村野瀬玲奈の秘書課広報室

追記。今回の記事が最初に公開された後、次の鍵コメントがありました。

■http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-6229.html#comment25506

https://twitter.com/kakoshun72chih2/status/531790274976944130/photo/1
↑こちらを少しだけ下に辿れば分かりますが、これは教科書ではなく、資料集です。資料集の出版には検定はないと思います。採用にあたって、学校が承認を受ける必要があるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%AF%E6%95%99%E6%9D%90 ですから、学校の先生が、実際に使った時に気づいて、「これはないでしょう」と出版社にクレームをつけるべき事案だと考えます。詳細まで把握して採用するのは難しいと思われますので。 もめるつもりはないので、非公開コメントとさせていただきます。

（鍵コメント転載ここまで）

確認したところ、補助教材の出版にあたっては文部科学省の検定はありません。したがって、そこについての記事タイトルと記事内容は誤りとして訂正しました。お詫びいたします。

ということは、社会で働いて何年かした大人には一目でわかるこの誇大記述はまず出版社の責任であるということになります。さらに、教育行政や現場における採用プロセスを通過してこのような非現実的な記述が生徒に示されることはまずいと思います。そのように問題意識を修正いたします。

そこで、タイトルと以下の記事には公開後に修正を加えました。

指摘いただいたsuterakusoさんに感謝いたします。

高校生に夢を見せるな。現実はこの半分かそれ以下。 RT @odomon: よく見ると「初めての給料日」で差し引き支給額370,273円… RT これが教科書に載る理想的な手取り pic.twitter.com/HAj26Vs120

— すっぴー(既婚) (@suppy24) 2014, 11月 11

追記。ここまでは元記事の部分的修正記事でした。しかし、鍵コメントの内容を確認する中で、以下の情報にいきあたりましたので、記録と記憶のためにあわせてメモします。

●BLOGOS（ブロゴス）
文科委質問…副教材の適正化に前進！
http://blogos.com/article/96728/
田沼たかし2014年10月17日 18:39

（前略）

朝日新聞の慰安婦誤報訂正を受けて、高校教科書に残る「従軍慰安婦」記述を削除させるべし！と強く迫りました。大臣はなかなかしぶかったですが…

更に、学校で使われている副教材にも、もっと偏向した内容も多い、にもかかわらず国は管理も何もできていない、問題では！と追求。
教科書は教科書検定で、おかしな内容がないかチェックされていますが、副教材はないのです。

これに対し初等中等教育局長が、なんと！それを認め、地方教育委員会に、是正の通知を出す、と明言。これは昭和４９年の通知以来なので、大幅な前進です。
うれしい！
滅多にないことなので、正直、とてもうれしく思います。

これからも私も、教育再生、自虐史観脱却、次世代に胸を張れる日本作りのため、頑張ってまいります！

（転載ここまで）

この田沼氏は見ればわかるように歴史修正主義系、保守・右翼系の政治家です。教育における歴史修正主義を強め、学問の自由や知性重視に逆らうするための活動をしている人ということになります。そのような田沼した、現在は文部科学省による検定はない副教材についても統制を強めるという自民党政府からの宣言を引き出したことになります。

つまり、現在行われている、歴史修正主義色や国家優先主義色が強すぎる教科書検定、ある意味で巧妙な民主主義軽視色すら見えるとも言える教科書検定が、補助教材についても今後は徹底され強められる危惧が格段に強まったということです。全く賛同できません。

そして、そのような歴史修正主義色や国家優先主義色が強い教科書を採用させる、文部科学省から保守・右翼系の教育族議員から各教育委員会に至るまでの教育行政もさらに統制強化が進むでしょう。全く賛同できません。

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