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経済なんでも研究会
サタデー自習室 -- 水の 経済学 ①
2017-04-01-Sat  CATEGORY: 政治・経済
◇ 人類にとって最大の試練は水不足 = 水の化学式はH₂O。水素原子と酸素原子が結合した物質であることは、よく知られている。また水はあらゆる生命体にとって、生きるためには必要不可欠な物質であることも、よく知られている。だが、その水が地球規模で急速に不足しそうなことは、あまり知られていない。米エール大学のポール・ケネディ教授は「人類にとって、水不足は核戦争より恐ろしい」と、警鐘を鳴らしている。

地球が誕生したのは46億年前。その後の数億年にわたって降り注いだ隕石や彗星が、地球に大量の水をもたらしたと考えられてきた。ただ最近は、地球が誕生したときから水は存在したという研究も発表されている。いずれにしても他の天体とは違って、地球には大量の水が存在する。このため地球は“水の惑星”と呼ばれている。

しかし地球上に存在する水の97.5%は、海の水だ。その量は13億5100万立方㌔㍍。したがって淡水はわずか2.5%、3500万立方㌔㍍しかない。その淡水も大部分が極地や高山に氷の形で堆積する。そこから流れ出した河川や湖沼、あるいは雨水の集積など、人類がすぐ生活に利用できる水は0.01%に過ぎない。

しかも生活にすぐ利用できる水は、地域的にいちじるしく偏在している。たとえばブラジルやカナダは豊富な水に恵まれているが、アフリカ北部から中東にかけては恒常的な水不足に悩まされている。国連によると、この地域を中心に8億8000万人が安全な飲み水を確保できず、毎年200万人の子どもが死亡しているという。

                                 (続きは来週サタデー)

      ≪31日の日経平均 = 下げ -153.96円≫

      【今週の日経平均予想 = 3勝2敗】  


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