大正オトメ御伽話 テレ東(12/24)#12終
最終回 第十二話 春ノ嵐
夕月は夢を見ていた。
でも夕月は父親の借金を返すために叔父さんの命に従った。
ただ不器用なだけ。
今まで夕月は言いたいことをストレートに言ってきた。
でも珠彦への思いは言えなかった。
それで誕生日プレゼントを準備して手紙で伝えようとした。
でも言葉に詰まってしまった。
震災の日は美鳥を助けようと肩を貸した。
でも人混みに紛れて逸れてしまった。
彼女を元気づけて雨から避難した。
しかし疲れて眠ってしまった。
目覚めると心配そうに名前を呼ぶ珠彦が居た。
夕月も玉彦に会えて安心して泣いてしまう。
キスして好きです、大好きですと告げる。
そこは東京駅の救護室、コトリ、策、綾、珠子も見守っていた。
キスをしてしまって恥ずかしい。
気になる美鳥も大丈夫、無事に救護室に送り届けられた。
子供たちも無事だと知って安心する夕月。
おかゆを食べる夕月、食べさせてもらいたいと甘える。
珠代姉さんと父親が訪れた。
珠介を連れ帰って珠城の手当をしたいと考えていた。
その横暴さに同行を拒否する珠介は弟だった。
珠彦くんは夕月さんを心配して千葉から歩いて東京に来たのです。
彼は強くなっています。
近隣の医者の紹介状を兄に手渡す珠介叔父さん。
珠彦も父親に無事で良かったと挨拶する。
彼らは暫く東京に残り、珠彦叔父さんの手伝いをする。
その後に自宅に戻った。
コトリ、策、珠子、綾も一緒に戻って温泉に入った。
村の秘湯だった。
綾は夕月に謝る、最初は失礼な態度をとった。
金で買われて危険な目に合いそうになったことが有ったから。
でも夕月は既に友達だからと許してくれる。
戻った珠彦に誕生日のサプライズが待っていた。
驚いて喜ぶ珠彦。
珠子は医者になる、家の誇りだ。
コトリの歌には何度も助けられた。
綾は東京への同行で助けられた。
夕月には生き抜いてくれてありがとう、全員に謝礼を述べる。
策も褒めて欲しい。
友人になってくれてありがとうと礼を述べる。
コトリちゃんが一曲歌ってくれる。
これは初恋ですと告白すると珠彦がキスをする。
ーーー最終回ーーー
最終回で無事に全てを描ききりました。
夕月も恋を告白できました。
キスした時点で双方ともに好きなのですよね。
でも言葉にして伝えたい。
そんな仲良しの二人です。
それにしても父親は傲慢な人でしたね。
志摩家は盟主なので何でも優遇されるとでも言いたそうな対応ですね。
でも大正時代なら華族も存在していたので貧富の差も激しく
特権階級も存在したので、支配するものみたいな思想も存在出来たのでしょうね。
もう少し丁寧に二人のエピソードを描くのかと思ったが、案外と
登場人物を多く描いたせいか展開が早いイメージでした。
もっとゆっくりと描いても良かった気がする。
大正オトメ御伽話 テレ東(12/17)#11
第十一話 夕月ヲ求メテ
東京まで歩く珠彦。
途中で綾たちと出会う。
彼女も奉公に出た弟の良太郎が心配。
村では負傷者や家を失った人も多い。
そこで子供たちには珠彦の家に避難させる手伝いを指示する。
それで、子供たちにも役割を与えてあげる。
綾と2人で13里強を歩く、到着は明後日。
途中で野宿になるが珠彦は強い。
それは大好きな夕月を思うから。
途中の村の被害も甚大だった。
東京はもっと酷いのじゃないか?
そんな声も聞かれたが、取り敢えず向かうしか無い。
東京駅に到着すると人で溢れていた。
東京駅が無事な建物で避難場所として集まっていた。
夕月を探すため名前を呼ぶ珠彦。
偶然にも救援活動に駆けつけた珠子と出会うと倒れてしまう。
珠介叔父さんたちは医療班として負傷者の看護を手伝っていた。
今の東京で夕月を見つけるのは困難だと思う。
それでも見つけられると信じている。
珠彦も珠子も夕月と出会って変わった。
一度会ってみたい。
綾は弟の奉公先の浅草に向かう。
珠彦は上野へ、珠子も一緒に探すと同行する。
上野公園では尋ね人の張り紙が多数、悲惨な現状を目の当たりにする。
それでも避難所や救護所を巡る。
夕月が亡くなったら僕も死ぬ。
そんな言葉に珠子が泣いてしまう。
兄の不安が敏感に伝わったらしい。
珠子も13歳で不安だった、兄として安心させてあげたいとナデナデ。
橋から身投げしそうに見えたので2人で引き止める。
彼女はお守りを持っていた、美鳥さん?
懐妊して夕月が会いに訪れた相手だった。
彼女は火災場所で夕月と逸れてしまった。
気絶して目覚めたのは救護所だった。
彼女を避難所に案内するように珠子に頼む。
近所に居るはずだと一人で探す。
コトリちゃんが救援のために歌っていた。
集客力を使って、人を集めて、炊き出しなども手伝っていた。
策も一緒で夕月が不明なことを伝える。
友達だからと、おにぎりをもらう。
綾も奉公先は倒壊していたが無事に弟と再会できた。
それを食べながら瓦礫の中を探す。
おにぎりを奪う少年、妹に食べさせたかったらしい。
それならばと、おにぎりをプレゼント。
彼女が倒れたので助けに向かうと夕月だった。
倒れた夕月を抱えて走る珠彦。
ーーー最終回 「」ーーー
珠彦が成長して皆に指示を与えて行動する。
非常事態に動けるとは成長してます。
状況判断も出来て、各自に役割を与えるのも出来る。
なんだか大人ですね。
あの状況下で夕月と出会えた偶然に感謝ですね。
美鳥さんと出会えたこと、コトリちゃんに出会えたことで
偶然に偶然を重ねられた。
それも友達が出来た、社会に復帰できたからでしょう。
大正オトメ御伽話 テレ東(12/10)#10
第十話 夕月 東京ヘ行ク
珠助叔父さんに手紙を書く珠彦。
夕月には親友、美鳥から手紙が届く。
結婚前に妊娠してしまい結婚することになった。
彼は新聞記者で九州に住むことになる、もう東京へは戻れない。
それを聞いて珠彦は東京にいる間に会いに行けば良い。
大丈夫だと珠彦が勧めるので決心する。
それでも食事の世話は綾に任せた。
出かけにキスを求めるが世間体もあるので帰ったら。
お誕生日のお祝いをしましょうと約束して出かける。
美鳥と会えた夕月。
両親と親戚中を土下座行脚となった。
それでも彼は誠意を見せたので結婚が許された。
女学校時代を思い出して楽しむ2人。
夕月も珠彦が大好きで側に居たい。
彼が今は結婚できないと告げたので先送り。
夕月は彼に従うつもりで幸せだった。
一泊して、翌日は東京観光。
綾が弟たちの勉強後に昼食を準備。
4人で食事中に突然の地震。
何事かかと付近を調べるとたくさんの家が倒壊して火災が発生していた。
凄まじい現状に打ちのめされて落ち込む珠彦。
東京では、もっと悲惨な状況ではないのだろうか?
悪いことばかり考えてしまう。
夕月の部屋からネコの声が聞こえる。
部屋には誕生日プレゼントが置かれていた。
桔梗色のマフラーと手袋だった。
夕月も同じマフラーを編んだのでお揃いで出かけましょう。
夕月の手紙を読んで元気になる。
だから絶対に大丈夫、彼女を迎えに行く決意をする。
準備をして、いざ出陣。
ーーー次回 「」ーーー
9月一日は珠彦の誕生日。
でも関東大震災が発生した日でも有りました。
佐倉から両国橋まで歩いて何時間だろう?
電車でも1時間程度は掛かる。
すっかり夕月大好きだと言える珠彦。
逞しく成長してます、帰れなくて困っているかもしれない。
そんな夕月を迎えに行く決心をする。
さて2人は出会えるのだろうか?
大正オトメ御伽話 テレ東(12/04)#09
第9話 策トコトリ
策の双子の妹がアイドルのコトリだと知って驚く夕月。
彼女は恋愛に関して夕月に教わりたいと兄から紹介されたのだった。
実は、雑誌にお悩み相談の連載コーナーを持っているコトリ。
でもコトリは恋愛経験がない。
そこで夕月に恋愛に関して教わりたいとやって来たのだった。
皆の悩みを解決したいが難しいので歌にして届けたい。
そこで空き部屋に泊まり込んで新曲を作りたい。
策は何故か素っ気ない。
子供たちが勉強を教わりにやって来た。
コトリちゃんは大人気で急遽、歌会になる。
綾も一緒に皆で合唱。
コトリは2人を1日、観察する。
学校では策が珠彦にクラスメイトと話す機会を与えてくれる。
下世話倶楽部の最新号を持ち出して、少しからかい気味。
でも珠彦もクラスメイトと馴染み始める。
コトリは新曲作りに苦しんでいた。
策とは双方が気遣っているのか余所余所しい。
そこで学校でストレートに策に尋ねる珠彦。
コトリよりも策が先に音楽を好きになった。
ギターを引いて歌っていたが療養生活に入ることになった。
コトリは諦めずに治ったら一緒に歌うつもりだった。
でも策は7年間の療養生活から戻ってきたので、追いつけないと諦めていた。
彼の気持ちは痛いほど分かる珠彦。
彼も右手の負傷で父からは見捨てられ、自身も我が身の不幸を呪った。
外出もしなくなり、早く死にたいとまで願うようになったから。
それが夕月のお陰で変わった。
彼の閉ざされた心を開いてくれた。
もう一度、彼女を守れる男になりたいと前向きになれた。
コトリも夕月の気持ちを聞いて分かった。
何かを好きな気持は同じだと考えられる。
それで新曲が完成した。
広場で子供たちが協力して新曲発表会を開催する。
大好きな曲、月夜のコトリを歌う。
最後は一緒に歌って、次は新曲を披露するコトリ。
帰りは珠彦の自転車に乗る夕月。
自分も自転車に乗って一緒に出かけたい。
その必要はない、これからずっと珠彦が後ろに乗せてあげるから。
ーーー次回 「」ーーー
コトリと策の双子のエピソード。
策も珠彦に似てペシミストな部分を持っていた。
それを理解できる珠彦が逆に彼を励ます。
そして2人はまた、一緒に歌うことが出来たハッピーエンド。
最後は珠彦が夕月を一生自転車で送り迎えする約束。
2人の中も進展中です。
大正時代は今と違って全てがおおらかというか、オープンな部分も多い。
人気のコトリちゃんでも各地でキャンペーンを行う。
昔の歌手は良く大型キャバレーで生バンドで歌っていたらしい。
想像を絶する規模の大手キャバレー。
それで生活も出来たらしい時代。
大正オトメ御伽話 テレ東(11/26)#08
第八話 珠彦 学校ヘ
夕月を守れる男になりたい。
そう考えて先ずは復学を決意した。
父親に復学の願いを手紙で連絡するが音沙汰なし。
何度も送付するが返事は届かない。
珠子が、その件を叔父の珠助に話したことが縁で援助したいと申し出てくれた。
高2として復学するために勉強した。
綾も色々と世話をしてくれるが夕月には気が気でない。
そんな時、千葉駅で白鳥ことりがキャンペーンにやってくる。
子供たちと一緒に久しぶりに出かける珠彦。
ことりちゃんは可愛い、歌も上手いと大人気。
そして英語の歌を歌うと珠彦は翻訳できる。
でも良い気分転換になった。
編入生は2名、白鳥策はことりの双子の兄だった。
志摩家は羅刹の一族かもと恐れられ他生徒からは遠ざけられる。
体育の授業で着替えに手間取り遅れてしまう。
弛んでいるから連帯責任と走らされてしまう。
着替えが遅くなるなら事前に言えば手伝うのにと文句が聞こえる。
お昼も夕月のお弁当を一人で食べる。
他人と関わるのは難しい珠彦、悔しくて情けなくて涙が溢れる。
そんな彼を影から眺める生徒。
美術の時間に策が隣にやって来た。
珠彦の絵を見て笑ってしまうが、策の絵も大して変わらない。
二人してフザケていると宿題を課されてしまう。
策が自宅に付いてきたのは、宿題の似顔絵を描くため。
早速、友人ができたのだと思って大喜び。
夕月には心配を掛けたくないので学校生活を報告するが理想的な世界を告げてしまう。
嘘をつくと心が痛い。
それも聞いていた策は嘘は良くないが真実にすれば良い。
夕食のひっつみ汁に感動して友達だから気軽に訪れたい。
友達と聞いて感動する珠彦だった。
ことりちゃんの訪問に今度は夕月が感激して慌てふためく。
ーーー次回 「」ーーー
珠彦の復学。
それにしても返事のない父親は何なのでしょうね。
事業が忙しいとは言え、あまりに仕事人間、愛情表現が下手な人物のようですね。
昔の男性、そのもののようです。
ここで新キャラの白鳥兄と妹。
憧れの、ことりちゃん登場。
兄の策も妹が有名なので苦労や僻みがありそうですね。
彼は敏いので冗談で誤魔化していますが、心の中には闇が存在しているかも。
珠彦が外の世界に一歩踏み出したエピソード。
OPの様に、夕月も復学して欲しいが無理かな?
大正オトメ御伽話 テレ東(11/19)#07
第七話 珠彦先生
綾の弟たちが訪れて勉強を教えて欲しい。
彼らの話で友人も一緒にやってきた。
日に日に増える子どもたち。
姉の綾が訪れて夕月とランチを調理する。
うどんと太巻きを準備する。
夕月が栞を破いた行為がただのお人形さんじゃないと分かった。
芯のある強い夕月、綾は二人が好き。
綾は良いお姉ちゃん、弟たちを可愛がっている。
夕月が金で買われたことに拘っていた。
大晦日は大掃除、珠彦も手伝う。
でも張り切ったので寝入ってしまう。
夕月は今日で15歳の誕生日だった。
これで結婚が可能。
珠彦は結婚できない。
家族との愛情を知らないので結婚生活が分からない。
ひっそりと人知れず死んでいくものだと思っていた。
でも夕月のためにも変わりたいと思っている。
復学を考えて父に手紙を送った。
自分の仕事を見つけて結婚を考えたい。
夕月は珠彦の側に居るだけで毎日が幸せですよ。
キスしてしまう。
勉強が終わって綾太郎が残っていた。
実は東京の大店に奉公に行くので今日が最後。
そんな生活を知らない珠彦はなんと言えば良いのか分からなかった。
綾が売られるところを助けてくれた弟だった。
蔵に隠れて眠っていた。
奉公に出たら姉ちゃんを会えなくなるのが辛かった。
珠彦の家の使用人は休みをもらって家族を東京案内していた。
だから会えなくなることはない。
それを聞いて喜ぶ、姉ちゃんに東京を案内して美味いものを食わせてやる。
彼は父親に甘えたことがなかった。
だから珠彦を兄のように慕っていた。
珠彦も夕月を守れる男になりたいと思う。
ーーー次回 「」ーーー
今回は綾と弟たちのエピソード。
綾が夕月に釣っか掛かるのは同じ身になりそうだったから。
でもかなり酷い状況かもしれない。
まあ、あの父親なら子どもたちを売り飛ばして酒を飲んでそう。
そんな姉と弟の物語。
そして珠彦は復学を計画。
夕月に相応しい男になる。
かなり前向きになりましたね。
大正オトメ御伽話 テレ東(11/12)#06
第6話 悪イ女
綾に擦られた財布と栞を取り戻そうと追いかける珠彦。
しかし、3人の弟と父親の5人家族。
父親は綾に命じて志摩家から金を強請って来たかと尋ねる。
彼は酒浸りで家族に暴力を振るうロクでなしだった。
摺ってきた金を奪う父親、家族の生活費だと抵抗するとビンタされる。
その日は帰ることにするが、夕月には盗まれたことを言いたくないので困る。
結果は顔を見れずに素っ気無い態度を取ってしまう。
それが夕月には不安を与えてしまう、嫌われてしまったのかと。
夕月にはまともに顔を合わせられず、翌日も綾の家を訪れる。
そこで栞はフィアンセからもらった大事な品だから返して欲しいと正直に告げてしまう。
物質として弟たちの勉強を1日、教えることに利用される。
それでも最後に先生と呼ばれて悪い気はしなかった。
父親が酔っ払って帰ってきたので急いで帰る。
翌日、綾が夕月をからかってバカにする、この娘が金で買われてきた娘ね。
自分が愛人として選ばれたと嘘を告げる。
綾の言葉は嘘だと告げるが夕月には届かない。
栞を破って八つ当たりする。
その行為にショックを受けて破かれた栞を拾い集める珠彦。
綾には目も合わせずに帰ってくれないか。
珠子からの電話、お誕生日おめでとうと恥ずかしくても素直に言えた。
自身は神戸に転校して友達も出来て女子会で楽しめていると横道に逸れるが。
綾との一件を伝える。
女子は花言葉で想いを代弁することがあると教えられる。
桔梗の花言葉は変わらぬ愛。
それを珠彦の行為では悲しくて胸が張り裂けそう。
夕月の心は寂しくて破れてしまっている。
珠子の説明で後悔している珠彦は栞の復元に集中する。
珠彦の思いは変わらない。
夕月が正直に思いを告白する。
でも栞を失くしたなら正直言って欲しかった。
桔梗の花言葉には他に、誠実もあります。
でも不誠実が許せないとポカポカ。
ーーー次回 「」ーーー
雨降って地固まるでしたね。
夕月は正直で一変の陰りもないような性格にも思えるが嫉妬してましたね。
それ以上に凝り固まったペシミストの珠彦は嘘と言い訳と隠し事のオンパレード。
正に子供の代名詞の集合体。
それでも夕月と会って暮らすうちに心も溶け始めています。
人並みの社会人になり始めている。
それ以上に成長したのが珠子ですね。
唯一の一般人かもしれない。
大正時代なので差別も酷く、それは貧困から起因しているのかもしれない。
内弁慶で家族に八つ当たりして酒に逃げるだけの綾の父親は更生できるのか?
そこら辺が鍵になりそうですが。
そこら辺が鍵になりそうですが。
大正オトメ御伽話 テレ東(11/05)#05
第五話 九月一日
珠子が医者になると言い出した。
今回の夕月が倒れた件もあって誰かを助けられる人になりたいと考えた。
今までは考えたこともなかった。
神戸の珠助おじさんに連絡して了解は得ている。
父も志摩家から医者を輩出できるのは名誉なことだと自慢できると説得する。
この思いに一番驚いているのは珠子自身だった。
それなら最後に3人で川の字で寝ましょうと夕月の提案。
珠彦には家族で一番気に入っていたのが珠子だった。
互いに家族では孤立した存在だったのも影響しているかもしれない。
眠る珠子に頭をなでながら告げた珠彦。
それは夕月から教わった安心させる術だった。
汽車に乗る珠子を見送る珠彦に今度は面と向かって撫でて欲しいですわ。
あの時は眠っていなかった。
夕月はお弁当を手渡す。
中身はキャラメルと珠彦からの本。
二人との出会いが珠子を変えた恩人だと感謝している。
今日は村で市が立つ日。
買い出しに向かう夕月。
医者が夕月を金で買われた志摩家の犠牲者と罵った。
彼が知っているということは、村では悪評が立っていると想像する。
夕月を追いかけて守ろうとする珠彦。
追いついて一緒に手を繋いで買い物する。
案の定、陰口が囁かれていた。
夕月は、こんな状況下で買い物をしていたのかと思うと辛かった。
それに珠彦には目的もあった。
本を買いたいのだった。
そんな彼を影から眺める少女。
九月一日は珠彦の誕生日。
豪華な食事にプレゼントは手作りの桔梗の押し花の栞。
生まれて初めてのお祝いに嬉しくて泣いてしまう。
昔の自分も救われたと考えて思わず夕月を抱きしめてしまう。
でも互いにドキドキしてしまう。
珠彦の部屋で物音がするのでネコのハルちゃんかなと考えた。
彼女はキャラメルの瓶を割って食べていた。
そして珠彦秘蔵のエロ本を見つけて迫る。
私が相手してあげようかと迫って財布と栞を盗んで去っていった。
呆気にとられて呆然とする珠彦。
栞を盗まれたことに気づいて自転車で追いかける。
財布は良いが栞だけは取り返したい。
残された夕月は部屋の残り香に女性を感じる。
お坊ちゃんはチョロいとほくそ笑む少女だった。
財布だけでなく栞も捨てずに戦利品として保管する。
ーーー次回 「」ーーー
珠子の独立でしたね。
今までは世間が志摩家を特別視するので自分も逆に相手を蔑んでいた。
そんな悪循環を断ち切って自分の目標を定めることが出来た。
彼女は聡明でバランスの良い思考ができる人物のようですね。
二人に、会えて自分の道を決めることが出来た。
次に会うときが楽しみですね。
夕月には神戸を訪れて欲しい。
そして医者が志摩家を妬んで発言したとおりに村では妬みや僻みが蔓延していた。
志摩家を妬んで夕月まで辛い思いをしているのではと他人を思いやれることが出来た。
珠彦も確実に成長しています。
そして最後に現れた謎の女スリ。
志摩家から何でも奪ってやろうと考えている様子。
これは昔の村社会の僻みと羨望の具現化でしょうか?
大正オトメ御伽話 テレ東(10/29)#04
第四話 幸セハ月明カリノ下ニ
珠子も夕月も白鳥ことりちゃんの大ファン。
夕月もツインテにしてみては? でも髪の毛大爆発。
賑やかな二人に珠彦が部屋を訪れても女子の部屋だからと追い出されてしまう。
珠彦は持ち込んだ本は殆ど読み終わってしまった。
唯一読み終わっていない本は教科書。
学校は志摩家の人間だと言うだけで、差別されたので嫌いだったが
学問は嫌いではなかった。
夕月が暑さを凌ぐために扇いでくれるが倒れてしまう。
どうすれば良いか分からずオロオロする珠彦に珠子がテキパキと対応する。
片手では彼女を運ぶことも出来ないと言われてしまうが心配で何かしたい。
医者ともお付き合いのない珠彦。
珠子が街へ出て医者を連れてくる。
その間は額を濡れタオルで冷やしてあげたい。
でも井戸の水を汲んで運ぶことさえままならない。
お礼にとお金を渡すと志摩家の人間は上から目線だと怒鳴られてしまう。
夕月は過労、買われてきた使用人だからと極限までこき使ったと酷い言われよう。
珠子は、悪意に満ちた相手にも怯まない。
逆にオロオロする珠彦を𠮟る、言い返せば良いじゃないの。
珠子は目覚めた夕月に問いかける。
それでは珠彦様が一人になってしまう。
昔、母親に意地悪されている子が居た。
夕月は彼女のことを母に尋ねた。
自分の内側に閉じ籠もった人を他人が何か出来ることはない。
でも、その娘を信じて側に居て見守ることは出来る。
だから珠彦の側に居る。
夕月の想いと覚悟を知った珠子だった。
夕月を看病したい珠彦が部屋を訪れると苦しんでいた。
胸には血痕があり吐血?
胸の晒しで締め付けられて苦しいので掻きむしって手から出血したようだった。
胸の晒しで締め付けられて苦しいので掻きむしって手から出血したようだった。
胸が苦しいので外して欲しい。
珠子は入浴中で近くには居ない。
緊急事態だからとハサミで晒しを切る。
飛び出す巨乳、夕月の2つ目の悩みが巨乳だった。
栄養が胸にいって身長が伸びないみたいで嫌だった。
それに巨乳では和服が似合わない。
珠彦は夕月を看病さえも禄に出来ない。
君を支えられないから、関係を解消しよう。
帰りませんと落ち込む珠彦を抱きしめる夕月。
大丈夫、私は強いですから。
翌朝は元気に朝食を準備していた。
こんなにも甲斐甲斐しく働く夕月を幸せにしたいと思う。
珠子は実家に帰る、医者になると宣言する。
ーーー次回 「」ーーー
元気な夕月も疲労で倒れることもある。
それにしても志摩家は嫌われてますね。
世間も、そこまで嫌わなくても良いのにね。
それほどに虐げられてきた?
と言うより妬んでいるだけに思う。
と言うより妬んでいるだけに思う。
あの医者はかなりおかしい。
昔は国家試験も簡単だったのかと思うほどに幼稚な医者だった。
夕月の甲斐甲斐しさにかなり好きになってきた珠彦ですね。
そして珠子は医者になる宣言。
彼女は聡明そうなので可能でしょうね。
大正オトメ御伽話 テレ東(10/22)#03
第三話 黒百合ノ娘
珠彦の妹で12歳の珠子が突然訪れた。
何の理もなく、ここに住むと言い始める。
家族では珠彦は死人扱いで兄弟の芝居が笑えたらしい。
そんな彼女は毒舌家。
夕月を小学生扱いするが14歳で年上。
学校でも背も態度も大きい志摩家の娘と噂されていた。
彼女は兄弟でも優秀だったが珠彦とは別の意味で浮いていた。
夕月は珠子の部屋が決まると荷物を運び世話をする働き者。
隣は夕月の部屋なので用があればお声掛けください。
珠彦は珠子が心配で憂鬱。
でも夕月は家族が増えることは賑やかで楽しい。
夜は歓迎会の予定だが自室で食べると珠彦まで言い始める。
珠子は自分が好かれていないことを理解していた。
翌朝も機嫌も体調も良くない珠彦を外に誘う。
今まで訪れたことのない場所できれいな風景だと感心する。
そして頂上には立派な木が茂っていた。
木の洞に小さな稲荷が祀られていた。
近くには水が湧く水源もある。
夕月に清水を飲ませてもらい手を引かれて草原に出る。
春の訪れを知ると気持ちも軽く、明るくなる。
夕月が手水場で調理中、ミルクキャラメルを作っていた。
他人のためでも行いたいと思うと体が勝手に動く。
完成したキャラメルと珠彦にプレゼント。
幸せそうな二人に嫉妬する珠子は怒ってキャラメルを投げつける。
その夜は雷が怖くてお手洗いに行けない。
風呂場に連れていき、湯を沸かす。
体をキレイに洗うと一緒に眠る。
珠子は甘えたい、でも父は許さなかった。
学校でも友達は出来ずに詰まらないので休んだ。
父は怒って珠彦のようになるぞ。
でも珠子は甘えたい、姉と呼ばれたら迷惑でしょう。
そんなことはないと怖がる珠子を抱きしめる。
翌朝は手水場で二人が仲良くアマンドマカロンを調理中。
ゆず姉様と一晩で甘える珠子の笑顔が眩しい。
女子会だからと珠彦は追い出されてしまう。
珠子に春が訪れただけです。
ーーー次回 「」ーーー
聡くて毒舌の珠子。
珠彦には厄介な相手。
でも内心は子供で甘えたい、優しくして欲しい。
12歳の子供でした。
そんな彼女にも優しく接する夕月、一晩で妹になりました。
夕月の母性が彼女を虜にした?
まだ珠彦には厳しそうですが夕月にはすっかり懐いて甘えるのでした。
まだ珠彦には厳しそうですが夕月にはすっかり懐いて甘えるのでした。
夕月の笑顔は無敵ですね。