2013.10.11 (Fri)
マッカーサーは慰安婦がお好き
抑制された毒舌が小気味良い
マッカーサー
世間では「ヘイトスピーチ」が批判の的になっているようだが、静かな声で語る毒舌ほど惹かれるものはない。
前にも書いたが、たまに週刊新潮を買うと、後ろから読んで行く。
まず第一に高山正之氏の「変見自在」、次に櫻井よしこ氏の「日本ルネッサンス」の連載コーナーである。
高山氏の連載は「変見自在 スーチー女史は善人か」や「変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ」などと単行本になってまとめて読むことができる。
そのうち何冊かは当ブログでご紹介したが、何といってもPonkoの目から鱗が落ちたのは「日本人が勇気と自信を持つ本 朝日新聞の報道を正せば明るくなる」(テーミス社 2007年刊)だった。
高山氏の近・現代史の深い造詣とクールな毒舌がたまらない。
白人、支那人、朝鮮人がバッサバッサと斬られる。
反日日本人ももちろん斬られる。
例えば「南京大虐殺」は・・・
「要するに米国人が意図して創ったデマを江沢民が政治利用することにし、朝日の本田勝一と戴国偉が話をふくらませ、筑紫と久米宏がそれをテレビでふりまいたのが南京大虐殺だ」(43頁)
と僅か2行で切り捨てる。
あるいは・・・
「モニカ・ルインスキーとかけましてベンダー、つまり自販機と解きます、というのがあの騒ぎのさなかにあった。
その心は「insert bill(1ドル札を挿入して)」。
お札のビルとクリントンの名をかけたジョークだ。
ここまでお下品な大統領も珍しいが、クリントンはただけじゃあなかった。狡さでも一流だった」
と始まる「米大統領はヤクザがお好き」(53頁)はクリントンとオバマが如何に日本から金を巻き上げたかを書いている。
如何にも正義の味方であるかのような「白人」や「市民」やアウンサンスーチー女史やサンデル氏の虚像を打ち壊し、悪の権化とされるカダフィー大佐やフセイン大統領を再評価する高山氏の視点は、産経新聞記者時代に培われた真実を追求するジャーナリズム精神だと思う。
本書の「マッカーサーは慰安婦がお好き」から連想するのは、終戦後、日本にコーンパイプを咥えて羽田空港に降り立ったマッカーサーが第一に日本に命じた事は米兵士のための慰安所を設けることだったという事である。
そのアメリカに日本に世話になった韓国が「強制連行された」と嘘をついて慰安婦像を建て、米議会が日本を非難する決議案を出すという笑い話も連想させる。
その昔、高山氏の極めて小規模な講演会に出掛けた事があるが、著作にみられる毒舌とはまったく違って、何か恥ずかしげに小声で喋る落差が印象的だった。
産経新聞の「正論」の巻頭を飾るエッセイ「折節の記」も著者不明であるが、楽しく読ませてもらっている。
「週刊新潮」はうしろから、「正論」は前からというのが両誌の読み方の作法のようである。
週刊新潮を読み忘れた方は本書で高山氏の毒舌を楽しまれてはいかが。
ランキングへのご支援をお願いします。
****↓
「マッカーサーは慰安婦がお好き」(高山正之 新潮社 2013年8月 1400円+税)
【目次】
はじめに外国信仰に凝り固まった記事に馴されるな
第1章 米国がこんなに酷いとは
日本の戦争映画がダメな理由
米大統領選も視点を変えれば面白い
日本叩きのルーツは米国にある
そして誰も朝日を読まなくなった
HIV根絶に欠かせない小さなリング
鳥インフルは米軍の新兵器
中国よ「あった」というのなら証拠を出せ 中国が唯一逆らわない相手
孫文を英雄視するのは止めろ
米大統領はヤクザがお好き
第2章 きちんと伝わらない「真実」の数々
「市民」ほどウサン臭いものはない原発「安全神話」を作り上げた朝日の責任
偽善宗教を日本は受け入れない
日本人の妻は世界一、恵まれている?
日中戦争は「日米戦争」だった キューバがHIVを制圧した理由
密告者には正義感も清潔感もいらない
ロシアは何度も日本に潰されている
戦争被害をカネに変えるな 非道国家が原子力を手に入れると……
第3章 中国には強い態度で臨むべし
刺青は野蛮な白人のステータス
地震が怖くて日本に住めるか!
米国のウソをヒロシマは忘れない
オスプレイ問題に隠された米国の本音
デッチ上げ人生を歩むスーチー女史の後ろ盾 シリアで日本人女性記者が殺された理由
ウソつき特派員は国へ帰れ!
本当の「維新」とは何か
民主党政権、本当の「死因」最も効果的な「中国人取扱方法」
第4章 新聞記事は疑ってかかれ
白人はこんなに劣っている
日本人特派員よ記者の誇りを持て
性悪国家はこうして伝染る
米兵暴行事件には歴史的ルーツがある
いっそ[香港型中国人]に改良したら
戦争中の国よりコワい場所
世界で評判を下げる「スシ」の現状 歴史オンチはこうして恥をかく
中国航空会社は値段以上に「命」が安い
第5章 歴史を知れば本質が見えてくる
これでも中国人留学生を受け入れる?デマはこうして創られる
国際報道の要諦は人種問題
味覚オンチ国家が仕切るTPPのワナ
「白い評価」は全くアテにならない
中東の「日本敵視」はウソ
伴天連追放令を正しく知っていますか?
韓国大統領は親子二代で日本にタカる
"航空ニッポン" は永久に不滅
中国人を見たら犯罪のデパートと思うべし
マッカーサー
世間では「ヘイトスピーチ」が批判の的になっているようだが、静かな声で語る毒舌ほど惹かれるものはない。
前にも書いたが、たまに週刊新潮を買うと、後ろから読んで行く。
まず第一に高山正之氏の「変見自在」、次に櫻井よしこ氏の「日本ルネッサンス」の連載コーナーである。
高山氏の連載は「変見自在 スーチー女史は善人か」や「変見自在 日本よ、カダフィ大佐に学べ」などと単行本になってまとめて読むことができる。
そのうち何冊かは当ブログでご紹介したが、何といってもPonkoの目から鱗が落ちたのは「日本人が勇気と自信を持つ本 朝日新聞の報道を正せば明るくなる」(テーミス社 2007年刊)だった。
高山氏の近・現代史の深い造詣とクールな毒舌がたまらない。
白人、支那人、朝鮮人がバッサバッサと斬られる。
反日日本人ももちろん斬られる。
例えば「南京大虐殺」は・・・
「要するに米国人が意図して創ったデマを江沢民が政治利用することにし、朝日の本田勝一と戴国偉が話をふくらませ、筑紫と久米宏がそれをテレビでふりまいたのが南京大虐殺だ」(43頁)
と僅か2行で切り捨てる。
あるいは・・・
「モニカ・ルインスキーとかけましてベンダー、つまり自販機と解きます、というのがあの騒ぎのさなかにあった。
その心は「insert bill(1ドル札を挿入して)」。
お札のビルとクリントンの名をかけたジョークだ。
ここまでお下品な大統領も珍しいが、クリントンはただけじゃあなかった。狡さでも一流だった」
と始まる「米大統領はヤクザがお好き」(53頁)はクリントンとオバマが如何に日本から金を巻き上げたかを書いている。
如何にも正義の味方であるかのような「白人」や「市民」やアウンサンスーチー女史やサンデル氏の虚像を打ち壊し、悪の権化とされるカダフィー大佐やフセイン大統領を再評価する高山氏の視点は、産経新聞記者時代に培われた真実を追求するジャーナリズム精神だと思う。
本書の「マッカーサーは慰安婦がお好き」から連想するのは、終戦後、日本にコーンパイプを咥えて羽田空港に降り立ったマッカーサーが第一に日本に命じた事は米兵士のための慰安所を設けることだったという事である。
そのアメリカに日本に世話になった韓国が「強制連行された」と嘘をついて慰安婦像を建て、米議会が日本を非難する決議案を出すという笑い話も連想させる。
その昔、高山氏の極めて小規模な講演会に出掛けた事があるが、著作にみられる毒舌とはまったく違って、何か恥ずかしげに小声で喋る落差が印象的だった。
産経新聞の「正論」の巻頭を飾るエッセイ「折節の記」も著者不明であるが、楽しく読ませてもらっている。
「週刊新潮」はうしろから、「正論」は前からというのが両誌の読み方の作法のようである。
週刊新潮を読み忘れた方は本書で高山氏の毒舌を楽しまれてはいかが。
ランキングへのご支援をお願いします。
****↓
「マッカーサーは慰安婦がお好き」(高山正之 新潮社 2013年8月 1400円+税)
【目次】
はじめに外国信仰に凝り固まった記事に馴されるな
第1章 米国がこんなに酷いとは
日本の戦争映画がダメな理由
米大統領選も視点を変えれば面白い
日本叩きのルーツは米国にある
そして誰も朝日を読まなくなった
HIV根絶に欠かせない小さなリング
鳥インフルは米軍の新兵器
中国よ「あった」というのなら証拠を出せ 中国が唯一逆らわない相手
孫文を英雄視するのは止めろ
米大統領はヤクザがお好き
第2章 きちんと伝わらない「真実」の数々
「市民」ほどウサン臭いものはない原発「安全神話」を作り上げた朝日の責任
偽善宗教を日本は受け入れない
日本人の妻は世界一、恵まれている?
日中戦争は「日米戦争」だった キューバがHIVを制圧した理由
密告者には正義感も清潔感もいらない
ロシアは何度も日本に潰されている
戦争被害をカネに変えるな 非道国家が原子力を手に入れると……
第3章 中国には強い態度で臨むべし
刺青は野蛮な白人のステータス
地震が怖くて日本に住めるか!
米国のウソをヒロシマは忘れない
オスプレイ問題に隠された米国の本音
デッチ上げ人生を歩むスーチー女史の後ろ盾 シリアで日本人女性記者が殺された理由
ウソつき特派員は国へ帰れ!
本当の「維新」とは何か
民主党政権、本当の「死因」最も効果的な「中国人取扱方法」
第4章 新聞記事は疑ってかかれ
白人はこんなに劣っている
日本人特派員よ記者の誇りを持て
性悪国家はこうして伝染る
米兵暴行事件には歴史的ルーツがある
いっそ[香港型中国人]に改良したら
戦争中の国よりコワい場所
世界で評判を下げる「スシ」の現状 歴史オンチはこうして恥をかく
中国航空会社は値段以上に「命」が安い
第5章 歴史を知れば本質が見えてくる
これでも中国人留学生を受け入れる?デマはこうして創られる
国際報道の要諦は人種問題
味覚オンチ国家が仕切るTPPのワナ
「白い評価」は全くアテにならない
中東の「日本敵視」はウソ
伴天連追放令を正しく知っていますか?
韓国大統領は親子二代で日本にタカる
"航空ニッポン" は永久に不滅
中国人を見たら犯罪のデパートと思うべし
テーマ : 政治・経済・時事問題 - ジャンル : 政治・経済
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更新お疲れ様です。
ブログを拝見いたしました。
また、拝見させていただきます。