クールコリア005 韓国のスローシティー
イタリアからはじまったスローシティ。発祥の地イタリアだけにイタリアのスローシティは多い。
日本では宮城県気仙沼市に続き前橋市が2都市目となる。
気仙沼は2012年ごろ、前橋市は2017年にチッタスロー協会に加盟することになった。
チッタスロー(Città slow)とはイタリア語。スローシティの意。
韓国のチッタスローつまりスローシティーは、以下の12か所がある。
韓国のチッタスローの紹介サイト
現在、スローシティに加入できる条件は人口が五万人以下、都市と周辺環境を考慮した環境政策の実施、
有機農食品の生産と消費、伝統食べ物と文化の保存などの条件を満たさなければならない。
具体的な事項として、
環境にやさしいエネルギーの開発、車両通行制限および自転車利用、クラクションなどの騒音を減らす、植樹、
ファーストフードの追放、文化遺産の保護などを実践しなければならない。
韓国のスローシティはアジア最初に指定された全羅南道4地域
(新安郡・曽島、莞島郡青山島、潭陽郡昌平面三支川村、長興郡有治面)をはじめとして、
慶尚南道河東郡岳陽面(お茶の栽培地として、世界最初)、忠清南道礼山郡大興面、南楊州市チョ・アン面、
全州韓屋村、尚州市ハムチャンㆍイアン・ㆍ恭倹面、青松郡不動ㆍパチョン面、
江原道寧越郡(カンウォンド・ヨンウォルグン)金サッカ面、忠清北道堤川市水山面朴達チェ、、、、
以上12か所がある。以下にそれぞれの特徴などを簡単に書いた内容を載せる。
2013年に発表されたときは11か所だったけど、その後最近、
下に書いた4番目の長興郡有治面(ヂャンフングン ユチミョン)が追加された。
1.全南 新安曾島(ヂョンナム シナン ジュンド)
念願を実現する塩田と、もう一つの地球、干潟の物語
2.全南 莞島青山(ヂョンナム ワンド チョンサン)
ピングレ(朗らかに)笑う村、屋根のない自然のギャラリー
3.全南 潭陽昌平(ヂョンナム ダニャン チャンピョン)
永遠の未来、石塀の道と古宅の村
4.長興郡有治面(ヂャンフングン ユチミョン)
昔は虎で有名だった場所。村長は画家、婦人会長が詩人、それに庵にはお坊さんが住む。風鈴の音がやさしい懐かしの村。
5.慶南 河東岳陽(ギョンナム ハドン アギャン)
お茶があってうれしく幸せな茶幸村樂
6.忠南 礼山大興 鷹峰(チュンナム イェサン デフン ウンボン)
全国で最高のつりの名所
7.京畿 南陽州 鳥安(ギョンギ ナムヤンジュ ジョアン)
鳥達がくつろげる楽園
8.全北 全州韓屋村 豊南洞 校洞(ヂョンブク ヂョンジュ ハノク マウル プンナムドン ギョドン)
韓国固有の建築様式で韓屋村を建設したのが最初。
9.慶北尚州 咸倉 利安 恭儉(ギョンブク サンジュ ハムチャン イアン コンゴム)
古来住みやすく豊かな農業の首都
10.慶北 青松 府東 巴川(ギョンブク チョンソン ブドン パチョン)
スローライフとエコフードがある山村スタイルのスローシティ
11.江原 寧越郡 キムサッカッ面(ガンウォン ヨンウォルグン キムサッカッミョン)
自然、人、文化芸術の息吹く本場
12.忠北 堤川 水山 朴達チェ(チュンブク ジェチョン スサン バクタルチェ)
山と水が解け合い美しさを弥増すところ。
ここは筆者も一度行ったことあり。とてもきれいなところだ。まさにスローライフ、スローシティ。