アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(9/26)#12終
最終回 第拾弐話 一所懸命
丁度いい節目で終わりました。
朽井がてつはうで吹き飛ばされた。
海に落ちたから大丈夫と励ます臣下の貝谷権太郎。
しかし煙の中にも蒙古軍が迫っていた。
全身に矢を受けながらも進む権太郎も遂には鹿乃に後を託して事切れる。
朽井を失った部隊は蒙古軍に一掃される。
鹿乃は輝日姫の手を引いて脱出経路を探る。
最後に一目迅三郎に会いたいとの言葉で思いとどまる。
蒙古兵の接近に陽動として反対方向に戦いながら向かう。
しかし多勢に無勢、最後は取り押さえられて裸に剥かれる。
亜無志は丈高い羊歯に隠れてサナと洞窟を目指す。
周囲に蒙古兵が迫ってくる。
盗んだてつはうを焚き火に焼べて注目させる。
その隙に子供たちを洞窟に向かわせるとサナに告げる。
てつはうを焚き火に焼べるが刺されて海に落ちる。
サナが駆けつけて海中を追うが絶命する。
海中を漂う迅三郎は娘の夢を見ていた。
曲者が訪れるので庭木は必要ないと娘が柿の木を植えるのを反対する。
しかし一所懸命柿の木を侵入してきた曲者から守った。
娘の思いに迅三郎もおれて、柿の木を育てることを許す。
目覚めた迅三郎は鎧を切断、浮き上がろうとするが事切れる。
目覚めた迅三郎はまだ戦えると島内に踏み入る。
裏切らざるを得なかった島民の息子だけが生きていた。
刀を借りて蒙古兵の一団に斬りかかる。
佐須の浜へ島民を奴隷として連れるところだった。
息子は隙きを見て人質を開放する。
蒙古兵を切り続ける迅三郎。
再び劉将軍と切り合う迅三郎、最後には倒して追い詰める。
既に蒙古の大群で勝敗は喫していた。
それでも己の戦いを亡くなった者の意思を継ぎ続ける。
蒙古軍は佐須浜から九州を目指し出発する。
輝日姫は鹿乃が木の葉で隠したので無事だった。
生きていればいずれは勝てる。
対馬は終ってなどおらぬ。
また戦えるな。
---最終回---
殆ど全滅状態でしたが生存者も数名いた。
迅三郎と輝日姫の主役は流石に無事でした。
この後、蒙古軍は壱岐の島を攻めて九州に向かうはず。
陸地では無いので、船で大群を送り込むのは色々と制限があって難しい。
大群であればあるほど、補給も難しい。
かなりに難しい戦にはなるのですよね。
安徳天皇は無事だったのでしょうか?
人里離れた高所に住んでいそうなので、無事でしょうね。
島民も存在は知らないでしょうし。
丁度いい節目で終わりました。
基本的には全滅の史実があるので、数人が生存して終わるしかないですよね。
初めからエンドは分かっているだけに厳しい結果になりました。
初めからエンドは分かっているだけに厳しい結果になりました。
朽井迅三郎が強すぎる気もしますが、彼だけでも強くないとストーリーが紡げないので
仕方ないでしょう。
歴史は勝った方には記述が多く残るが負けた方には残らない。
誰も敗北は記述したくないと思うので、資料は乏しい。
乏しいだけに自由度は上がる、面白い部分ですよね。
原作は九州襲来も描いているらしいので、当分は終わりそうにない。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(9/19)#11
第拾壱話 対馬の天道
蒙古の本隊が到着して金田城を攻める。
圧倒的な兵力差に逃げたいものは止めない。
朽井は目の前の戦に駆り立てられて戦ってきた。
でも今は、己を知る者ために死ぬ覚悟だった。
この島が好きになったらしい。
戦闘が始まり、守りを固めるが東門が手薄で破られそう。
朽井に加勢に向かうよう長嶺が求める、借りを返してもらおう。
東門は輝日姫が指揮を取り守る。
がしかし、遂に突破されて兵士が侵入する。
蒙古軍は夕方に佐須の港に戻り明日出港する。
遅れたものは置き去り、それまでに奪えるものを奪う。
南門も危うい状況に櫓を落として、門を強化する。
女子供は脱出を命じるがタツは長嶺と共に戦いたい。
てつはうが南門を一気に破壊する、タツの背中に破片が突き刺さる。
侵入してきた蒙古軍に孤軍奮闘する長嶺だが、多勢のあまりに
遂には力尽きる。
朽井が敵の侵入に気づく、南門が破られたと亜無志が告げる。
サナと共に子供たちを脱出させる。
南門が破られたなら、東門も捨てて脱出するしかないと判断する朽井。
断崖にならば敵も攻めてこない、降りる術もあるだろう。
輝日姫を先に逃し追手と戦う朽井に鬼剛丸も参戦。
今は変わった朽井だが、鬼剛丸も変わったのだろう。
朽井を輝日姫たちの救援に向かわせて鬼剛丸がその場を陣取る。
俺は戦うもののために戦う、お前も死ぬなよ。
鬼剛丸の前に佐須浜で戦った副将軍が現れる。
山頂で囲みを作る輝日姫だが蒙古兵に囲みを破られる。
宗家の兵士たちが突撃するが数には敵わない。
脱出しようとする火垂は導円が手当する現場に到着する。
石火矢の的にされる島民たちを守っていた。
かつて多数の人間を殺めたので、可能な限り助けて帳尻を合わせたい。
石火矢の的から島民を守って死亡する導円。
火垂は石火矢には懐疑的、複数の相手を全て倒す。
古来より飛び道具は弓矢が一番だ。
背後から駆けつけた蒙古兵の弓矢に倒れる。
朽井たちが脱出経路を確保した。
輝日姫たちは一目散に走る。
朽井の孤軍奮闘にてつはうを放つ、爆発で崖から落下する。
---最終回 「」---
圧倒的な兵力差で城を守りきれずに脱出する。
輝日姫たちを逃がす朽井。
長嶺が南門で侵入を防げず討ち死に。
朽井を輝日姫の護衛に送ったのかもしれない。
1人で5人、10人を倒しても終わらない戦闘。
それ故に手練の者でもいつかは倒されてしまう。
時間との戦いになってきましたね。
ここに少弐の率いる軍勢が到着しても勝敗は変わらないでしょうね。
金田城を守ることを手伝えれば、時間切れで守りきれた?
でも南門は突破されただろうから、あまり変わらない気がする。
てつはうは使いみちを考えれば、強力な武器ですね。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(9/12)#10
第拾話 凶兆
蒙古の内通者となった白石。
地頭として領民を守る立場だったが隣の地頭に裏切られた。
かつての領地と領民を取り戻すべく内通者に成り果てた。
薙刀は射程に置いて有利、朽井は懐に飛び込んでくる。
獲物を変えて腰の大刀で切り捨てる。
白石の勝利の算段は脆くも崩れた。
朽井が大刀を捨て短刀で白石の腹を切ったのだった。
白石の裏切りに気づいた刀伊払の女が殺害された仲間の仇と矢を放つ。
介錯する朽井、輝日は宗家の仕来りに則って裏切り者を処分すると受け取る。
門に晒すと言いながらも、埋めて葬った。
眠る朽井にキスをする輝日。
この戦が終われば帰る宛もないだろうに。
目覚めた朽井に寝込みを襲われるぞと啓発する。
戦では眠れる時に眠らないと戦えない。
南門で異変、鹿や猪の大群が押し寄せていた。
獣は敏感にこの先の異変を察知していた。
蒙古の大群が押し寄せる未来を予見した。
流人で承認の張明福は海岸で小舟を見つけて脱出の準備を行っていた。
阿無視、火垂、鬼剛丸、導円を誘って共にこの島からの脱出を告げる。
同意したのは鬼剛丸だけだった。
刀伊払の長老の亀甲占いは異常な結果となった。
どう見ても凶兆だが、長嶺はその場を取りまとめるべく、長老は身代わりに犠牲となった。
なので未来は慶事が待っていると言葉の綾で巧みに言い包める。
刀伊払の斥候が周辺を探索中。
副元帥の洪茶丘が直々に包囲網に加わっていた。
金田城から見える灯りに味方の合図だと考えるが、次々に増える松明に
蒙古軍の戦力誇示だと分かる。
このままでは圧倒的な大群に籠城は不利。
輝日は生き延びるために城を捨てることを進言する。
安徳帝も勝つためには生き延びろと仰った。
長嶺が城を捨てて生き延びる覚悟を決めた時連絡が入る。
島の北側に大船団が迫っていた。
九州からの援軍であれば、島の南に到着するはず。
これで北からの船団で退路を絶たれ、南からの大群と交えることになった。
博多の少弐景資は出発の準備を整えて先に兵を出発させようとした時、
父親は対馬の守りよりも博多での手柄を優先して出国を禁じる。
援軍を送り出せない少弐景資だった。
---次回 「」---
次の蒙古軍との戦闘の間のエピソードでした。
少弐景資が約束した援軍は訪れないことになる。
少弐景資の父、少弐資能と白石は同じ自分本位。
大局を見て九州を守る手立てを講じるよりも己が大事、手柄だ大事と
目先の欲にとらわれて失敗するタイプでした。
でも少弐家は鎮西探題の家系じゃないのと考えてしまう。
でも少弐家は鎮西探題の家系じゃないのと考えてしまう。
それだけでも既に名誉なのにね。
援軍が来ると信じる朽井と輝日。
来ないとは知らないのが逆に幸せかもしれない。
刀伊払の長老が行った占いが亀甲占い、歴史の教科書には掲載されていたが、
見ることのない占いでした。
昔は占いもある意味での科学でした。
輝日はいつも眠る朽井にキスしてますが、もう大好きですね。
件の東門でのやり取りも頷けますね。
北からの船団に1人嬉しそうな顔が印象的でした。
国営放送ヒストリアで元寇が放送される、明らかにこの作品を意識してますね。
国営放送ヒストリアで元寇が放送される、明らかにこの作品を意識してますね。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(9/05)#09
第玖話 山城の攻防
蒙古の侵攻に指揮は長嶺が執るが千人に対して160人程度。
蒙古軍は南門から突破を図るはず、そこに主力部隊を配置する。
各エリアに見張りは立てるが、西壁は断崖で攻めるのも難しいので守りも手薄になる。
白石が進んで西壁の守りに参加する。
朽井は外に出て遊撃隊を志願する。
一番隊の200名を迎え撃つ樹上の弓矢兵。
上に注目を惹きつけた隙に朽井たちは落ち葉の下から敵を攻める。
上下の攻撃に出鼻をくじかれた蒙古軍は20名の朽井たちを追いかける。
これで1番隊の兵士は迷わず南門に逃げ込んだ朽井たちを追う。
朽井の狙いは敵を南門に引きつけることだった。
駆けつけた蒙古軍を刀伊祓の弓矢隊が狙う。
蒙古軍は攻城戦の経験者が多く、簡単には倒せない。
これで石垣を登るものが続かず、睨み合いとなる。
そこに2番隊が200の兵士を連れて合流する。
千人将軍の命令は相手の注意を引きつける攻め。
内部への侵入を企てて無駄に兵を死なせることは禁じられる。
南門での攻防が始まり気になる西壁の兵士たち。
気になるなら向かえばいい、敵襲なら合図を送るから。
白石の言葉で持ち場を離れる刀伊祓だが、残る者も居る。
無事に全員を逃がそうと思ったがダメだったことで後悔が生じる。
裏切りとは一度では終わらず、何度も何度も苦しい選択を強いられる。
オチルバトが見張りを倒して侵入する。
南門では敵の数が増えたのに接近してこない。
異変には鬼剛丸でさえも気づいていた。
蒙古軍はオチルバトが火を放ったと考えていた。
しかし、その前に崩れ落ちたのは火だるまのオチルバトの軍勢だった。
思わず撤収する蒙古軍。
千人将軍は引くことは考えずオチルバトの敵討ちだと四方からの総攻撃を命じる。
金田城の民は焼畑農業なので火の扱いには長けている。
城内の火の手は、最後の策だけに使いたくはなかった様子。
これで蒙古軍の動きが気になるが、朽井は打って出ることを選択する。
鵯越の逆落としを真似た騎馬隊での縦走だった。
あくまでも機先を制して相手の出鼻をくじく策だった。
百人長を狙うが取り逃がす朽井、すかさず撤収する。
千人将軍は朽井の顔を見知っていた。
彼だけは討ち取らないといけないと命令する。
しかし去り際に弓を放たれて盾でからくも眼前で守られる。
一気に千人将軍のやる気が失せる。
ここで兵士を消耗させるのは本末転倒。
撤退の言い訳が必要な様子だった。
西壁の見張りが役目を放棄したと長嶺に報告された。
白石殿に離れても良いと告げられたから。
まるで蒙古と通じているようだとは思わんか?朽井殿。
見てくれば良いだろう、白石の遺体が転がっているか
蒙古と通じて居るので撤収して跡形も無いか。
蒙古軍は撤収した、一緒について行かなくて良いのか?
手ぶらでは蒙古の陣には帰れない。
せめて貴殿の首でも手土産にしないとな。
---次回 「」---
白石の裏切りで城内に侵入されましたが硫黄で発火させる術が待ち受けていた。
良いところを守っていたのは、城内の要所を守る布陣が出来ていたのでしょう。
それに山城なので、城内も山、お互いに見え隠れできるのが功を奏した感じ。
あのまま、城内を荒らされていたら兵士に動揺が生じて一気に崩壊の可能性もあったでしょう。
逆に相手を怒らせましたが、ここでも朽井のゲリラ戦法が機先を制する。
彼のゲリラ戦法が見事なまでに通じてますね。
先ずは攻撃を1箇所に集めるための囮役に近い攻撃と撤退。
鵯越とも見間違う騎馬での山下り。
相手の出鼻をくじいた感じですね。
逃げながらも矢を放たれて、千人将軍の眼前で止まっても恐怖は感じるでしょう。
逃げながらも矢を放たれて、千人将軍の眼前で止まっても恐怖は感じるでしょう。
ここでの撤収は良い采配だと思う、深追いしても兵を減らすと本番に
手柄を立てられないなら意味がないですからね。
残りは2日程度かな、少弐率いる3000人の兵が到着するまでに。
予定どおりに到着するとも限らないが。
白石は裏切りに失敗したので生死を賭けて勝負するしか道はなさそうですね。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/29)#08
第捌話 背信の一太刀
男衾は白石に蒙古軍に情報を流して報奨を得ようと持ちかける。
俺たちに失うものなど無いのだから。
失うものはある、武人の誇り。
実は兄でさえも切りつけた男衾は信用しない白石だった。
切りつけた男衾を逆に切り倒す。
刀伊祓の海女、ナミが目撃、蒙古軍に通じていた裏切り者だと聞かされて
報告に戻ろうとするが彼女も殺害する。
白石も蒙古軍の報酬を選んだが、男衾とは仲間になりたくなかった。
ナミの短剣で男衾を斬ったように偽装工作する。
朽井は金田城は守りの人員が足りていない、広すぎる。
城で蒙古軍に対抗するよりも城を捨てるべきだと提案する。
刀伊祓は代々、先祖から伝わり守ることも務め。
城を捨てるなど出来ないのだった。
城を出ても冬将軍に対することも辛いと告げられる。
城を出ることは自由だ。
長嶺が朽井たちを招き入れたのは警備の数を増やすためでもあった。
城の兵士が朽井に突っかかって一手指南を申し出る。
義経流は殺人剣、剣を抜けば手加減は出来ない。
朽井の当て身に文句を言う兵士だが、自分たちも命を捨てて
城を守っていると告げる、殺されても文句は言わない。
それなら全員でかかってこいと乱取りの様相を呈する。
負けたら兜を脱いで名を名乗って欲しい。
場内で戦う際に指示するのに困るから。
長嶺から問われて城に残る決心を伝える朽井。
自分の娘が家を守ると話したことを思い出していた。
城の備えを整え、武具の体入れをする。
輝日が援軍のことを訪ねる。
少弐は代々、大宰府を守る役職の将軍、武士に二言はないだろう。
それに援軍の存在は兵たちに勇気を与える。
千人将軍ウリヤンエデイは作戦会議で倭人が見つからないなら長期の探索は
得策じゃないと打ち切りを決意する。
しかし白石の情報で決断を翻す。
白石に通行証を与えた記憶のないネルフイは殺害を提案する。
城の弱点を教えろ。
場内に財宝はあるのか?
これに関する情報提供は裏切り者として腹を据える覚悟が必要だった。
毒喰らわば皿まで、と苦渋の選択だが答えるしかなかった。
白石の苦渋の表情こそ真実だと見抜く将軍だった。
場内の財宝は山分けだ。
男衾とナミの遺体が発見される。
白石が昼から不在だと聞いて男衾の殺害に関連付ける長嶺。
鎖骨の骨を断つ傷は海女には難しい。
朽井と相談したかったが、白石が戻ってきた。
猪を追いかけて捕獲に手間取った。
金田城に蒙古軍が迫ってきた。
戦列には白石も加わっていた。
---次回 「」---
領地を失った元領主の流人にとっては報奨は大事。
現実に鎌倉からの報奨金は無いに等しかった様子。
なぜなら戦利品が無いのですよね。
防衛で勝ったのでは、戦利品を金に変えることも出来ない。
流人なら尚更、金は欲しい、それが現実なのでした。
でも蒙古軍が褒美を確約する補償も無いけれど。
現に千人将軍が認めなければ殺害されていたのですから。
太宰府からの援軍が到着するのは残り2,3日?
でも3千では、それこそ金田城を守る程度ですよね。
例え守りきっても隠岐に向かって出発、そして博多に進撃するのですから。
自分たちの身を守るだけで精一杯でしょう。
朽井は味方の名前を漏らさず尋ねる。
個人と少数の仲間での戦いでは意味のある行為ですね。
蒙古軍の様な階層的に組織だった戦闘スタイルとは異なっています。
元々、兵の数が異なってますからね。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/22)#07
第七話 金田城
かつて朕を守った刀が今はあなたの守刀になっている偶然を喜ぶ。
輝日姫も追いついてきた、彼女こそ曾孫だった。
刀伊祓、長嶺判官への書簡を持っていきなさい。
ひさごの勅使で彼らは匿ってくれるでしょう。
勝ちたくば生き伸びられませい。
宗家は平氏の流れをくむ一族。
浅茅湾に展開する刀伊祓に勅を届けます。
数百年前に他国からの防衛のために送られた兵士が防人。
刀伊祓いは防人の流れを受け継ぐ者。
通常なら足手まといの者も多く匿いたくはない。
浅茅湾は入江が複雑に入り組んだ湾だった。
助けるなら全滅させないと追手が訪れる。
蒙古軍は双方の陸地から矢を射掛けられる。
後方からは船の兵士が追い立てる。
逃げ場を失って海に入ると、先程の女性たちが斬りつける。
今度の兵は女真族、刀伊とも呼ばれる種族で毒矢を使う。
辮髪で髪型も今までとは異なり3種族目の部隊だった。
ここにも2度、蒙古は訪れたが全滅させたので知られていない。
それに引き換え狙われている輝日の一行は厄介。
帝から賜った勅を届ける勅使の輝日。
帝の命により輝日の一団を匿うことを了承する。
金田城へようこそ
天然の山を要塞化した山城で石垣で周囲を囲っている。
その距離はおよそ半里ほど。
阿無視を坊やと呼ぶ少女サナと城壁を走って分かったことだった。
600年前の先祖が作り上げた要塞だった。
蒙古との初戦で逃げた男衾三郎も避難していた。
近隣の村が襲われた際に匿ったらしい。
中は村のごとく、刀鍛冶や武器を作る民が存在していた。
まずは食料で饗される、久し振りの食事だった。
互いの健闘を褒め合う席で迅三郎は厳しい質問を浴びせる。
この城は大き過ぎる、守衛がおらず、侵入も容易。
これでは、守りの意味を成さないのではないか?
男衾三郎は白石に算段を持ちかける。
この島を無事に脱出する術があるらしい。
---次回 「」---
刀伊祓が帝の命で匿ってくれる。
かなたのき、日本書紀に記載されている現存する城塞でした。
三條小鍛冶宗近も奈良に今も現存する鍛冶屋でした。
色々と史実とフィクションを織り交ぜてストーリーを構築しています。
朽井迅三郎は口井という実在の人物から名前を借りたようです。
長嶺判官も、刀伊の入寇で実在した対馬判官代・長嶺諸親から拝借したのでしょうね。
取り敢えずは刀伊祓に匿ってもらえることになった一行でした。
でもいずれは見つかるでしょうから、戦闘になるのでしょう。
籠城するには大き過ぎる城でした。
半分を捨てて罠を仕掛けて侵入させるなどの策略も考えられそうです。
古来、対馬と壱岐は大陸からの侵略に蹂躙された歴史があったのでした。
逆に倭寇として大陸や半島を襲った人たちも居たようですが、
後年は名前だけで実体は違っていたりするらしい。
徹底的に殺戮して奪うのが大陸の戦い方のようで、植民地にする方法は取らなかった。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/15)#06
第六話 この死の行く末
山中の曲がり角を利用した迎撃戦。
阿比留弥次郎は将らしく成長した。
取り囲んだ蒙古兵を一網打尽にする。
火垂と輝日は山中を駆けて千人長であるウリヤンエディの首を狙う。
成功したと思った時、部下たちが彼を守る。
撤収する輝日に一目惚れ、生け捕りを命じる。
一方、蒙古軍はてつはうの応用系、銃を持ち出してきた。
阿比留が顔を出したところを狙うと立ちはだかるが、初めて見る鉄の筒に
矢を射掛け損なう。
それは鉄球を発射する鉄の筒だった。
直撃されて絶命する、朽井と白石で蒙古兵たちを切り捨てる。
射撃から戻った輝日に阿比留の首を手渡す朽井。
阿無志の報告で西の佐須に上陸した高麗軍が迫ってきている。
東の蒙古軍も迫り、北へ向かう朽井たちは一計を案じる。
高麗軍と蒙古軍は同じではない。
それなら上手く利用することも考えられる。
道中に鬼剛丸を発見、住民が持つ戦利品を奪っていた。
それを利用して迫る蒙古軍を足止めする。
佐須から進軍した高麗軍と戦利品の奪い合いを始める。
北に向かう山中で野営する朽井たち。
老人が輝日に声を掛けて、朽井甚三郎を求める。
帝が面会をご所望じゃ、御所に参るぞ。
健脚な老人の後を追う。
御所とは白嶽山の頂上だった。
朕は言仁、安徳天皇とも呼ばれる。
---次回 「」---
それなりに抵抗はしているが、阿比留弥次郎が絶命。
どんどん削られていく朽井たちですね。
なにせ絶対数が少ないので、一人二人と削られるだけでも大きな痛手です。
そして最後に安徳天皇の登場。
6歳で壇ノ浦で入水されたのですが、それだけに日本各地で逃げ延びた、陵墓が存在する。
その中の一つに対馬で宗氏の開祖となった説がある。
それを流用したようですね。
この時点で100才近い年齢なだけに色々とミステリアスな作画ですね。
輝日姫は彼の娘?か血縁者のような描き方ですね。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/08)#05
第五話 覚悟
さて次の作戦は何でしょう。
国府は蒙古軍の船舶10隻と千人を越える兵士で襲われて火の海だった。
地頭だった白石は同じ経験に涙する。
照日も全てを奪われたと涙を流す。
源八が輝日を発見、難を逃れた国府軍と合流する。
阿比留弥次郎は心が折れて茫然自失状態だった。
奴らは、居座って、この先も対馬の住民を殺し続ける。
蒙古軍の斥候が5人接近してくる。
それに続いて阿比留弥次郎も矢を放ち5人を一人も返さない。
しかし空馬が逃げたので残党が逃げ込んだことは知られてしまうだろう。
斥候は高麗軍とは異なる出で立ちであると分かる。
蒙古の千人将ウリヤンエデイ率いる軍が進軍してきた。
住民たちも引き連れて山から北部の浜に逃走する。
老婆はもう歩けないと山道に腰を下ろす。
ここいらで追手を迎撃しましょうと進言されて了承する阿比留。
それならばと朽井は即席の槍を作り、城を作ろうと提案する。
細い山道なら相手とも1対1で戦える。
阿比留弥次郎と最前線で敵を迎え撃つ朽井。
兵を抑えて横手から矢を射かけ、下から槍を突き上げる。
阿比留弥次郎は未だ迷っていた。
朽井にどうして他人の戦いに参戦できるのかと問いかける。
かつて、執権北条時宗に逆らった名越時章の住居を訪れる朽井。
しかし揉め事を解消するためにも敵意はないと務めてきた。
彼らを狙うのは大蔵頼季、ある日名越時章を謀反の兆しありと
難癖をつけて成敗にやってきた。
彼を救いたいと駆けつけた朽井だったが息子の公時が止める。
朽井が斬れば斬るほど窮地に陥る。
家名を守るために父親の死を受け入れていた。
それで学んだことは、太刀を捨てれば討たれるだけ。
だから、朽井は太刀を離さない。
蒙古軍は新たに盾とてつはうを持参してきた。
朽井と白石の働きに勇気を得る、今までは指揮官ではなかったと思い知る。
阿比留弥次郎も覚悟が決まり、朽井を援護する。
てつはうは経験したが音が凄いが逃げる術はある。
新たな蒙古兵を取り囲み、矢を射掛ける。
---次回 「」---
ようやく戻った国府は火の海状態。
休まることなく、再度の山中逃走です。
地の利を活かした作戦で相手を足止めしますが、
所詮は付け刃で数十人を打倒しただけです。
相手は1000人を越えるので、一時の時間稼ぎですよね。
さて次の作戦は何でしょう。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(8/01)#04
第四話 国府へ
蒙古軍に夜襲をかける朽井だったが妻子を人質に取られた3人が裏切る。
業物の刀と胆力から惜しい奴を切らなければならなかった残念さが募る。
蒙古軍に夜襲を伝えた二人の情報で大量の火矢を放たれる。
これでは寝込みを襲うことはできなくなった。
それでも撤退は最悪の作戦と強行突撃する。
輝姫は後方で治療され輸送される。
高麗軍の長で野営地の長、金方慶に夜襲の一方が届く。
音で敵の数はせいぜいが60名程度と聞き分ける。
最前線の野営地に蒙古軍3万兵の副元帥、劉復亨が訪れた。
この島には千人長を斬った剛の者が居るやもしれぬ。
元帥には内緒で前線での戦闘を楽しみに訪れたようだった。
当初の目的は果たしたと撤退を指示する朽井。
浜で悲鳴が聞こえる、人質の女子供を船に移動させていた。
助けたいのは理解できるが、その後は囲まれて撤退ができなくなる。
部下の願いも聞き入れず撤退を強行する朽井。
刀伊祓の兵が蒙古軍を攻める、150名ほど。
過去から対馬に送られ続ける防人の集団らしい。
その間に波打ち際の人質を救出する。
刀伊祓の長、長嶺判官が朽井に挨拶する。
さるやんごとなきお方の命で加勢しただけ。
帝は朽井を買っている様子。
怪力無双の海賊、鬼剛丸は適当に暴れている。
劉復亨と出会い戦闘が始まるが、鬼剛丸のピンチに朽井が参戦する。
朽井の強さに劉は求める狼だと直感する。
お互いに頬に傷をつけ合うが、元帥からの招集命令で帰投する。
船上では蒙古軍元帥クドゥンが副元帥の帰りを待っていた。
祈祷師が九州への出立を7日後の10月13日に決定する。
それまでは対馬で楽しむことにしよう。
山越えで国府を目指す朽井一行。
女子供も文句も言わずに同行できている。
追っ手も見当たらないので夜襲の効果は大きかった。
休息に向いた開けた山中で輝姫とも合流できた。
朽井は戦果を上げた者には労いの声を掛ける。
輝姫にはさしも草を食んで樹液を傷口に塗りつける。
道元曰く7針縫ったらしい。
銀七の息子、笹丸は裏切り者の子供として責められる。
母親は不明だったが、朽井は強くなって敵を討てと父の刀を手渡す。
強くなって仇の朽井をいつの日か斬る。
ようやく国府まであと少しの山間に到着したが煙が棚引いていた。
慌てて様子を窺うと国府が燃えていた。
---次回 「」---
同じ数の兵で戦えれば面白い結果だったでしょうが、圧倒的な兵力差で
如何にして戦うか?
援軍が到着するまで持ちこたえるか?
朽井の使命は中々にハードな状況。
味方の裏切りや、人質の救出など予測できないことが多発。
それでも刀伊祓が援護してくれたりとなんとか生き延びることが出来た。
ようやく、国府で回復できると思ったら既に落とされて火の海でした。
これで山中に居を構えるしか術はなくなった状況。
完全に追い詰められてます。
ゲリラ戦を仕掛けるにしても、休息と体力回復が重要になります。
事前に山中に施設の準備があれば対応も出来そうですが、無理ですよね。
なにせ集団戦闘を知らないのですから。
蒙古軍は7日後に出立、その前に鎮西の将軍少弐率いる2千の援軍が到着しますが
3万に対抗できるとも思えないですね。
でも敵を多方位から囲めるなら威圧することは可能かも。
でも敵を多方位から囲めるなら威圧することは可能かも。
寺町三条のホームズで学んだ、さしも草=よもぎ、止血剤ですよね。
だんつけ餅は、おはぎのあんこを、茹で小豆をそのまま眩した感じですね。
茹で小豆であんこを作ることを省いた感じ、味はおはぎと同じ感じ。
ツシマヤマネコは毎話、登場ノルマらしい。
茹で小豆であんこを作ることを省いた感じ、味はおはぎと同じ感じ。
ツシマヤマネコは毎話、登場ノルマらしい。
アンゴルモア元寇合戦記 TokyoMX(7/25)#03
第3話 攻め時
朽井迅三郎は貰った甲冑を身にまとって暴走馬を宥める。
追いかけてくる高麗の兵士たちは谷間で陣形が伸び切っている今こそが攻め時。
阿比留弥次郎たちは国府に戻って体制を立て直す予定で従わない。
結局は流人に従った歩兵は3、40名だが死なせないように。
朽井は先陣を切って戦う。
高麗兵は一度、退却して陣形を整える。
ここでも朽井は引かずに突進する。
包囲されても乗り越えて本陣に向かう。
宗助国、息子の馬次郎の首を取り返す。
照日姫も合流、敗残兵を鼓舞する。
自らも打って出ることを進言する。
阿比留弥次郎は国府に戻ることを変更しない。
高麗軍に包囲されて見えなくなったが、朽井たちが戻ってきた。
助国と馬次郎の首を取り返してきた。
明日からの指揮に関わるので。
山間で朽井たちを眺める集団。
阿無志は夜目が効く、偵察を頼まれる。
朽井は山中の洞窟で休む、阿比留弥次郎たちとは別行動。
照日姫は干飯を持参して洞窟を訪れる。
阿比留弥次郎たちは国府に向かい袂を分かつた。
洞窟には流人だけではなく海辺の村から逃走してきた住民も隠れていた。
夜半に夜襲をかけると朽井が作戦を告げる。
敵地での野営は不安がいっぱいで兵士も動揺する。
今のうちに陣地を後退させて、時間と場所を稼ぐ。
阿無志の報告で高麗軍は半数が野営で半数は船に戻った。
代償に高麗軍から何か戦利品をプレゼントすると約束する。
あくまでも自分で考えて作戦に参加する、強制はしない。
有志を募ると64名が参加、地元民が道案内役を買って出る。
朽井は鎌倉に催行で4人の妻が居た。
最後は妻1人、娘1人だったが、戦から戻ると流行病で二人は亡くなっていた。
直ぐ様に寝入る朽井、そんな対応に武士なのかと考える照日姫。
深夜に作戦を決行、男衾は参加していない。
ギリギリまで接近すると道案内役の3人が寝返った。
二人は高麗軍に向かって叫びながら走り出す。
朽井を背後から狙う男を切ろうと飛び出す照日姫、切られてしまう。
---次回 「」---
地頭代の宗助国は華々しく討ち死に。
そして撤退する宗家一族の筆頭、阿比留弥次郎たち。
地形の理を鑑みて反撃に転じるべきだと進言する朽井。
賛同者だけで突撃して助国、馬次郎の首だけは取り返してきた。
ここからゲリラ戦で相手の戦意を削って生き延びる。
蒙古軍の狙いは博多だから、対馬に時間をかけるはずがない。
適当に制圧して早く通過したいはず。
完全なら領地化は行わないはず。
そんな相手の心情を読んで作戦を練る。
それに援軍の3,000名の到着を待たないといけない。
何度も夜討ちを繰り返せば、安全な海岸線まで引き返すはず。
敵地で眠れない日々が続くのは精神的にも消耗しますから。
敵地で眠れない日々が続くのは精神的にも消耗しますから。
そんな作戦を立案した朽井でしたが、道案内役が突然の寝返り。
これは夜襲に失敗するのでしょうか、一筋縄ではいかないですね。
夜襲は仕掛けるほうが有利なのですが…。
気になるのは別の集団が存在していたこと。
彼らは敵ではないでしょうが、味方になるのだろうか?