村野瀬玲奈の秘書課広報室

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えー、一見、小難しそうな記事タイトルだけ見て読むのをやめないでいただきたいエントリーでございまして、歴史とお笑いに興味のある方には一席お付き合いを願っておきますが。（笑）（←McRashさん、文体拝借します。笑）

ご存知の方も多いと思いますが、ニュースにツッコミを入れることが趣味のカメ好きおばさんと自称するgegengaさんがやっている「かめ？」という楽しいブログがあります。その「かめ？」ブログで継続して生起している事象の観察、分析結果（←おーげさ）をめぐって、最近、「かめ？」のコメント欄常連のkuronekoさんが主宰する「みんななかよく」というブログで歴史認識論争（笑）がありました。

その歴史認識論争をこちらのエントリーのコメント欄で読むことができます。鍵となる部分だけ引用。

●みんななかよく
「gegenga道場　門弟の面々」
http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10043671067.html

何が話題となっていたかといいますと、「かめ？」ブログが持っている「お笑い道場としての特徴」の発生時期、発生のいきさつです。

「かめ？」ブログはブログ主のgegengaさんという方がニュースや身の回りの出来事を紹介し、多くのコメンテーターが個性的で気の利いたコメントをつけ、そこにgegengaさんがさらに楽しい答えを返すというパターンが定着していますが、そのようなパターンが参加者皆に認識されたのはいつか、という歴史の深淵（笑）を追求しようという論争です。こちら↓をご一読ください。

http://ameblo.jp/kandanoumare/entry-10043671067.html#cbox

まず、dr.stoneflyさんがこう証言しています。

『ワタシは、はじめ下等遊民さんのところから訪れたのですが、最初に訪れたとき既に「お笑い道場」でした。師匠はワタシが門を叩いたその日から優しく受け入れてくれて（涙）。それ以来、兄さんがたに追いつきたい、追い越したいと頑張って日々精進しているのですが……。

微かな記憶によると、もしかして師匠ご自身が「お笑い道場」だと気づいたのは碧猫姐さんが自らのブログで「お笑い道場」と紹介されたときかもしれません。』

それに対するブログ主のkuronekoさんの証言。

『あれ？そうでしたっけ。
そうなると１級落語鑑賞士（とかなんとかの）ＭｃＲａｓｈさんあたりが、言い出したのかな。
うちゃさん、ごんさんが師範だよね。聞いてみよう。

コメントが大喜利体質なのは、あたしのちょくちょくうかがうようになった去年の夏ごろには、それほどではなかったと思うけど、秋以降はずいぶんネタが飛び交うようになりました。』

そこに登場した歴史愛好家の碧猫さんによる史料発掘と証言。

『みなさま、
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50612615.html#comments
の7番目、2006年11月04日 16:37のコメントや、
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50625210.html#comments
の7番目、2006年11月21日 03:26のコメントや、
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50627208.html#comments
の1番目、2006年11月23日 15:48のコメントや、
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50627603.html#comments
の24番目、2006年11月24日 21:04のコメントを御覧下さいまし。

しかる後に、
http://blog.livedoor.jp/gegenga/archives/50614507.html#comments
の4番目、ごん師兄のコメントを御覧下さい。

dr.stonefly師兄ったら、どーして私のせいにするんですか（笑）？
私が件のエントリーを上げたのは、11/25ですよ？

…それに、わざわざうちで当該エントリーを探してる人がいるから爆笑しちゃったじゃないですか。』

うちゃさんの証言。

『「お笑い道場」と名付けたのはkuronekoさんが一番早かったような気が……』

下手人であることが判明したkuronekoさんの自白。

『そんなー。さんざん誰のせいかと探し回って、実は自分が下手人なんて、洒落にもならない冗談みたいなはなし・・・。』


オチはアレですけれど（笑）、それぞれの証言者の発言を一つ一つ照合すると、矛盾もあるし記憶違いもある。だからといって、それらの矛盾や間違いの存在を「嘘」と決め付けて「それらの証言には嘘があるからいっさい信用できず、証拠として採用できず、したがって、『かめ？』ブログのお笑い道場としての性格はない（キイキイ）」と主張することはできない。

これらの発言を総合すれば、誰がいつ『お笑い道場』と言い出したかにはさらに調査の余地はあるが、「かめ？」ブログがお笑い道場であるということは疑う余地がないというのが常識ある文明人の感覚でしょう。

それと同時に、「お笑い道場」という呼称がまだ存在していないときに「かめ？」ブログが「お笑い道場」ではなかったとも言えない。「かめ？」ブログが「お笑い道場」かどうかは、「お笑い道場」という呼称で呼ばれていたかどうかによって決まるのではなく、その実質によって決まる。したがって、「かめ？」ブログは「お笑い道場」である、というのが理性を持った大人の判断というものでありましょう。

当たり前といえば当たり前の話。

たとえば、「一週間前の夕食に何を食べたか」と間違って記憶していたからといって「一週間前には夕食を食べなかった」と言えるわけではない、というのと同じくらい当たり前。

そこでいきなりですが結論にいきます。

「慰安婦」だった人たちの証言の揺れや矛盾をとらえて「証言は信用できない、慰安婦も慰安所もなかった、捏造だ、当時慰安婦（慰安所）という言葉はなかった、だから慰安婦も慰安所もなかった、捏造だ」という類の屁理屈をネチネチ主張する人たち（歴史修正主義者、自爆史観主義者）がいる。でも、その手の主張の組み立て方は、骨組みだけ取り出せば、このようにでたらめだということです。

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