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2007-04-23

【フランス】大統領選は左右による決選投票へ

22日に行われたフランス大統領選挙で、保守系候補のニコラ・サルコジ前内相は30%強の得票を獲得。次いで社会党女性候補のセゴネール・ロワイヤル元環境相・元児童家庭相も25%強の得票を獲得し、両者が6日に行われる決選投票にコマを進めることとなった。
中道のフランソワ・バイルUDF(フランス民主連合)議長は19%弱を獲得したものの、一歩及ばなかった。また極右・国民戦線のジャン=マリ・ルペン党首は11%弱にとどまった。主な得票はこの4候補に集中し、トロツキスト政党・革命的共産主義者同盟(LCR)のブサンスノ候補が5位に食い込んだものの4%強、保守系のEU懐疑派ドヴィリエ候補は2.5%、フランス共産党らが推す「人民反リベラル左翼」の女性候補ビュフェ共産党全国書記は2%、緑の党のヴォワネ元環境相は1.6%となった。前回躍進が注目されたトロツキスト「労働者の闘い」のラギエ候補は今回は1.5%にとどまり、さらに反グローバリゼーション活動家のボヴェ候補が1.3%で続いた。

決選投票に向けてサルコジ前内相が取り組んできた治安・移民対策や、経済モデル面で市場経済を主張するサルコジ候補と社会連帯・社会保障の継続を主張するロワイヤル候補の主張が真っ向から衝突しており、両候補に迫ったバイル候補に投じられた票の争奪戦となる見通し。

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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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