2015-05-26
【スペイン】統一地方選で社会労働者党、国民党とも苦戦
24日、スペインで統一地方選が行われ、17自治州中の13自治州、および8000以上の自治体で投票が行われた。その結果、ラホイ首相率いる中道保守の民衆党(PP、日本のメディアの多くは「国民党」と訳しているが、外務省は民衆党としている)および社会主義インター・進歩同盟加盟政党の社会労働者党(PSOE)の二大政党とも後退。反緊縮政策の左派新党ポデモス(PODEMOS)および中道右派市場寄り新党のシウダダノスが躍進する結果となった。スペインでは年内に上下両院の総選挙が予定されており、ラホイ政権には今回の結果は打撃となる。
シウダダノスは中道右派だが、政府寄り政党として既成勢力視されることを嫌い、野党路線を強めてPSOEおよびポデモスと組むとの観測もある。ただ今回は地方選挙であるため、自治州や自治体によってさまざまな提携が考えられ、一律にはかることは困難。しかしPPは6自治州で州政権の座から下野する見通しとの報道もある。
サンチェス社会労働者党書記長(右から2番目の白シャツの人物)。今回の地方選におけるバルセロナでの集会にて
社会労働者党 公式サイト(スペイン語)
http://www.psoe.es/
シウダダノスは中道右派だが、政府寄り政党として既成勢力視されることを嫌い、野党路線を強めてPSOEおよびポデモスと組むとの観測もある。ただ今回は地方選挙であるため、自治州や自治体によってさまざまな提携が考えられ、一律にはかることは困難。しかしPPは6自治州で州政権の座から下野する見通しとの報道もある。
サンチェス社会労働者党書記長(右から2番目の白シャツの人物)。今回の地方選におけるバルセロナでの集会にて
社会労働者党 公式サイト(スペイン語)
http://www.psoe.es/
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