村野瀬玲奈の秘書課広報室

　　

コロナウィルス感染の防疫上の5類扱いが2023年5月8日から始まりました。いろいろメモしておきたいことがあります。しかし、今回取り上げる件は、自民党政治の自己中心性をよく示す出来事ですから、これだけ独立してメモしておくべきだと思いました。

自民党本部です。 #新型コロナ5類移行 で、今日から党本部でのどんちゃん騒ぎ解禁ということで、党所属国会議員と魚料理を囲んで懇親する宴が開かれています。 pic.twitter.com/jnWH5w2LOA

— 豊洲市場担当記者@日刊食料新聞 (@nikkan_toyosu) May 8, 2023

総理来た。 pic.twitter.com/MhitsVkWCk

— 豊洲市場担当記者@日刊食料新聞 (@nikkan_toyosu) May 8, 2023

乾杯からのお約束パフォーマンスは広島産カキ。 pic.twitter.com/LiFPPFmMap

— 豊洲市場担当記者@日刊食料新聞 (@nikkan_toyosu) May 8, 2023

各地から自民党への献上品で宴会。自民党はいい身分ですね。自民党は三日やったらやめられない、という言葉が頭に浮かびました。写真に写っている献上品に添えられた小旗に「JF全漁連・JFグループ提供食材」と書いてあります。「JF全漁連」で検索すればウェブサイトもあるように、「「JF全漁連」は、漁業者でつくるJF（漁業協同組合）やJF連合会（都道府県漁業協同組合連合会・信用漁業協同組合連合会）の全国団体」だそうです。各地の漁業者団体が自民党に献上した海産物なのですね。

JF全漁連は自民党にいろいろ便宜をはかってほしくてこういう献上品を自民党に自主的に届けているのでしょうか。それとも、自民党から直接間接に要望があるので、JF全漁連が各地の漁業者に自民党に献呈する海産物を集めているのでしょうか。それとも、両者のあうんの呼吸で、どちらからともなく献呈と利益誘導の関係が成立しているのでしょうか。政治倫理的に全く釈然としません。

そのうえ、ちょうど、2023年5月5日に石川県で大規模な地震があったところです。

●石川県
地震に関する情報（5月5日の能登地方を震源とする地震）
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/saigai/202305jishin.html

震災地移住民が震災でたいへんな時に、こんな宴会。いかにも自民党です。赤坂自民亭（←クリック）のことを思い出しますね。

私が岸田首相だったら、「せっかく自民党にお送りいただいた海産物ですが、被災で大変な思いをしている現地の被災者に提供したい」と言って、被災者に食べてもらうように取り計らいたいですが、そういう発想は自民党にはないようです。（これは生ものですが、宴会の前には冷凍・冷蔵扱いで届いているのでしょうから、それを開梱などせずにそのまま被災地に届ければなんとかできたのではないかとと思います。）

被災者を気にせずに自分たちは贅沢三昧。自民党議員たちは万一感染してもPCR検査や入院治療の体制が整っているのでしょうから、コロナ感染も気にする必要がなく、自民党は本当に良い御身分です。

その一方で、コロナ5類扱いにしておいて、記者会見の人数制限は続けるというこの我田引水。記者会見でできるだけ問いただされることがないようにしたいという自民党の意思のあらわれです。

自民党内での宴会は盛大にやっていいらしいのに、記者会見の人数制限とは意味がわからん。
官邸、会見の人数制限を継続　書面回答は取りやめ通告 | 2023/5/8 - 共同通信 https://t.co/WA9BbtqVmq

— 山口智美 (@yamtom) May 8, 2023

記者会見で人数制限をやれば、権力側がさらに主導権を握れる。それに味を占めて、一般国民には制限解除してマスク外させ、記者会見場だけ制限継続。

しかも「首相会見で質問できなかった社への書面回答については取りやめると内閣記者会に通告」。

記者会舐められっぱなし。https://t.co/FLsHanWI5u

— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) May 8, 2023

記者会（記者クラブ）は、国民の知る権利や与党政治のチェックよりも自民党とよろしくやっていくことを優先しているから、このような取材制限に不甲斐ない服従姿勢しかとれないのだとしか考えられません。

コロナ禍と地震のおかげで、自民党政治の腐敗ぶりや無能ぶりや自己中心性が明らかにされ、報道業者各社の不甲斐なさも合わせて浮き彫りにされました。

腐りゆく、衰えゆく日本の姿としてメモします。もちろん、これ以上日本国と日本人に腐ってほしくない、衰えてほしくないから、一人でも多くの一般日本人と報道業者社員の意識を変えてほしくて、こういうメモを作っています。


次のような嘆きや怒りに共感します。

本当にありえない…
怒り通り越して悲しくなる。

国が急速に傾いているなかで、その原因を作った人たちによる、自分たちだけのための饗宴。この日を待っていたんだろうな。そして明日から国会でまた強権をふるう。雨のなかのデモの声も、子どもたちの不安の声も、医療者や被災者の声も聞かずに。 https://t.co/AJpSRY6Mpy

— くるみわり (@nutcracker_1892) May 8, 2023

コロナ5類移行で真っ先にやったのが大宴会かい自民党。何のために政治家になったのかよーくわかるわ。コロナで命を落としたり仕事を失ったり、今も後遺症や生活苦に喘いでいる人たちのことなんて、頭の隅にもないんだろ。 https://t.co/IhW2MOEZVH

— 太安萬侶(おおの やすまろ) (@onoyasumaro) May 8, 2023

---

　　
●国会議員への投書のための「議員一覧ポータルサイト」 (1)→国会議員いちらんリスト - 政治家（衆議院議員475名 & 参議院議員242名）に声を届けたい人のためのサイト ; (2)→http://publistella.jp/
●メディア一覧 - 私たちの声を国会へ→http://rpj-action.jimdo.com/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E4%B8%80%E8%A6%A7/
●他の社会系ブログに行くにはうちの「私的リンク集　（適宜更新）」経由で→http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-136.html

関連記事

• 自民・維新式の身内優遇・行政利権化「政治」の現在の数々の失敗から、政治の改善のために有権者が学ぶべきこと #維新は最悪の選択肢 #自民に投票するからこうなる (2023/11/11)
• 世界平和統一家庭連合（旧統一教会）と自民党議員たちの間の「政策協定」　（メモ） (2022/10/23)
• 公明党と自民党は同じ穴のムジナ以外の何物でもないとしか言いようがない。公明党・山口那津男代表と公明党議員・関係者・支持者にはそう伝えたい。 (2023/12/20)
• 政治献金でも自民党政治の政策が変わらないと自民党が言うのなら、企業・団体は政治献金を出す必要はないし、自民党だって献金を受け取る必要はない。（笑） (2023/11/23)
• 自民党が国政選挙に官房機密費を使ったという、元官房長官の証言による中国新聞のスクープを忘れない。 #自民党は利権と汚職と税金泥棒 #自民党が日本を滅ぼす (2024/07/19)
• ｢民主主義のコストがなぜ自民党への献金でなければならないんでしょうか？｣　（山添拓・日本共産党参議院議員） #自民党は利権と汚職と税金泥棒 (2024/12/07)
• 自民党総裁選と立憲民主党代表選、どちらの情勢も、そして観客として実況中継する報道業者も、日本の政治と報道の全方位的衰退・腐敗を感じさせます。 #自民党は生まれ変わらない (2024/09/18)
• 勝手な税金の使い方をして、検証するふりだけする自民党を民主主義政党と呼ぶことは全然できない。 #衆院選2023 #衆院選2024 #衆院選2025 #参院選2025 #自民党政権が日本を滅ぼす (2022/11/15)
• 自民党政治と自民党の経済政策が賃金を停滞させ、多くの日本人を貧しくしている。自民党政治の退場が日本の立て直しに必要不可欠なステップ。（メモ） #自民党は生まれ変わらない (2024/10/17)
• 解散総選挙。自民党統一教会系議員、自民党裏金脱税議員には特に #自民党全員落選運動 で対応しよう。 (2024/10/02)
• 親子二代で国民生活を不安定にしようとする世襲政党自民党 #自民党は生まれ変わらない (2024/09/12)
• 「自民党化した民主党政権」こそがいわゆる「悪夢の民主党政権」。今は夢のない悪の自民党政権。 #誰がなっても自民は悪党 (2024/10/26)
• 細田博之衆院議長（自民党出身）と世界平和統一家庭連合（旧統一教会）とのあまりにも深い関係。議長職、議員職にとどまることは許されない。 (2022/10/10)
• 自民党議員は一度やったら楽しくてやめられない。 (3) 自民党国会議員になれば、豪華海外旅行に税金で行ける。 (2024/04/30)
• 全国民のための正しい政治を求めることは「共産主義的な物言い」だとする石原伸晃の発言が、「政治は自民のもの」という自民党の基本姿勢をよく示していた。 (2024/01/16)