭の向こう入道雲未来に思いをはせて大人背伸びしていた気になっていたような年頃だ)

だがしかし、この地獄は兄一人の死からまれたのではないと思う、虚栄と業に囚われた一人の男の末路が、時代社会の病を照らし出したにすぎない、俺はそう思う。

壊れたプラネタリウムはもう綺麗な星空を映さない、ただただグロテスクで虚無で悪意に満ちた闇で人を呑み喰らう

時期はぼかすが、兄の娘が警察補導された。学校にいてもほとんど「体調不良」で保健室にこもりっきり、周りともうまく合わせることが出来ず。彼女は流れ着いたトー横で警察補導された。

間一髪だったと思う、しかし明らかにその様子は精神的にも異常だった。俺や父にまで肉体関係を結びたいとほのめかすような言動をしていた。当然母にいってルカねえと即心療内科へ連れて行った。彼女社会の闇の部分の悪意に当てられて、身を守るために「女」であることを、まだ齢14や15で覚えてしまおうとしている、俺と父は背筋が凍る思いがした、人はこんな簡単に「壊れる」ものなのかと。

聞けば、ルカねえが精神科への通院をやめさせたらしい。彼女最後に縋ったもの…それは自殺した兄と同じく根拠のない「願望妄想」の亜種であった。

精神科からの投薬でさら精神状態悪化したとルカねえは考えたのだろう。通院を辞めて怪しい漢方薬やら青汁やらといった民間療法に縋るようになった。娘がそんなもので心が治るはずもない、それさえもわからないほど心がすり減ってしまっているのだ。

気功波動、そんな怪しい連中になけなしの金を払って縋り付いている。俺にはそれが腹立たしくて悲しくてやりきれなくて仕方がなかった…彼女たちは何も悪くないというのに。社会底辺の悪意が彼女から弱った心に付け込んで、社会の底に漂う闇が、弱き心に牙を立てている。金も全てを奪い去ろうとしている。まさにこの世の地獄がそこにあった。

俺が暮らしていた府中大国魂神社は、この地に古くから鎮まる武蔵国総社である神社はかつて人々の心をつなぎとめ、共同体の絆を保つ拠点であった。しか近代都市化のなかで、古き信仰は力を失い、かわって都市の片隅に怪しい宗派が芽吹いた。

トドメとばかりにルカねえの前に「例の壺売り」の亜種の様な連中やら似非神道仏教キリスト教の一派、様々な怪しい宗教がどこから聞きつけたのか搾取しようとやってきた。その姿は、山中に棲むヤマビルを思わせた。磨り減った心に吸いつき、血を啜ろうとする。もはやルカねえにそれをはね返す力は残されていなかった。

それでも俺の両親も、俺もどうにかこうにかマトモな生活ができる様に接し続けていた、助け続けていた。普通に生きてたら恐ろしくて相対することも怖い様な「墜落したUFOから這い出てきた宇宙人」の様な連中が夏の蚊の如くたかってくるのを追い返しながら、

思えば、それもまた兄が、ありもしない見栄や虚勢をネットSNS,そしてIT見出して引き寄せた業そのものだ、ただ伴侶で、娘というだけで、日本人で普通に生きているのならば一生見ることもなく、また普通人間なら見てはいけない世界存在を業として背負わされている。

そこには10ちょっと前のあの日府中分倍河原で見たプラネタリウムと、あの日の帰路の夜見た星空の様な綺麗な「夜」ではない。あのとき見た星は、清澄で、人の夢を誘うものだった。だが違う、これは悪意に満ちた「闇」である。そこに希望も夢もなく、ただ人の毒が漂っている。兄の娘とルカねえは、その闇に呑み込まれた。彼女らが何の罪も犯していないにもかかわらず。

夜と闇の違いがあるとすれば、そこに人の希望や夢があるかどうかであろう。闇に潜むしかない生まれや育ちの人間だって、確かにこの社会はいるのかもしれない。しかし闇は、夢を赦さない。兄は本来、朴訥なIT好きの少年であった。

だがいつしか、踏み入れてはならぬ領域に足を進め、虚栄と虚飾に体と心を食い尽くされた。そこに群がったのは、毒虫のような人間たちであった。

――そんな中で記憶に残っている光景が一つだけある。ふとそんな雑輩の対処に父とおわれている時、土日の朝であったであろうか。仮面ライダーウルトラマンがやっていたのを見た。銀幕の中で「悪の怪人、怪獣」と戦う彼らの姿を見て、俺と父は思わず鼻で笑った。

ウルトラマン仮面ライダーも、現実には存在しない。彼らが戦うのは彼らと同じく怪獣や怪人といった架空世界存在だけだ。子供たちのヒーローは決して、俺たちが今戦っているようなグロテスク社会悪…欲望と虚栄に塗れた人間たちとは理由をつけて戦わない。

ヒーロー超人的な力はただの人間に振るってはいけない」だとか「どうしようもない存在に等しい力でとめるのがヒーローだ」と言いつつ。笑ってしまう、現実には彼らなど「警察官立ち寄り所」のシールが張られたコンビニ以下の抑止力しかない。そう、ウルトラマンはいないし、仮面ライダーは助けに来ない。それがルカねえと兄の娘の前に横たわった冷酷な現実だった。そして、それと戦っているのは今まで荒事などに遭遇したこともない、普通人生を生きただけの牙も爪も持たぬ一般人である父と俺だった、仮面ライダーウルトラマンといった存在ですら「理由をつけて戦わない程厄介極まる社会悪という敵」と戦う俺たちは、スペシウム光線も打てなければ空も飛べない、ライダーキックもできなければサイクロン号ものっていない。持っているのは柔道初段、乗ったことがあるのはスーパーカブだけ、戦闘技術らしきものといえば、大学の時夏休みを利用していった予備自衛官補の訓練だけだ。64式小銃を執銃するたびに指の皮がむけてバンドエイドを張り、分解結合は3分もかかった。的には実弾射撃で一発も当たらず訓練を終えた。そんな凡骨が、警察をも恐れず14歳少女の瑞々しい肢体を欲望毒牙に掛けようと闇から這い出てくる、犯罪生業とする無頼の連中と、矢面に立って戦わされている。

実際は、俺たちの知っている「正義ヒーロー」など、企業経営のための利潤を求める売り上げ高のある「商品の一つ」にすぎない。ああ、立派な志を掲げて人々を守ると誓い、TVの画面の向こうで勇ましく戦ったにもかかわらず、今はマニアオタクしか知らずにその活躍存在も忘れ去られたヒーローなど幾らでも昭和の昔からいたではないか秋葉原に行けば、かつて大志を掲げて戦ったはずの昭和ヒーローたちが、忘れ去られ、玩具の片隅に埋もれ、ショーウィンドーに忘れ去られた玩具として並べられている。

かつてTVの向こうで戦った英雄たち…ショーウィンドーや中古オモチャの箱に押し込められ、埃をかぶったその姿は、もはや仏像の破片の如く、往時の光を失っている。

そして、せめて闇に堕ちた兄が唯一這い上がれる救済の光を出し続けていたルカねえや娘は兄の引き連れてきた「黒い遺産である彼らに闇の毒牙を突き刺され、心が壊れた。…壊れてしまったプラネタリウムはもう星空を照らさない。また直ることは決してない。

――弟である俺が言うのもなんだが、兄は地獄へ堕ちている、と思っているし、堕ちていなければならないと思っている。彼はそれだけのことをしてきたからだ。

自室の中のどこにでも置かれたこの世の闇と地獄への入り口、そして穢れのない海と空の蒼い世界を飛び続ける鯨

俺のパソコンは窓側の後ろにある。目が疲れたら遠くの景色を眺めるためだ。

遠くには街の灯りがうっすらと見え、人の営みがまるで夜の闇に「プラネタリウム」のように輝いている。

…あの星の一つ一つには物語がある、人生がある、それらが輝き合って社会世界を作っている。兄は、それに最後まで気が付かなかった。ネットSNSITの毒に当てられ、自尊心毒虫の様に肥大化し、自分一番星の生まれ変わりと信じようとして…星は無間の闇へ堕ちた。

PCの画面に向かう時、俺は兄が落ちたこの世の闇と地獄への入り口を同時に覗いているのだ。そう考えると背筋が凍る思いがした。

ただの0と1の数式で動く電気計算機でしかないPCは、社会の闇と地獄を、一生関わり合いにならない人たちを引きずり込むほどの魔力を手に入れた、それは皮肉にも、「IT世界は変わった」と言えるのであろうか。俺達が想像した方向性での世界ではなく。暗い闇と地獄の窯として。

HDの上にはみんなで江ノ島に行ったとき水族館で200円のガシャポンで買った、青く透明のスーパーボールの中に、シロナガスクジラが入っている。

空とも海ともいえる闇とは無縁の蒼い世界を泳ぐ鯨を見て、闇と地獄が忍び寄る影が消え去っていくような気がした。昔、兄がやっていたPCゲーム最終試験くじら」を思い出していた。内容は覚えていない。ただ曲と世界が綺麗だった。よく今はなきMDで曲を聞いたことをよく覚えている。繰り返し聴いたあの曲は、蒼い空と海を思わせた。そこには、ルカねえや娘に群がった下劣人間たちの姿はなかった。ただ清らかな青があった。

ルカねえや娘、俺達に群がる石の裏をひっくり返した蠢くようなグロテスクな蟲の様な連中とは無縁で決してたどり着けない、青い空を泳ぐ鯨、どこかそれを思い出していた。

――こんな話を昔聞いたことがあることを思い出した。

ルカねえと兄のなれそめは、兄がiTunesの同期が上手くいかいからと、直したこときっかけだったそうだ。

「すごいねぇ、こういうことできる人って、尊敬ちゃうな、人の役に立てる技術があって、それを他人のために使える人って、カッコイイよね」、ルカねえはそういったという話を実家での酒の席で聴いたことがある。

ああ、兄はひたむきに朴訥に「IT世界を変える」のではなく「ITで人の役に立っていた」時期でとどまっておくべきだったのだと思うし、そういう仕事をすべきだったと、今にして俺は思う。

人の役に立つための技術であれば、彼もまた人を照らす星であれたはずだ。

…人の役に立つことを誇りとする。それ以上のものを望まずとも、兄は一つの星でありえた。

今兄はどこへいるのだろうか。首を吊った時に染み出た糞と小便とザーメンと体液に魂が溶け出して、娘を狙ってやってきていたIT業界だとか雑多な業界から魑魅魍魎世界永遠に満たされない苦痛地獄の中で、ルカねえと娘に暴力を振るった時の様な慟哭叫び続けて泣き続けているのだろうか?

それとも、ITネットSNS毒虫に刺されたように肥大化した自我を首を吊った時に染み出た糞と小便とザーメンと体液に流れて心が浄化されて、己のやってきたことを「壊れたプラネタリウム」の様な無間の闇の中で後悔しながら何度も答えが出ることもなく虚空の闇に魂が逡巡を彷徨い続けているのだろうか?

死んだ後の世界の話など、生きている俺たちは知りえることもない。ましてや、あまりにも見栄と虚勢と業に塗れた兄がいった世界など、想像しえるはずがない。

ただ一つ、確かなことがある。残された者の苦難は、死者のそれよりも長く、重いということだ。

俺は願っている。ルカねえと娘の心に、再び光が差すことを。

ただただ、ルカねえと残された娘の魂と人生の安らぎが戻ることを願うだけである

東京の闇を映すパソコンと、永遠の蒼を泳ぎ、飛ぶ「最終試験くじら」。

鯨はただ、地獄入り口であるモニターブルーライトで照らされた青の中を泳ぐ。人の業を超えたその姿に、俺は兄が生涯見ることのなかった「青い世界」を重ねてしまうのであった。

パソコンの向こうのXで繰り広げられる、貧困、見栄、虚飾、性欲、憎悪グロテスク感情の数々と地獄の様な世界。あれらとは無縁の蒼い世界を、鯨は悠々と泳いでいる。

youtubeで調べて曲を見つけた、「ディアノイア」という曲だった。旋律はあの頃と変わらず。澄んでいた。あれを聴いていた日々だけは、今も青い光として心に残っていることを思い出した。

「想い出はキレイな 夢を紡ぐから、会えなくても信じてる輝いている君の瞳を」、「いつまでも変わらない ほら、真実の愛がある」

…兄が最後に見ることのなく、ルカねえと兄の娘の壊れた心では永遠にたどり着けなくなった「青い世界」は、いまも机の上の小さな球体の中で、鯨とともに静かに息づいている。

その③ 

https://anond.hatelabo.jp/20250908164257

anond:20250908093835

横だけどめちゃくちゃザックリ説明するとパチスロってのは380分の1とかで当たる抽選を延々と繰り返してるのね?

だけどこれってあくま確率から、運が良い人は50回とかで当たるかもしれないけど、運が悪かったら3000回回しても当たらない可能性もあるのはわかるよね?

そうなると運が悪い人はめちゃくちゃお金失っちゃうから、それを防ぐために「1200回回したら絶対に当たる」みたいな仕組みがパチスロにはあるのよ。

で、それを何故か800回とかで捨てるキチガイがこの世には存在するのよ。

その台ならたった400回打てば絶対に当たるわけね?これがハイエナっていうの

anond:20250908093214

パチスロ行ったことないからわかんないんだけどハイエナって何?

パチスロ回すのとは違うの?

anond:20250908092904

ワイは無職やがパチスロハイエナで月30万稼いでるやで。生活費四苦八苦してるOL様より無職ワイの方が上なんやで。

2025-08-18

もうX Japanアニメに使えないな

YOSHIKIダサいとかSNSに合ってないとかは置いといて

こういう反応されてしまうともうX Japan関係ネタは明確にNGになるわけよ

腫れ物に触りたくないし、わざわざ触りたくない

例えばジョジョスタンドで「ラスティネイル」とか出せないわけよ

ポロポロ流しながら「忘れられない〜〜〜〜」とか喋らせたら大炎上ちゃうのよ

もうこれはYOSHIKI本人がどう思うかは関係なくて、便乗して炎上させようとする奴が出てきてそいつらの餌食になってしまうわけ

なんならX Japan関連のネタには過去を含めて全部探し出されて「あの歌詞はこういう意味から〜」とか勝手こじつけられて

そんでPV稼いでメシ食う奴の格好のネタになってる

YOSHIKIは「ファンのみんなはどう思う?」ってピュアに聞いたかもしれないけど

悪意を持ったハイエナに餌を渡してしまっただけなんだよね

2025-07-23

anond:20250723013341

何故日本共産党中国は中が悪いのか?

これは日本左翼政党が基本非常に少数の左翼票(境界知能票)を奪い合う事で存続している政党からである

左翼政党同士はなんとなくイデオロギーを同じくする同士、敵は保守政党自民党と思いがちだがこれは誤解である

無論表面上は彼らの極ニッチ支持層に向けてアピールする為自民党攻撃する、そうすれば5%と言われる彼らの支持層から喝采を受けて当選することが出来る。

要は5%の奪い合いなので、本質的ライバルは同じ左翼議員左翼政党である

選挙というのは保守自民党攻撃するオリンピックのような競争を行い、金メダルに票が集まって当選するという競技

多くの左翼議員常軌を逸したような行動や言動が見られるのはこのため。とにかく目立たないと当選出来ない。日本人の95%に嫌われても、残りの5%にアピール出来たら勝ちなのである

で、日本共産党だが、彼らの票田は所謂野良左翼連合赤軍安田講堂テレビで同情的に見ていた老人である。彼らは脳の柔軟製が無いのでいまだに政府=悪、反政府=善だと思っている。基本歴史をS知らない

一方日本社会党、彼らの票田は所謂組織左翼発祥は旧コミンテルン北朝鮮ソ連崩壊後は中国共産党に合流したり、権力から独立が法で補償されている教育現場労働組合に潜り込んでいる。勿論政治家公務員にも多い。日本社会党は後に民主党に潜り込んでロンダリングを繰り返し現在立憲民主党と名乗っている。いくら名前を変えても支持母体は変わらないのですぐに分かる。

支持層は同じ左翼であるが、日本共産党にとって中国左翼票田を組織力で社会党側に囲い込む敵なので仲が悪い。単純な話

因みに、共産党の票田が烏合の衆野良左翼なのに対して、社会党組合などの組織なので

社会党支持母体のいいなり、走狗日教組自治労JR東などの巨大労組

共産党=一部の貴族党員トップとする強固なピラミッド組織

という違いがある。

共産党の方が組織力としては強固だが支持層が老齢化してどんどん死んで弱体化する

社会党立憲民主党)は支持母体の票欲しさにすり寄ってきたハイエナのような烏合の衆構成される為組織力がとても弱く何度も分裂するが、支持母体鉄板なので現在に至るまでそれなりの勢力を保っている

ただ議員は基本支持母体の歓心を買うための活動しかしない素人なのでたいした政治力はないし、間違って政権取ったりすると酷い事になる

2025-07-03

anond:20250703093828

知名度ゼロで何か問題が?

地方企業役員とか誰も知らないしどうでもいいよね

それと同じレベルなのに議員だとか首長とかだとマスゴミハイエナするのマジでどうかしてる

2025-06-16

イスラム教徒クルド人日本での蛮行を見てると

どうしてアメリカはもう少し強め(穏当な表現)に戒めて(穏当な表現)くれなかったんだ?

って気持ちになる、そして戦争放棄した日本国が嘆かわしい

邪教徒だよ邪教徒、カルトの類いだね最早、そうじゃないって自己弁護しても自浄しなかったから赦されるフェーズは過ぎたぞ?

過去にも批判した人間暗殺したもんな?その本を訳した日本人も殺されたからな?

食い荒らされ踏み荒らされる国を見ているしか出来ない、あいつらはダニだ、ノミだ、ゴキブリだ、蛆虫だ、イナゴだ、ハイエナだ、ザリガニだ、ジャンボタニシだ、その他ありとあらゆる害虫の類いだ

ああクソ、あと数年後に日本日本でなくなるんだ

2025-06-12

anond:20250612013220

自分自身激しく同意

ネット安易晒ししまったリスク管理不足もまとめてひっくるめて。

あの後どうなっているんだろうと時折心配でTL覗いているけど、エリート街道進んでりゃ絶対出会わないようなハイエナによってたかられて、ほんまうんざりだろうなぁ。

一般人ってこんな考え方するんだおもしろーい!って内心思ってるのかもしれないけれど。

2025-06-08

anond:20250608211606

どう考えてもパチスロ天井ハイエナが一番負ける要素の無いギャンブルだと思うけど…

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