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天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

生きてみると一番重要で卑しいのがお金だ。

 
高宗皇帝が逝去した時、私が8歳だったから、今年で106歳だよ、
ずいぶん長く生きたもんだ。
長い人生、一番嬉しかった時を振り返ってみると、
一生懸命貯めたお金で初めて自分の田んぼを買った時だなあ。
あれこれ引っかき集めて10万ウォン、これで150坪の田一つ買った。
その後、畑も田んぼもたくさん増やした。
でも、子供たちが全部売っちまった。
目を閉じて目を覚ますと、一つずつなくなっていたなあ。
でも、それでも憎くはないよ。
お金なんて全部そういうもんじゃないか。 
入るお金は入ってきて、出るお金は結局出るのが世の中の道理だ。
そういうことに気を遣って
あくせくする瞬間から心は死ぬんだよ。
生きてみると一番重要で卑しいのがお金だ。
お金に負けたら自分も卑しくなるしな。
お金に目を向ければ、本当に重要なのが見えるんだよ。
家族、健康、そういうことどもだね。

   106세할아버지106세 02

2017年のKBSの番組に出るときのインタビュー記事より。


江原道泗川市(カンウォンド・サチョンシ)トクシル村に住む
106歳のチェ・ドンチュンハラボジ。

チェ・ドンチュンおじいさんには2人の弟がいる。
2017年時点で100歳の次男チェ・ドンハオンと96歳のチェ・ドンチュオン。
(ちなみにそれ以後の3人の消息がネットでも探せなかった。)







고종황제가 서거할 때 내가 8살이었으니, 올해로 106살이야,
참 많이도 늙었네.
긴 인생, 제일 기뻤을 때를 짚어 보면 열심히 모은 돈으로
처음 내 논을 샀을 때 같애.
꼬깃꼬깃 10만 원으로 150평짜리 논 하나. 
그 뒤로 밭이고 논이고 많이도 늘렸지.
근데 자식 놈들이 다 팔았어.
육시랄. 눈만 감았다 뜨면 하나씩 사라지대.
근데, 그래도 밉지는 낞아.
돈이란 게 다 그렇잖아. 들어올 돈은 들어오고 
나갈 돈은 결국 나가는 게 세상 이치지.
그런 거에 마음 쓰고 
아등바등하는 순간부터 마음은 죽는 거야.
살아 보니 가장 중요하고도 천한 게 돈이야.
돈에 지면 나도 천해지고
돈에 눈을 돌려야 진짜 중요한 게 보이는 거지.
가족, 건강, 그런 거 말이야.

鑑定価格1億4000万ウォンのサンサム(山参)。

산삼 01  

写真:小白山(ソベクサン)で発見された天種山参、鑑定価格1億4000万ウォン


5月22日、韓国伝統シンマニ協会によると、薬草屋のAさん(46)は19日、慶尚北道奉化郡
(キョンサンプクト・ボンファグン)の小白山(ソベクサン)で天種山参を発見した。
天種山参は自然の中で50年以上人間の手が全く届かない状態で育った参(サム=朝鮮人参)をいう。

A氏は奉化郡小白山(ボンファグン・ソベクサン)の麓を登山する途中、
天種山参4根と野生山参7根を発見して採取した。

彼は薬草屋生活を18年やっているが初めて天種山参を発見し、直ちに韓国伝統シンマニ協会を訪れ、
自分が採取した高麗人参が天種山参であることの認証を受けた。

シンマニとは「심마니」で野生の山参(サンサム)を採取する人のことをいう。

A氏が発見した天種山参(チョンジョン・サンサム)は、チョン・ヒョンボム
韓国伝統シムマニ協会長が鑑定した結果、
母山参である母参の根の長さは70センチ、重さは33.8グラム、サムの年齢は100年と推定された。
彼が発見した天種山参は計2両(75グラム)で、鑑定価格は1億4000万ウォンに達するという。
日本円でやく1600万円となる。

天種山参を掘り出した近くの50メートル地点で、
A氏が一緒に発見した推定25年根の野生山参7本は、1000万ウォンと鑑定された。

チョン会長は「今年は4~5月に降った頻繁な雨で平年より半月ほど遅れた時期に初めて
小白山で天種山参が発見された」として「科学的にも天種山参は免疫力増強と気力回復に
卓越していると知られている」とし、
古書記録にも天種山参の効能などについて書いてあると話した。
[東亜日報参照]

韓国のクール・コリアは様々あるが、やはりこのサンサム(山参)が
最高峰ではないだろうか。
中国やカナダの山などでもあることはあるそうだが、
薬効的に韓国産にかなうものはないという。
鑑定価が一億ウォンをこえるというから凄まじいではないか。
山で採れるもので一億ウォンをこえるようなものが他にあるだろうか。
ただし、この鑑定価というのはちょっと注意が必要で
鑑定価が一億ウォンだからといって採取した人にその金がすぐに入るわけではない。
実際にその価格で買う人がいてはじめてその金額が手に入る。
先代の現代の会長などはよく買って食べていたようだが、
誰が買ったのか、実際に買う人が現れたのかなどは、
普通はニュースなどにも登場しないので、
ベールに包まれたままだ。

80代の兄弟書道家「濃い友愛」


    20240521 兄弟書道家new
別の地域に住んでいながらも似たような道を歩んできた80代の兄弟がいる。
大学教授を務めた後、名誉教授として活動中であり、書道に没頭し、敬虔なクリスチャンとして
教会の元老長老でもある。そのため友愛がとりわけ篤い。
韓国は5月が家庭の月となっていて、それにちなんでいろいろの催し物が開かれたりする。
この80代の2人の兄弟も春川(チュンチョン)で一緒に書道展を開いており、目を引く。
ファン・ジェウ、ファン・ジェグク兄弟書道展が30日まで春川ハヌルソムキム教会
にあるギャラリーオルで開かれる。
4歳違いの2人の作品約40点を一緒に見ることができる場だ。
兄のファン・ジェウ教授が漢文書道作品を主に使う点を考慮し、
ファン・ジェグク教授は今回の展示で優雅な美しさが盛り込まれたハングル書道作品を中心に披露する。
弟は春川で、兄は大邱で大学の教壇に立ってきたが、人生の軌跡を見れば似ている。
兄の黄載宇(ファン・ジェウ)教授は、ソウル大学の林学博士で嶺南(ヨンナム)大学  20240521 兄作品new
自然資源学部長を務め、現在、韓国松保護協会の諮問委員長を務めている。
普門連署会に入会した後、会員展に出品しながら書道活動も行っている。


弟の黄載国(ファン・ジェグク)教授は慶煕(キョンヒ)大学の漢文学博士で、
江原(カンウォン)大学の漢文学科教授として活動し、06年に退任した。       20240521 弟作品new
1961年に東方連署会に入会、金忠賢、金応賢先生などに師事し、
1966年に第15回国展に入選した。
江原書学会の初代会長と江原道キリスト教美術人協会の会長などを務めた。
二人の友愛はその方面では有名だ。ファン・ジェグク教授が2022年、
画家の夫人ノ・ヨンシク作家との結婚50周年を迎え、金婚記念書画集を出したが、
当時の書画集の題字を兄のファン・ジェウ教授が書いた。
孫と外孫、甥まで家族愛が込められた本だった。
特に今回の展示は、兄のファン・ジェウ教授が今年88歳、米寿を迎えた中で開かれ
さらに意味を添える。
ファン・ジェグク教授は「兄弟姉妹たちも頻繁に会うことができない世相の変化の中で
家庭の月を迎え、兄弟間の暖かい友愛を考えてみる場になることを願う」と話した。
江原(カンウォン)道民日報参照

SUVといっしょにアウトドア生活

朝5時起きして、車で20分ほどの見晴らしのいい地点に急ぐ。
こちら韓国は、空気の汚染がかなり進んでいて
毎朝チェックするのが雨かどうかなどより、pm10と pm2.5の数値だ。
pm10 の場合、50㎍/㎥までは「普通」というカテゴリで「緑」の表示で
ここまでは一応大丈夫ということだ。
pm10 の値が50㎍/㎥を超えるとオレンジ色の表示となり
さらに高くなると「濃いオレンジ色」、「赤」、そして最悪が「黒」で表示される。
pm2.5のほうも 25㎍/㎥ までは「普通」で高くなるとやはり
「濃いオレンジ色」、「赤」、そして最悪が「黒」で表示される。
(それぞれ)値が低いと「良好」で水色、さらに低いと「よし」で
ブルー、さらに低い(ほとんど汚染がないとき。台風のあとなど)ときは
深いブルーで表示される仕組みになっている。
この日は「深いブルー」(最高にいい日)だったので
ここ、見晴らしのいい地点(筆者はここを見晴らし台と勝手に名前をつけている)に
急いだわけだ。

   20240502_유량지하도옆_01
    SUV コランドC(2000㏄)前面。力はある。




    20240502_유량지하도옆_3
      200メートルほどの丘のような山の頂上にトンネルがありそこをぬけて80メートルほど
      来るとこの地点にでる。写真ではわからないがかなり急な下り坂になっていて下界がよーく
      見えるのだ。

    20240502_유량지하도옆_1
     車の内部。散らかってはいるが普段のままをカシャっ して。


「見晴らし台」について何をするかというと、特別のことはない。
家で準備してきた熱いコーヒーを飲みながらパンをかじる。
キャベツもかじる。ゆっくり自分のペースで咀嚼する楽しさを十分に味わいながら
朝の簡単な食事を終え、あとはSUVの後ろトランク部に陣取って
本を読むのが無上の楽しみだ。KORANNDO_ C というSUV車であるが
後ろトランクの部分にこの車専用に作られたテントを張っているので
トランクの扉を上までマックスで開けて、人目を気にすることもなく、
仰向けになって本を読み、腹ばいになって本を読む。
コーヒーも十分の量を淹れてきているいるので本を読みながら
コーヒーも飲む。これがまたうまい。
2時間、3時間はあっという間に過ぎてしまう。
この季節、暑くもなく寒くもなくそのままいても十分に快適だ。
神様の恵みを十分に感じながら、朝のアウトドアライフにおさらばし、
山登りができる地点へと車を移し、しばし山登りを楽しむ。
山登りといってもどっかの山の頂上を目指すようなものではなく、
だいたい20分ほど登って行って、深呼吸して、鳥の歌声を聞き、
引き返す。こうしておけば足腰の筋肉はあまり落ちないまま年齢を
重ねることができようというもの。
午前中の、SUVを中心とした活動を一通りおえて
家に向かえばだいたい昼12時半ごろになっている。
夫婦二人のお昼ご飯の時間だ。
妻の作るお料理はなんでもうまい。感謝^^
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treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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