2008-05-18
【ドミニカ】大統領選で革命党候補及ばず
16日に行われたドミニカの大統領選挙で自由主義政党・ドミニカ解放党の現職、レオネル・フェルナンデス大統領が過半数の得票で第1回投票での当選を決めた。社会主義インター加盟政党である中道左派・ドミニカ革命党のミゲル・ヴァルガス氏は出身母体の建設業界などに推されて政権奪還をめざし猛追したものの及ばず、フェルナンデス大統領に勝利を許す結果となった。なお共産主義政党のドミニカ労働者党は革命党ではなく、解放党と政党連合を組んでいる。
主な候補の得票は次のとおり。
レオネル・フェルナンデス(ドミニカ解放党) 199万票(53.5%)
ミゲル・ヴァルガス(ドミニカ革命党) 151万票(40.7%)
アマベル・カストロ(社会キリスト教改革党) 17万(4.7%)
========
建設業界の大立者が中道左派政党から立候補するとは建設業への歳出削減がいわれる日本では考えにくいのですが、ドミニカではいまだ土建ケインズ的な手法が雇用創出には有効なのかもしれませんね。それでも社会キリスト教改革党のバラゲール長期政権のあと、同国にも政権交代が根付いてきたようです。
主な候補の得票は次のとおり。
レオネル・フェルナンデス(ドミニカ解放党) 199万票(53.5%)
ミゲル・ヴァルガス(ドミニカ革命党) 151万票(40.7%)
アマベル・カストロ(社会キリスト教改革党) 17万(4.7%)
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建設業界の大立者が中道左派政党から立候補するとは建設業への歳出削減がいわれる日本では考えにくいのですが、ドミニカではいまだ土建ケインズ的な手法が雇用創出には有効なのかもしれませんね。それでも社会キリスト教改革党のバラゲール長期政権のあと、同国にも政権交代が根付いてきたようです。
2008-05-13
【セルビア】親欧米派の民主党系連合が躍進
コソヴォの「独立」による国内混乱収集のため、11日に行われたセルビアの定数250、比例代表制)は先日、再選したタディッチ大統領を先頭に民主党(社会主義インター加盟)やG17プラスを軸とするリベラル派の政党連合「欧州セルビアのために」が第1党となり、第2党で極右のセルビア急進党を引き離すこととなった。この結果を受けて「欧州セルビアのために」は連立交渉のイニシアティヴを握ることとなった。
根強い反欧米感情から極右の躍進もいわれていたが、セルビアの有権者はEU加盟を前に、より現実的な選択肢を選ぶこととなった。またコシュトニッツァ首相のセルビア民主党は後退した。全体として民族派3党は過半数を得たものの、結集する可能性は小さいとみられる。
選挙結果は次のとおり。
欧州セルビアのために 102(+16、中道リベラル、親欧米)
セルビア急進党 77(-4、極右、反欧米)
セルビア民主党 30(-13、穏健民族派、中道右派)
セルビア社会党 20(+4、左派民族派)
自由民主党 14(+7、中道リベラル)
少数民族政党3党 計7
欧州セルビアのために 公式サイト
http://www.zaevropskusrbiju.rs/
=========
約1年と少しで再度の議会選挙(しかもその間に大統領選挙もあるし)となったセルビアですが、前回選挙でみえた複雑な民意は、EU加盟にむけて少しずつ進みはじめたようですね。この流れでコソヴォ問題も解決の方向に向かえばよいのですが…。
根強い反欧米感情から極右の躍進もいわれていたが、セルビアの有権者はEU加盟を前に、より現実的な選択肢を選ぶこととなった。またコシュトニッツァ首相のセルビア民主党は後退した。全体として民族派3党は過半数を得たものの、結集する可能性は小さいとみられる。
選挙結果は次のとおり。
欧州セルビアのために 102(+16、中道リベラル、親欧米)
セルビア急進党 77(-4、極右、反欧米)
セルビア民主党 30(-13、穏健民族派、中道右派)
セルビア社会党 20(+4、左派民族派)
自由民主党 14(+7、中道リベラル)
少数民族政党3党 計7
欧州セルビアのために 公式サイト
http://www.zaevropskusrbiju.rs/
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約1年と少しで再度の議会選挙(しかもその間に大統領選挙もあるし)となったセルビアですが、前回選挙でみえた複雑な民意は、EU加盟にむけて少しずつ進みはじめたようですね。この流れでコソヴォ問題も解決の方向に向かえばよいのですが…。
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