村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

「汚染水海洋投棄への疑問はいくらでもある。 #汚染水を流すな」（2023年7月19日）の記事に続いて、さらに東電福島第一原発由来の汚染水（一応の処理はしているものの放射性物質が残る、メルトダウンデブリ接触汚染水）の海洋投棄に反対するメモを続けます。

全米海洋研究所協会からの反対声明。

IAEA包括報告書をもって、海洋放出そのものが「科学的に正しい」とはいえないこと。そもそも、科学的うんぬんというなら、海洋投棄に批判的な見解との照合が必要。

ALPSという汚染水処理システムへの疑問。ALPSは国際原子力機関（IAEA）から実際の性能検証を一度も受けていないこと。それを報じた韓国の報道機関を記者会見から締め出す東京電力。そして、自民党政府・東京電力の主張を一方的になぞる日本の報道業者。

ALPSでトリチウム以外の放射性物質を除去していると強調していたが、それが嘘とバレた事に対する経産省担当者の無責任ぶり。そもそも経済産業省と東電は信頼するに値しないという問題。

海洋投棄に反対しているのは中国や韓国だけではなく、フィリピンも。海洋投棄に反対するのは当たり前。日本の世論を操作して海洋投棄に賛成する日本人を増やすことは犯罪的。

以下、それらを指摘するツイートをメモしておきます。

“全米海洋研究所協会は、昨年12月12日のNAML理事会にて採択された、汚染水海洋放出反対の声明を公表しました。全米海洋研究所協会は、ウッズホール海洋研究所を含む米国の100の海洋科学研究所で構成されています。”

見落としていた。1月に公表されていたのか https://t.co/mGdWj13kkO

— ガイチ (@gaitifuji) July 20, 2023

[汚染水の放出中止を！全米海洋研究所協会が声明] https://t.co/QyeX73KJ7w

— ガイチ (@gaitifuji) July 20, 2023

IAEA包括報告書は、あくまで日本政府の海洋放出決定を前提に、日本政府・東京電力が提出した資料に基づき、海洋放出決定を追認したものである。したがって、IAEA包括報告書をもって、海洋放出そのものが「科学的に正しい」とはいえない。現在ALPSで処理後に https://t.co/2xN3rKH3hb

— 島薗進 (@Shimazono) July 22, 2023

タンク貯蔵されている水の7割近くには、トリチウム以外の放射性核種が全体としての排出濃度基準を上回って残存している。政府・東京電力は二次処理によって基準値以下まで取り除くことを前提としている。しかし、このプロセスが適切に行われるかどうかは疑わしい。

— 島薗進 (@Shimazono) July 22, 2023

【見解： IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の海洋放出の「科学的根拠」とはならない
海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである】IAEAは、海洋放出以外の選択肢について評価しておらず、海の生態系や漁業への長期にわたる影響を評価しているわけでもない。https://t.co/yYun6E0UrY

— 島薗進 (@Shimazono) July 21, 2023

IAEA包括報告書は、あくまで日本政府の海洋放出決定を前提に、日本政府・東京電力が提出した資料に基づき、海洋放出決定を追認したものである。したがって、IAEA包括報告書をもって、海洋放出そのものが「科学的に正しい」とはいえない。現在ALPSで処理後に https://t.co/UyhpLTgRZ9

— 島薗進 (@Shimazono) July 21, 2023

なぜなら次の事実があるからである。第1に、ALPSによる二次処理の実績がごく僅かしかなく、今後長期にわたって性能を維持し、汚染水を処理できるかどうかは不確実である。IAEA包括報告書でも、ALPSの二次処理の性能は評価されていない。 https://t.co/SqenkbxDdT

— 島薗進 (@Shimazono) July 20, 2023

したがって、海洋放出の安全性が現実に保証されているわけではない。第2に、東京電力は、最終的に放出される放射性物質の総量や放出期間について明らかにしていない。現在においても、放射線影響評価に関して64の放射性物質のソースタームとして東京電力が示しているのは https://t.co/6BJzbJs4NM

— 島薗進 (@Shimazono) July 20, 2023

東電は「現時点では分からない」と正直に返答してますね。分からない理由は、①ALPSの二次処理でどこまで除染できるかやってみないとわからない、②SARRYの性能が維持できるかどうかわからない、③デブリをいじる（引っ掻く、削る）ので何がどれくらい出てくるかわからない、といったところでしょうか

— HOSOKAWA Komei (@ngalyak) July 20, 2023

これが本当なら「汚染水 海洋放出」は根底から覆る！
なんと！ALPSは2013年に設置されて以来、国際原子力機関（IAEA）から実際の性能検証を一度も受けていないことが確認されたというのだ！
　
これは本当なのだろうか？… pic.twitter.com/WhrNJDIv3A

— 白坂和哉｜ジャーナリスト｜”突き刺さる” 政治情報を提供します！ (@shirasaka_k) July 21, 2023

ALPSは2013年に設置されて以来、国際原子力機関（IAEA）から実際の性能検証を一度も受けていない！
──これを報道したのが韓国のハンギョレ新聞（7/12）
そして、この報道に呼応するかのように東京電力は、「ハンギョレ新聞」と「文化放送」を汚染水放出の現場取材から排除している。… pic.twitter.com/Kj0GSyy84Z

— 白坂和哉｜ジャーナリスト｜”突き刺さる” 政治情報を提供します！ (@shirasaka_k) July 21, 2023

【あああ、やっちまったな東京電力HD！】
「汚染水現場取材」からハンギョレとＭＢＣを排除した東京電力 https://t.co/nnoxqUDJrS

— NMF2011 (@NMFUKUSHIMA2011) July 20, 2023

おーいネトウヨ。汚染水の廃棄に反対してるのは中韓だけじゃないぞ。

海はすべてつながっている。日本政府は人類社会全体を敵に回そうとしてるって理解しとけよ。 https://t.co/xxZHK4DDkL

— しんぺい★심페에 (@shimpei_jp) July 20, 2023

IAEA自身が東電の処理作業を検査し評価する権限が無い事を認めています

以下の東電評価資料②-7にあるように、半減期9800兆年のCd-113m等は東電の判断で評価外とされ、除去不可能な猛毒プルトニウム等の放水も明記されてます

東電自身による評価をIAEAは検査もせず何故安全と判断出来るんだろう？ pic.twitter.com/nN89A3Jv0x

— Sensistar (@dECcv1ue2DsXHIz) July 21, 2023

日本はこれまで…海洋放出をしても安全だと強調してきた。しかしALPSで処理した汚染水の70％が排出基準値を満たしていない状態であるうえ、腐食やフィルター損傷などによる頻繁な故障で、信頼性に対する疑問を解消できずにいる

IAEA、ALPSの性能検証を一度もしていなかったhttps://t.co/UaPMMPDJGh

— エリック Ｃ．(どんなに漁民が反対しても強行する汚染水海洋放出反対) (@x__ok) July 21, 2023

「汚染水にトリチウム以外の放射性物質が含まれていることについて、『データはちゃんと公表している。世間があまり分かっていなかっただけ』という経産省の態度は、常識的に考えていかがなものか」

　～市民と経産省・東電の意見交換会＠郡山～ https://t.co/ata2MTaHUz

— 蓮池透 (@1955Toru) July 20, 2023

ALPSでトリチウム以外の放射性物質を除去していると強調していたが、それが嘘とバレた事に対する経産省担当者の発言。

『まあたしかに我々も積極的に「入っている」というのを言ってこなかったというのは反省点だと思っております』

これでは信頼できる訳もなく… https://t.co/u98nO0Sus1

— Yota8 (@Yota811) July 20, 2023

今回の海洋投棄を認めると六ヶ所村などの再処理工場の稼働を同じロジックで認めることになるんです。日本は地震がありますし、核技術の根本が弱い。あと、福島の事故で経験済みですが、想定されるリスクと正面から向かい合わず誤魔化す。再処理工場で事故があったら、本とんでもないことになりますよ。 https://t.co/A8Z9sdIKPt

— nagaya (@nagaya2013) July 22, 2023

「汚染水現場取材」からハンギョレとＭＢＣを排除した東京電力 https://t.co/5cuOOiXMzg

＞東京電力は、個別のメディアには選定基準を明らかにしない方針だという

敵対的対応に出てるけど、機会圧力や広告費を通じて報道をコントロールする手法は国際的には通用しないどころか逆効果じゃないかな。

— nagaya (@nagaya2013) July 21, 2023

本当に残念な発言ですね。
汚染処理水海水と混ぜるとされてる港湾内には、処理されない汚染水が流れ出ています。
タンク水を湾内の海水で薄めて流す方法は、処理されてない汚染水とタンク内汚染水を混合して流すようなもの。非常に危険なトリック。 https://t.co/Ik2PlsMRSS pic.twitter.com/fblrZTw2Ok

— 桑ちゃん (@namiekuwabara) July 21, 2023

ALPS処理したのにトリチウム以外の放射性核種が多く残留しているのが現状なので、政府は二次処理を要する処理水（処理失敗水）を「処理途上水」と呼ぶことにした、と言いながら、明らかに処理途上水をさしているのに「処理水」と言い続けている場合があったりする。下手な手品を見せられているようだ。 https://t.co/8Bin5dqY1i

— HOSOKAWA Komei (@ngalyak) July 20, 2023

記事に強い違和感。日本政府の主張が正しいとの認識に立ってＱＡを進めている。私は退職して後、しっかりフォローできてないけど。。。まず見出しの主語を「日本」にすんな！→処理水放出、日本の主張はなぜ伝わらないのか　意識調査で浮かぶ要因 https://t.co/m3n5nAr1Hb #福島第一原発の処理水問題

— 小森敦司 (@AtsushiKomori) July 20, 2023

また、何度でも繰り返しますが、汚染水を薄めるための海水の汚染度がどれだけかということが論じられていないことや、仮にきれいな海水で薄めるとしても、薄めた後で全量海洋投棄するなら、薄めずに海洋投棄することと何も変わらないことへの報道業者からの指摘が見当たらないこと。これも汚染水海洋投棄への疑問です。現実に、汚染水は流出していました。そして、それを東電はできるだけ隠そうとしました。

■東電が海への汚染水の流出を認めたことを改めて怒りと悲しみをもって聞いた。
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-4613.html
2013/07/23 09:00


今回のメモの締めに、原発稼働によって大量の放射性物質を環境に放出することになることに変わりはないという単純な事実。通常稼働でそうなのですから、メルトダウンした核発電所のデブリに直接触れた水は、処理したから安全だというのは楽観的過ぎると思います。そもそも、処理したと言っても、上のいくつかの指摘にもあるように、どこまで除染できるかわからないという「処理」にすぎません。

原発を動かす限り大量の放射性物質を環境に放出することになります。世界中の原発を止めましょう。再処理工場もです。（資料は経産省が公開しているもの） pic.twitter.com/QTEkLw0Zwy

— 原田 裕史 🥚 🧷 (@harada_hirofumi) July 22, 2023

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