村野瀬玲奈の秘書課広報室

『プロパガンダにはカネがかかる』に対する意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9474.html

＞イスラエル政府が自分が行なっているパレスチナ人虐殺を正当化するための宣伝に大金を使っていることについての指摘です。

無知や無関心がプロパガンダを助長させるのですから、物事は途中から見るのではなく、根源から問わなければなりません。

【アラブ・イスラム諸国首脳会議、イスラエルのパレスチナ人民に対する侵略に関する決議を採択】
https://www.arabnews.jp/article/middle-east/article_104522/
【建国初期イスラエルにおけるデイル・ヤーシーン事件の語り】
https://www.r-gscefs.jp/pdf/ce06/km01.pdf
【ユダヤ人テロ組織がパレスチナ人を虐殺した「デイル・ヤシーン事件」】
https://inri.client.jp/hexagon/floorA1F/a1f1400.html
【パレスチナの第1次インティファーダ】
https://www.arabnews.jp/article/45thanniversary/article_17881/

諸説ありますが、イエス＝キリストの処刑から２０００年。
イスラエルはキリスト教、（イエスを預言者の一人と認める）イスラム教との融和を急ぐべきかと。

>時々拝見さん
いがみ合い、マイノリティ抑圧は宗教を口実にジジイ・オヤジがやる蛮行ですよね
しかもセム的一神教の中では、「宗教」による差別や虐殺は特にヨーロッパで頻繁に行われていましたよね(カトリックｘプロテスタント間の抗争も)。

セム的一神教が世界では多数派なのに…
「お前たち、争っている場合か！
…しかし、もとはといえば「神」の名を騙って偉そうなこと言っているがその実、自分が威張りいい思いをしたいだけの背教ジジイ・オヤジら、こいつらこそが真の悪である！
欲まみれの極悪ジジイ・オヤジらよ、よく聞け！
お前たちが待っているのは地獄の底の底のどん詰まりである！
場合によっては生きたままそこに放り込んでやってもいいのだぞ！
改心せよ！！」と、私が神なら思います・彼らに最後通牒を突きつけてやります！(笑)

日本のメディアは中東に関して、ことさら「宗教(特に極端なの)」(その実、欧米の伝聞程度レヴェルのものが多い)を強調したがりますが、中東に住む人々も私たち同様、普通に暮らし、平和に暮らしたい普通の人々なんですよね

宗教、戦争に限らず、欲ボケジジイ・オヤジたちが政治・経済を握っている構造を打破しなければいけませんね、特に日本は！！

　ヨーロッパ人の「大航海時代」は有名ですが，そもそもその先端を切ったのはアラブの人々でした。紀元３世紀ころ，エジプト人がヨーロッパに渡り，さらにブリタニアに渡り，アイルランドにキリスト教を伝えたそうです。そのころはローマ帝国でさえ，ブリタニアには手出しができなかった時代にです（エジプトのコプト教会は聖書の記者である聖マルコに由来するとされていますし，エチオピアもキリスト教がさかんです）。
　アラブの人々は親切だと聞きます。飛行機や長距離のバス旅行で，女性，老人，障がい者など保護が必要と思われる人には，ボランティアで「保護」を申し出る人がいるそうです。国立民族博物館に務める女性研究者が一人旅をしていたら，知り合った人から「そんなところまで行くのはたいへんで疲れる。途中に私の姉の家があるから，そこで泊って行きなさい」と言われ、見ず知らずの人の家に一泊したことがあるそうです。ヨーロッパやアメリカでよく経験するひったくりなどには出会ったことがないそうです。
　ある家に食事に招待されて食事の内容をほめることは，額縁をほめて絵をほめないようなものなのだそうです。何よりもあなたと食事できることが一番幸せであることを口にするそうです。
　イスラム教はキリスト教のような宣教師がいなくて，家族ぐるみで移動します。マレーシアやインドネシアにまで渡り，インドネシアはイスラム教徒の一番多い国になりました。イスラム教徒の間では，いじめによる自殺，過労死，老後の不安はないと聞きます。カナダに移住したエジプト人はラマダーンのときなどはたいへんのようです。日の出の３時半くらいから日没の21時30分くらいまでは食事をとることができません。普通に仕事をしていながらです。

　最近，私は膝少し上や膝下まであるイスラム教徒のような長い丈の服を着て仕事をしています。涼しくてよいのですが，ポケットがなかたり，少なかったりするのが不便です。
　スコットランドの男性がスカートを履いているのはかっこいいと思いますが，私は履く勇気がありません。そういえば職場でもスカートを履いている女性を見ることがありません。中学生や高校生だけになりました。
　いろいろアラブ，イスラム教徒から学ぶことがあるのではないかと思います。

　鵜飼哲さんは言いました。

　「テロリズム」は学問的概念というより一種の罵倒語であり，政治的背景を持った暴力を犯罪のコードに転写するための装置である。この言葉の濫用は悪魔祓いの儀式に似ている，この言葉自体は何も教えてくれないのだから。したがって，この言葉を目にしたら，それがそのつどどんな問題を隠しているかを考えてみなくてはならない（1998年9月28日毎日新聞「欧州を襲った内戦的状況）。

　中田考さんは言いました。

　国家が暴力装置であることは，自明の前提であり，暴力装置であることをもって特定の国家をテロ国家と呼ぶことはナンセンスである。特定の国家を特に「テロ国家」と分類するには，それ以上のメルクマールが必要である。テロリズムとは，「国家の秘密工作員または国家以外の結社，団体等が計画的に行った不法な暴力の行使」との公安調査庁の定義に照らしても，「テロ国家」の呼称が意味を有するのは，他国に対し「不法」な武力行使を現実に行った場合に限られる。・・・・・
客観的に「テロ国家」と呼びうるのは，自国の領域外で国連決議を経ない武力行使を公然と国家の名において行った国，ということになろう。アメリカが「テロ国家」と呼んでいる国のうち，それにあてはまるのはクウェイトを占領したイラクだけである。・・・・そもそも諜報機関の破壊工作をもってテロ国家と呼ぶことができるとするならば，アメリカこそ，ニカラグアの反コントラス支援，旧ソ連時代のアフガニスタンの反政府ムジャヒディーン支援等，こうした破壊工作の「常習犯」なのである。現在，自国を遠く離れた領域外で国連決議を経ない武力行使を公然と行っている国は，国境紛争の延長上に1974年以来国連決議を無視して北キプロスの占領を続けるトルコ，48年以来パレスチナの占領を続けるイスラエルを除けば，リビア元首カダフィ大佐暗殺のために私邸を空爆し家族を殺害し，1998年8月にはアフガニスタンとスーダンの民間施設を証拠も開示せずテロ関与と決めつけた上で国連に諮ることなく一方的に空爆し，多くの民間人の犠牲者を出しているアメリカ一国だけである。

　軍の中枢である国防総省を攻撃したことは片隅に追いやられ，パレスチナの民衆を虐殺するイスラエルに膨大な武器と資金援助を与えてきたアメリカの富の象徴，ユダヤ資本の支配の象徴であるニューヨーク世界貿易センタービルに集うアメリカのエスタブリッシュメントたちは無辜な市民の犠牲者として大々的に報じられる一方で，イスラエルの爆撃で家を失い家族を殺されたパレスチナの民衆，アメリカの経済封鎖と旱魃のために100万人にものぼる飢餓者を出した上に今またアメリカの爆撃の恐怖に晒されるアフガニスタンの民衆は，テロリストの共謀者の汚名を着せられ，意識から抹殺される。これこそが、イスラームとテロを結びつける言説が隠している問題の正体である。

　権力側が「テロ」と呼ぶ現象は，二つの暴力装置間に圧倒的な力の不均衡が存在する場内に発生する。彼我の力が均衡している場合は正規戦であり，テロではない。冷戦構造化の西欧の「仮想敵」超大国ソ連は，レーガン大統領が命名したように「悪の帝国」であっても、「テロ」国家ではなかった。冷戦終了後，イスラーム世界は共産主義陣営に代わって，欧州―自由主義陣営の「仮想敵」になったが，両者の間にはいくつかの重要な相違が存在する。・・・イスラーム世界が仮想敵とみなされ，イスラームの脅威が宣伝されたのはなぜか。イスラーム世界が西欧にとって脅威であるのは，イスラーム世界が西欧に異議申し立てを行う「道義的力」であるからに他ならない（「イスラームの論理」中田考・筑摩書房）。

　アメリカの論理だけで世界の紛争・事象を理解しようとするのは誤っています。日本が実質アメリカの植民地であるとはいえ，そのようにしか理解できない学識経験者・マスコミは存在意義が疑われます。