村野瀬玲奈の秘書課広報室

だいぶ前、パレスチナ人自治区をゲットーとした皮肉がありました。もちろん、イスラエルへの抗議として。
ドラマのホロコーストだったか、ナチスが英米への宣伝として、ゲットーをユダヤ人自治地区と称した話がありました。

パレスチナは長年にわたってイスラエルの侵略と虐殺に苦しめられ続けています。
イスラエルの違法な侵略であることは明らかであるにも関わらず、欧米列強はお家芸の二重基準によってパレスチナ側を助けることなく、イスラエルに肩入れを続けています。
今回の戦闘に関しても欧米列強は早急にイスラエル支持の声明を発表しています。
悲しいかな日本も金魚の糞のようにこれを追従しています。
欧米列強はハマスが先に手を出したと主張していますが、長年にわたってイスラエル軍や入植者がパレスチナ人を圧迫して挑発を続けてきた実態を無視しています。

『ハマス（ハマース）のイスラエルへの大規模攻撃について』に対する意見
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-9411.html
＞イスラエル側の犠牲者は気の毒です。それと同時に、日常的に犠牲になっているパレスチナ側の犠牲者も同じく気の毒です。最低限その平等な認識をすべての人に持ってもらいたいと願います。

シオニストの暴力は善で、パレスチナの暴力は悪。
ウクライナの暴力革命は善で、ロシアの軍事侵攻は悪。
テロ国家であるアメリカの暴力は善で、ゲリラテロリストの暴力は悪。
市場主義者の暴力は善で、共産主義者の暴力は悪。

全てプロパガンダです。
暴力が暴力を生み出します。どちらの暴力も悪なのです。何故なら、暴力を認めてしまうと、暴力による自分の死を肯定することになるからです。

ラウール・ヒルバーグが鋭く指摘したユダヤ人とナチスの共犯関係を想起すれば、テロ国家イスラエルの日常的なユダヤ・ナチの蛮行は容易に理解できる。
別の理解の仕方に、歴史の被害を独占する手口を使えば、ユダヤ人がナチスと同じことをできる。

というわけで、欧米はテロ国家イスラエルの露骨な植民地主義と人種主義を擁護する。なぜなら欧米もまた植民地主義と人種主義の国だから。

ウクライナ問題でナチスは悪くはないという世論が世界で形成されつつある。
当たり前である。「ナチスは悪、だからナチスの親玉アメリカは最悪」という正しい世論が世界で共有されたことは一度もない。

ラウール・ヒルバーグ（『ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅』の著者）が鋭く指摘したユダヤ人とナチスの共犯関係を理解していれば、テロ国家イスラエルが日常的なユダヤ・ナチの蛮行をするのは通常のことと思われる。
また、歴史の被害を独占する手口を使えば、ユダヤ人がナチスと同じことをすることもできるという理解も可能。
総じて、欧米が人種主義と植民地主義のテロ国家イスラエルを支持するのは、欧米もまた人種主義と植民地主義の国だからだ。
ウクライナ問題では、ネオナチ容認の世論が世界に広がったが、世界が「ナチスは悪、だからナチスの親玉アメリカは最悪」だという正しい世論になったことは一度もない。
結論──ナチスの親玉アメリカがユダヤ・ナチの蛮行を行うテロ国家イスラエルを支持するのは当たり前なのである。

　２００６年のパレスチナ暫定自治政府の選挙でハマスが圧勝したにもかかわらず、欧米諸国はその結果を認めず、ほぼすべての支援を打ち切って締め上げました。選挙結果は欧米に都合がいい時だけ有効でそうでなければ無視され、さらには支援打ち切りでパレスチナの人々に集団懲罰を科していました。政権を奪われたくないファタハの方もそれに便乗して政権に居座って今に至ります。「ハマスはガザ地区を実効支配している武装集団にすぎず、パレスチナを代表していないのだから、彼らの行為を正当化する余地はない」という意見がありますが、過去の経緯から考えると、ファタハ主体の現暫定自治政府の正当性だって怪しいものです。

　また、ヨルダン川西岸地区を支配しているはずの暫定自治政府ですが、実際にはこの地域はイスラエルに蚕食され(それも豊かなところから奪われている)、もはや自治政府の完全な支配下にあるのは１３％くらいしかないと言われています。自分の支配領域すら守れず、腐敗して、欧米やイスラエルの顔色ばかり窺っているように見えるファタハ主体の暫定自治政府と、いかに問題があるとは言え断固として戦い続けているハマスとどちらが支持されるのか。少なくとも「天井なき監獄」状態のガザ地区では、何も助けてくれない暫定自治政府よりハマスを支持する声が高まるのは避けられません。

　なお、「イスラエルがガザ地区に攻め込んでいない以上、自衛権は行使できない。故に今回の攻撃は正当化できない」という意見は一見もっともらしいですが、大事なことを見落としています。イスラエルはガザ地区を併呑する意思はほぼありません。境界線を完全封鎖し物流や人の出入りを厳しく制限し、ガザを巨大な監獄に変えているだけです(イスラエルと組んでいるエジプトが加担している)。果たしてそのような権利がイスラエルにあるのでしょうか。自国ではない一つの地域を徹底的に封鎖し中の人を閉じ込める事は、直接侵略するよりも罪が軽いのでしょうか。状況によってははるかに残酷です。
　仮にロシアがウクライナの本来の国境線を完全封鎖しウクライナ人が外に自由に出ることを禁じ物流も徹底的に制限していたら、それに実力をもって抵抗する事は許されないのでしょうか。しかも、その場合に欧米諸国がことごとくロシアの味方をしていたら？絶望してモスクワやサンクトペテルブルグにミサイルを撃ち込む者だって現れるでしょう。そしたら今度は「テロ行為」と言われて爆弾の雨を降らされる。今、パレスチナで起きている事はそれです。

　無論、ハマスの今回の攻撃は非戦闘員を殺傷している時点で許されません。また、世界におけるパレスチナ解放運動のイメージを著しく悪化させてしまう事になります。さらには三権分立を反故にしようとして国内外で批判されているネタニヤフ政権に助け舟を出してしまっている点で、二重三重に悪手です。しかし、それでも攻撃に出ざるを得ないほどパレスチナ側の状況は絶望的である事も考えるべきでしょう。

　なお、少々きつい言い方になると思いますが、正直、イスラエルの一般市民に本当に「罪がない」と言えるでしょうか。イスラエルは中東で唯一の民主主義国と言われています。それにもかかわらず、彼らの多くはパレスチナへのひどい仕打ちをずっと支持してきました。また、民族差別を正当化する「ユダヤ人国家法」も放置されています。司法の独立を侵すネタニヤフ政権の行動に多くのイスラエル市民が立ちあがり、そのことは好意的に報道されていましたが、彼らの大半は横行するパレスチナ人の人権侵害には無関心です。もちろん、殺傷されたり誘拐されたりしていいわけではない。だが、パレスチナ側の一般市民がイスラエルに殺傷されても「ハマスなんか支持しているのだから当然」と言われるのに、イスラエルの犠牲者は「罪もない市民が殺された」と哀悼されるというのはいくらなんでも不公平というべきでしょう。

ハマースの愚行は絶対に否定・非難されるべきですが、
パレスチナの人々のイスラエルに対する抵抗は、何故、パレスチナの人々をそうさせたか・がそうせざるを得なかったか、こそ、一番大事です。

NHK BS世界のドキュメンタリー「狙われる少年たち -イスラエルの「抑止的」治安対策-」
https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/9258Y71MQX/
歴史には触れていませんが、「何故そうさせたか」を考えさせるいい番組だと思います。

それに、このパレスチナ-イスラエル問題を今のウクライナと混同してはいけない！と言うことも強調しておかなければならないことですね。

このコメントも検閲をするのでしょうが、いくら個人のブログとはいえ、他者の異見は排除できるというやり方は今後の検閲社会に自らが喜んで飛び込むことを意味します。

検閲を推奨するリベラル弁護士・宮武嶺が自民党と同じようにハマスを批判する。またネオナチ政権のユダヤ人大統領ゼレンスキーと同じことを言う──ただしゼレンスキーはイスラエルと連帯とも言っている──というのは、まことにまずい時代になったものです。最も志位和夫もハマスを批判し、双方に自制を求めていて、まことに中道右派政党としては通常の回答です。自制を常に求められてきたパレスチナ人はユダヤ・ナチの蛮行で毎日やられっぱなしですが、たまに目立つ反撃をすると批判されるのだから、立つ瀬がありません。
映画『アルジェの戦い』ではカフェに集うフランス人入植者が爆弾テロに巻き込まれる場面があります。反植民地主義運動とは当然そういう攻撃も想定内になります。たとえば中国侵略の場合、そこの戦場には軍事以外の日本人はあまりいませんから、八路軍の攻撃対象は皇軍にほぼ限定されます。しかしパレスチナは違います。世界最大の野外刑務所ガザのすぐ隣がイスラエルです。そこには「パレスチナ人など隣にいなければ良かった」と教育でメディアで洗脳された市民がいます。この市民の大多数が過去のガザ大虐殺を支持しました。

ウクライナのドンバス住民の「助けて！」の声をプーチンは８年間も保留しました。結果、１４０００人に以上がネオナチ軍に殺戮されました（オデッサ虐殺は有名！）。よって２０２２年の人道的介入は遅すぎました（ただし生物兵器研究所破壊で重要な資料を押収した）。
よって、テロ国家イスラエルに対する軍事介入──人道的介入が実は世界中で叫ばれるべきですが、そんな声は聞こえてきません。もちろんテロ国家イスラエルの後には優生学の親玉アメリカ（ナチスの親玉アメリカ）がいますから、実現は無理ですが、世界の常識を変えない何も変わりません。

＞このコメントも検閲をするのでしょうが、いくら個人のブログとはいえ、他者の異見は排除できるというやり方は今後の検閲社会に自らが喜んで飛び込むことを意味します。

一言だけ答えます。「ナンパ」のために話しかけられた個人が無視して立ち去ることは検閲と同じではありません。それと同様に、自民党政権のような絶対政治権力など持っていない弊ブログにおいてどんなコメントでも公開しなければならないという「義務」はありません。私はあなたのような意見や人がこの世にあること承知しつつも、私はあなた自身の言論空間においてあなたが自分の意見を述べることに一切反対も干渉（あなたが私にしているような干渉）もしていないことを申し添えます。

今までは内容を見て選択的に公開したりしなかったりしてきました。しかし、申し訳ないですが、今後しばらくの期間、あなたの書き込みは内容にかかわらず一律に非公開とさせていただくとあらかじめおことわりさせていただきますね。気が向いたらまたコメント公開を再開するかもしれませんが、しばらくの期間はそのようにさせていただきます。

ウクライナのネオナチ政権とかネオナチ容認とかまだ言ってる奴いるのか。
ほんとは攻め込まれて被害者になってる方が悪質なんだ～、どっちもどっち～！ナチスもネオナチも全部アメリカの隠謀だ～！リベラルが～！
妄想で長文連投して、ついでにリベラル叩きのノルマもこなしたい奴はさぞや「検閲社会」が怖いんだろうな。

>檜原転石さん
>検閲
コメント欄の書き込みを承認する・しないは、ブログ主さんの裁量ですよね
権力がメディアの検閲をするのとは次元の違う話ですよね。

ハマース批判＝パレスチナ(フィラスティーン)批判とは視野狭窄すぎます。
あなたこそ「アメリカ」と同じレヴェルですね。
私は長年、パレスチナ支援団体の会員もしているところから、少なくとも一般的「日本人」よりパレスチナに関してはちょっと知識があると思っています(し、実際に直にガザのパレスチナ人の話も聞いたこともあります)
パレスチナとの和解を進めてきたイスラエル人の身内の方も今回、ハマースに人質として連れ去られた、と聞いています(
宮武さんのブログのコメント欄に書きましたが)。
ナチ・ネオナチ・イスラエル・パレスチナ・ハマース・『アルジェの戦い』etc.語句を並べ、勝手に御託を並べるのは結構ですが、ロクに知りもせずにそれらで「遊ぶ」のは誠に不謹慎極まりない愚の骨頂=プーチンです！

ブログ主さん、熱くなってしまってすみません…

イスラエルの50年以上におよぶ侵略（不法占領）やパレスチナ人への迫害を棚に上げ、ハマス撲滅を名目に民間人の大量殺戮をおこなうイスラエル。
連日空爆、虐殺を繰り返しパレスチナ人の死者数は5000人に及ぼうとしています。
そしてさらにガザ地区への侵略（侵攻）を準備中です。
イスラエルの侵略、大量虐殺行為を助長しているのがアメリカのバイデン大統領です。
それを支持する欧州列強。
黙認していると多くのパレスチナ市民の犠牲が増えていくばかりです。
国際社会はイスラエルと米国の暴挙を止めさせる責務があります。

　アメリカ国防人員データ・センターによると，2020年12月現在，陸軍、海軍，海兵隊，空軍，沿岸警備隊の現役兵士総数は1,371，627人でアメリカ国内で軍務に服する者1,201，601人，海外に駐留する者が170,026人であり，駐留国数は180ヶ国以上です。海外に駐留する米兵の一番多いのは日本（56,474人），ついでドイツ〈34,475人），韓国（25,430人）となっています。
海外に駐留する海兵隊は29,518人で，そのうち日本では20,679人となています。

　1967年から87年までの駐韓米軍による犯罪件数は39、452件，関与した米兵は45,174人でした。このうち韓国が第一次裁判権を行使したのは234件数で残りは韓国が裁判権を放棄しました。裁判権放棄率は99，4%でした。
　1992年10月28日にユン・クミさん（26歳）虐殺事件が発生しました。ソウル北方の米軍基地がある東豆川（トンドゥチョン）市で米軍専用クラブ従業員として働いていたユンさんは，米第二師団所属のマークル・リー・ケネス二等兵（20歳）からコーラ瓶で頭を乱打され殺害されました。ユンさんは外性器，子宮，肛門，直腸に激しい暴行を加えられました。韓国における米兵犯罪史上もっとも残虐な事件といわれました。ケネス二等兵は地元警察と米軍の捜査隊による合同捜査により逮捕され，1994年4月29日には上告棄却により懲役15年の刑が確定しました。
　2000年2月19日にはキム・スンヒさん（3歳2）虐殺事件が起きました。ソウルの梨泰院（イテウォン）の外国人専用クラブで働く従業員のキムさんは，米軍第二師団に所属するクリストファー・マカーシー上等兵（22歳）の誘いを拒んだところ，マカーシーはキムさんの首の骨が折れるほど強く絞めて殺害しました。マカーシーは逮捕され，米韓地位協定により米軍が身柄を拘禁しました。ところが弁護人との接見中に逃走しました。大法院はマカーシーの上告を棄却し，6年の刑が確定しました。この二つの事件は，罪を犯した米兵の身柄は韓国当局ではなく，米軍当局が拘禁しました。米軍当局が韓国側に身柄を引渡さないと捜査が十分できないのではないかと韓国で不安が高まりました。
　2002年6月13日には女子中学生ふたり（ともに14歳）轢殺事件が起きました。米軍工兵隊所属のAVLM（掃雷誘導索発射装甲車）が上り坂となっている急なカーブを曲がっていたとき，前方から来る車に気がつき路側に車を寄せて，歩いていた二人の女子中学生を轢き殺しました。韓国側は少女二人の命が失われるという被害の深刻さ，被害者になんらの過失のないことから，米軍に対して裁判権の放棄を初めて要請しましたが，米軍は拒否しました。公務であることを理由に被告２名は軍事裁判所により無罪となりました〈11月20日及び22日）。これに対して12月14日にソウル庁舎前でろうそくを手にした45,000人が参加する大規模な反米集会が行われました。

　日本では1995年9月4日に沖縄少女暴行事件が起きました。10月21日の沖縄県民総決起集会には85,000人が集まりました。1996年3月7日に沖縄地裁はマーカス・D・ギル（海軍一等水兵，22歳），ロドリコ・ハーブ（海兵隊一等水兵，21歳）に懲役7年，モーリス・リディット（海兵隊一等水兵，20歳）
に懲役6年6月の刑を言い渡しました。福岡高裁はリディットとハーブの控訴を棄却し，刑が確定しました。2016年4月28日，米軍軍属のシンザト・ケネフ・フランクリン（32歳）は，うるま市の路上でウオーキングをしていた女性（20歳）の後頭部をスラッパーで殴打し，強姦を果たせなかったものの殺害し，遺体を雑木林に遺棄しました。2016年沖縄地裁は無期懲役を言渡し，シンザトは控訴したものの福岡高裁沖縄支部は一審判決を支持し，シンザトは上告を断念し刑が確定しました。

　現在は，ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナ，イスラエルから猛烈な反撃をうけたガザ地区に焦点が集まっていますが，平時においても駐留する米軍の恐ろしさを決して忘れてはいけないと思います。沖縄の人々の血のでるような苦しみをいっときも忘れてはいけないのだと思います。

　イギリスの友人から「ハッピー・ハヌカー」とのメールをもらいました。ユダヤ教に疎い私は，今年のハヌカーは12月7日から15日までであることを調べてみてやっと分かりました。
　ひるがえってイスラエルはわずかな停戦期間を終えて，また激しいガザ攻撃を再開しました。現代ヘブライ語では「シャローム」という言葉が「こんにちは」の意味で使われていますが，本来の意味は「平和」です。シャロームという言葉を現代ヘブライ語でどう書くのは知っていますが，入力方法が分かりません。
　1967年の第3次中東戦争でイスラエルは，エジプトのシナイ半島とガザ地区，シリアのゴラン高原，ヨルダンのヨルダン川西岸とエルサレムという後半あ領土を占領しました。1973年10月6日に第4次中東戦争が勃発しました。当時のイスラエルはヨムキプルー祈りと絶食とつぐないのための祭日―を迎え，ほとんど無防備の状態でした。50年後同じような状況でガザ地区からイスラエルへの攻撃が行われました。10月23日に戦争は終結しました。ゴラン高原ではシリア軍が敗走し，南方ではエジプト軍がイスラエル軍に包囲されました。イスラエルとエジプトの間に終戦協定が，次に二国間の恒久的平和条約樹立のための協定が締結されました。シリアは和平プロセスへの参加を拒否しました。
　50年経過しても「シャローム（平和）」にはほど遠い状況です。

2024年1月23日，ニューハンプシャー州の米共和党予備選挙でトランプ前大統領が，初戦のアイオワ州に次いで勝利し，共和党の大統領候補となるのが確実となったとのことです。今の時点での世論調査ではバイデンとの大統領選になった場合はトランプに投票するという人の方が多いというから，再選の可能性は十分にあるようです。

　トランプは任期中，プーチンと連携してウクライナへの軍事援助は停止する一方、イスラエルのネタニヤフと親密で米国大使館をテルアビブからエルサレムに移し，さらにパレスチナを置いてきぼりにイスラエルがアラブ首長国連邦（，バーレーンと国交を結ぶのを仲介しました。トランプが米大統領に再選されれば、ウクライナ支援は打ち切られ，逆にイスラエル支援が一段と強まることが予想されます。
　ネタニヤフ政権はトランプが大統領になれば現在以上の支援を期待できるから，バイデン政権の要求，例えばイスラエル・パレスチナにおける2国家の相互承認などに耳を貸す必要はありません。トランプの米大統領再選はガザ地区の平和・安定にきわめて悪いことしか予想できません。