ゆ _ 学生エッセイ81
学生エッセイシリーズは、韓国の日本語学科の学生らが書いた文章を紹介するコーナーです。
今回はその81回目で、男子学生 Y T S さんの作品です。
<ゆ>
日本語の中で特徴的なことはいろいろあるが、ここでは「ゆ」に関して書く。
「ゆ」というのは熱い水を表す。
日本の風呂の文化といえば銭湯である。銭湯の銭はお金の意味であり湯は温めた水を意味する。
この二つの漢字をあわせて、お金を払って入浴する公衆浴場を意味する。
銭湯の入り口を見ると、のれんに「ゆ」とひらがなで書かれているのが見られる。
日本のお風呂の文化をみるとお風呂の文化には「ゆ」というひらがながたくさん使われている。
日本も韓国のように浴槽と言うけれども、湯船とも言う。
これ以外にも湯を沸かす、いい湯加減、お湯があふれる、お湯をかけるなど、
すべて「ゆ」ということばが使われている。
日本の食堂で温かい水をくださいとは言わずお湯をくださいと言う。
また、食べ物にも湯豆腐、お焦げ湯など「ゆ」が使われていて、
漢方薬のようにせんじられて作った薬も湯薬というように湯の漢字が使われている。
この「ゆ」は、その使われ方によって読み方もいろいろである。
温めた水は「ゆ」と読む。主に温泉や銭湯のようにお風呂の文化に使われている。
中華料理ではタンと読んで、煎じて飲む薬の時は「とう」とよむ。
そして、鋳造の材料に使う時は「ゆ」と読む。
意外にも湯は面白く表わされることが多い。
湯気にも湯が入ってるし、白湯、赤ちゃんが生まれたら温かい水で洗うことを生湯(うぶゆ)、
お粥の種類の重湯、卵を入れて沸かしたものも卵湯。
そして、葉を入れて沸かしたお茶は全部湯が入ってる。
桃の葉を入れたお茶も桃湯、桜の葉を入れたのも桜湯、麦を入れたのも麦湯と言う。
日本で湯という字がこんなにたくさん使われているのが不思議で面白い。
<유>
일본어에서 특징적인 것은 여러가지가 있지만, 여기에서는 "유"에 관해서 쓴다.
ゆ라는 것은 뜨거운물을 나타내는 것이다.
일본 목욕이라고 하면 센토이다. 센토란 센은 돈을 말하고 토는 데운 물 을 말한다
이 두 단어가 합쳐져 돈을 지불하여 입욕하는 대중목욕탕을 말한다.
센토의 입구를 보면 노렌에 유가 적혀있는 것을 볼수가있다.
일본의 목욕문화를 보면 목욕문화에는 유라는 단어가 많이 들어가 있다.
일본도 우리나라처럼 욕조라고도 하지만 유부네라고도 한다.
이거 이외에도 물을 끓이다, 물의온도가 적당함, 물이 넘치다,
물을 끼얹다 등모든 단어에는 유라는 글자가 들어가 있다.
일본 식당에서 따뜻한물 주세요라고 안하고 오유 주세요 라고 말한다.
또 음식에도 물두부, 숭늉, 등 유라는 단어를 넣어서 사용하고 한약과 같이 달여서
만드는 약도 일본에서는
토야쿠라고 유라는 글자가 들어가있는 것을 볼 수가 있다.
이 유는 어디에 쓰이는지에 따라서 읽는 방법도 여러 가지이다. 데운물에는 토나
유 라고 읽는다. 주로 온천이나 센토 목욕문화에 많이 쓰이고
중국 요리에서는 탕이라고 읽기도 하고 달여서 먹는 약에 쓰일 때는 토 라고 한다.
주조재료로 쓰일때는 유라고 읽는다.
이 이외에도 ゆ는 재미있게 표현되있는 것이 많다.
수증기, 김을 유게 라고 하고, 백비탕은 사유 아기들이 태어나면 따뜻한물로 씻는 것을
우부유, 죽에 해당하는 미음을 오모유 계란탕을 다마고유,
그리고 잎을넣고 끓인 차에는 전부 ゆ가 들어간다. 복숭아잎을 넣고 끓인차는 모모유,
사쿠라 잎을 넣고 끓인차는 사쿠라유, 보리를 넣고 끓인차도 무기유라고 한다.
일본 ゆ라는 글자가 이렇게 많이 쓰인다는 것이 신기하고 너무 재미있는 것 같다.
【さようなら原発 米沢のつどい (第47回)】
山形で「ナスカの地上絵」
山形といえば「芋煮会」。
わたしも子どもの頃は秋になるといつも近くの河原で家族や友だちといっしょに芋煮会をやっていたものだ。
米沢にいる間だけだったけれど。
あのうまさはことばで言い表すことは不可能だ。
河原で大きな石をみつけて臨時のカマドをつくり、大きななべをおいて準備する。
近くの山から薪(たきぎ)を集めるのは男の子らの仕事。女子はカマド番。
ねぎや糸こんにゃく、牛肉などに主人公の「里芋」をいれて煮る。
煙につつまれながら食べるのがポイント。
空気も水もおいしいから、芋煮のおいしさは脳天を突き破るほどだ。
里芋は山形(米沢)ではほとんどの家で栽培している。量のちがいはあるものの。
この里芋の農家として一番大々的にやってらっしゃる方がたぶん「さとう農園」を経営しておられる
社長の佐藤卓弥さん。山形大がナスカの地上絵を研究していることに思い当たり、
自分の畑にナスカの地上絵を描くことを決めたという。
地上絵はハチドリ。
長さ約80メートル、幅約50メートルで、くちばしが短いことを除けばほぼ実物大。
約100分の1の図面を畑に持ち込み、曲線や直線の畝(うね)を作って描いた。
畝は保温用の黒いビニールで覆われているため、6月の完成当初、ハチドリは黒い線でできていた。
現在は成長した里芋の葉や草が茂り、緑がかって見える。
【地上絵 ハチドリ】
参照:時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082100121&g=soc
佐藤さんのユーチューブもご参考まで。 【さとう農園 6次産業化の達人】
親芋、小芋のちがいなど、見ていて楽しい映像。
https://www.youtube.com/watch?v=nro4CqQ7OrA
サムスンの李在鎔(イ・ヂェヨン)副会長の裁判。
2016年12月6日のブログに「韓国激震」と題して韓国の国政壟断について書いた。
チェ・スンシル(崔順實)という一私人の言うなりになって(操り人形のように)
国政壟断(ろうだん)した事件だ。
この事件の内容は、いろんなことがありちょっと複雑だが、バク・クネ(朴槿惠)氏について言えば、
サムスンとの間の贈収賄罪が成立するかどうかの一点である。
これが成立すれば、懲役10年以上は軽くいくだろうと言われている。
(ただし、これが成立しない(無罪)ければ、朴槿惠氏も無罪となるため、
国政壟断のこれ以外の罪が複数あるけれど、そのどれもが罪としてはやわなものだ。
だから、朴槿惠氏は李在鎔氏の今回の判決が無罪となることを強く希望しているわけだ。)
朴槿惠氏の収賄罪が成立するかどうかを占う裁判が8月7日にあった。
サムスンの李在鎔(イ・ヂェヨン)副会長(49)の裁判である。
きのうの裁判で、朴英洙(バク・ヨンス)特別検察官は懲役12年を求刑した。
その直後の最後の陳述で李在鎔氏は、
「私益のために大統領にお願いしたり期待したことは決してない」と陳述した。
求刑のために法廷に赴いてきた朴英洙特別検察官は、
「今回の事件は経済界と政界の最高権力者が単独面談の場で賄賂をやりとりすることで合意した犯行」と主張した。
続けて「典型的な政経癒着と国政介入で、国民主権の原則と経済民主化という
憲法的価値を大きく毀損した」と重刑求刑の理由を説明した。
崔志成(チェ・ヂソン)前サムスングループ未来戦略室長(66)と張忠基(チャン・チュンギ)前未来戦略室次長(63)、朴商鎮(パク・サンジン)前サムスン電子社長(64)には懲役10年が求刑された。
黄晟洙(ファン・ソンス)前専務(54)は懲役7年を求刑された。
判決の宣告は8月25日に行なわれる。この宣告を生中継でやるかどうかはまだ決定されていない。
たぶん生中継で放送されるものと思われる。かなりの注目を集めることは間違いない。