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天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

11月末の韓国スケッチ

11月26日、27日、28日が、581人→555人→503人と3日連続500人台を記録した後、
4日ぶりに500人を割った。11月29日は450人。
この4日間、確定者数が少しずつ減少する様相を見せているが、拡散の勢いが落ちたとは言い切れない。 
特にこの日確定者数が減ったのは週末の検査件数が直前の平日に比べて7千件余り減少した影響もあるとみられる。
防疫当局は家族や知人の集まり、学校、塾、サウナなど日常空間で集団感染が続出しており、
当分の間拡散傾向は続くものとみている。 
感染症の専門家は1日1千人以上の確定者が出る可能性があると警告している。
政府は29日午後、中央災難安全対策本部(中対本)会議を開き、
「社会的距離social distancing」段階の格上げをはじめ防疫強化対策を議論する。
今現在は2段階の状態にある。
段階格上げの基準である1週間1日平均地域発生確定者数は416人に達しており、
全国的に2.5段階にアップされる可能性が高くなっている。
社会的距離は、韓国では1段階、1.5段階、2段階、2.5段階、3段階
の5つの段階からなっていて、定義は若干複雑でここにすべてを書くことはできないが、
たとえば2.5段階になれば、会社での勤務が三分の一以上は在宅勤務(テレワーク、リモートワーク)を勧告し、
3段階になると、必須社員のほかは全て在宅勤務を義務にするといった内容である。
さて、コロナ以外では前号にも書いたチュ・ミエ茶番劇事態がさらに深刻さを増している。
チュ・ミエ法務部長官(法務大臣)は11月24日、尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長に対し
職務排除命令(検察総長を辞めろという意味)を出した。
その理由として
△数年前に中央日報のオーナーと不適切な面会をした
△チョ・グク元法務部長官事件など主要裁判部への不法査察をした
△韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相事件の監察・捜査妨害
△チャンネルA事件関連の監察情報の外部流出
△検察総長対面監察調査の妨害
△検察総長の政治的中立の損傷
などの6つの懲戒の疑いがあるとして、尹総長に対し懲戒請求および職務執行停止を命令した。
しかしこれら一つ一つが話にもならない「言いがかり」としか言いようのないものなのである。
これを受け、尹総長は25日午後10時30分ごろ、「該当処分の効力を止めてほしい」と執行停止申請を出し、
続いて26日午後3時、本案の取り消し訴訟も起こした。
法曹界によると、ソウル行政裁判所行政4部(チョ・ミヨン裁判長)は、
尹総長がチュ・ミエ長官の職務排除に対する「執行停止申請事件」の審問を
11月30日午前11時に非公開で行うとしている。
一般的に、執行停止申請事件の結果は、尋問から1週間後に当事者に通知されるが、
今回は事案の緊急性と重大性を考慮して、裁判所は早ければ尋問当日、
遅くても翌日に判断を下す可能性が高い。
秋美愛(チュ・ミエ)法務部長官の職務排除命令で危機に追い込まれた
尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長の運命が早ければ明日30日または12月1日に決定されるものとみられる。
なんでここまでチュ・ミエが尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長を嫌っているかというと、
人に仕えるのではなく法と国家に仕えると言っている尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長が
煙たくてしようがないのである。
このままユン検察総長を総長の座においておくと、
いずれ必ずチュ・ミエも文在寅(ムン・ジェイン)も、その罪が赤裸々に暴かれ、
牢獄生活を余儀なくされる。それを阻止したいがために必死の「妨害」作戦をとっているわけだ。
前の政権の朴槿恵大統領が特別検事(五、六人いた)によって弾劾が決まった。
その特別検事の一人として名を連ねていたのがこの尹錫烈(ユン・ソンヨル)現検察総長だ。
そのときは普通の検事だった。
この「業績」をうれしく思った文在寅がみずから尹錫烈氏を検察総長に任命したのである。
だからといって尹錫烈さんは、文在寅の犬になったりはしない。
人に仕えるのではなく法と国家とに仕えるのだとはっきりと明言している。
悪があったらそれがだれであってもひっとらえるということである。
日本のニュースでどれだけ出ているかわからないが、
チュ・ミエの形相はほとんど鬼のような形相になっている。
余裕を見せるために薄ら笑いを浮かべたりするのだが、
それがまたふてぶてしいことこの上なく、
政府与党支持者からも最近ではこのチュ・ミエを除外せよという声もかなり出ている。
明日30日に、「執行停止申請事件」の審問が行われる。
どんな結果となるか。目の離せない日々が続く。
多くの国民は、勿論尹錫烈(ユン・ソンヨル)検察総長を応援する立場である。
正義は勝ってほしいと思うのが人情というものだろう。

韓国スケッチ11月

11月16日0時現在、累計感染者数は28769人(前日から223人増加)となっている。
日本のほうも最近増加率がかなり増えているが、韓国も200人台がこのところ数日続いていて
全体に危機感が造成されているようだ。1日の発生が200人をこえるというのは、
10か月ほど前のコロナ初期以来、初のことだ。
米大統領選挙が、民主党(バイデン)の不正があとからあとから暴かれてきており、
テレビの報道とは裏腹にバイデンが窮地に立たされる結果になるような様相をきたしている。
シドニー・パウエルという辣腕弁護士がトランプ陣営に加わってくれたことで、
トランプは俄然勢いづいているといってよいだろう。
中国共産党との結びつきの強いバイデンが米大統領になったら
米もそうだが、日本もかなりやばい時代になるものと思われる。
台湾も尖閣も全部中国共産党の支配下に抑えられる可能性が限りなく高くなろう。
トランプのことをバカだチョンだ人格破壊者だと
頭から彼を気違いのごとく見下す群れがいるけれども
トランプは決してばかではない。
彼のやってきたことを色眼鏡ではなく純粋にみてみるとすぐにわかる。
メディアの報道に騙されてはならない。
さて、韓国。(以下の内容は筆者愛読の朴斗鎮TVの内容をまとめたものである)。
連日こちらの話題は、チュ・ミエのことだ。
前法務部長官がチョ・グクだった。いわゆるたまねぎ男として有名だ。
彼のあとを継いで今年1月に法務部長官=法務大臣に就任したのがチュ・ミエだ。
こちらではたまねぎ女としてすでに有名だ。
いろんな疑惑があとからあとから出てきているからだ。
今彼女は、人事権濫用で粛清人事を繰り返している。
ここで人事権というのは、検察の人事を検察庁長官がやるのではなく
法務大臣がやるということ。(法に違反しているのだが)
目的は検察庁長官=検事総長であるユン・ソンヨル氏の手足をしばること。
ユン・ソンヨル氏は、もともと文在寅の要請をうけて検事総長になったのだが、
文在寅に都合の悪いこともバンバンその罪をあばき、与党も野党もなく
ただ純粋に法のもとに悪を撲滅してゆこうとするその姿勢は、
まさに検察官の鑑のような存在となっている。
こういう検察官がいるなら、国に対する信頼も増すというもの。
今、このユンソンヨル検事総長を一番煙たがっているのがチュ・ミエだ。
自分の息子の不正(チュ・ミエの息子の軍服務時の不正)などをバンバン暴いているからだ。
最近は、ライム事件(1兆5千億ウォン=1千数百億円の詐欺事件)で
政府与党と大統領府関係者の名前が出てくるや
突然3回目の指揮権発動を行いユンソンヨル総長の捜査権を剥奪。
この背景には前秘書室長イム・ジョンソクなどハニャン大学(漢陽大学)卒業生らが
深く関与したといわれているもう一つのファンド詐欺事件オプティマス事件を
事前に遮断する狙いがあるとみられている。
オプティマス事件では5600億ウォン=460億円の詐欺被害が出ている。
これがモロに暴かれると、文在寅にとっては強烈なカウンターとなる。
3回目の指揮権発動がなされたのは10月19日。
韓国の民主化後に指揮権発動がなされたのは4回あり
そのうちの3回がチュ・ミエによるもの。いかに多いかがわかる。
指揮権発動とは検察庁長官ではなくて法務大臣が直接検察に指示をだして
検察をコントロールすること。
ユンソンヨル検事総長の手足を縛るだけでなく彼を事件に巻き込み排除することがメイン目的。
そのため、ユンソンヨル総長の義母の問題を蒸し返している。
義母の問題は、数年前に現与党である民主党によって
(つまり文在寅政権側によって)
「なんの問題もなし」と太鼓判を押されていた問題なのである。
ユン総長は指揮権発動直後の10月22日、国会法制司法委員会で、
大検察庁の国政監査に出席し、
「検察総長は法務部長官(法務大臣)の部下ではない」としたうえで、
具体的な事件で法務大臣が検察総長を指揮するのであれば話は聞くが
一方的に「検察総長は外れろ」というのは検察庁法に反すると反撃した。
これまでの法務大臣は、検察庁法を尊重したゆえ
無暗に指揮権発動をやったりしなかったが、
権力ゴッコに明け暮れているチュ・ミエはこれを乱発しているわけだ。
文在寅政府のやろうとしている検察改革というのは、
人権の尊重、法のもとでの公平と平等、司法独立という
自由民主主義の発展を目指すものではなく
検察を自分たちの召使いにしようという陰謀だという声が高まっている。
チュ・ミエの指揮権発動で注目せねばならぬもう一つの点は、
いずれの指揮権発動もまず詐欺犯が登場して与党寄りのメディアが
その人物の意見を報道したのちに発動されているという事実がある点だ。
たとえば収監中のキム・ボンヒョンの獄中からの手紙が今回の3回目の発動の
根拠になっていたりする。
今回の指揮権発動があまりにも露骨で悪質だったため多くの検事たちの怒りをかった。
実名で最初に声をあげたのはイ・ファヌという済州島地検の検事。
10月28日、韓国検察内ネットワークでチュ・ミエが
人事権、指揮権、監察権を濫用していることを批判し、
政府のやっている検察改革は根本から失敗したと投稿した。
これに対してチュ・ミエはSNSで、
「そうしたカミングアウトには改革だけが答えだ」と応酬した。
これはイ・ファヌ検事に対する報復予告とみられている。
つまり検察改革によってお前を処罰するぞと脅しをかけているわけだ。
このSNS投稿に堪忍袋の緒が切れた検事たちが一斉に声を上げチュ・ミエを批判した。
「わたしもイ・ファヌだ」と。
こういう検事が全国300余人に上った。
韓国の全検事が2154人いるなかで、そのうちの10%にも達する。
水原のある検事は、今回の検察改革は
執権勢力と一部検事たちによる合作の詐欺劇だったようだと批判した。
過去、検事たちが連判状を書いたこともあるがこれほどまでに多いのははじめてのこと。
検事出身のある弁護士は、検事の95%がこの行動に賛成しているといっている。
検事たちは、「北朝鮮じゃあるまいし、怖くてなにも言えない世の中になったようで悲しい。
抑圧と恐怖は改革ではない」と嘆いている。
検事たちの政府批判行動が今後どういう広がりをみせるかはわからないが
文在寅に、チュ・ミエをとるかユンソンヨルをとるかの選択を迫ったことは間違いない。
もしユンソンヨルを切れば、国民のユンソンヨル待望論に火をつけることはまちがいない。
今もイ・ナギョン、イ・ジェミョンに次いで大統領候補として
支持率17%という支持をとっているためだ。
もっとも、本人のユン総長は、次期大統領選挙に打って出るとかでないとかの
コメントは一切していない。まわりの輩がただあおているだけ。
筆者の思いとしては、ユン総長には検察総長としての任命に邁進されることを願うのだが。
文在寅の任期は2022年5月9日までとなっている。
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プロフィール

treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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