2013-06-28
【オーストラリア】労働党首選でギラード首相敗退、ラッド前首相復帰
26日、秋に総選挙を控えたオーストラリアの与党・労働党で党首選挙(上下両院議員による)が行われ、57票を獲得したラッド前首相が45票にとどまったギラード首相を破り、党首に選出された。翌27日、ブライス総督はこの結果を受けてラッド氏を首相に再び任命、2期目のラッド政権がスタートした。敗れたギラード前首相は今期限りでの政界引退を表明した。
党首選は3月にも行われたばかりで、このときはギラード首相の突然の決断により対立候補が出ず無投票となったため、大きなニュースにはならなかった。しかし今回はラッド氏が昨年12年に続く形で出馬を決断、労働党の支持率が4割を切り、小選挙区制(移譲式)の下で惨敗が予想されるなか、一挙に党のイメージ刷新と立て直しを求める党内の不満を結集し、首相交代につなげた。就任直後ということもあるが、首相としての好感度は過半数に達しているという調査も出ている。
だが野党・保守連合は8月にも繰り上げ総選挙を求めており、党の立て直しがならなければラッド政権も短命で終ることになってしまう。第2期ラッド政権には、なんとか労働党を勝利させるための処方箋が求められる。またラッド新首相は中国名を持つなど「親中派」と目されていたが、実際に首相に就任した際は主に資源外交などの分野で中国に強硬な姿勢を見せる場面も目立った。
オーストラリア労働党 公式サイト(英語)
http://www.alp.org.au/
党首選は3月にも行われたばかりで、このときはギラード首相の突然の決断により対立候補が出ず無投票となったため、大きなニュースにはならなかった。しかし今回はラッド氏が昨年12年に続く形で出馬を決断、労働党の支持率が4割を切り、小選挙区制(移譲式)の下で惨敗が予想されるなか、一挙に党のイメージ刷新と立て直しを求める党内の不満を結集し、首相交代につなげた。就任直後ということもあるが、首相としての好感度は過半数に達しているという調査も出ている。
だが野党・保守連合は8月にも繰り上げ総選挙を求めており、党の立て直しがならなければラッド政権も短命で終ることになってしまう。第2期ラッド政権には、なんとか労働党を勝利させるための処方箋が求められる。またラッド新首相は中国名を持つなど「親中派」と目されていたが、実際に首相に就任した際は主に資源外交などの分野で中国に強硬な姿勢を見せる場面も目立った。
オーストラリア労働党 公式サイト(英語)
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