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2014-01-30

【チェコ】社民党首班の連立政権樹立

昨年10月末の下院総選挙で社民党(ČSSD、社会主義インター加盟政党)が第1党となったチェコで今月、連立交渉がまとまり、社民党のソボトカ党首(元財務相)がゼマン大統領から次期首相に指名された。これを受けて29日、ソボトカ党首が正式に首相に就任、ソボトカ政権が正式にスタートした。チェコで社民党首班政権は7年ぶり。

新しい連立政権は社民党のほか、中道右派リベラル新党・不満の市民行動2011(ANO2011)、キリスト教民主主義のチェコスロバキア人民党で構成される。ANO2011は反汚職など政治の刷新を掲げながらも穏健派の新党で、前政権への批判を一手に受ける形で躍進、新政権ではバビス党首が副首相兼財務相に就任した。連立3党でぎりぎり過半数に達するため、今後は政権運営における3党の協調がカギとなる。

チェコ社会民主党 公式サイト(チェコ語)
http://www.cssd.cz/

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2014-01-10

【バングラデシュ】議会選で野党ボイコットのなか与党アワミ連盟圧勝

5日、バングラデシュで総選挙(定数350うち公選300…残余は女性議席、小選挙区制)が行われた。これまでバングラデシュでは総選挙の前には政権が退陣、中立の選挙管理内閣に引き継ぐことが決められていたが、バングラデシュ政治の女性政治家の雄・ハシナ首相(暗殺された初代大統領ムジブル・ラーマンの娘)率いる与党・アワミ連盟(AL、民主社会主義的傾向を持ち、やや親インド的)および連携政党は強引に選挙法を変え、与党主導で選挙管理が行われる初の総選挙となった。
しかし野党(前与党)で同国政治の女性政治家のもう一方の雄・ジア前首相(ジアウル・ラーマン元大統領未亡人)率いるバングラデシュ民族主義党(BNP、中道右派で、先進諸国とのつながりが強い)ら野党はこれに反発、20もの野党が大規模な選挙ボイコット戦術を展開したものの、選挙そのものは暴動や選挙妨害が頻発するなか強行され、主要国が選挙監視団の派遣を見送るなど、選挙の正当性に疑問が投げかけられる状況となっている。背景にはハシナ政権がムジブル・ラーマン初代大統領暗殺犯に死刑判決を下し一部執行するなど、復讐的な政策を採ったこともある。
ボイコット戦術のため、300小選挙区はアワミ連盟と旧エルシャド右派軍事政権の与党だった国民党(JP)、労働者党(WP、共産党)の連合がほぼ独占する結果になった。だがジア前首相率いるBNP主導のボイコットは今も続いており、ハシナ政権も磐石とは言えず、当面は政情不安が続くとみられる。

アワミ連盟 公式サイト(英語・ベンガル語)
http://www.albd.org/

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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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