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天安からアンニョン

日々の思いや韓流情報などをエッセイ風に書きます。韓国からの発信です。

韓国の労組は法の上に君臨。

「民主労総の争議行為は違法でも処罰できず、労組は法の
上に君臨している存在なんだ」という悟りを得た1年でした。

延世(ヨンセ)大学政治外交学科4年生の李ドンスさん(24)は
23日、朝鮮日報とのインタビューでこのように話した。全国民
主労働組合総連盟(民主労組)が授業時間に校内でアンプと
鉦(クェングァリ、韓国の伝統楽器で金属の盤のようなものを
金属のばちでたたく。ものすごい音が出る)を動員して汽車の
音に近い騒音を発生させ集会を開いたことに対して提起した
刑事告訴を、先週警察が最終「無罪」で処分したことに対す
る所感だ。

李氏がいきなり告訴したわけではない。告訴に先立ち民主労
総に直接7回も騒音自制をお願いし、学校と112(日本の110
番)に申告もしてみたが無駄だった。最後の選択が警察だっ
た。

李氏は2020年のコロナ事態当時、大学生になった。2年間非
対面授業を経て3年生になった昨年3月になって初めて対面
授業に参加した。ときめきもつかの間。3月末(以下、2022年)
から民主労総の校内集会が始まった。毎週月曜日、李氏の
英語講義がある時間帯に1時間ずつだった。校内集会は李
氏が授業を受ける白羊館近くの白羊路で開かれ、たびたび
白羊館前でも開かれた。

要求事項は清掃・警備労働者の賃金引き上げなどだった。
李氏は「集会騒音で教室で教授や発表者の発言が聞こえ
ないほどだった」と話した。

李氏が直接測定し、映像でも残したこの集会の騒音は最大
95dB。工場騒音(90))と汽車騒音(100))の中間水準だ。
集会デモ法施行令は、昼間でも住居地域、学校、総合病院
では騒音が65dBを超えてはならない。

李氏は4月に入って集会現場に5回訪ねて「スピーカーのボ
リュームを減らしてくれ」と要請した。その都度返ってきた答
えは、「拡声器の音を減らせば、我々の力(交渉力)を奪わ
れる。これ以上減らすことはできない」というものだった。
現場との対話に失敗した李氏は、民主労総公共運輸労組
ソウル支部代表メールアドレスに2回コメントを書いた。

「労働者の事情は理解しますが、学生の授業を妨害する
方式は正当ではありません。横断幕でも十分に生徒たち
に意思が伝わっています。」
返事はなかった。

その次に選択した方法は112番通報。4月下旬から3回に
わたって通報した。無駄だった。集会中に警察が来れば民
主労総はしばらく拡声器の音を減らす方式で対応した。
出動した警察官に「未申告集会なのになぜ解散措置をし
ないのか」と尋ねた。警察は「学校私有地で起きたことな
ので、学校の解散要請がなければならない」と話した。
それで李さんは学校を訪れた。総長室を訪れたが、総長
の代わりに職員が出てきた。総務チームにも訪れた。答
えは同じだった。「学校としてやってあげる方法がない。」
と話した。

結局、李氏は5月に警察署を訪ねて告訴状を提出した。
被告訴人は集会を主導した「民主労総延世大学分会長」
ただ1人であり、疑惑は業務妨害と集示法(集会と示威に
関する法律)違反だった。その翌月には損害賠償600万
ウォン余りを要求する民事訴訟も起こした。「私が何もし
なければ何も変わらないようだった。私が卒業した後も
後輩たちも同じ苦痛を受けてはならないと思った」と
李氏は話した。

しかし、ニュース報道が出ることによって李氏は一方的
な悪質コメントのターゲットになった。李氏は「民主労総
幹部を相手にした告訴をあたかも力のない一般清掃労
働者全体相手であるかのように放送が歪曲した」と話し
た。ある放送会社は損害賠償金600万ウォン余りを「清
掃労働者月給の4倍」と紹介し、記事に「ボリュームを
大幅に下げて集会した」という労組側の一方的主張を
盛り込んだ。

このような記事が出ると「のこぎりで顔を生きたまま切
ってしまいたい」「自殺させる」等の悪質コメントが次か
ら次にアップされた。李氏は、最もひどい悪質コメント
11人を告訴した。

警察はその全員を嫌疑なしまたは却下処分した。主な
理由は「単発性悪質コメントだから」だった。警察の主
張とは異なり、侮辱罪は一度の行為でも成立する犯罪
だ。捜査裁量権を逸脱乱用したという指摘が出ている。
李氏は「『6か月以内にイ・ドンスを自殺させる』というコ
メントもあるが、本当に私が自殺してしまわないと警察
が積極的に乗り出す気がないのではないかという気も
した」と話す。

民主労総相手の告訴も相次いで嫌疑なしの処分が出
た。昨年12月には業務妨害が、今月中旬には集示法
違反が嫌疑なしと処理された。「正当な争議行為なの
で民事・刑事上免責」という趣旨だった。不起訴理由
書には「ある程度騒音発生はやむを得ず」「比較的長
くない時間の間になされる」等の内容が書かれていた。

李氏は「一般国民が申告もなしに4か月間毎週1時間
ずつ汽車のような騒音を出して集会をしてもこのよう
に処理しただろうか」と話した。
彼はうつ病、不安障害、パニック障害の診断を受け
て先月まで1年近く薬を飲んでおり、今も不眠症に苦
しんでいると話した。いったいこの社会はどうなって
いるんだ。これがまともな警察で、正常な裁判所か。

岸田=尹、信頼関係築く。

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          (東亜日報より)

5月8日、訪韓日程を終えて帰国した日本の岸田文雄首相が、
尹錫悦(ユン・ソンヨル)大統領との韓日首脳会談を契機に信頼関係を
さらに強化し、人的交流を促進すると明らかにした。
NHK・日本経済新聞によれば岸田総理はこの日午前、
ソウルで取材陣と会い「尹大統領と力を合わせて新しい時代を切り開いて
いきたい」として「人的交流がより一層活発になれば相互理解が深まる。
そのために力を入れたい」と強調した。
岸田総理は、尹大統領が7日夕方、漢南洞(ハンナムドン)官邸で主催した
晩餐に関しては「個人的な話を含め非常に意味のある対話を交わした」
として「信頼関係をより一層深めることができた」と話した。
両首脳は会談で「未来志向的」関係構築と安保協力強化で意見が一致した。
岸田総理は徴用工問題と関連して、歴代内閣の歴史認識を継承するという
考えを伝えた後「当時、厳しい環境の中で仕事をすることになった
多くの方々が大変で悲しい経験をされたことに対して胸が痛む」として
個人的な遺憾を表明した。
松野裕和官房長官は8日午前、記者会見で「(韓日)政府間対話の活性化
が順調に進み、韓日関係改善の動きが軌道に乗った」と評価した。
岸田首相は同日午前、宿舎のソウル中区(チュング)ロッテホテルで、
鄭鎮碩(ジョン・ジンソク)韓日議員連盟会長と約45分間面談した。
首相はジョン会長に「日韓は重要な隣国として関係発展のために
引き続き努力したい」として連盟の協力を要求した。
また「韓日関係が非常に難しい状況でも(韓日議員連盟が)両国の架け橋
の役割をしてくれたことに感謝する」とし、今後も積極的な議員交流を続け
てほしいという意思を伝えた。
ジョン・ジンソク会長は岸田総理との面談後「胸が痛い」という発言と
関連して、「暖かいメッセージが印象的だった」と評価した。
ジョン・ジンソク会長のことばに現れているように、
岸田首相の今回の訪韓は、韓国人の心に温かい印象を
強く焼き付けたようだ。ブログ筆者の周りの韓国人らも、
「国の長として、あれ以上のメッセージは考えられない」といった
評価をしてくれる人が多くいる。
心のこもった態度で韓国の地に来てメッセージを発した岸田首相。
奥さんの印象にも多くの韓国人は言及している。
非常に感じがいいと。
内助の功の鑑と言えるのかも。

国民年金の話。

 日本では国民年金はいくらくらいか。月、6万円前後が大部分だと思う。
韓国でも国民年金はだいたい日本と同じようなものだ。ところで掛け金
を多く設定し長年かけ続けてきた人で国民年金で月に200万ウォン(20万
5000円)以上もらう人が現在韓国に1万5290人ほどいるという。文化日報
が報道していた。ご紹介したい。
今年に入って退職後、国民年金を毎月200万ウォン(20万5000円)以上も
らって老後生活をする人が1万5000人を超えた。昨年末までは5000人台
だったが、1か月間で3倍近く増加したのだ。
5月2日、国民年金公団の「2023年1月基準国民年金統計」資料によると、
今年1月末基準で月200万ウォン以上の老齢年金(10年以上加入すれば
老後に受け取る一般形態の国民年金)を受け取る受給者は1万5290人に達した。
性別では男性が1万5077人(98.6%)で絶対多数で、女性は213人(1.4%)
に過ぎなかった。過去、経済活動に参加する女性が多くなかったうえ、
経歴断絶も多かったためと見られる。昨年12月末基準で5410人だった
月200万ウォン以上の受給者が、このように年が変わるやいなや1か月で
2.8倍増加したのは、1998年(7.5%)以来24年ぶりの最高記録を立てた
昨年の物価上昇率(5.1%)を反映し、国民年金受給額を今年1月から引
き上げた影響と分析される。
国民年金を月200万ウォン以上受け取る受給者は年々増えている。国民
年金制度が定着し、20年以上長期加入して老齢年金を受け取る人が増え
続けているうえに、物価引き上げに合わせて基本年金額が着実に上がっ
た結果だ。
国民年金月200万ウォン受給者は1988年の国民年金制度施行後、30年後
の2018年1月に初めて誕生した。以後2018年10人、2019年98人、2020
年437人、2021年1355人などに増えた。昨年は5410人と、1年で4倍に
増えた。国民年金が毎月200万ウォン以上固定収入で入ってくれば、
引退後の老後生活を送るのに大きく役立つ。月200万ウォンは50代以上
の中高年者が考える個人基準老後適正生活費を超える水準であるためだ。
今年1月末基準の国民年金の月最高受給額は266万4660ウォン
(27万3000円)で、月260万ウォン(26万6000円)を超えた。
平均受給額は月61万7603ウォン(6万3000円)で、昨年12月(月58万
6112ウォン)より3万1491ウォン増加し、初めて60万ウォンを超えた。
月100万ウォン以上の老齢年金受給者は64万6264人だった。
日本で国民年金を20万円以上もらっている人が何人くらいいるのか気
になるところだ。(厚生年金ならざらにいらっしゃるのは言うまでもないけれど^^)
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treenamu

Author:treenamu
韓国在住の日本人で、山歩きやサッカー、リフティングなどが好きです。小説・随筆なども書いてます。鴨長明、ヘッセ、バルザック、モーム、チャンドラーなどが好きです。スローライフがモットーです。

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