ピアノの森 NHK総合(4/14)#24終
最終回 第24話 世界一のピアニスト
これを望む審査員も居たが、自分の音楽家としての実力が分かる。
公表されるなら思惑で結果を曲げることも出来ない。
審査員に対してもプレッシャーとなる。
先ずは各賞が発表される。
ポロネーズ賞 パン・ウェイ
マズルカ賞 一ノ瀬海
コンチェルト賞 一ノ瀬海
続いて、入賞者が発表される。
アン・チャンウ、チャンス兄弟
エウゲニー・ドミトリエフ
ダニエル・ハント
サトル・ムカイ
オレーシャ・ユシェンコ
6位 ソフィ・オルメッソン
5位 オーブリー・タイス
4位 該当者なし
3位 アレグラ・グラナドス、 レフ・シマノフスキ
2位 パン・ウェイ
1位 一ノ瀬海
雨宮は大声で叫ぶ。
泣き崩れている海に握手を求めるパン・ウェイ。
ピョードル審査員に怒りの電話をかけるブゼク会長。
私が二度と音楽を裏切ることなど出来ません。
聴衆賞 アダムスキー
過去のセオリーを壊して選ばれた一ノ瀬海には大きく成長することを期待される。
ドクター仲尾が約束を果たすために海に連絡するが通じない。
それならばと阿字野壮介に直接会う。
海をジャンが迎えに来るが、阿字野には何も話していない。
海は中尾を訪れて手術のためには何でもすると約束した。
それならばと、ショパンコンクールの優勝を条件にした。
その約束を今果たす時です、25年前に出来なかった手術が今では可能です。
知らぬこととは言え、海に心配され気を使わせたことが残念だった。
そんな海の思いに気づかなかった自分にも腹が立つ。
少し時間を下さい。
行方不明の阿字野を探し当てたジャン。
全力で諦めたピアニストに復帰できるかもと思うと嬉しさも湧き上がる。
阿字野は複雑な思いが同居していた。
ジャンは素直に嬉しい。
海は阿字野にはライバルになって欲しい。
コンテスト上位者のワールドツアーが始まっていた。
阿字野と海の原点は茶色の小瓶。
阿字野のリハビリは上手くいっていない。
ワールドツァーの途中で帰国した海。
左手は今から始めるのだから焦らずゆっくりとリハビリしよう。
海も初めての二人の演奏が叶う。
---最終回---
最後に実写で指使いを見せて終わり。
最後まで髪や雰囲気を動かすだけの紙芝居アニメでしたね。
演奏をじっくりと聞くことが出来たので良かった?
最後は阿字野の左手も演奏できるまでに復帰できてハッピーエンド。
エミリアも無事に退院してました。
原作の森の端が今では放送することが難しい旧青線地帯。
各地にある非合法の商売も含んだ底辺の世界。
そこから産まれたギャップも特徴だけど、そこを描けない。
それでも上手くストーリーはまとめたと思う。
ただ2期の動かない映像は気になると辛い。
演奏で上手く処理したとは言え髪の毛しか動かない。
作品として良く出来ており、劇場版アニメも制作された。
それだけに、1期のCGで再現した指使いを2期でも使用して欲しかった。
ピアノの森 NHK総合(4/14)#23
第23話 ヒーロー
海の演奏、俺は歓楽街、森の端で産まれた娼婦の息子だ。
でも周りにはたくさんの人が声援を送ってくれる、暖かい人に恵まれた。
審査員には思惑があり、認めざるを得ない演奏に戸惑っている人物もいる。
阿字野が去ってしまうかもと不安に襲われロビーを探して抱きつく海。
次はポーランドの期待の星、レフ・シマノフスキーが最後。
今も後悔の毎日だったレフ。
ディミトリ爺さんの練習をサボったレフ、代わりに姉のエミリアが向かう。
そのバスの事故に巻き込まれて寝たきりの入院生活だった。
鳥や虫の声が聞こえる、エミリアの声も聞こえる。
でも父は彼を信じなかった。
最近はエミリアの声も聞こえなくなったが嘘をついていた。
エミリアが演奏中に現れる。
前を向いて演奏して、乱れたがワルシャワフィルハーモニーが立ち直らせてくれた。
これが私達のポーランドだ。
エミリアが居ない、心配で病室に駆けつけて安心する。
記者のシモンは釈放された。
公平さを期すために審査委員長に会っていた。
高名なピアニスト7名に名前を伏せて31人の演奏を聞いてもらった。
そして採点してもらっていた。
これと審査員の採点を紙面で公表したい。
彼らの採点では、予選で落選したアダムスキーは31人中で12位、ファイナリストでした。
委員長は審査員の公表は断る。
しかし審査員に公表することの是非を伺う。
全ての審査を公表して最後の審査は各自が明快さを示す順位付けで行うことも提案する。
各審査員の判断を投票で求める。
1,2次の結果は公表しないがファイナルは優劣を順番に記名する単純な形式に決まる。
逆に思惑のある審査員は戸惑ってしまう。
余計なことは考えないことです。
ピアニスト一之瀬海を組み替えると世界一のピアニスト、になるのは知ってる?
5年後のチャレンジを提案する丸山誉子。
私はチャレンジャーとして、雨宮くんはリベンジを。
---次回 「世界一のピアニスト」---
今回はレフの過去。
エミリアが事故にあったことを後悔する毎日だった。
でも自分の代わりじゃなくて、自分のピアノを演奏して。
それで彼も覚醒した。
そして審査は地元贔屓の不透明なものだったが記者のシモンの提案が
審査委員長を動かし、公正明大な審査方法に変わる。
以前の審査方法なら誰かの思惑が通ってしまう。
益々、海には追い風となりました。
ピアノの森 NHK総合(3/31)#22
第22話 ショパンの生まれた国で
レフが海の控室を訪れる。
どこまで聞いたの?
でもコンクールで優勝すれば目覚めると約束したんだ。
でもパン・ウェイには勝てないよ。
僕が出来る約束はベストを尽くすことだけだ。
エミリアにも僕のピアノを聞かせたい。
僕はピアノから音が出なくなる夢を見るんだ。
大丈夫、ピアノから音が出ないならピアノが壊れてる、交換してもらえばいい。
嘘つきのレフでもピアノは嘘をつかないよ。
海は苦労を知らない、お坊ちゃんなんだね。
阿字野が訪れて出番を送り出す。
今までは緊張すると阿字野に触れてきた。
これを持って聞いて欲しいと森のピアノの黒鍵を渡す。
海が阿字野から巣立った成長の証。
2次のピアノは直接聞けなかったけれど、震えた。
人生が変わったピアノだったと成長を理解したのだった。
海の演奏が始まる。
運悪く途中で停電になる、オーケストラに動揺が走る。
しかし海の演奏は微塵もブレず、安定している。
オーケストラも落ち着きを取り戻す。
阿字野は海からたくさん教わった。
森のピアノで海を見て、聞いて、ピアニストに育てようと思った。
海がピアニストとして集中できるように何でもした。
これは親のような行為かもしれない。
海をピアニストとして世に送り出したい。
森の旗から引き上げたい。
練習中に不思議な感覚に囚われた。
音を風に乗せて届けた、蛇を眠らせる音を弾いた。
海は森のピアノで色んな事を学んだ。
阿字野へのお礼は海がピアニストとして認められること。
ショパンのピアノ協奏曲1番、2番で森のイメージ。
そして3番で森から外へ、ショパンは平地で生まれ育った。
伸びやかに天空を駆け抜ける音、これが海の音。
音楽はこんなにも自由だ。
---次回 「ヒーロー」---
今週末から再放送が始まるが、来週に2話放送で終了。
残り2話ということは、レフにもそれなりに時間を掛けそう。
次回で終わっても良いのに。
完全にお子ちゃまで我が儘過ぎるレフでした。
でも最後の演奏だし、地元なのでレフが優勝することになるのかな。
それにしても演奏は動かない。
ホタルが動いているだけ。
そこまでして儲けたいのかと怒りさえ覚える映像だった。
動かないなら静止画の枚数を増やすくらいの映像表現は欲しい。
ローカル放送局の深夜番組と違って国営放送なので予算は少なくないと思う。
それで…これは悲しい。
停電は現実のコンクールであったエピソードらしい。
ピアノの森 NHK総合(3/24)#21
第21話 あなたが生きた証に
ショパンは平地で生まれて育った。
それは演奏の大きなヒントになりそうだった。
そこでレフと出会う。
海の前に演奏する予定だったが体調不良で交代。
パン・ウェイが丁度、練習を始めたから。
エミリアは君の立つ場所で死んだ。
僕が殺したんだ。
嘘だよ。
君が棄権してくれれば僕が優勝できる。
パン・ウェイは卑しい家庭で育ったゴシップ記事の内容を告げる。
しかも良く分からない男の演奏を師事しているなんて勝負にならない。
阿字野を貶められて怒る海だが雨宮が迎えに来た。
レフとは関わらないように連れ出す。
パン・ウェイはピアノ協奏曲2番を1番に変更したらしい。
会場ではパン・ウェイのゴシップ記事で蔑む観客もいる。
パン・ウェイは悩んでいた、ゴシップ記事を読んだ阿字野には合わせる顔がない。
阿字野先生、思わず追い掛けて声を掛ける。
私の演奏は阿字野先生を不愉快にしませんでしたか?
君が求める音と私が求める音が同じだったというだけだ。
だが僕はもう求めることが出来ない。
僕は君のこの先を見てみたい。
阿字野と会えて認められて晴れ晴れとした気持ちだった。
過去の柵も妬みや僻み恨み卑屈さも全てから開放された気持ちで演奏する。
それは今までのパン・ウェイとは異なる演奏だった。
ここで進化した演奏は彼に欠けていた暖かさを表現していた。
今までの音を支配する演奏から解き放たれ愛を歌うかのような演奏だった。
そんな愛に満ちた歌を奏でられることが信じられない。
初めての演奏で笑顔になる。
一生ピアノを演奏して生きていくよ。
母さんにも感謝する、僕を生んだことを誇れるようになるよ。
パン・ウェイの1番には誰も勝てないだろう、優勝は決まりだと考える雨宮。
向井が海を控室に連れて行く。
マスコミなどに捕まると厄介だから。
ポーランド在住の土井あおいが向井に声を掛ける。
エミリアは事故で5年も寝たきりで可愛そう。
本当なら彼女が出場するはずだったのに。
それを聞いているレフ、エミリアのことを話していると理解する。
出場者は何かしら抱えているものが有る。
レフが海の控室を訪れる。
---最終回 「ショパンの生まれた国に」---
今回も嫌がらせのレフ。
彼は自分が海に勝てないことを感じて意地悪をするお子ちゃまでした。
色々と意地悪をするのも自分に自信がない証拠。
エミリアに勝てるとは今でも思っていないのでしょうね。
そんなコンプレックスが彼の成長を止めているのかもしれない。
まあ、お子ちゃまレフで良いようですね。
逆に成長したのがパン・ウェイでしたね。
彼が優勝だと雨宮は評価してましたね。
今回はパン・ウェイのエピソードでしたね。
勝手に好きになって師事したつもりで演奏していたが、その憧れの人、
阿字野に期待していると言われたら有頂天、夢心地でしょう。
それで覚醒、進化したのでした。
次回は海の演奏と結果ですね。
地元びいきでレフが優勝するのだろうか?
どうなるのでしょうね。
それにしても演奏が動かない、紙芝居でした。
ガイナはガイナックスに木下工務店が出資した会社らしい。
スタジオガイナックスはガイナックス福島で別会社。
色々とややこしいが、木下工務店の出資でガイナックスは蒼きウルなどの
20年前の企画をアニメ化出来るらしい。
でもアニメーターが居ないのに大丈夫だろうか。
カラー、トリガー、ゴンゾなどのかつての仲間に頼むしかないのかも。
ピアノの森 NHK総合(3/17)#20
第20話 パン・ウェイの真実
雨宮と朝まで練習した海。
阿字野先生とはこれが最後の契約。
でも海はそれ以外でも優勝したい。
海の願いを聞いた雨宮は彼の生い立ちや環境を知る。
ファイナルの2日目。
ショパンの協奏曲2番を演奏する3人のうちの1人、オレーシャ・ユーシェンコ。
彼女の演奏には興味がある雨宮。
大抵の参加者は1番を選ぶから。
パン・ウェイも2番を演奏する、雨宮は彼の性格は別にして実力は認めていた。
会場にパン・ウェイの真実と書かれた速報もどきが置かれていた。
演奏とは関係のないゴシップに嫌な思いをする雨宮。
ジャンも抗議すべき内容と怒っていた。
製作者のヴィクトリアは次に海のゴシップを探していた。
森の端と彼の繋がりが不明。
運営委員会は即座に対応した、ヴィクトリアを逮捕。
ロビーには謝罪記事を置いた。
雨宮洋一郎は奏者の年齢は大事だと告げた。
ジャンが雨宮洋一郎に声を掛ける。
実は毎年開催される洋一郎の無料コンサートのファンだった海。
女装して演奏していたマリアと知って後ろに居た佐賀は驚き顔を眺める。
海もお得意さんの顔を思い出した。
海が優勝するのは無理でしょう。
でも世界に認められる。
それが彼にピアノを教える条件でしたから。
ピアノで食べられるようになること。
ポーランドとは平地の人々の意味。
ショパンも平地の人だった、これは凄いヒントになったかも。
パン・ウェイが再訪してきた。
---次回 「あなたが生きた証に」---
今回も演奏は動かなかった。
他のファイナリストでしたから良かったが。
来週の二人の演奏はどうするのだろうか。
佐賀先生が、ようやく知った海の女装。
マリアのファンであり海のファンでもあった。
真実を知って良かったのかな。
サブタイのパン・ウェイは登場しなかったがゴシップ記事が
それほど重要なの。
他にサブタイは無かったの?
ピアノの森 NHK総合(3/10)#19
第19話 君の”1番”のために
雨宮の言葉に傷ついた海。
その原因になったのかと心配して声を掛けるレフ。
泣いていたので演奏がボロボロにならないか心配だった。
大丈夫、それも糧にするから。
生意気なやつと少し悪びれたレフ、嫉妬するお子ちゃまでした。
パン・ウェイが拉致されて初日の演奏が最終日になる。
父親が危篤で急遽帰国した事になっていた。
コンテストは最終日が有利、それまで3日間も練習できる。
練習場所でソフィの演奏を聞く。
女性ピアニストはバカにして聞いたことがなかった。
彼女の演奏は更にまとまってきており聞くに値するものだった。
ショパンがパリを訪れた時の曲なら私にしか弾けないと自信。
二人目のオーブリーを聞かずに練習する海。
雨宮も海を傷つけたと後悔していた。
ショパンのピアノ協奏曲は2つ。
ファイナリスト12名中3人しか2番を演奏しない。
パン・ウェイと向井ともう一人だけ。
大抵が華やかな1番を演奏する、早く海の2番が聞きたい佐賀武士。
コンテスタントの多くが使用する練習場で海を探す雨宮。
発見して隣の部屋を借りる。
でも、どうしようかと躊躇して悩む。
海は落ち込んでいた、雨宮と知り合って変わった。
同志だと思っていた、側に居なくても同じピアノ奏者である限り通じ合えると思っていた。
阿字野が訪れて練習を始める。
しかしピアノに集中出来ていないからと辞めて話をする。
今まで俺が教えたことを全て忘れろ。
もう海の中に全てが染み込んで血肉になっている。
だから敢えて意識する必要はない。
ファイナルはオーケストラとの演奏、オケが観客、全てを感じろ。
ステージに立ったら感覚で演奏しろ。
そのCDで練習するのも辞めろ、癖がつく。
阿字野が後遺症の残る左手は極力使わずに右手だけで何度もパートごとに演奏して
多重録音したCDだったので、これは奪わせない。
ファイナルが終わると阿字野とはお別れ。
一人になって練習を始めると隣の部屋からオケピアノの音が聞こえる。
海の演奏に沿って弾いてくれる。
この音には聞き覚えがあった、隣の部屋に駆け込む。
遅くなってごめん、手伝いに来たよ。
2人で練習する姿をみて安心する阿字野とジャン。
阿字野は海にはもっと優秀な指導者がつくべきだと考えていた。
だから自分は身を引く覚悟は出来ていた。
---次回 「パン・ウェイの真実」---
レフが思った以上に嫌なヤツでお子ちゃまでしたね。
パン・ウェイは周囲が優勝させようと画策してますが、
それが吉と出るか凶と出るか。
海と同じ日に演奏するようですね。
それにしても動かない。
手の動きを魅せくても多数の静止画で何枚も色んな角度から魅せて欲しい。
正直、紙芝居の低予算アニメになっている。
でも低予算アニメな訳がない、天下の国営放送ですから。
それほどに利益を上げたいのかと悲しくなる。
オーケストラとの演奏なのにピアノしか聞こえないのも経費削減?
ピアノの森 NHK総合(3/03)#18
第18話 レクイエム
ワルシャワ・ショパンコンクール雨宮が落選。
海は通過したが本人は分かっていない。
レフも通過して海も通過したと知らされる。
それなら雨宮にもおめでとうを言わないとね。
レフは海に嘘をつく。
落選したショックを必死に隠して帰る雨宮に笑顔で海が声を掛ける。
君におめでとうを言わせたいのかい。
彼の様子で落選を知って話しかけられなくなる。
翌日に取材を引き受けていた雨宮。
公園で終了して森の中で海のピアノを期待していると言えなかった。
偶然にも海と出会う。
どうしていつも君はタイミングが悪いんだ。
会いたくない時に会ってしまう。
予選のピアノは新しい雨宮の音に変わったのが分かる。
勝ち負けなんか関係ないよ。
同情だけは辞めてくれ。
負けた悔しさが素直さを奪ってしまう。
僕は昔から海くんが嫌いだった、出会わなければ良かった。
思っていることと反対のことを言ってしまう。
俺は雨宮も雨宮のピアノも大好きなだけど。
君は他人のピアノは分かるのに、どうして自分のことは気づかないの。
ファイナル頑張って、といつもの調子で声をかける。
振り返った海は涙目だった。
今話したことを後悔している雨宮、自分に返ってくる。
父親は知り合いの審査員クリスティーナに審査の状況を聞課される。
修平は当落ギリギリでミスを大きく減点した審査員が多かった。
でも修平は自分だけの音を見つけたから大丈夫、世間が放っておかない。
心のケアは終わったの?
父親は一度も息子と会話出来ていなかった、失敗を知らされる。
息子が取材を放り出して失踪したと知らされる。
自分の過去を引きずり、息子に代理戦争を強いてしまった。
阿字野、海とは同士であるべきだったのに。
不在になって初めて勝負していた自分の愚かさに気付く。
修平は教会で父を見つけて無言で立ち去る。
阿字野は基本的には放任主義、必要なときにはフォローする。
教会の前で待ち合わせた海の顔を見て何かあったと気付く。
朝の散歩に出かけるパン・ウェイは宿舎の玄関で息子を待って眠った父と出会う。
息子を見かけたら、ここに連絡するように伝えて欲しい。
言われて外出すると眠る修平を発見。
素直に結果を受け入れろ、親に心配をかけたいのか?
僕は自分の結果には満足している。
君はいつも自信満々に見えるのはなぜ?
俺はいつも崖っぷちに立っているだけだ。
一夜明けた雨宮は海との出会いを呪った。
彼の音に魅了され、ピアノを続けることが出来た。
自分の音を見つけることが出来たのは海のおかげ。
父と会ってお互いに話したいことがいっぱいあった。
---次回 「君の”一番”のために」---
内容が内容だけに動かなくても違和感はなかった。
でもやはり動かない。
雨宮くんの羞恥、嫉妬が、逆のことを言わせてしまった感じでした。
海は友達だったが、恐れてもいた。
でも彼に勝つため、認められるために頑張ってこられた。
ライバルだったのですが、多分に負けていると卑下しすぎたのでしょうね。
ここで、ようやく自分を見つめ直して理解できた感じですね。
頑張れと笑顔で言えれば解消しそうですね。
惜しむらくは父親も同じ関係だったことでしょうね。
父も未だ阿字野には引け目を感じていたがゆえに息子をフォローできなかった。
ピアノの森 NHK総合(2/24)#17
第17話 審査は踊る
ワルシャワ郊外から聞こえるような演奏。
これだけは教えられない、自分で掴むしかない。
そうして海のピアノは成長してきた。
そうすれば自ずと世界は開ける。
その時は阿字野に感謝しないといけないな。
阿字野はショパンコンテストの優勝など考えていなかった。
海の演奏が世に解き放たれれば世界が海を放っては置けなくなる。
そのとき、森の端は海を切り離さなければいけなくなる。
阿字野は海を世界に送り出す、結果は後からついてくると考えていた。
海の演奏は後半でも衰えることなくスピーディーで力強い。
終わるとスタンディングオベーション。
雨宮の心も撃つ演奏だった。
次の演奏は向井、凄すぎて逆にリラックス出来るらしい。
そうして2次予選の審査が始まる。
一ノ瀬海だけはファイナルに出場させてはいけない。
そう考えてNOを点ける審査員がいた。
満点の上位から10位までは決まったが同票の12位が4名存在した。
審査員が2人教えたガルドツキが15位で不本意だと告げる師匠の審査員。
彼と雨宮の点差がないのが逆に不思議だと異を唱える審査員。
同調する審査員も居る。
審査員長が個人的には10名に満たない予選通過者だったと告げるが
ある審査員は一ノ瀬海は規格外で選出することは他を落とすことになると不安を口にする。
同じ日本人の雨宮修平を通過させて一ノ瀬海を落とすべきだと提案する。
彼は昨年なら参加も認められない経歴だ、受賞歴もない。
審査は長引いていた、通過者リストを破棄させることに成功していた。
再審査で通過者を選んでいた。
遂に結果が発表される雨宮修平は落選した。
---次回 「レクイエム」---
今回も動かない演奏シーンですが、過去回想や阿字野の語りで
何とか魅せた感じですね。
それでも動きは少なかったですね。
何と言うか漫画に負けているかもしれないアニメの動き。
演奏とセリフだけの内容でしかなかった。
こんなことでいいのだろうか?
演奏は良いけれど、規格外、ここでも表現される海の演奏。
柵に囚われずに好きな演奏を選ぶだけでいいと思うのですが、
プライドや色んな物が邪魔をするようです。
大人って政治って嫌ですね。
ピアノの森 NHK総合(2/17)#16
第16話 約束
最終日の最初はダニエル・ハント、独特の演奏スタイルだが予選を上回る演奏。
次はポーランドの期待を背負うレフ・シマノフスキ。
彼の姉、エミリアは幼い頃にはコンテストを総ナメにした。
しかし突然消息不明、父親も隠し続けている。
レフの演奏はノーブルで美しい、誰もが優勝だと思わせる演奏だった。
これでアダムスキを落選させても面目がたった。
本来ならエミリアがこの場で喝采を浴びていたはずでレフは身代わり。
レフは姉エミリアに問いかける、これで僕は許される?開放される?
会場はスタンディングオベーション。
雨宮父は、レフには誰も勝てないと立ち上がれないショック。
ミュージシャンハンドドクターの仲尾先生は関係者を治療したコネで
チケットを手に入れていた。
梨本と会場を訪れ、海の演奏に間に合った。
阿字野に送り出される海は落ち着いていた。
ショパンに声を掛けて演奏が始まる。
会場の人気は圧倒的だった、それ程に予選の演奏が気に入られていた。
海の演奏はポーランドの原風景を聴衆に想像させる何かがあった。
審査員の中にはレフが優勝だと思いこんでいても海の演奏で
知らぬうちに涙が溢れ出してしまった。
いよいよ見せ場、聞かせどころのポロネーズ、英雄。
未だプログラムの途中なのに。
---次回 「」---
動かない紙芝居ですね。
1期の指だけのCGもなく演奏を聞くドラマCDみたい。
どうして、こんな映像なのか理由を知りたい。
この映像なら、ガイナックスの名前は捨てて欲しい。
制作費を半額で浮かせて利益を貪りとろうとするかのような映像。
一ノ瀬海の演奏は気合い入れて描くと思ったのですが、同じ静止画。
これは先行き不安しか無い。
分割2期アニメですが、1期で予算を使い果たした?
もしくは時間がかかるのでCGは諦めた?
演奏中も髪の毛が動くだけで酷い。
内容的には感動できるアニメだけに映像が残念過ぎる。
演出は悪くないのですが。
ピアノの森 NHK総合(2/10)#15
第15話 覚醒
第2時予選2日目。
地元ポーランドの演奏者は芳しくなかった。
アダムスキーのお蔭で自分を表現すると分かった修平。
今日、この場で聞いているであろう一ノ瀬海だけに聞いてもらうための演奏をする。
なんとスムーズで聞くものを魅了するのか。
父親も息子の覚醒を感じる。
しかし彼はコンクールを意識していた。
30人の中で第3時予選に進めるのは12人。
第3次に残れば、それで既に実力を持つと評価される。
それだけに審査は厳しく、ミスが命取りにもなる。
息子可愛さの余り、覚醒を素直に喜べない。
どうしても不安がつきまとい、他の出場者を意識してしまう。
そして肝心なことが疎かになってしまう。
審査員の1人で彼の理解者でもあった女性に言われた言葉。
息子は父親に褒められたがっている。
一番の理解者になることを忘れてしまう。
修平が大会前に師事したパブラス先生も初めて褒めてくれる。
彼が教えたのは1つだけ、心を込めること。
それが出来た修平のピアノは、自分のピアノを会得した感じだった。
演奏中もピアノと一体感を感じていた。
恐らくは一ノ瀬海は既に会得できていたのだろう。
父親は2日目、3日目と全ての参加者の演奏を聞く。
12名の中に息子が入れるかを調べて安心したかったのだ。
4日目は最終日、一ノ瀬海が演奏する。
そして結果が発表される、楽しみな修平だった。
---次回 「約束」---
動かない、1枚絵をカメラのパンで誤魔化すばかり。
髪の毛だけが動く顔のアップばかり。
何という手抜き映像。
お得意の手のモーションキャプチャーもなし。
制作はかなり厳しい様子。
これってセル枚数にしたら1000枚程度ではないだろうか。
それ程に残念な紙芝居だった。
次回の主人公の映像に全てを温存した?
今季の制作がガイナ、1期は福島ガイナックスだった。
監督はガイナックスの山賀博之さん。
これは双方の会社の合作になるのだろうか?