2006-12-07
【ベネズエラ】チャベス大統領が3選
ベネズエラ・ボリバル共和国の大統領選挙が3日に行なわれ、中南米きっての反米・急進左派の指導者であるチャベス大統領が6割を超える得票を獲得、予想どおり3選を確実にした。
反チャベス派の統一候補、ロザレス前スリア州知事は4割未満にとどまった。なお社会主義インターに加盟する旧2大政党の一角、民主行動(AD)は反チャベス派に加わることが多かったが、今回はいずれの陣営にも加わらなかった。
チャベス大統領は勝利演説で「社会主義ベネズエラ万歳、人民の勝利万歳、ボリバル革命の勝利だ。社会主義は愛だ」と叫び「社会主義」を鮮明に打ち出し、憲法を再度改正して2021年まで「革命」を継続するとの方針を明らかにしている。こうした中南米の民主政権では異例の長期政権をめざす動きに警戒的な勢力がロサレス氏を支持したが、及ばなかった。外交面では反米姿勢を打ち出しながら石油輸出先の多くを米国としているベネズエラだが、反チャベス派野党のボイコットにより事実上、与党連合一色になっている現議会に象徴されるような国内世論の分断の克服が望まれる。
反チャベス派の統一候補、ロザレス前スリア州知事は4割未満にとどまった。なお社会主義インターに加盟する旧2大政党の一角、民主行動(AD)は反チャベス派に加わることが多かったが、今回はいずれの陣営にも加わらなかった。
チャベス大統領は勝利演説で「社会主義ベネズエラ万歳、人民の勝利万歳、ボリバル革命の勝利だ。社会主義は愛だ」と叫び「社会主義」を鮮明に打ち出し、憲法を再度改正して2021年まで「革命」を継続するとの方針を明らかにしている。こうした中南米の民主政権では異例の長期政権をめざす動きに警戒的な勢力がロサレス氏を支持したが、及ばなかった。外交面では反米姿勢を打ち出しながら石油輸出先の多くを米国としているベネズエラだが、反チャベス派野党のボイコットにより事実上、与党連合一色になっている現議会に象徴されるような国内世論の分断の克服が望まれる。
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