2011-06-07
【ポルトガル】総選挙で与党・社会党が敗退
ポルトガルで5日、財政再建案が議会で否決されたことに端を発し解散された議会の総選挙(定数230、比例代表制)が行われた。その結果、ソクラテス首相率いる与党・社会党(PS、社会主義インター加盟政党)が敗退。保守中道野党・社会民主党(PSD)が勝利し、社会党は下野することとなった。
今回の選挙はリーマン・ショック以降の経済危機がポルトガルに波及したことが遠因で、この危機によってポルトガルは財政赤字が増大。失業率も高まり、ソクラテス首相と社会党政権への批判が高まっていた。これに対処するための財政再建案が3月に議会で否決され、議会は解散。その後、財政危機から脱却するために欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から「年金凍結」など、さらなる緊縮財政策を突きつけられ、社会党は「ポルトガルを守れ」を標語に選挙を戦ったが、及ばなかった。EUからの経済支援をめぐる政権交代は、ヨーロッパではアイルランドに次いで2例目となる。
この結果を受けて社会民主党のコエリョ党首が新首相に就任する見通し。コエリョ氏の社会民主党は今回の総選挙で公務員削減、労働市場自由化などの経済リベラリズムによって経済の流動化を図る新自由主義的な政策を掲げていた。しかし社会民主党は単独では議会の過半数に達しなかったため、第3党となった、より保守色の強い民主社会中道・人民党(CDS-PP、日本の報道では「民衆党」とも)と連立を組むとみられる。
なおポルトガルにおいては「社会民主党」は現在では保守中道政党だが、過去には中道的な社会民主主義・民主社会主義を掲げ、社会主義インターへの加盟を模索したこともある。その後、自由主義インターナショナルに加盟していた時期もあったが、現在はキリスト教民主主義系政党を中心とする国際政党組織に参加している。
国内投票分(226議席)の選挙結果は次の通り(他に在外選挙人の4議席があるが、結果は未定。カッコ内は前回比)。
社会民主党 105(+24)
社会党 73(-24)
民主社会中道・人民党 24(+3)
民主統一連合 16(+1、共産党と緑の党)
左翼ブロック 8(-8、新左翼など)
社会党 公式サイト(ポルトガル語)
http://www.ps.pt/
今回の選挙はリーマン・ショック以降の経済危機がポルトガルに波及したことが遠因で、この危機によってポルトガルは財政赤字が増大。失業率も高まり、ソクラテス首相と社会党政権への批判が高まっていた。これに対処するための財政再建案が3月に議会で否決され、議会は解散。その後、財政危機から脱却するために欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF)から「年金凍結」など、さらなる緊縮財政策を突きつけられ、社会党は「ポルトガルを守れ」を標語に選挙を戦ったが、及ばなかった。EUからの経済支援をめぐる政権交代は、ヨーロッパではアイルランドに次いで2例目となる。
この結果を受けて社会民主党のコエリョ党首が新首相に就任する見通し。コエリョ氏の社会民主党は今回の総選挙で公務員削減、労働市場自由化などの経済リベラリズムによって経済の流動化を図る新自由主義的な政策を掲げていた。しかし社会民主党は単独では議会の過半数に達しなかったため、第3党となった、より保守色の強い民主社会中道・人民党(CDS-PP、日本の報道では「民衆党」とも)と連立を組むとみられる。
なおポルトガルにおいては「社会民主党」は現在では保守中道政党だが、過去には中道的な社会民主主義・民主社会主義を掲げ、社会主義インターへの加盟を模索したこともある。その後、自由主義インターナショナルに加盟していた時期もあったが、現在はキリスト教民主主義系政党を中心とする国際政党組織に参加している。
国内投票分(226議席)の選挙結果は次の通り(他に在外選挙人の4議席があるが、結果は未定。カッコ内は前回比)。
社会民主党 105(+24)
社会党 73(-24)
民主社会中道・人民党 24(+3)
民主統一連合 16(+1、共産党と緑の党)
左翼ブロック 8(-8、新左翼など)
社会党 公式サイト(ポルトガル語)
http://www.ps.pt/
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