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2009-05-28

【モンゴル】大統領選で与党現職が敗れる

24日に行われたモンゴルの大統領選で、与党・人民革命党(社会主義インター加盟政党)の推す現職、エンフバヤル大統領が野党・民主党などに推されたエルベグドルジ元首相に敗れた。エルベグドルジ氏は人民革命党が統治した過去10年での国民生活の格差拡大などを批判して支持を広げて約 51%の票を獲得。僅差でエンフバヤル大統領を破った。ただ首相ポストおよび議会は昨年の議会選挙で多数を押さえた人民革命党が握っており、こうした政界のねじれ状況をどう打開していくかが注目される。

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2009-05-22

【インド】総選挙結果詳報

インド総選挙の政党別獲得議席は次の通り(カッコ内は前回選挙比)。

(与党連合)統一進歩同盟(UPA)
国民会議派 206(+61)
草の根会議派 19(+17)
ドラヴィダ進歩同盟 18(+2)
国民主義会議党 9(±0)
国民協議会 3(+1)
ジャールカンド解放戦線 2(-1)
インド・ムスリム連盟 2(+1)
その他 3

(野党連合)国民民主同盟
インド人民党 116(-22)
ジャナタ・ダル統一派 20(+12)
シヴ・セナ 11(-1)
全国ロク・ダル 5(+2)
シロマニ・アカリ・ダル 4(-4)
テランガナ国民団 2(-3)
その他 1

第三戦線
左翼戦線 24(-29)
大衆社会党 21(+2)
ビジュ・ジャナタ・ダル 14(+3)
全インド・アンナ・ドラヴィダ進歩同盟 9(+9)
テルグ・デサム党 6(+1)
ジャナタ・ダル世俗派 3(-1)
その他 2

第四戦線
社会党 23(-13)
全国ジャナタ・ダル 4(-20)

その他・無所属 16

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その後の集計で国民会議派は単独で200議席以上を獲得して大きく伸ばし、野党連合はジャナタ・ダル統一派などの善戦があったものの総体として議席を大きく減少。また第三戦線も左翼戦線を中心に議席を大きく減らすこととなりました。今後は続投が確定的となったマンモハン・シン政権の中道化が顕著になりそうです。

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2009-05-16

【インド】国民会議派が第1党確保へ

16日にインド下院(ロク・サバー)総選挙(定数545、うち大統領任命2、小選挙区制)の開票が全国でいっせいに行われ、与党で民主社会主義を掲げる国民会議派が議席を伸ばし、第1党を確保することが確実な情勢となった。
国民会議派を軸とする中道左派連合・統一進歩同盟(UPA)は200議席近くを確保し、野党第1党・インド人民党(BJP)を軸とする保守中道連合・国民民主同盟(NDA)は120議席前後にとどまっている。今後は過半数(大統領任命議席を除き272議席)確保をにらんで左派共産党や大衆社会党など「第三戦線」諸党と国民会議派やUPA諸党とのあいだで駆け引きが本格化するものとみられ、新首相の選任もマンモハン・シン首相の続投を軸に進められる見通しだ。

国民会議派 公式サイト(英語)
http://www.aicc.org.in/

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日本とは違い、いわば「超世襲」というべきネルー・ガンジー家の威光を軸とする国民会議派が堅調という結果となりました。ラフル幹事長はまだ38歳と若く、その勢いで議席を伸ばした面もあるようです。今後はこうした名門一族の世襲政治も注目するポイントになると思います。

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2009-05-14

【インド】総選挙の投票が終わる

インド下院(ロク・サバー)総選挙(定数545、小選挙区制)の投票が13日に終了した。インドは国が大きいので投票の安全を確保する治安部隊を移動させる必要があることから投票日が分割されており、今回は第一フェーズから第五フェーズに分けて投票が行われた。
報道機関の予測によると与党で社会主義インター非加盟ながら民主社会主義を掲げる国民会議派を中心とする与党連合・統一進歩同盟(UPA)が第一勢力を維持する見通しだが、野党第一党・インド人民党(BJP)を軸とする国民民主同盟(NDA)も猛烈に巻き返しをはかっており、さらに左右両派共産党、ジャナタ・ダル(世俗派)、大衆社会党、地域政党などによる「第三戦線」も一定数の議席を獲得する見通しとなっており、どの勢力も過半数の議席は困難と見られることから選挙後の連立形成が注目されている。
開票は16日に全国でいっせいに行われる。

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2009-05-05

【パナマ】与党・民主革命党候補が敗れる

現職トリホス大統領(民主革命党…社会主義インター加盟政党)の任期満了に伴って行われたパナマの大統領選挙で、現職の後継者として立候補したエレラ民主革命党党首(元住宅相)は得票率4割弱にとどまり、保守系・民主改革党党首のマルティネリ元パナマ運河担当相が約6割の得票で勝利を確実にした。
パナマでは民主革命党と保守系・パナメニスタ党の2大政党政治が定着していたが、今回はパナメニスタ党が自党の候補者を取り下げてマルティネリ氏の支持に回り、同氏の当選に貢献することとなった。マルティネリ氏はパナマ最大手のスーパーマーケットチェーンを経営する実業家。
また同時に行われた議会選挙(1院制、定数71、比例代表制)でもマルティネリ氏を支持する保守系連合が37議席を獲得し過半数を確保する見通しとなっている。

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反米左派が好調の中南米で他国の動向とは逆に保守系の政権が誕生することとなりました。今回の選挙でマルティネリ氏は経済左派的な公共事業の創出などを公約して中低所得者層から多くの支持を得たということで、今後の動きに注目したいと思います。

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プロフィール

西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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