イスラム国に続いて朝日新聞が安倍っちに宣戦布告? |
(社説)夫婦別姓 多様な家族認めるとき 2015年2月20日05時00分
夫婦別姓を認めない民法の規定は、個人の尊厳や男女平等などの憲 法の理念に沿うのか。最高裁が判断することになった。
地裁、高裁で退けられた事実婚の夫婦ら5人の訴えが、最高裁で大 法廷に回された。判決はまだ先だが、最高裁は、高裁の判断をそのま ま追認するわけではない姿勢を示唆している。
生き方や、家族の形が多様化するなか、例外なく夫婦の一方に姓を 変えさせる民法は、もはや時代にそぐわず、柔軟さを欠いている。最 高裁は現実をつぶさにみて、考えてほしい。
結婚を機に同姓になりたいと思う夫婦もいれば、そうできない、望 まない人たちもいる。
仕事で使ってきた姓を変えるのは不便だし、それまでの実績、人脈 が途絶えるリスクもある。姓を変えて、自分が自分でなくなってしま うと感じる人もいる。一人っ子同士の結婚が増え、どちらの姓とも決 められない場合もあるだろう。
近年、職場で旧姓を使い続けるケースは浸透してきたが、それでも、 文書の署名や銀行口座を開くような肝心の場面で、戸籍上の姓を使わ ざるをえない現実は今もある。
婚姻届を出さずに事実婚を選ぶ場合、法律婚にある税制上の優遇は あきらめるしかない。
女性だけに離婚後6カ月間、再婚を禁じる民法の規定についても、 最高裁大法廷が判断することになった。こうした人生や個人のアイデ ンティティーに直結する問題を放置してきた国会の責任は重い。
法制審議会は19年も前に「結婚しても姓を変えない利益を保護す る必要がある」として、別姓を選べる民法改正要綱案を答申した。法 務省が法案を準備し、是正の道筋をつけた。
実現していないのは保守系議員が「家族の崩壊を招く」などと反対 してきたからだ。必要な人に選択肢を与える改正なのに、それを許さ ない一部議員の姿勢は頑迷というほかない。
12年の政府の世論調査では、「夫婦は同姓にすべきだ」と「希望 すれば旧姓を名乗れるよう法改正していい」が拮抗(きっこう)する が、年代別では20~50代で「別姓許容」が上回る。今後の社会を 担う世代の意識を重んじていくべきだろう。
結婚で姓を変える96%は妻の側で、負担は女性に集中する。「女 性の活躍を阻むあらゆる課題に挑戦する」と安倍政権は宣言している。 ならばまず、選択的別姓を阻んできた自民党の姿勢を顧み、改めるべ きだ。最高裁から言われる前に、国会自らが実行すべき問題である。 朝日新聞
朝日新聞の社説です。 最高裁が初めて選択的夫婦別姓について憲法判断を行なうことにな ったということで、「選択的夫婦別姓を早く認めろ~!」という感じ のことを朝日新聞流に書いてありますが。
それにしても、3段落目ですが、 >最高裁は現実をつぶさにみて、考えてほしい。 とありますが。
こんなことを言うと、最高裁は普段、高裁の判事の顔を立てて、よ ほど目に余る間違いがない限り、高裁の判決を追認している!と、 そんな風に思えませんか?
普段から「現実をつぶさにみて、考えて」ますよねぇ、最高裁は。 たぶん。
後は選択的夫婦別姓についての説明があるのですが、核心部分は、 下から3段落目、それでは、何で選択的夫婦別姓が導入されないの か!?という部分。 >実現していないのは保守系議員が「家族の崩壊を招く」などと反対 >してきたからだ。必要な人に選択肢を与える改正なのに、それを許 >さない一部議員の姿勢は頑迷というほかない。 だそうで。
でもまぁ、自民党は保守政党ですから、その保守政党が政権与党と なってるんだから、それは国民の選択だとも言えますけどねぇ~。 国民の選択というと、下から2段落目には、世論調査の数字が出て ますが。
選択的夫婦別姓を認める・認めないで世論は拮抗してるわけですけど。 これは、立法政策の話になるんでしょうけど、世論が支持するから 法改正する。というのは、一見当然のように思いますが、問題が差 別ということだったらどうでしょう?
差別は良くないことですが、その差別政策を改めるかどうかを、世 論、国民の支持で決めようとすると、差別とは多数が少数を区別す るわけだから、多数にとって有利となってる政策を進んで改めよう とはしないでしょう?
国民の支持を待っていたのでは、その差別政策はいつまでも改めら れないことになります。 そこで、国会は国民の支持を待たず、国をリードする必要が出てく るわけですが、まぁ~、日本の国会にそれを期待するのは難しいと。
まぁ~、あれですよ、、、。 婚外子差別を見てみましょうか。 婚外子相続差別は違憲 最高裁大法廷 2013/9/4 15:08 ↑日本経済新聞から。 一昨年になりますか、やっと婚外子差別の違憲判決が出ましたが。
これが、1995年7月5日には合憲判決を出してますからねぇ。 まっ、その時も、違憲とまでは言えないが問題があるので国会に 任せるという判事も含めれば、すでに違憲、、、ではなく、民法 改正が必要と考える判事の方が多かったと思いますが。
それでも、国会は対処しないんですねぇ~。 で、一昨年違憲判決が出たと。
う~ん、どうでしょうねぇ、一昨年違憲判決を出した判事が1995年 に判決を出していたら、違憲判決を出していたでしょうか、、、? それとも、その時点では、合憲としたでしょうかねぇ~? まっ、歴史に「if」はないですか。
いやぁ~、ですから、朝日新聞の社説の最後には、 >最高裁から言われる前に、国会自らが実行すべき問題である と違憲判決が出るものと決めつけてるようですが。
第3小法廷でしたか、小法廷から大法廷に回されたというだけで、た またま第3小法廷の5人が話し合ったら、3人が「これは違憲ですな」と 言うから大法廷へ回したけど、その3人が15人のうちの少数派かもわ かりませんよ。
つまり、15人のうち選択的夫婦別姓を認めない民法を合憲と考える 判事が10人。違憲が5人。 となるかもわかりませんよ~。
この人たちの判断しだいですよねぇ。 ↓(最高裁のページですが) 最高裁判所の裁判官
あれっ、大谷さんて二人いるんですか、、、。 ん? ついこの前、大谷さんて人が新しく最高裁判事に就任という 記事を見たような気がしますが。
今年に入ってからだったような、、、? まぁ~、そのくらい? 新聞記事に小さく扱われるだけでしょう、日 本では。
アメリカでは、大統領に指名された最高裁判事の候補が議会に呼ばれ て、公聴会ですか、議員にあれこれ質問されてるシーンがテレビで見 ることもできますが。
日本では遠い存在になってますかねぇ~。 何かこう批判してはいけないものという風潮があるような、、、? 朝日新聞も、そういう風潮に乗っかってますかねぇ。 >それを許さない一部議員の姿勢は頑迷というほかない と国会議員をこれだけ批判するわけだから、もしも、最高裁が合憲 判決を出したら、合憲とした最高裁判事を「頑迷というほかない」と 言って欲しいですよねぇ。(^_-)
最後の段落に >「女性の活躍を阻むあらゆる課題に挑戦する」と安倍政権は宣言し >ている。ならばまず、選択的別姓を阻んできた自民党の姿勢を顧み、 >改めるべきだ。 とありますが。
「私は岩盤のような規制を打ち破るドリルになります」などと言って いた安倍っち(安倍晋三・首相)ですが、安倍っちそのものが、岩盤の ような障害物なのでは!?と以前から言ってますが、ここでも、安倍 っちが選択的夫婦別姓を認めようなどとは世界がひっくり返っても なりませんよ!
で、保守色の強い国会が改正できないんだから、最高裁に頑張っても らわないとならないのですが、ここで、最高裁も保守だとしたら、、、 もう「この道しかない!」と間違った道を突き進む男を止めるすべが ないことになりますからねぇ~。 お願いしますよ~。(*^_^*)
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(社説)首相のヤジ 敵意むき出し華もなし 2015年2月22日05時00分
先日の衆院予算委員会で、耳を疑う場面があった。
民主党の玉木雄一郎氏が、砂糖業界団体の関連企業から西川農水相 への寄付について、「脱法献金だと言わざるを得ない」と追及してい た時のことだ。
首相が自席からこんなヤジを飛ばした。
「日教組!」「日教組どうするの、日教組!」
玉木氏は「総理、ヤジを飛ばさないで」と繰り返し、見かねた大島 理森予算委員長が「総理、総理も、ちょっと静かに」とたしなめた。
NHKやネットで生中継されていた中でのこと。首相がどうしてこ んなヤジを飛ばすのか、多くの人が首をひねったに違いない。
首相の念頭には自民党が野党時代に国会で取り上げた民主党議員と 日教組との関係があったようだ。翌日には民主党からの抗議に「今後、 静かな討論を心がけたい」と語った。
ヤジは「議会の華」という。ただし、これは言論を生業とする政治 家ならではの絶妙な「突っ込み」をたたえる言葉だ。
首相はよく、答弁中のヤジに「私が答えているんですから」と顔を しかめる。それなのに閣僚の疑惑を突かれたからといって敵意むき出 しで言い返すのでは、行政府の長としての矜恃(きょうじ)や品位を 自らおとしめることにしかならない。
最近の首相発言でもうひとつ気になったのは、中東の過激派組織 「イスラム国」による邦人人質事件にからむ答弁だ。
周辺国への2億ドル支援を表明した首相スピーチによって、人質に 危険が及ぶかもしれないとの認識はあったのか。参院予算委での共産 党の小池晃氏の問いに、首相はこう答えた。
「小池さんの質問はまるで、ISIL(「イスラム国」)に対して は批判をしてはならないような印象を我々は受ける。それはまさに、 テロリストに屈することになると思う」
そうだろうか。むしろ逆に「首相の答弁はまるで、『イスラム国』 と闘う首相に対しては批判をしてはならないような印象を我々は受け る」と返したくなってしまう。
後日の衆院本会議で自民党議員が、共産党の志位委員長の質問中に 「さすがテロ政党」とヤジを飛ばした。首相の意を忖度(そんたく) したのかどうかは知らないが、悪質なレッテル貼りとしかいいようが ない。謝罪に追い込まれたのは当然だ。
国権の最高機関の中での話である。あきれるしかない発言はお断り したい。 朝日新聞
こちらも朝日新聞の社説。 「イスラム国に続いて朝日新聞が安倍っちに宣戦布告?」というタイト ルにしたのは、こちらの社説からです。
前半は、安倍っちが野党議員の質問の最中、閣僚席から、 >「日教組!」「日教組どうするの、日教組!」 と野次を飛ばしたということですが。
9段落目 >首相はよく、答弁中のヤジに「私が答えているんですから」と顔を >しかめる。それなのに閣僚の疑惑を突かれたからといって敵意むき出 >しで言い返すのでは、行政府の長としての矜恃(きょうじ)や品位を >自らおとしめることにしかならない と言われてますねぇ、安倍っち。
ここは、安倍っちの性格がよく現れたシーンだと受け取る方がいいの では。 安倍っちは、自分がやられてイヤなことでも、自分がやりたければ平 気でやる。 安倍っちは、そういう性格なんだということを考えれば、とても自然 な行為ですよねぇ。
後半は、イスラム国の事件についての安倍っちの発言ですが、下から 3段落目 >「首相の答弁はまるで、『イスラム国』と闘う首相に対しては批判 >をしてはならないような印象を我々は受ける」と返したくなってし >まう だそうで。
いやいや、そこまでいいますか!? という感じですよねぇ、これこそ、まさに朝日新聞の安倍っちへの 宣戦布告では?!
私は、そんな風には受け止めませんでしたが、、、。 その上の段落に >「それはまさに、テロリストに屈することになると思う」 とか、安倍っちはテロには屈しません!と力強く言うんですが。
そうそう、そして、民主党の辻元清美先生との質疑で、「イスラム国 から脅迫のビデオが公開される前に交渉してれば、無事開放される 可能性があったのではないか。しかし、安倍っちはその大事な時に 年末はホテルに宿泊し、スポーツジムに行ったり映画に行ったりし ていた」と指摘すると、、、。
「何か進展があって、私の判断が必要になったときには、すぐに連絡 のとれる状態にあったし、私の健康管理も重要なことで、健康を維 持してこそ、判断を求められた時に正しい判断が行える」 みたいに言い張ってましたが。
だけど、イスラム国の脅迫ビデオが公開された時は、すっ飛んで帰 国してますよねぇ。 これって、テロに屈してるのでは? 自分のスケジュールを変更してるじゃないですか?!
そして、こちら、↓。 ロンドンで「シリアの友連絡グループ」外相会合(2015年1月22日) イスラム国のテロリストと戦う国の外相が集まってる会合ですが、 ニュースで見ただけですが、この会合には、日本の外相は参加して ないですよねぇ?
つまり、口では勇ましいことを言うんだけど、やってることは、脅 迫を受けて、すっ飛んで帰国するし、いざという時は腰が引けるし。 勇ましいのは口だけなんじゃないの~!?ということですよ。
あと、社説とは離れて、↓。 (日曜に想う)「一強多弱」政局に潜む鳴動 特別編集委員・星浩 面白い内容だとは思いますが、表層君・深層氏はどうかと思う、、、。 深層氏というと、BS日テレの「深層NEWS」を連想しますよねぇ? ホッシーとヒロッシーにしては?!
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