2005-11-13
【イスラエル】労働党党首に労組派のベレツ氏
10日に行われたイスラエル労働党の党首選挙で事前の予想を覆し、労働総同盟(ヒスタドルート)会長のアミール・ペレツ氏(53)が最有力視されていたシモン・ペレス元首相(82、現副首相)を破って勝利。ペレス元首相がシャロン首相率いる右派政党リクードとの連立維持を主張したのに対し、ペレツ氏は和平推進の立場から連立の解消と早期総選挙を掲げていた。
イスラエル労働党ではこれまで欧米系ユダヤ人(アシュケナージ)の勢力が強かったが、モロッコ生まれのペレツ氏は中東系ユダヤ人(セファルディ)として初の労働党党首となる。また同氏は国際的には無名だったが、労組指導者としてこれまで数多くのストライキを連発するなど、国内では福祉重視路線で知られる著名な存在。前回総選挙では労働党から分かれた左派の「アム・エハド」(ひとつの民)党から当選したが、同党が労働党に合併復帰したことで今回、労働党党首選に立候補していた。
イスラエル労働党(ヘブライ語)
http://www.havoda2005.org.il/primeries/index.html
イスラエル労働党ではこれまで欧米系ユダヤ人(アシュケナージ)の勢力が強かったが、モロッコ生まれのペレツ氏は中東系ユダヤ人(セファルディ)として初の労働党党首となる。また同氏は国際的には無名だったが、労組指導者としてこれまで数多くのストライキを連発するなど、国内では福祉重視路線で知られる著名な存在。前回総選挙では労働党から分かれた左派の「アム・エハド」(ひとつの民)党から当選したが、同党が労働党に合併復帰したことで今回、労働党党首選に立候補していた。
イスラエル労働党(ヘブライ語)
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