80歳の天種山参
2024-11-15
樹齢80年の天種山参
慶尚北道金泉(キョンサンブクド・キムチョン)で
会社に勤めている金ヨンスさん(56)は、
全国の有名な山をほとんど登るほどの登山マニアだ。
彼は秋夕(チュソク=だいたい日本のお盆)
連休期間の9月中旬、
墓参りのために忠清北道(チュンチョンプクド)
永同郡(ヨンドングン)梅谷面(メゴクミョン)
にある親戚の家を訪れた。
直指寺(チクジサ)近くの
天徳山(チョンドクサン、海抜986m)の8合目
ほどまで登った彼は、家族と墓参りをした後、
下山する途中、山参(サンサム)6根を発見した。
キム氏は「当時、キノコの季節だったので、
あるいはと思い森が茂った谷間に偶然入ったが、
山参(サンサム)を採取する幸運を得た」と話した。
以前にも山に登っていて、山参を採取したことが
あったキムさんだ。彼が採取した今回の山参は、
色や大きさなど何か特別に見えたそうだ。
金氏は、山参を専門家に鑑定依頼したところ、
樹齢80年の天種山参(チョンジョン・サンサム)
であることが確認された。
金色を帯びた天種山参の根の重さは80gと測定され、
子参(エギサム=子供のサム。つまり親のサムから
新しく生まれたもの)は15~20gずつそれぞれ測定された。
最終鑑定価格は1億ウォンだ。 (約1000万円)
韓国自然産参鑑定院の鑑定専門委員3人が集まって
下した結果だ。
天種山参は山参の中でも最高に認められる参(サム)だ。
自然の状態で発芽して3代以上自生した山参で、
シンマニ(サンサムを専門的に採取するひと。
プロの採取者)は50年以上経った山参を
天種山参と呼ぶ。
韓国自然山参鑑定院のイ・ドングン鑑定委員は
「樹齢を決める脳頭(ノェドゥ、根っこが枝分かれ
している頂点部)部分と胴体、色など
キム氏が採取した山参を総合した結果、
天種山参の中でも最上級に該当する」とし
「専門シンマニも一生の間に一度見ることも難しい
くらいの山参なので、実は呼ぶのが価格」と話した。
呼ぶのが価格=一億ウォンといったら一億ウォンだし
二億ウォンといったら二億ウォンになる、
つまり、売りたい人の自由につけた値段が
その値段になるの意で、韓国語の慣用句的な表現。
しかし、億ウォン台の山参という結果に、
最初はめっけもの、拾い物だと思ったキム氏は、
時間が経つほど日常にも支障をきたすほど、
むしろ心だけがそわそわしだしたという。
そんな彼は悩んだ末に「欲だけがどんどん生じてくる
天種山参をこの機会に良いことに使って日常に戻るべ」
と心を固めた。
いろいろ探してみた末に健康面でぱっとしない
80~90代の高齢者6人にそれぞれ1本ずつ差し上げた。
キムさんは「自分は簡単に見つけた山参を
年配の方々に分けてあげて、やっと心が楽になった」
と語った。
天種山参を受け取った金泉・鳳山面の
シン・ウォンチョルさん(91)は、
「貴重な天種山参を惜しみなく与えて若者が
とてもありがたく誇らしいです」と話している。
[朝鮮日報参照]
コメント
今年も出ましたサンサムの記事。いつ見てもいいもんですね。
日本では昨日から年末ジャンボ宝くじが発売開始。一攫千金を夢見て行列ができたとか。
ところで、サンサムにもいろいろな種類があるんですね。
写真を一瞬見たとき、小さいからたいした値が付かないだろうなあ、と思ったのですが、どっこいメチャ高値。ビックリしました。
天安さんも山へ行ったときに一発当ててください。祈っています。
日本では昨日から年末ジャンボ宝くじが発売開始。一攫千金を夢見て行列ができたとか。
ところで、サンサムにもいろいろな種類があるんですね。
写真を一瞬見たとき、小さいからたいした値が付かないだろうなあ、と思ったのですが、どっこいメチャ高値。ビックリしました。
天安さんも山へ行ったときに一発当ててください。祈っています。
億台のサンサムをお年寄りに分けてあげるという
「善行」をされてはいるのだが、
実は、サンサムとかインサム(高麗人参)などは
90歳、100歳といった人はあまり摂取しないほうがいい
という説もある。
虹の橋を渡ってあっちの世界に行くときに
スパっと行けずに、ぐずぐずしてしまう現象が
ときおり見えるため。
サムの力が働いてスッと行けるところを
なかなか行かせないベクトルが作用するんだとか。
一つの説ではあるけれど、筆者はあながちこの説、
嘘ではなくある種の真理をついているんじゃないかと
考えている。
「善行」をされてはいるのだが、
実は、サンサムとかインサム(高麗人参)などは
90歳、100歳といった人はあまり摂取しないほうがいい
という説もある。
虹の橋を渡ってあっちの世界に行くときに
スパっと行けずに、ぐずぐずしてしまう現象が
ときおり見えるため。
サムの力が働いてスッと行けるところを
なかなか行かせないベクトルが作用するんだとか。
一つの説ではあるけれど、筆者はあながちこの説、
嘘ではなくある種の真理をついているんじゃないかと
考えている。
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以前のブログにも書いたことがある
かと思いますが、わたしも友達の
シンマニ(サンサムや薬草を取るのを職として
いる人たち)といっしょに山に行って、
サンサムを取ったことは3,4度ほど
あります。
が、この写真のような億台のサンサムではなくて
もっと小さいものですね^^。
家で家族らとすぐに食べました。
高麗人参は畑に栽培するもので
6年根といわれるものが売りに出される
わけですが、畑での栽培なので
バカでかくなりますよね。
わたしも、はじめてサンサムを見たときには
「えっ、こんなに小さいの??」
とわが目を疑うほどに小さかったのですが、
山に自生するサンサムは普通はほんと
根っこの部分の太さが5ミリくらいです。
1センチくらいになったら、「おっ、でけえな」
ってなりますよね。
畑栽培の高麗人参は太さが3センチくらいある
ものもざらにありますけど、、、。
ただ、いくら小さくても、遠くから
あの葉っぱを見つけた時にはやはり
「感動」はありますよね^^。
「おお、サンサムよ、オレを待っていて
くれたか」って。