2006-04-12
【イタリア】総選挙で中道左派が辛勝
9・10の両日に投票が行われたイタリア総選挙(上下両院とも同時選挙)は、苦戦の事前予想を覆してベルルスコーニ首相率いる中道右派連合「自由の家」がプロディ元首相の旧「オリーブの木」など左翼民主党(旧共産党多数派、社会主義インター加盟政党)を中心とする中道左派「連合」を猛追。まれに見る僅差となったが結局、プロディ氏がまず下院(630議席、プレミアム付き比例代表制)を制し勝利したと発表。翌日には国内投票では下回っていた上院(315議席、比例代表制)も在外選挙区での圧勝により制することで両院で僅少差ながら過半数を獲得。プロディ氏の首相返り咲きが確実な情勢となった。
しかしベルルスコーニ首相は有効票数の1%以上にのぼる約50万票の無効票の再点検を主張し、政権維持を目指し徹底抗戦の構えだ。両陣営の得票差は実に0.1%未満で、その帰趨が明らかになるまで首相は政権を譲らない構えだ。
しかしベルルスコーニ首相は有効票数の1%以上にのぼる約50万票の無効票の再点検を主張し、政権維持を目指し徹底抗戦の構えだ。両陣営の得票差は実に0.1%未満で、その帰趨が明らかになるまで首相は政権を譲らない構えだ。
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