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2006-03-26

【イスラエル】国会選挙近づく

パレスチナ和平と、ヨルダン川西岸の一方的分離政策の是非を最大課題として行われるイスラエル国会総選挙(比例代表制、今回から2%阻止条項を導入)の投票日が28日に迫っている。
シャロン首相が倒れた後に情勢は混沌としているが、オルメルト首相代行が実質的に率いる中道新党「カディマ(前進)」の1位は変わらない情勢だが、選挙後の連立への参加条件として「一方的分離政策への同意」を掲げるカディマの姿勢を受けて分離を認めない政党の支持率が、野党に留まることを嫌う有権者の姿勢を受けて下がっている。
いっぽう社会主義インター加盟政党のイスラエル労働党は選挙後の政権参加をにらみ支持を固め、やや左派の強いメレツ=ヤハトも政権参加をにらむ情勢。一方的分離に強硬に反対して政界再編を引き起こしたネタニヤフ元首相率いる右派リクードは伸び悩み、むしろ西岸の大規模併合とパレスチナ系イスラエル国民の追放などイスラエル優位の分離を掲げる極右連合「わが家イスラエル」が伸ばしている。与党入りを狙う宗教政党はこの情勢を受け、一方的分離支持に方針を転換する政党が増えている。

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西形公一

Author:西形公一
もと「民社ゆーす」(旧民社党全国青年部系)事務局長。昔は漫画と法律のことなどをやっていましたが、その後にインド・ネパール・タイなど熱帯アジアの国ぐにとパシュミナを軸とする小口貿易やNPO、研究活動など人とのつながりなどの縁ができて、今に至っています。写真は夕刻のゴア(インド)にて。

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