2014-10-22
【チェコ】上院選で社民党が後退
17・18日の両日、中欧チェコで上院選挙(定数81・3分の1改選、小選挙区2回投票制)の決選投票が行われた(第1回投票は10・11両日)。その結果、与党第1党のチェコ社会民主党(ČSSD、社会主義インター・進歩同盟加盟政党)が10議席を減らし大きく後退し、上院での過半数を失った。後退した分は与党第2党でリベラル派の反汚職政党である不満の市民行動(ANO2011)、与党第3党のキリスト教民主同盟=チェコスロバキア人民党(KDU-ČSL)などに分散した。従って与党連合全体としては勝利したことになる。このためソボトカ首相(社民党)の政権に直ちに大きな変化を及ぼすものではない。いっぽうかつての大政党であった保守・市民民主党(ODS)はさらに議席を失い、小会派に転落することが確実となった。
ソボトカ首相(社民党)
もっとも社民党は6年前の前回改選において改選27議席中23議席を獲得する圧勝をしており、今回の後退は織り込み済みだったともいえる。また無所属議員の当選者にも社民党系の議員が何人か含まれており、見かけほど敗退したわけではない。また、そもそもチェコでは上院の権限は限定されていることも考慮する必要がある。
また同時に自治体選挙も行われたが、無所属候補者や地域政治団体が圧倒的な強みをみせた。
チェコ社会民主党 公式サイト(チェコ語)
http://www.cssd.cz/
ソボトカ首相(社民党)
もっとも社民党は6年前の前回改選において改選27議席中23議席を獲得する圧勝をしており、今回の後退は織り込み済みだったともいえる。また無所属議員の当選者にも社民党系の議員が何人か含まれており、見かけほど敗退したわけではない。また、そもそもチェコでは上院の権限は限定されていることも考慮する必要がある。
また同時に自治体選挙も行われたが、無所属候補者や地域政治団体が圧倒的な強みをみせた。
チェコ社会民主党 公式サイト(チェコ語)
http://www.cssd.cz/
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