2012-03-21
【フランス】大統領選挙が開始
フランスで大統領選挙が始まった。16日の立候補締め切りまでに10名が立候補を届け出、憲法評議会の審査を経て19日に10名での争いが確定した。
主な候補者はサルコジ現大統領(民衆運動連合、UMP)と最大野党・社会党(PS、社会主義インター加盟政党)のオランド前第一書記で、この二人を極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首、中道政党・民主運動(MoDeM)のバイル議長、共産党(PCF)などからなる「左翼戦線」のメランション欧州議会議員(左翼党)、欧州エコロジー緑の党のジョリ欧州議会議員、ゴーリスト政党「立ち上がれ! 共和国」のデュポン=エニャン・イェール市長、反資本主義新党のプートゥー候補、トロツキスト「労働者の闘い」のアルタウ候補らが追う。ルペン女史は立候補に必要とされる公職者500名の支持集めが過激な主張のために難航したものの、最終的に届け出ることに成功した。いっぽう有力候補のひとりと目されたドビルパン前首相は与党を離れ立候補を模索したものの、公職者500名の支持がぎりぎり集まらなかった。
大統領選挙は4月22日に第1回投票が行われ、ここで過半数を獲得する候補者が出なかった場合は上位2名による決選投票が5月6日に実施される。現時点では第1回投票においてはサルコジ、オランド両氏が互角の情勢とみられているが、両候補による決選投票になった場合はオランド候補に軍配が上がるとの世論調査結果が出ている。「金融界は敵」と訴えるオランド氏は積極的な財政出動を主張、いっぽうサルコジ大統領は不法移民対策のためにEU内の自由往来を定めたシェンゲン協定の見直しを主張するなど、両候補ともEUに加盟する他国とは異なる政策を掲げており、どちらが当選するにしてもEU諸国に大きな影響を与えることになるとみられる。
なおフランスでは大統領選に引き続き、6月に国民議会(下院)選挙が行われる予定。
オランド候補 公式サイト(フランス語)
http://francoishollande.fr/
主な候補者はサルコジ現大統領(民衆運動連合、UMP)と最大野党・社会党(PS、社会主義インター加盟政党)のオランド前第一書記で、この二人を極右・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首、中道政党・民主運動(MoDeM)のバイル議長、共産党(PCF)などからなる「左翼戦線」のメランション欧州議会議員(左翼党)、欧州エコロジー緑の党のジョリ欧州議会議員、ゴーリスト政党「立ち上がれ! 共和国」のデュポン=エニャン・イェール市長、反資本主義新党のプートゥー候補、トロツキスト「労働者の闘い」のアルタウ候補らが追う。ルペン女史は立候補に必要とされる公職者500名の支持集めが過激な主張のために難航したものの、最終的に届け出ることに成功した。いっぽう有力候補のひとりと目されたドビルパン前首相は与党を離れ立候補を模索したものの、公職者500名の支持がぎりぎり集まらなかった。
大統領選挙は4月22日に第1回投票が行われ、ここで過半数を獲得する候補者が出なかった場合は上位2名による決選投票が5月6日に実施される。現時点では第1回投票においてはサルコジ、オランド両氏が互角の情勢とみられているが、両候補による決選投票になった場合はオランド候補に軍配が上がるとの世論調査結果が出ている。「金融界は敵」と訴えるオランド氏は積極的な財政出動を主張、いっぽうサルコジ大統領は不法移民対策のためにEU内の自由往来を定めたシェンゲン協定の見直しを主張するなど、両候補ともEUに加盟する他国とは異なる政策を掲げており、どちらが当選するにしてもEU諸国に大きな影響を与えることになるとみられる。
なおフランスでは大統領選に引き続き、6月に国民議会(下院)選挙が行われる予定。
オランド候補 公式サイト(フランス語)
http://francoishollande.fr/
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